ミケル・アルテタがアーセナルFCのヘッドコーチに就任してから、昨日でちょうど2年がたった。長かったような、短かったような。
Happy two-year anniversary, boss! ❤️ pic.twitter.com/Pae8dhhaMQ
— Arsenal (@Arsenal) December 20, 2021
前任のウナイ・エメリはアーセナルで2年もたず(1年半)。そして直近の好調なチームパフォーマンスを考えると、総じてアルテタはエメリと比較してもだいぶうまくやっている。相変わらずこのチームは一貫性の維持に苦しんでいるし、進歩しているのかしていないのか、いまだによくわからないことも多いが。このタイミングでわりといいフォームだったことにアルテタは救われているかもしれない。悪い時期のアニヴァーサリーだったら、逆にArtetaOutが盛り上がってしまったかも。
しかし、夏の補強が成功し(大成功?)、若い選手たちが期待以上の活躍をしているところを観れば、このチームの将来性と可能性にはかなり楽観的になれる。ミケルには頭脳と情熱で、ひきつづきチームの進歩のためにハードワークをつづけてもらいたいですね。
さて、カラバオカップことEFLカップ。
今回はクウォーターファイナルで、前回リーズを倒したアーセナルは、リーグワン(※英3部リーグ)のサンダランドとホームで対戦。
🏆🗓️ The dates for the #CarabaoCup Quarter-Final ties have been confirmed! #EFL pic.twitter.com/YpSdLgFp4e
— Carabao Cup (@Carabao_Cup) November 3, 2021
4つの試合の組み合わせを観るに、われらはだいぶドロウに恵まれたほうっぽい。
試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「すごい2年の旅だった」
カラバオカップでは、今回も試合前会見はなかった模様。昨日Arsenal Mediaが行ったインタヴュー。オフィシャルサイトより。
アルテタ:(2周年)すごい旅だ。とてもうれしいし誇らしい。
この2年を通して、われわれはさまざまなフェイズを経験してきた。まずはすぐに結果を出せねばならないフェイズがあり、その状況をひっくり返そうとした。
そこからふたつのトロフィーズを得て、それが大きなリフトでグレイトな思い出になった。無観客でサポーターたちと一緒に楽しめなかったことを除いて。そのあとの1年は何でも起きた。Covidがあり、クラブはトップからボトムまでたくさんの変化があり、マネジがほんとうに大変だった。むずかしいときもありつつ、シーズンはとても力強く終えた。
いまはまた新しいフェイズにいる。われわれはチームを再構築し、クラブとどうやって前進していきたいか、とても明快な方向性がある。チームとサポーターたち、オーナーシップとボードのあいだで、ほんものの絆がある。これはエキサイトメントだと思う。
このプロジェクトを推進しつづけるエキサイトメントがあり、とても若いスクワッドとワークがあり、しかし若くても競う準備はできている。もっとよくなっていき、クラブがいるべき場所に連れて行く。
(ガビ・マルティネリについて)試合で毎回時速100マイルではプレイできない。不可能だ。数秒後には燃え尽きてしまうようなやりかたは、あまり効果的ではない。それは相手をチェイスする状況であり、何が必要か読み切ることではない。
ガビは、そこをとてもうまくやっている。われわれは、パッション、エナジーを失わずにそれにトライせねばならないし、彼がプレイで試合に影響を及ぼせるキャパシティもそう。彼は信じられないほどハードにトレインしていて、いつだってさらに要求してくる。リスクを取ることも恐れない。そこが彼の好きなところだ。
(彼との対戦を)想像できるね。ボールを持ったときに全然時間がない。彼が追いかければどのボールも50/50になる。彼は身体、スピード、技術を使って向かってくる。
気をつけねばならない。なぜなら彼は1 v 1でも攻撃できるし、背後も狙える。オフザボールでも動ける。ゴール前の彼はマジな脅威だ。
(Covidについて)みんなにとってとてもむずかしいと思う。
誰にとってもかなりむずかしく、仕事のやりかたもそう。ヴィナイにとってはとくにだ。彼はたくさんのミーティングがあり、クラブの利益を正しく守るたくさんの責任がある。
選手にとっても、わたしにとっても、スタッフにとっても難しい。誰がそれをできることになるのかわからない。だから、ベストな解決策を出すために、みんなでお互いに助け合おうとしている。
われわれはわたしの下した決断を尊重する必要がある。なぜなら、われわれは信頼せねばならないから。まずそれは、わたしたち全員のウェルビーイングのために基づいた決断であり、つぎにゲイムを守らねばならないこと。それもまた重要である。
予期しないことが起きているときには、それに備えて、とてもポジティヴなアプローチとマインドセットが必要だ。起きたことに文句を云わないこと。そうなれば、誰かがいい訳をするようになり、みんながすべてについていい訳をするようになる。
われわれは何が起きるかわかっている。おそらくこれから悪いニュースもあるだろう。だから、それを予期して、すべての手続きにのっとり、できるだけ避けなければならない。プランB、C、それにDだって準備せねばならないだろう。
以上。
ガビ・マルティネリはときのひと
6試合でG5 A2。アルテタも彼を称賛するコメントをしているように、いま彼はほとんど「ときのひと」になりつつある。
先日の試合後は各メディアのTOTWにのきなみ選出されていたり、Sky SportsのPLパワーランキングではなんと現在第一位。トップだよ。
プレミアリーグ公式のtwitterアカウントのバナーにもなってしまった。
まあ、もっともこれはファン投票みたいだけど。
ついに。こういう特別な選手が現れないと、やっぱりトップへは行けない。
うれしいのは、彼がこうした出てきたときに、すでにサカやESRみたいな選手がチームのなかにいるということ。ここでジャカやパーティの調子が上がってくれば、11人が11人以上の総力を生み出すグループになるのかもしれない。
われらが待ちに待ったやつ。
Covidオミクロン感染拡大のフットボールへの影響
1日に1万以上の新規感染者が出ているというクレイジーなUKのパンデミックのなか、月曜に行われたPLの緊急MTGは、結論として試合延期/中止なしで予定通り継続することが決まったらしい。
Premier League & EFL to fulfil fixtures
『The Athletic』によれば、アーセナルやリヴァプールを含めた複数クラブが、今月中の1試合延期を求めていたということ。
正直、これはいいことなのか、よくないことなのかよくわからない。
でもこの過密日程のなかで、それを実施するクラブとしないクラブ(&もっと余裕のある時期に試合?)があるというのは、やはりあまりフェアではないように思える。
英国は今後も感染者が増え続ければ、いずれにせよさらなる対応が求められ、PLも当然その影響は受けるはず。
今後どうなるか観るしかない。ニュースなんかでUKの状況を観ていると、けっこう予断を許さない様子。
Covidといえば、選手のワクチン接種率の件も話題になっていた。PLでは選手全体で16%が未接種だそうな。
つまりほとんどの選手は受け入れているが、いまだに拒否している選手もいると。
個人的に興味深かったのは(今朝どこかで読んでソース失念)、PLの新しいCovidレギュレイションとして、チームのなかで一定人数の感染者が出ると試合が延期になるが、ワクチン接種を拒否している選手が感染し隔離された場合は、その感染者の人数にはカウントしないということ。つまりそのクラブは、単純に選手を欠いた状態で試合に臨まねばならなくなる。
これはリーグとしてクラブに選手のワクチン接種をさらに奨励する施策だろうし、またそれができない場合の罰のようにも見える。
エンケティア左でバログンがトップかなぁーとも。
バログン自体、下で2topの一角やったりサイドやったりですが、将来的にはFWと見なしてると思ってるのでなんとなく。
エンケティアをトップでパティーノ/サラーエディが2列目ってのも見たいんですが、どうなることやら楽しみです。
マクギーディはスコティッシュ・ロシアおよびイングランドそれぞれのプレミアリーグでお馴染み、サーキンは最近までTOTにおりPLベンチ入りなんかも果たしています!