やあついに終わりましたね。夏の移籍市場。今年のアーセナルはまじすごかったっす。
イングランドの移籍ウィンドウは、ほかのヨーロッパ諸国より一足先にクローズしていたため、獲得(補強)のほうはすでにこのブログでまとめている。
エポックメイキングな夏はアーセナルのターニングポイントになるか。2019夏の補強まとめ | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
読み返すだけで、あらやだニヤニヤしちゃう。
そして、昨日ヨーロッパのウィンドウも閉じたということは、放出/売却についてもこれにてダンとなった。
なんとこの夏、アーセナルは「26名」という大人数を整理整頓したということ。これがこんまりメソッドか(違う)。
ここであらためてアーセナルの放出(売却)選手を含め、2019夏のアーセナルの大整理としてまとめておこう。
では、Here we go!
アーセナル2019夏の移籍市場で獲得/放出した選手一覧
ひとりづつ調べるのがちょっち面倒なのでこちらを元ネタに。
Arsenal put the emphasis on youth in summer of change
獲得した選手
- Gabriel Martinelli
- Dani Ceballos
- William Saliba
- Nicolas Pepe
- Kieran Tierney
- David Luiz
支出総額 £138m
クラブレコード(ぺぺの£72M)含む。そうそうたる顔ぶれですなあ。じゅるり。でも£45mの予算とはいったい!? 分割払いマジックの夏だった。
放出した選手(リタイヤ、ローン含む)
- Aaron Ramsey
- Stephan Lichtsteiner
- Petr Cech
- Laurent Koscielny
- Cohen Bramall
- Julio Plegezuelo
- Charlie Gilmour
- David Ospina
- Daniel Ballard*
- Jordi Osei-Tutu*
- Ben Sheaf*
- Xavier Amaechi
- Krystian Bielik
- Takuma Asano
- Carl Jenkinson
- William Saliba*
- Danny Welbeck
- Dominic Thompson
- Vontae Daley-Campbell
- Eddie Nketiah*
- Alex Iwobi
- Nacho Monreal
- Henrikh Mkhitaryan*
- Mohamed Elneny*
- Kelechi Nwakali
*=ローン
※Sky Sportsのリストからはなぜか漏れているが、アカデミーのGK、Dejan Ilievもローンで出ている。つまり26人。
収入総額 £56m(ローンフィは含まず)
こちらもユース選手からローンで放浪していた選手からチームの重要選手たちまで名前がずらり。これだけ放出しても£56Mの収入とはこれいかに。
選手の放出で節約することになる給与がすごい
Arsenal to save £45m on wages as Emery’s squad overhaul continues
移籍金の収入自体は放出した人数にしては大したことがないのだが、それよりもクラブにとっては給与削減の影響が大きいと『Evening Standard』が報じていた。
今回の選手放出で節約する給与の額は、週給にしてざっと£900k。1年の総額では£50Mに近い金額になるそうだ。なんとこれはでかい。
アーセナルFCにおいては、選手たちの高すぎる給与総額(wage bill)がずっと悩みのタネになっていた。それもこれもガジディスの(以下略)ので、ここでクラブファイナンスの健全化に向けて、一気にリセットを推し進めることになった。
まったくもってポジティヴ。
Here We GOおじさん、俺より年下かよ❗
ミズリンタートが離れ、補強資金が限られていると報じられ、EL決勝で敗れたときには、どうなることやらといった感じでしたが、アーセナルは確実に前進しているのではないでしょうか。
長期的に見ると、
高齢化が進み、中途半端な補強が多かった前体制から、
将来性があり、確実にチームを強化する現体制に移行していますよね。
目ぼしいタレントがいない左SBにティアニー、アシストとゴールの両方を期待できるウイングにぺぺ、
推進力にかける中盤にセバージョス、ビルドアップができるCBとしてダビ・ルイス、
将来性豊かなCBのサリバとウイングのマルティネリ
これからも意図のある補強をしてくれるだろうという確信を持てる移籍市場でした。ありがとう、サンレヒ。
残る補強ポイントは、ベジェリン以外に本職のいない右SB、フィジカル系MF、ポストプレーのできるFW、
一線級のCB、最終ラインならどこでもできるプレーヤーといったところでしょうか。
フロントがしっかりと仕事をしたので、あとはエメリの手腕に期待するだけですね。
夢と希望がたくさんつまってた夏でしたね。
シーズン前のサンレヒとカテシャンの対話をこのブログで見せてもらいましたが、写真からどう見ても悪役のボス対談みたいにしか見えませんでさしたが、マーケットの立ち回り方はこれまでのアーセナルでは全く味わったことがない的確な取引ばかりでした。正にビジネスマン。今でこそあれですけど、個人的に一番のサプライズはルイスでした。
そのサンレヒの目に、ジャカやエジルがどううつってるのか気になります。
それにしてもトットのエリクセンはどの面下げてプレイするんだよってゆう。
ミズリンタットが退社したときは、ダイヤモンドアイ捨てて大丈夫かよ・・・。フロントもゴタゴタして暗黒時代到来の雰囲気を醸し出したかと思いましたが、蓋を開ければ放出・補強ともに文句なしという。サンレヒさん!すいませんでした!!
さすがにここまでスカッドをお膳立てしてもらったからには、エメリはCL権確保しないと確実にクビでしょうね。がんばってほしいものです。
あとは、オーバの契約延長?もしくは放出の判断と、セバージョスの買い取りに向けた活動をお願いしたいところですな。
このブログでも紹介されていたSD候補としてあがっていたリヨンのSDでしたっけ?
その人の言う通りのフロントリッチで後ろはアレな補強そのままだったなあ、と
ティアニーとサリバという若い逸材は獲得したけれど、かたやケガ持ち、かたや一年レンタルの18歳
急激な若返りで20代中盤の働き盛りでリーダーになるべき年代が主力に少ないのもバランス的にはいかがなもなのか
その年代がムス、コラシナツ、ジャカと批判の対象になる選手が多いのが…
冬と来夏にこの懸念を吹き飛ばして欲しい
そのためにCL権獲得が必須だと思うけど
唐突なこんまりメソッド
アヤックス視点の記事で「オーフェルマルスが必死にアーセナルへ売り込んでいたシエシュも買ってもらえなかった」と書かれていて、そういう見方もあるんだ、と思いました。だからどうした、と言われればそれまでですが、、、。
ローンとはいえミキを出せたのがナイスだったと思う。
プレーメーカーとして見れば決して悪くなかった(余剰だっただけで)と思うし、ローマで居場所を見つけて欲しい。
ウィロックが順調に成長してセバージョスの完全移籍が実現すれば、1月にエジルがMLSに引き抜かれても問題ないかも。
各ポジションに未来予想図が見えてきた夏でしたナ。