最近はギスギスした話題が多かったので、今回のブログはアーセナルと関係ない小ネタでひとつ。 このブログでも何度か紹介している『The Athletic』のデイヴィッド・オーンステインのQ&A企画。もちろん話題はPL/フットボール全般のことが中心ながら、今日の夕食や好きなステーキの焼き方など、フットボールと関係のないやりとりもあったりして、スタージャーナリストと一般ファンのふれあいの場という感じが、ぼくもけっこう好きだ。 で、今回はスポーツジャーナリストを目指す女性が、オーニーにアドヴァイスを求めるというやりとりがあって、ちょっと興味深かったのでシェアしたい。 いまの若いひとたちにとって、スポーツジャーナリストという仕事がどういう観られ方をされているのか、ぼくもさっぱりわからない。ただ、ソーシャルメディアを利用しているスポーツファンなら日常的にジャーナリストが発信する情報を目にしているはずで、興味を持つひとが増えていてもおかしくない気はする。 ぼくなんかは、もっと若ければ目指してみたかった憧れの職業ベスト3には入りそうである。だって、一日中ずっとアーセナルのことを考えていればいんでしょう?(怒られそう)
【マッチレビュー】23/24 UCL アーセナル vs セヴィーヤ(8/Nov/2023)too easy
UCLグループステイジのセヴィーヤ。リターンレグ。 すでにアウェイで勝利をおさめていたアーセナルにとっては、前回対戦の記憶からしても、さほど難しい試合にはならないと予想していたが、まさかここまでイージーな試合になるとは。 相手が、こちらのストロングポインツを消してくるような戦い方をほとんどせず、攻撃のキープレイヤーが活躍。とくにネリはやりたい放題、サカはファウル以外で止められずといった感じで、相手にしてみれば散々な思いをした日になってしまっただろう。 われわれとしては、今シーズンここまでで間違いなくもっとも楽な試合だったと思う。2-0というスコアラインは、内容が反映されていない。控えめすぎる。もっと大差がついてもおかしくなかった。 そういう試合だったので、試合後は試合内容よりも、サカのケガの具合のほうが話題になっているくらい。 振り返ろう。 Arsenal v Sevilla
【マッチプレビュー】23/24 UCL アーセナル vs セヴィーヤ(8/Nov/2023)グループ勝ち抜けの可能性あり/ニューカッスルのVAR問題後アルテタが初めてコメント
やあ。 先週末の#NEWARSのVAR議論の件。PLファンの皆さんはご存知のように、月曜の#TOTCHEがあんな内容だったゆえにPLのレフェリング/VARがさらに注目が集める結果となり、昨日の時点でも英国では論争が収束していくどころか、ますます加熱していくような塩梅だった。 VAR是か非か。あらためて問われている。 そして、ToTのボスであるAngeが、試合に敗けながらも試合後にはアルテタと好対照なああいうプレス対応をしたことで、マネジャーの品格みたいな方向にも議論は発展している。 もっとも、そこに関してはあの試合のToTの2枚のレッドカードはどちらも議論の余地のないもので、いくら彼が「わたしならレフに文句は云わない」のような主張をしたところで、そりゃそうだろとしか云いようがないわけだが。あの判定は理不尽でもなんでもないのだから、今回のアルテタのいる場所とはまるで違う。これをもって、Ange上げ、アルテタ下げをやっているものは、そういう部分をあえて観ないようにしているようだ。 それとSky Sportsのようなメディアも、この一連の議論を扇動しているだろう。とくにレギュラーパンディットで、いまやSky Sportsの顔とも云えるギャリー・ネヴィル。レフへの不満をぶちまけたアルテタ、およびそれを支持したアーセナルには、彼は一貫して批判的な態度を示している。 が、元PGMOLチーフ(Keith Hackett)のような一部のインサイダーからは、彼らふたりのパンディッツ(ネヴィルとキャラガー)には、審判への批判をトーンダウンするよう指示の電話があったと暴露されており、不自然に議論を誘導しようとしている疑惑も持たれている。Sky SportsとPGMOLの関係性…… おっと、試合プレビューなのにオフトピックなことを書きすぎてしまった。これ以上は別エントリにしたほうがいいくらいの量になりそうなので、このあたりにするが、まあとにかくその議論な2試合のおかげでこの3日間はえらく騒がしかったのだった。ウォッチャーのわしも話題を追いかけるのがたいへん。 UCLに話を戻そう。今週からグループステイジの後半戦。アーセナルは、エミレーツにセヴィーヤを迎える。
いまだ冷めやらぬニューカッスルでのVARエラー。アルテタのPGMOLへの痛烈批判をクラブは支持表明(※内容を一部修正)
アーセナルの土曜のPLニューカッスル(A)で起きた議論なVAR判定について、英国では日曜になってもまだ収拾がつかないといった様子だった。 あのあと、アルテタの試合後のひどく感情的なコメンツに対して、アーセナルFCがクラブとしてそれを支持する声明を発表したことも、それに拍車をかけているところがある。 じつは、白状すると、ぼくもあのVAR判定については若干誤解していたことがあって、あの試合のレヴューのエントリを読んでくれたひとは薄々感じたかもしれないが、アルテタ含めてアーセナルのファンがそこまで騒ぎ立てるほどの明白なVARエラーだとは認識しておらず、なんならアルテタもちょっと感情的になりすぎでは?くらいに思っていた。PGMOLの見解や、あれを正しい判定だったと信じているひとたちの意見も、一理あるものだと思っていたのだ。 だが、あのあと出てきた新しい映像(画像)もあったり、いろいろな議論や情報を観ていたりして、少し考えをあらためた。 今回はそれについてまた少し。
【マッチレビュー】23/24 EPL ニューカッスル・ユナイテッド vs アーセナル(4/Nov/2023)アルテタ激怒のVAR判定
試合後、あんなに怒ってるアルテタは初めて観たな。まさに“Rage”という表現がぴったり。 ポストマッチのプレス会見でも怒り心頭の様子だったけれど、試合直後のインタヴュー(Sky Sports)では、にらみつけるような鋭い眼光と、少ない口数でもただならぬ気配に、聞き手のほうがタジタジになっているように見えたほど。 ボスがなにをそんなに怒っているのかといえば、もちろんあのニューカッスルのゴールの決定。ひとつのゴールに対し、3件ものチェックのために行われたVARレヴュー。今回もまた、そうですかと納得するには程遠い、そんなVAR事案のひとつになっただろう。 もっとも、この試合アーセナルはニューカッスルの固い守備に終始手こずったのも事実であり、せいぜい「ドロウがフェアな結果」という主張にならざるを得ず、アーセナルのファンとしては期待はずれではあった。 これでアーセナルはPL11試合めにしてシーズン無敗ランが終了してしまった。もちろん敗けたこともくやしいが、20年ぶりの無敗優勝がなくなったのがやるせない。しかもこんなかたちで。 試合を振り返る。 Newcastle end Arsenal’s unbeaten Premier League start
【マッチプレビュー】23/24 EPL ニューカッスル・ユナイテッド vs アーセナル(4/Nov/2023)もっともタフな試合のひとつ
アーセナルのMD11は、ニューカッスル・ユナイテッドとSt James Parkで対戦する。 ニューカッスルといえば、サウジの政府系投資ファンドに買収されて以降、めきめきと実力を上げ、「新しいマンチェスター・シティ」になる可能性があるチームとして認識されているだろう。 ことしはもうUCLでもプレイしているし、アーセナルにとっても、PLでトップを競うライヴァルとしてますます存在感を増しているといえる。 今シーズンはアウェイでは不調ながら、ホームではめっぽう強いという彼ら。アーセナルには、タフなテストになること請け合いである。 今日の試合をプレヴューしてゆこう。
アーセナルのスローインは遅いか問題
昨日書いたリーグカップのレヴューエントリで、書こうと思っていてやめたことのひとつが、アーセナルのthrow-inのこと。 このブログでいつも書いてる試合のレヴューエントリでは、あんまりトピックのレヴェルがあっちこっち行って読みにくくしたくないから、毎度どこまで細かいことを書くか悩むのだけど、スローインはちょっと些末な部類に入るかなと思ってやめた。 そしたら今朝、redditでこんな議論をみかけて。「Throw-insとArsenal」。 Throw-ins and Arsenal by inGunners カラバオカップWHUでのベン・ホワイトのスロウが遅すぎて……というのは、まさにぼくも思っていたことだった。やっぱりみんな同じことを感じていたのかあと思った次第である。 今日はそのあたりについてちょっとだけ。
【マッチレビュー】23/24 カラバオカップR4 ウェスト・ハム・ユナイテッド vs アーセナル(1/Nov/2023)敗けるべくして敗け
アーセナルはWHUに3-1で敗け。今年のリーグカップもラウンド4で早期敗退した。アーセナルにとっては、試合に敗けるのは今シーズン2回め。 もちろんぼくも、この敗けにくやしい思いはしているが、同時に、まあべつにいいんじゃないかとどこか冷めた自分もいる。 アーセナルはこんな結果でもワーストパフォーマンスと云っていいのかわからない、そんな微妙なパフォーマンスだったのもその理由かもしれない。プアすぎて心底あきれたというのとも違う、またなんとも云えない感じだった。 スコアだけ観ると惨敗以外のなにものでもないのだけど、選手とチームのパフォーマンスが極端に悪かったかといえば、そうでもないような。それなりにロテイトしたチームでも、前半はほぼ完璧に試合をコントロール。しかし後半開始直後から相手の勢いに終始押され、早くに立て続けに失点したことで意気消沈してしまった。 アーセナルに突出して悪かった選手がいたわけでもない。全員がそれなりで、レイティングとしては、全員に「6」をつけたくなるような、そんな良くも悪くもない中途半端なパフォーマンスだったように思える。最後までチームが波に乗ることはなかったが、同じパフォーマンスでも勝っていた結果も想像できる。ちょっと奇妙な試合。 でもまあ、結果がこうなったのは結局はやる気の問題だろう。より勝ちたがっているほうが勝ったというだけ。 アルテタはこの試合をPLと同じくシリアスにとらえていると述べたが、選手たちはやる気もエナジーも中途半端だったように思う。アルテタだってそんなふうに云いながら、PLはおろか、CLみたいなチームセレクションさえしなかった。それでまったく問題なかったと思うけど。すべての試合に100%集中なんてできない。 後半あきらかにギアを上げて、みごとに勢いをつかんだハマーズのみなさんにはおめでとうだ。あのこぶしつくって腕をクロスさせて「X!」ってやるポーズ、なんかよかったな。おれも今度やろう(どこで)。 ‘Rice should be welcomed back with open arms’
【マッチプレビュー】23/24 カラバオカップR4 ウェスト・ハム・ユナイテッド vs アーセナル(1/Nov/2023)ライスの帰還
ここまで勝ち残った12チームが戦う、カラバオカップの4thラウンド。 すでに下部リーグのチームも少なく、PLチーム同士の対戦も少なくないこのラウンドで、アーセナルはWHUことウェスト・ハムを引いた。しかもアウェイ。もちろん、トップチームもまだ残っているなかでは最悪のドロウではないが、最高でもなさげ。週末にはPLのニューカッスル(A)という重要な試合を控えて、どの程度の本気度でのぞむべきなのか、難しい試合だ。 今日の試合をプレヴューしてゆこう。
Black History Monthのリース・ネルソン。レペゼンすることが重要な理由
昨日発表があった今年のバロンドール。ランキングをざっと観ただけだけど、どうだろう。選考基準。 GK部門なんか、トレブルをやったエデルソンよりエミマルが優先されるって、フットボールファンにはちょっと納得しがたいものがあるよなあ。ナショナルチームの実績も重要だけど、選手の本分はクラブフットボールにあるわけで。ちなみに授賞式でエミのワールドカップの映像が流れたときには、会場からちょっとしたブーもあったらしい。ウケる。 まあ、いいか。 さて、Black History Monthです。ブラックのヒストリーを知ろう月間(ウキペ)。もともと多くの黒人選手が活躍してきたことで知られるアーセナルFC。いまWEBサイトでも、BHMはしばらくフィーチャーされていて、いろいろなコンテンツがアップされていた。 そんななかで、今回はアーセナルのブラックボーイズのひとりである、リース・ネルソンのロングインタヴューが掲載されていたので、読むついでにそれを翻訳しよう。 Reiss Nelson: Why representation matters
【マッチレビュー】23/24 EPL アーセナル vs シェフィールド・ユナイテッド(28/Oct/2023)余裕の大勝
土曜のアーセナルは、PLの圧倒的ボトムチームであるシェフUに勝利。しかも、大量ゴール&チームセレクションにも余裕があり、アーセナルとしてはPLでこんなにイージーな試合もひさしぶりだったような、そんな試合であった。 そしてなにより、ヘイルエンドボーイ、エディのハットトリックはこの試合のハイライト。またひとり、苦しんできた選手のレデンプションを目撃してしまった。 ほかにも、サカのキャプテンや、ESRのPL初スタート、トミヤスの初ゴールなどポジティヴなできごともたくさん。 試合を振り返ろう。 Nketiah scores hat-trick as Arsenal thump Sheff Utd
【マッチプレビュー】23/24 EPL アーセナル vs シェフィールド・ユナイテッド(28/Oct/2023)ジェズースが数週間のアウト
こんにちは。 PLロンドンダービーのがっかりから、スペインで華麗にバウンスバックしたミドウィーク。アーセナルファンとして気持ちよく迎えられる週末のPLは、シェフィールド・ユナイテッド。エミレーツにて。 現在シェフUは、PLの9試合を消化してわずか1ポイントと圧倒的リーグボトム、降格の本命予想を裏切らない。ホームでプレイするアーセナルとしては、当然3ポインツを期待したい試合である。シーズン中でも、もっともイージー(でなければならない)試合。 アーセナルの心配事としては、パーティとジェズース。すでにご存知のように、ふたりとも数週間アウトが判明した。 今日土曜の試合をプレヴューしよう。
【マッチレビュー】23/24 UCL セヴィーヤ vs アーセナル(24/Oct/2023)グループ勝ち抜けに向けて大きなアウェイ勝利
試合プレヴューエントリですこし触れた、先週末セヴィーヤがやったレアルとの1-1ドロウというのは、スペイン国内では大絶賛だったそうで、この試合の直前「アーセナルには最悪のタイミング」という記事を目にして、けっこうハラハラしていた。かたやアーセナルのほうは、週末チェルシーとの試合があんなだったし、イヤな予感はあった。 だが、結局杞憂だった。 セヴィーヤはよきチームで非常にタイトな試合になったが、アーセナルはベストとは云わずとも、週末と違い、ちゃんと本来の持てるクオリティを発揮していたように思う。ジェズースやマルティネリ、ライス(そしてトミヤス!)と活躍すべき選手が活躍し、グループ勝ち抜けのための大きな3ポインツを勝ち取った。ランスの敗戦から、しっかりバウンスバック。TNT Sportsの中継ホストだったマイケル・オーウェンは、試合後に「アーセナルはCLで2番めか3番めくらいにいいチーム」と述べたそうな。 アーセナルがCLのアウェイで勝ったのは2016年以来だそうで(まあブランクがあるから)、それもナイス。 グループステイジで3試合が終わって折り返し地点のアーセナルはグループBの単独トップに。今回敗ければ最下位になる可能性すらあったので、ほかの試合結果も含めて最高の結果になったと云える。 試合を振り返ろう。 Jesus helps Arsenal win at Sevilla but suffers injury
【マッチプレビュー】23/24 UCL セヴィーヤ vs アーセナル(24/Oct/2023)輝けカイ・ハヴァーツ
CL is back! PLのビッグマッチから中二日でもうCLの試合。しかもアウェイ。これはタフな日程である。 アーセナルのグループステイジ3試合めは、セヴィーヤ(A)。 CLでアーセナルは初戦のPSV(H)で勝ちながら、つぎのLens(A)で敗けてしまっている。グループBをできればトップで勝ち抜くため、今回はどうしても勝ちたい。週末のPLチェルシーでの失望を払拭するためにも、3ポインツが必要だ。 試合をプレヴューしてゆこう。
【マッチレビュー】23/24 EPL チェルシー vs アーセナル(21/Oct/2023)勝てないなら敗けないこと
土曜のPLチェルシー@スタンフォード・ブリッジは、雨が激しく降りつけるなかで結局2-2のドロウで決着。アーセナルは、期待された3ポインツは取れず。残念だ。 試合を振り返ろう。 Sanchez blunders as Arsenal comeback rocks Chelsea