終わるまでは終わらない。 UELラスト16、ノックアウトステージの2戦目となった対ACミランはアーセナルが下馬評を覆し、アウェイでまさかの勝利&クリンシート。好調を維持するミランを相手にこれ以上は望んだらバチが当たりそうという理想的な勝利で、来週ホームでのセカンドレグに向け非常に大きなアドヴァンテージを得た。 この試合に負ければ1977年以来の公式戦5連敗だったということで、さすがに選手たちも集中した。無失点で試合を終えられたのも4試合ぶり(ここ12試合でクリンシートは2つめ。どちらもEL)。前日CLでToTを下したユヴェントスにインスピレーションを受けたかのように守りきった。 終わってみれば、あの程度のクオリティのチームを相手にして最高の試合をしたとはいえないが、アーセナルのファンとしてはこれは久々に拍手を送りたくなるようなアウェイでの勝利だ。 AC Milan 0-2 Arsenal (agg 0-2)
【マッチプレビュー】17/18UEL LAST16 ACミラン vs アーセナル (8/3/2018)
日本時間で昨晩行われたチャンピオンズリーグのラスト16。ユヴェントスがToTを華麗に葬り去った。アーセナル界隈ではもしかしてミラン戦よりこっちのが盛り上がってね? サブのチェズニーも大喜びみたい。キエッリーニさんのひとことがまたしびれた。「彼らはチャンスはつくりますが、いつも最後は失敗します。それはトッテナムの歴史です」。そうかそうか。よく知ってるんだな。しかし敗者に対するコメントとしてはかなりヤバイねこれ。まあToTだからいいか。 そんな無駄話はどうでもよろしい。 さて、今季アーセナルの成否を占う大一番すぎる大一番がやってきた。リーグ4位フィニッシュが絶望的となったいま、アーセナルにとって実質的にタイトルの可能性があるコンペティションはもうUELを残すばかり。そして今季の目標だったビッグクラブのバロメーターたるUCL出場権の獲得。それがこの試合にかかっている。すべて格下相手との対戦だったこれまでとは違い、ついに有名クラブとの対戦。ここからが大会の本番といえよう。 とはいえ、アーセナルのファンにとっては、格上(?)&アウェイ&記録的連敗中と、もはや不安しかない一戦となる。とにかく無失点を目指すべき試合だが、守ることにかけてはアマチュアチームと化すチームだ。怪我人も出ているなかでヴェンゲル監督はどのような策を講じてくるのか。
ヤングガン、エミール・スミス・ロウあらわる
アーセナル界隈では暗い話題が続くなか、ここしばらくアーセナル・アカデミーのEmile Smith Rowe(エミール・スミス・ロウ)が周辺で騒がれているのはご存知だろうか。エンケティアやネルソンといったヤングガンズよりもさらに下の世代という2000年生まれ。あえて死語を許していただけるなら、まさしく新人類の到来である。
アーセナル次期監督候補5人と5つのラインナップ
いまだ抜け出せる道が見いだせないスランプの渦中にありながら、ボス本人があくまで続投を希望しているということでさらに混沌としてきたアーセナル界隈。ここへ来てなんとあのPSGことパリ・サン・ジェルマンのプレジデントがアーセン・ヴェンゲルの招聘を望んでいるというニュースが。ほんとかよ。 ぼくはAWがアーセナルで戦術的にも選手の人心掌握的にもビッグクラブのマネージャーらしからぬ不手際を見せたことで、もう未来永劫ビッグクラブからのオファーはないと思っていた。そこへPSGというビッグクラブどころかメガクラブからのオファーである。まあフランスのタブロイドがネタ元のようなので、ほんとかどうかはわからない。 ただAWが伝説的なマネージャーであることは間違いなく、もしかしたらコーチとか周辺のサポート体制をしっかりすれば、まだまだいけると考えられてもおかしくないないのかもしれない。いや、やっぱりおかしいか(笑)。 さて、Squawkaネタが続いて恐縮ながら、今回はアーセナルの次期マネージャー候補5人による5つのフォーメーションという記事が面白かったので、そちらを紹介して参りたい。コメントはブログ主によるものである。
「わたしは辞めるつもりはない」by ヴェンゲル
「ぼくは辞めましぇん」というタイトルにしようとしてやめた。このブログの武田鉄矢濃度がまた上がってしまう。 さて。この20年でワーストシーズンを送るアーセナルのヴェンゲル監督が、さまざまな憶測にも関わらず、スタッフたちに夏に辞めるつもりはないと伝えたというニュースがあった。
アーセナルのディフェンシブ・エラーが最高潮にアゲアゲでマシマシな件
へんに若ものことばを使おうとして痛々しいタイトルで済まない。このいいようのない窮状を伝えたかったのだ。 さて、Squawkaが繰り返し指摘していた、アーセナルのディフェンシブ・エラー。もはや今季低迷の直接の原因といってもいいくらいだ。おとといのブライトン戦でのチェフのやらかしがさらにその記録をひどいものにしている。
オックスレイド・チェンバレン「ぼくへの悪口は忘れません」
今季からプレイしているリヴァプールでクロップ監督のもと、ぐんぐん成長中だというアレックス・オックスレイド・チェンバレン。意外に根に持つタイプだった。ギャリー・ネヴィルやティエリ・アンリといったパンディットの過去の批判コメントをいまさら思い出して腸を煮えくり返している。 Alex Oxlade-Chamberlain: Liverpool midfielder says criticism ‘cannot shake me’
【マッチレビュー】17/18EPL ブライトン vs アーセナル (4/3/2018) 16年ぶりの4連敗
いやあ、不安が的中いたしましたな。一応ライブで観ていたのだけど、気付いたら飲みすぎで今日は軽く二日酔いという。今朝ハイライトを観るまで負けたことしか思い出せず、オバメヤンのゴール(さすがって感じ)とコラシナツの激突だけ思い出した。あれなんでイエロー2枚目が出なかったんだろうか? Brighton 2-1 Arsenal: Lewis Dunk and Glenn Murray pile pressure on Arsene Wenger イアン・ライトの「これからも選手たちはヴェンゲルを失望させ続けるだろう」という不吉な予言が現実に。しかもいつの間にか7位のバーンリーが5ポイント差に迫っている。落ちるところまで落ちるといい。
【マッチプレビュー】17/18EPL ブライトン vs アーセナル (4/3/2018)
アウェイマッチでまったく勝てない今季のアーセナル。EPLのアウェイマッチではこの6戦でW1 D2 L3という成績で、今シーズン全体でもたったの3勝しかしていない。不調が不調を呼びチームは混乱を極めたうえに、深刻なアウェイ病とまさに満身創痍。 アーセナルは残り10試合を残してトップ4フィニッシュも絶望的であることはすでに小さな問題になりつつある。今はとにかく目の前に暗く立ち込めた闇を振り払うのに精一杯といったところ。もはや彼らには何が問題かすらもわからない。そんなふうにも見える。 EPL 29節の今節はブライトンという格下相手ながら、アウェイマッチのこの試合も当然苦戦が予想される。もしこの試合で敗れようものならと想像すると身体が震える思いがする。とにかくこの試合に勝って一息つけるのか、あるいは負けて自ら一時代の終焉に向けて一歩進むのか。さあ、どうなるAFC。キックオフは日本時間22:30。
「ヴェンゲル監督へ」フットボール記者からの公開手紙
努力も虚しく敗戦を重ね、チームのコントロールを失いつつあるアーセナルFC。数々の批判をかわしながらここまできたヴェンゲル政権も、ついに風前の灯火なのか。アーセナルサポーターが中心になったSNSでのファン活動「#WENGEROUT」ムーブメントも、ついに「蛍の光」が流れる最終局面へ……。 前回のエントリで、チーム内がエモーショナルな空気に包まれていることを紹介したが、今度はフットボール記者のマーク・オグデンがアーセン・ヴェンゲル監督への公開手紙をESPNで発表。エモさ満点の私信となっておりファンなら涙なしには読めないものとなっている。ざっくり紹介しよう。
どん底のアーセナル。選手だけのミーティングをすっぱ抜かれる
ガーディアンが、今週アーセン・ヴェンゲル抜きで行われた選手たちだけのミーティングの様子を報じた。 ‘We need more help’ – how Arsenal players feel about Wenger situation 今は何をやってもうまくいかないという選手たちの悲壮感にうちひしがれた様子が伺えるようで、さすがに悲しい気持ちにならざるをえない。あんな世界中の子どもたちが憧れるアスリートでも、ひとつ間違えばこんな泣きたくなるくらい無力な気持ちにもなるんだな。恐ろしい世界である。
【マッチレビュー】17/18EPL アーセナル vs マンチェスター・シティ(1/3/2018) ここにインヴィンシブルズがいたの巻
マンチェスター・シティね、これはあれだ。ぼくのまったくの私見だけど、アーセナルです。15年前に見たやつだ。何度か比較されたりしているのは知ってる。でも目の当たりにしたと感じたのは今回が初めてだった。