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18才のブラジリアン・センセイション。ブラジルメディアによるガブリエル・マルティネリのインタヴュー「夢を生きている」

雑感

最近のパブロ・マリ(ブラジルのフラメンゴから獲得)の件でも思ったけれど、ブラジルがいかにフットボールが盛んな国だとはいえ、リーグやクラブの財政的規模、それにグローバルでの人気や知名度などではヨーロッパのそれにかなわないのだよね。彼らからしてみれば、たとえそれがブラジルの有名クラブであっても、ヨーロッパのトップクラブに移籍することは選手にとり大きなステップアップだと考えられている。

そしてそのなかでもアーセナルはとびきりのビッグクラブで、そこでここまで際立った活躍を見せているのだからもう。しかもまだ伸びしろありまくりの18才である。

トップクラスのコンヴァージョンレイト

アーセナルのなかでもトップのCV。オバメヤンやラカゼットのような有名選手がレギュラーでプレイしているチームで、彼のようなルーキーがそれを上回る結果を出しているという事実。まったく驚異的である。

現時点で90分に一度ゴールかアシストに絡んでいるということは、試合にフルで出たら必ず1点は取って(取らせて)くれるということだ。なんてこったい。

注目のナショナルチーム選び

このインタヴューでもブラジルNTを選ぶか、イタリアNTを選ぶかを尋ねられているが、どちらの国にとっても選ばれなかったほうはきっと大いに落胆があることだろう。とくにブラジル。

早くつばをつけておかねばならないしで、セレソンのシニアスクワッドに呼ばれる日はそんなに遠くないかもしれない。彼らは若い選手を積極的に起用するカルチャーもある。

英語の習得

まだ英語を習っているところだという。しかしチームのなかで多くの選手やスタッフとスペイン語(ポルトガル語)で通じるというのはいいことだろう。

先日のボーンマスの試合後にサカとマルティネリはいつもよく話していると云っていたが、このふたりがどうコミュニケイションを取っているのかは気になるところ。

サカはエメリの「云ってることがよくわからない」と云っていたのはアレはスペイン語英語の発音だからだよね? まさかそれはわかるけどエメリの「云ってる意味」がわからないという発言だったら、それはそれでウケる。

トレイラが来たとき、エミ・マルティネスがことばのわからない彼の面倒をよく見ていたというエピソードがあったように、彼のことをとくに気にかけている選手はいるのだろうか。ルイスが積極的に話そうとしているというのはあったな。同じブラジリアンで、頼れるアニキといったところか。彼は年齢的にはどちらかといえばアニキというより父親のほうが近いかもしれないが。。

家族思い

南米選手あるある。8才の妹かあ。おにいちゃーんとか云ってな。これはさびしいわ。

以上

 

そういえば「夢を生きた」って誰かも云ってたなあと思ったらゲンちゃんだった。こちらも未読のかたは。

マテゥ・ゲンドゥージ「アーセナルにいることは白昼夢」インタヴュー | ARSENAL CHANGE EVERYTHING

アーセナルのブラジル/南米スカウトは加速する

マルティネリが成功事例となっているアーセナル。

より大きな絵で見ると、アーセナルはラウル・サンレヒが来て、さらにセレソンのテクニカルディレクターだったブラジルフットボールのキーマン、エドゥがやってきて、クラブのリクルート方針は南米方面あるいは南米出身選手にだいぶフォーカスするようになってきた。

これまで複数のブラジル人がいるようなライヴァルクラブと比較したとき、アーセナルの南米選手の少なさは明らかだったが、ポスト・ヴェンゲルからすでにトレイラ、マルティネリ、ダヴィド・ルイスといった選手がやってきて、パブロ・マリもこの一連の流れのなかにあることは間違いない。

アーセナルはマルティネリの成功でよりブラジル人に注目するようになっているという指摘。

Arsenal seek more Brazilians after Gabriel Martinelli success, says Tim Vickery

現在アーセナルは、アカデミーの選手をファーストチームにどんどん上げていくというコンセプトを掲げているし、それはつまりすでに評価が確立されたエスタブリッシュメントに頼らないということでもある。

マルティネリで味をしめたといえばことばは悪いが、情報化時代のご時世においてもマルティネリのような宝石の原石を発掘できる懐の深さがブラジルにはある。マルティネリはまさにその証明になっているということだ。

また、このブログでも何度か触れているように、いまアーセナルにはサンレヒやエドゥを足がかりにして、スーパーエイジェントのキア・ジューラブシアンが幅を利かせるようになってきているという。

レイヴィン・クルザワのような訳ありをコミッション目当てでねじ込まれてはたまらないが、いずれにせよ彼の未来のクライアントの移籍先も当然アーセナルがターゲットのひとつになることだろう。

第2、第3のガビ・マルティネリが来るといいね。

おっとそれよりもひとまずはパブロ・マリの成功。それが見たい。

 

おわる



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One Commnet on “18才のブラジリアン・センセイション。ブラジルメディアによるガブリエル・マルティネリのインタヴュー「夢を生きている」

  1. 私の拙いコメントに、ブログ内でレスを頂き大変に感激です。(怪我云々の件)
    「夢を生きている」って翻訳的な表現と思いますが、素敵な言葉ですよね。アーセナルでそう感じてくれるヤングスターがまた(すぐにでも)現れますように。

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