こんにちは。NLD直前ながら、これはいまここで伝えておきたいニュース。
昨日、おなじみファブリツィオ・ロマーノが独占で報じていたこの件。
Exclusive. Gabriel Jesus agent Marcelo Pettinati tells me: “We had talks with Arsenal about Gabriel Jesus, we like the project – it’s a possibility we’re discussing”. 🚨🇧🇷 #AFC
“There are 6 more clubs interested in Gabriel – he’s focused on final games with Man City, we’ll see”. pic.twitter.com/kEHF2LqAdC
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) May 11, 2022
以前から、アーセナルのジェズースへの興味は伝えられていたが、ますますこの移籍のうわさは信憑性を帯びてきた。
ロマーノ「ジェズースの代理人がアーセナルとの交渉を認めた」
Marcelo Pettinati(ジェズースの代理人):われわれはガブリエル・ジェズースについて、アーセナルと話をした。われわれも彼らのプロジェクトは気に入っているので、交渉していく可能性はある。
ゲロってしまった。毎度のことながら守秘義務とか?
ロマーノによれば、ジェズースには、ほかにまだ6つもの興味を持ったクラブがあるということで、最終的にどうなるかはわからないが、アーセナルが彼に興味を持っているのは既報どおりで確定であるし、実際に選手側と交渉もしていることが確認されたということ。
ストライカーの補強が最優先という夏ウィンドウに向けて、アーセナルが大きな動きを見せている。
ちなみに、昨日のアルテタの試合前会見でもジェズースについて質問が出ているが、実際にプレスからされた質問は、このリポートを受けて「彼のエイジェントと交渉中だそうですが……」だったようだ。アルテタは「自分のチームの選手のことじゃない」と、いつものように回答を拒否している。
アーセナルとマンシティとの交渉?
ガブリエル・ジェズースのシティからの退団ついては、ハーランドを総額£250M?のような巨額で獲得したことで、確実だと思われている。
夏には彼の契約は残り1年になり、もともと移籍可能性は高かったが、クラブがメインストライカーを獲得したことで、さらに後押しされることになった。
アーセナルがジェズースを獲得するためには、選手サイド、それと所属クラブと合意せねばならない。
ロマーノは、クラブ間の交渉はこれからだと述べていたが、ブラジル方面ではさらに突っ込んだ報道がされている。
ブラジルメディア『UOL(Universo Online)』
アーセナルは、マンシティのガブリエル・ジェズースと契約するための交渉で先行している。ジェズースにはトップクラブからの興味がある。お互いのパーティで話は進んでおり、選手の肖像権、給与、代理人手数料に関して合意に近づいている。契約は5年。
アーセナルにはエドゥ・ガスパールがいるため交渉で有利。ブラジルNTでもいっしょで、お互いをよく知っている。アルテタもシティで彼とワークしていたことがある。
マンシティは彼に€60Mを求めていて、少なくとも€50Mで交渉は進んでいる。
また、アーセナルはワールドカップを前に、ジェズースが求めるメインストライカーの役割を与えるつもりと観られている。
この取引からはパルメイラスも利益を得る。
※「選手肖像権」と訳した部分は、英語自動翻訳だと“economic rights”だが、文脈から南米選手の肖像権のことと解釈した。誤訳ならすまん。
Arsenal oferece 50 milhões de euros por Gabriel Jesus, e negociação avança | Goal.com
ブラジル版『GOAL』も、アーセナルが€50Mでシティにオファーという、このUOLの情報を確認したと報じている。
彼の現在のMVはちょうど€50Mであり、残り契約1年の選手、さらに退団が確実と観られる選手にするオファーとしては、少々気前がよすぎるような気もしないでもないが(£35-40Mあたりで着地するんじゃないかとも云われていた)、それがほんとうなら、それだけ彼に競争があるということなのかもしれない。
昨日は、セレソンのメンバーも発表されていて(韓国、日本、アルゼンチンとフレンドリー)、アーセナルからは、ビッグガビとマルティネリのふたりのガブリエルも再び選出されていた。
📋 CONVOCAÇÃO DA SELEÇÃO 🇧🇷
Atacantes:
Gabriel Jesus – @ManCity
Gabriel Martinelli – @Arsenal
Matheus Cunha – @Atleti
Neymar Jr. – @PSG_inside #JogaBola pic.twitter.com/wrRWr8plBz— CBF Futebol (@CBF_Futebol) May 11, 2022
📋 CONVOCAÇÃO DA SELEÇÃO 🇧🇷
Zagueiros:
Thiago Silva – @ChelseaFC
Marquinhos – @PSG_inside
Éder Militão – @realmadrid
Gabriel Magalhães – @Arsenal#JogaBola pic.twitter.com/IKZws5z2HS— CBF Futebol (@CBF_Futebol) May 11, 2022
このなかには、ガブリエル・ジェズースも含まれているので、もし彼がアーセナルに来たらアーセナルとセレソンで3人のガブリエルが実現。そして「トリオ・ロス・ガブリエル」結成。ポンチョを着てほしい。
来シーズンのチャンピオンズリーグ出場が決め手
現在アーセナル界隈では、ジェズースと同様、レスターとの契約延長を拒んでいるというユーリ・ティーレマンスのうわさもかなり盛り上がっていて、オーンステインもロマーノも、彼らがアーセナルの夏のターゲットトップ2だと認めている。
ふたりとも残り契約1年で夏の移籍が濃厚であり、アーセナルだけでなくほかのビッグクラブも狙っていると云われるが、ティーレマンスのほうはCLが決め手になると信じられている。
そして、おそらくこれはジェズースも同様だろう。
もしアーセナルに来年CLがなければ、彼らを含めてトッププレイヤーを獲得するのはかなり難しくなるはず。
逆にいえば、今年CLを決めることができれば、アーセナルのプロジェクトはスケジュールを前倒しで進めることになり、ELでは獲得できなかったエリート選手を、前倒しで獲得することができるようになるという。
ということで、今晩(日本時間明日の深夜)のNLDがますます楽しみになっちゃったのである。
COYG!