こんにちは。
ガブリエルがこれから1-2ヶ月の離脱ということで、ただでさえ忙しい年末に差し掛かろうという時期に、試練に直面しているアーセナル。
とはいえ、今年はこれまでと違ってスクワッドデプスはあるので、彼の不在期間もLCBでプレイできる選手はいる。
でも、むしろオプションがあることで、実際に誰をそこで起用するかはけっこうアルテタを悩ますんじゃないだろうか。
さて誰を使おうか。
ガブリエルの代替CBに3人の候補。モスケラが一歩リード?
候補は、モスケラ、ヒンカピエ、カラフィオーリの3人。
モスケラは右足ながら、もともとヴァレンシアではLCBでもプレイしていたというし、もちろんヒンカピエとカラフィオーリは左足でLCB/LBどちらのプレイも問題ない。
カラフィオーリについては、彼は今シーズンのチームでずっとLBのレギュラーポジションを確保しているところで、攻撃における彼の独特な役割もあるため、それをわざわざLCBにしてやらなくする理由はないように思われる。
彼がLCBに入り、MLSがLBに入るというやりかたもあるが、真っ先に検討したいオプションではなさげ。
したがって、アルテタにとってはガブリエルの代替は、実質モスケラかヒンカピエの二択になるんじゃないだろうか。
以下に彼らのいいところと悪いところをまとめてみた。名前ひらがなにするとかわいいよね。
| Player | Pros | Cons |
|---|---|---|
| もすけら(21) | すでにアーセナルでCBとして長いプレイ時間(12試合: 597分) | 若い(スペインU-21) |
| ひんかぴえー(23) | エクアドルNT(50caps)のキャプテン | まだアーセナルで短いプレイ時間(5試合: 170分) |
| からふぃおーり(23) | 現在チームのレギュラー(LB) | LB(Inverted FB)としてプレイできない |
モスケラは、すでにこのチームでそれなりのプレイタイムがあることがアドヴァンテッジで、アルテタからの信頼もかなりあるように思われる。
いっぽうでヒンカピエは、ケガもあってアーセナルライフのスタートは出遅れてしまったこともあり、まだまだプレイ時間は少ない。
今シーズン、アーセナルでスタートした試合は、モスケラの6に対し、ヒンカピエはリーグカップの1試合のみ。
LCBで右足のモスケラは不利な面もあるものの、順当にいけばアルテタはモスケラを選びそうである。ファンのあいだでも、ガブリエルの代替には彼を予想するひとが多いみたいだ。
ヒンカピエを選びたい理由があるなら
しかし、ここでアルテタの立場になって考えると、むしろヒンカピエを選びたい理由もあるんじゃないかと思えてくる。
モスケラはあの年齢にしてはそうとうなシニアキャリアを持っている選手であるが(※ヨーロッパのトップ5リーグでU-21の選手でプレイタイム最長)、ふつうに考えると、キャリアや経験という意味ではヒンカピエに一日の長があるだろう。
年齢も彼より2才上で、ブンデスリーガを無敗で勝ったチームのメンバーであり、エクアドル代表での50キャプスは、モスケラが各年代でプレイしてきたユース代表の試合数を合わせたよりもまだ多い。
そして、利き足にこだわるアルテタにとってより自然なオプションなのが、左足のヒンカピエだろう。
現状では、モスケラを選ぶ可能性のほうが高そうではあるが、長期的にみて左サイドのDFをどちらに任せたいかといえば、それはやはりヒンカピエになるのではないか。
だから、アルテタがいまの状況から果たしてどちらを選ぶか、その判断は興味深いと思う。
理想的な展開としては、思い切ってヒンカピエを起用し、LCBで大活躍。それがチームのあるべき姿のように思われる。キヴィオールの夢よ、ふたたび。
アーセナルの年内PLフィクスチャーズ。難しさはリーグ8位
今週末のNLDから始まる、アーセナルの年末までのPL試合は以下となる。MD12-19。
- ToT(H)
- チェルシー(A)
- ブレントフォード(H)
- アストン・ヴィラ(A)
- ウォルヴズ(H)
- エヴァトン(A)
- ブライトン(H)
- アストン・ヴィラ(H)
Opta調査による、この期間のリーグ全体におけるフィクスチャの難しさでは、アーセナルは20チーム中8位にランクされている。まあ、平均的な。
この期間の注目は、リヴァプールとシティがもっともイージーな期間であること。
もちろん、今日日PLは上から下まで競争力はかなりあるので、ボトムチームだからと油断は全然できないのだが、それでも毎試合で彼らがポインツを落としていく姿は想像しにくい。つまりわれわれもトップを維持するために、対戦相手の大半はミッドテーブルでも、これまでどおりポインツは取りこぼせないのである。完璧に近いパフォーマンスが必要。
今シーズンのわれわれはPLではサンダランドにポインツを落とした以外では、まさにリヴァプールとシティにしかポインツを落としておらず、去年までだいぶ苦しめられたミッドテーブルとの試合でもうまく結果を出している。
ガブリエルのような大黒柱を失いながら、それをいかに継続していけるか。
アーセナル11月のスランプ?
ところで、アーセナルは11月の成績がとても悪いという話が昔あったような。最近あまり聞かないと思ってたら、それはヴェンゲルさんの時代に顕著だったらしい。
AW時代、11月に行われたPLの85試合でアーセナルは40試合しか勝てていなかったと。なんと半分以下。
ちなみにアルテタは、ここまで11月の25試合中15で勝利なので(60%)、彼のPL平均勝率59.3%からすると、とくに11月が悪いということはない。
今年11月は、ここまでバーンリー(A)とサンダランド(A)でW1 D1。残りはToT(H)とチェルシー(A)。その2試合に勝てばW3 D1で悪くない11月になる。
おわり















