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【マッチプレビュー】19/20 FAカップ ポーツマス vs アーセナル(2/Mar/2020)パブロ・マリー初披露?

衝撃的なELからの敗退。アーセナルWomenのカップファイナル敗退。われらアーセナルファンにとっては阿鼻叫喚の2月末ながら、リヴァプールの無敗が44でストップし「インヴィンシブルズ49」が守られるという、うれしいできごともあった(でかすぎるアレを持った漢のなかの漢、トロイ・ディーニーに敬礼!)。

これからは一縷の望みをかけて挑むべくPLの厳しい戦いも待っているが、ひとまずはFAカップ。5thラウンド。ここを勝ち抜ければつぎはクウォーターファイナル。

アルテタが先日話していた「ヨーロッパへの3つの道」のひとつが、このFAカップタイトルからのEL出場だったということで(コメントで教えてくれたひとありがとう。ぼくはTwitterで知った)、いまあらためてこのコンペティションが重要な意味を持つことになっただろう。

リーグ1クラブ(※英3部)を相手にどういったチームで臨むのか。また痛い敗戦からチームとしてどう立ち直るのか。とくと拝見。

Portsmouth v Arsenal: Kenny Jackett ‘excited’ as Mikel Arteta forced to shuffle defence



アルテタの試合前コメント「チームは進歩しなければならない」

おととい行われたプレス会見。EL敗退の翌日ということで、さすがにそれに関する質問が多い。オフィシャルサイトのトランスクリプトより

EL敗退について

(選手たちのリアクション……)

アルテタ:今日はよくトレインしていた。全員がとても落ち込んでいて、フラストレイテッドで、失望していた。わたしが彼らに伝えたメッセイジは、わたしがずっと彼らについているということだ。彼らが試合で見せた努力に感謝し、アティチュードとパーソナリティに感謝した。失点したあとの彼らのリアクションも。

われわれはトライし、トライしてトライして、完全に試合に勝つに値した。だが、試合のなかではわれわれがもっとよく支配すべきだった側面もあった。あのレヴェルで競いつづけたければ。

(選手のスピリッツをどうやってアゲていく?……)

それは仕事のうちだ。落ち込みや失望はありうる。それにどう個人として集団としてリアクトするか。そしてわたしの仕事は彼らを確信させること。プロセスにおいて、われわれがいまいるところには、たくさんのポジティヴなことがあるし、チームとしてもっとよくなりたいのなら、進歩しなければならないこともある。つまり、それがやり方なんだ。

(敗戦に対するオバメヤンの反応……)

彼はひどく落ち込んでいた。もちろん彼は勝ち抜けのためのワンダーゴールを決めてくれたし、最後のキックは試合のなかでもベストチャンスだった。彼はそれにとても責任を感じていたし、だからわれわれは彼についていようとした。

彼はシーズン中ずっとすごくて、今度は選手たちが彼を支えなければならない。彼の試合後のリアクションは、メディアに対して話したり、とても大人なリアクションだったと思う。

(試合でスロウスタートしてしまう理由……)

最初の15分はボールスピードには満足していなかった。すべてが少し用心しすぎで、遅すぎた。もちろん、ボールも違っていたしとても深くプレイしていた。1ゴールのリードでミステイクをしたくなかったのだ。

しかし試合が進むにつれてよくなっていき、試合を完全に支配していった。われわれは65-70分くらいは相手ハーフでプレイしたと思う。しかし、得点してからはわれわれがもっとたくさん進歩しなければならない、ゲイムマネジメントのもうひとつの側面になった。われわれには多くの若い選手がいるが、早く学ばなければならない。

選手について

(ブカヨ・サカについてと、彼はイングランドに招集されるか?……)

わからない。彼のプレイはたくさんの信頼に値するものだ。とても勇気のあるプレイをしているから。ある夜には、難しい時間帯で彼はインパクトを出したくて、ゴールを生み出そうとリスキーな決断をしたがっていた。それが彼がやってきたことだ。

彼のパフォーマンスはとても安定していて、あの年齢でそれははふつうのことではない。しかし、そうだね。わたしは彼にとても満足している。

(彼はイングランドに呼ばれるか?……)

わからないって。それはわたしが決めることではない。

(キーラン・ティアニーについて……)

彼はとても(復帰に)近づいている。彼はとてもよく回復している。彼自身もフィットを感じている。自信もでてきた。接触するようなこともやっているし、すぐに使えるといいね。

(KTは月曜の試合に起用できる?……)

どれくらいすぐかはわからない! われわれが決めるときだ。

(パブロ・マリについてと、ポーツマスでスタートを争えるか?……)

イエス。ロブ、エインズリーやリースのように時間は必要だと思うが。この試合は彼らにとってフィットネスレヴェルをテストするにはいいチャンスだと思う。彼らは今日とてもよくトレインしていた。彼らはみんなプレイできる準備ができていると思う。

FAカップ

(クラブにとってのFAカップの意味……)

とても特別なものだ。イングランドでファイナルデイにウェンブリーでプレイすることは、おそらくもっとも素晴らしい試合のひとつになるだろう。いい天気、すごいアトモスフィア。ご存知のように、このトロフィはわれわれの歴史ととてもリンクしている。だからそれを続けていきたいし、マンデイナイトのポーツマスはタフなものになるだろう。

Womenチーム

(Womenチームの幸運を祈っている?……)※Conti Cupファイナルはチェルシーに敗け

ジョー・モンテムーロ(マネージャー)とは話すチャンスがなかったのだが、彼らは彼らでやりつづけている。彼らはずっと素晴らしく、クラブにこんないいチームがいることは栄誉だし、全力でサポートするし幸運を祈るよ。

以上

ポーツマスの話全然してねえ。。

どうしてスロウスタートしてしまうのかについて、もっと詳しく聞きたいのだけど。アルテタはオリンピアコスの試合で起きたことを話しているようだが、どうしてそうなるのか、どうしていつもそうなのか。記者にはもっと突っ込んでほしかった。

CLを逃せば補強に影響するとアルテタ「財政的にもインパクトはとてつもない」

さて、EL敗退で来シーズンのCLフットボールがますます難しくなったことについて、アルテタが移籍市場での動きを憂うコメントを残している。『Sky Sports』より

アルテタ:(CLフットボールをオファーできれば選手契約は楽になる?)それは当然そうだろう。

この世のどんな選手でもCLでプレイしたい。交渉のテーブルでCLの話ができれば、選手はこのクラブへの加入にもっとオープンになるし、あるいは新契約もそう。そのコンペティションでプレイしたいのは、それに説得力があるからだ。

われわれの現状ではとても難しくなるだろう。われわれがこの状況に陥っているのは、ほかのトップ4クラブスがやっているようなパフォーマンスを、われわれがしていないからだ。

それが現実であり、その現実にフェイス・トゥ・フェイスで向き合う必要があるし、ベストな決断ができるようにしなければならない。

思うに、3シーズン連続でCLに入っていないことはとても大きなダメイジになる。

財政的にも、そのインパクトはとてつもない。なぜならこのクラブのストラクチャは、CLにいる前提で築かれているし、1-2年ならなんとか持続できるかもしれない。だが、決断について考えはじめなければならない。

だからいずれにせよ決断をしなければならなくなるだろう。それは、これからどうなるかのシナリオにも依る。CLに行けるのか、ELなのか、あるいはどこでもないのか。

われわれには自分たちが何をやりたいのか、とてもクリアなプランがあるが、それは自分たちの立ち位置に依る。こういうときに、どういった行動を取らなければならないか。

これは本当にシリアスな話。自分たちはCLクラブのつもりだったが、こういう状況ではいずれそれも維持できなくなる。

さて「決断をしなければならなくなる」と何度か口にしているが、なんのことを云っているのだろう。

やはり文脈的には選手売却だろうか。財政的にもっとも即効性があるのはオバメヤンだが、夏に彼を売ることを決めるなら、まさしくビッグデシジョン。まあCL(あるいはEL)なしの財政をカヴァーするには、不可避かもしれないね。

最悪の選択は契約延長しないオバメヤンのキープだろうと思う。サンチェス&エジルでクラブがどれだけひどい目にあったかを考えれば、あまりにリスキーな選択だが、一方でスポーツ面ではあの当時のサンチェスやエジル以上にいまのチームのオバメヤンへの依存度は高いように思える。

またラカゼットもオバメヤンと同じくCLなしで新契約は結ばないという説があり(本人は「知らん」と否定)、残り契約2年の彼を夏に売るというのもその決断のひとつかもしれない。

このふたりがいなくなったらこのチームはどえらく変わりますな。。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

2 Comments on “【マッチプレビュー】19/20 FAカップ ポーツマス vs アーセナル(2/Mar/2020)パブロ・マリー初披露?

  1. オバ、ラカに契約延長オファーというのは、レアル、バルサ、バイエルンがベンゼマ、ラモス、クロース、ピケ、メッシ、ミュラー、レバ等に対して行うようなものならともかく、今のアーセナルがやるべきではないと個人的には思います。例えアルテタが残したいor本人らとクラブ間の関係が友好だ、としても。
    必要なのは、
    ・英国若手選手を無理にでも使って市場価値を上げる(競争に負けた人は積極的にローン)。
    ・グエン、ガビみたいなダイヤを複数発掘する。
    ・とにかく怪我減らす為の、スカウティング強化orクラブの仕組みを作る(リバポはバイエルンから引き抜いたフィジカルコーチと、女性栄養士がかなり有能らしくまるで怪我人が出ない)。
    ・個に頼るなら前ではなく後ろに金をかける。オバ、ラカ、エジル、ぺぺに対し、それより後ろの選手は安く多く獲ってるだけ。(ルイスは元々実績十分、ムスタフィは安くないだけあって怪我少ない)
    だと思います。フロントに求められるハードルは物凄く高いですけど、明らかな再建期間なのだからそれクリアしないととことん沈むだけだよ、ってある意味至極シンプルかもです。既にエメリ招聘は失敗してしまいましたが。

  2. 記憶が正しければヨシカツカワグチが在籍していたような。

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