Arsenal, Behind The Scene, Controversy

エジルとアーセナルのマインドゲイムの終わり

昨日の『The Athletic』に掲載されたメスト・エジルのインタヴュー(by デイヴィッド・オーンステイン)は、非常に注目を集めていた。 The Athleticでは去年の10月にもオーンステインがエジルにインタヴューしており、今回もやはりエジルはアーセナルとの契約を最後までまっとうするという、これまでと変わらぬ主張をしている。 去年のインタヴューのときのエントリ。 エジルがクラブへのコミットメントを示すも、アーセナルでの将来は依然として不透明 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING 今回はどんなことが話されたのか、チェックしてみよう。

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ウィリアンの選手プロファイルとひととなり

発表遅くね? もろもろの情報を信じるならば、もう、いつアーセナルが獲得を発表してもおかしくない元チェルシーのウィリアンだが、なかなかアナウンスされずファンをやきもきさせている。ぼくもやきもきしている。なにをやっているのでしょうか。まさかエイジェントフィの交渉をまだしてたり!?(先入観) そんなわけでちょっちフライングながら、もう彼はアーセナルの選手であるという前提でウィリアンを紹介するエントリを書きたい。ウィリアンて誰だよ?エントリである。 あまり突っ込んだ話はないのであしからず。

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19/20EPLウィンガーズのなかのウィリアン

先日チェルシーに別れを告げ、すでにアーセナルのメディカルも受けているという噂もあるウィリアン。 まさに発表前夜という感じであるが、先日のエントリで告白したように、恥ずかしながらぼくは彼のことをほとんど知らないということで(興味がなかったのだからしょうがない)、なにかよきテキストはないかと思っていたら、ちょうどよく昨日r/Gunnersにすばらしいスレッドが立っていた。 [OC] Analysis of Premier League Wingers. What Arsenal would get from Willian. とあるユーザがプレミアリーグのウインガーたちをデータで分析したもので、ウィリアンがアーセナルにいったい何をもたらしてくれるのかについて書いている。 今回はウィリアン勉強シリーズの第一回としてこれの紹介をしたい。Respect.

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アーセナルの「55人解雇」はやはり一般従業員だった?

前々回と前回にひきつづき、アーセナルの財政難からの55人解雇問題。 このブログをメインにアーセナル情報を得ているかたがいたら大変に申し訳ないのだけど、前回のエントリでぼくが書いた「解雇される55人の大半は専門家(スカウト)だった」はどうも間違っていたみたいで。 ヨーロッパ主要エリアのシニアスカウトたちを解雇するというのは間違いないようだが、彼らはAFCが声明のなかで言及した「解雇を計画している55人」のなかには含まれないようなのだ。振り回されちゃってさーせんね。 若干しつこくて恐縮だが、中途半端もいやなのでこの件をさらに少しだけ書く。

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55人スタッフ解雇とリクルーティング部門の再構築

昨日のクラブステイトメントに関する件の続報。 昨日エントリでは、憶測をもとに、なぜ小規模な救済すらクラブはできないのか/しないのか、またクラブ運営におけるラウル・サンレヒとキア・ジューラブシアンのパートナーシップあるいは独裁(笑い)について書いたが、その後の情報によれば、解雇されるという55人の多くはリクルーティング部門のスタッフであることがわかってきた。 今回の件でより注目すべきポイントは、名もなき従業員たちの無慈悲なファイヤというよりは、AFCのリクルーティング部門の長期的なオーヴァホウルプランにあるようだ。

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【Covid-19】アーセナルFCがカジガオ他スカウティングスタッフを含む55人を解雇へ【クラブはどこへ向かうのか】

昨日、アーセナルFCが発表したCovid-19によるクラブ運営への影響に関する声明に、界隈は大いにざわついている。 サンレヒとヴェンカテシャンの署名によるこの声明によれば、アーセナルFCは今回55人のスタッフを解雇することになるという。 An update from your club そしてもうひとつ、信頼と実績のクオリティペイパー『Daily Mail』がエクスクルーシヴで報じた件。アーセナルが人員整理する55人のなかに、リクルート部門のトップ(Head of international recruitment)だったフランシス・カジガオも含まれるのだという。こりゃさすがに驚いた。 Arsenal SACK head of international scouting Francis Cagigao ひどいシーズンのなかFAカップを取り、少ない予算でも興味深い移籍案件が実現しそうな状況にウキウキしていただろうファンには、まったく寝耳に水のショッキングな話である。 いったいアーセナルFCはこれからどこへ向かおうとしているのか。

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ウィリアン獲得前夜に問う。32才に3年契約は無謀か否か

さて。ここ数日のアーセナル界隈でも比較的大きな移籍ニュースがいくつかあったが、そのうちのひとつはチェルシーのウィリアン。このままだと、どうやら彼はアーセナルの選手になりそうだという。 最近までチェルシーが熱心に慰留に努めていたそうだし、数多くのビッグクラブがフリーエイジェントになる彼の獲得を狙っていたということで、現時点でこのブラジリアンの能力はお墨付きと思われるわけだが、一方で財政難のアーセナルにしてはオファーが気前良すぎではないかとその決断を危惧する声もある。 数日以内に決まるという噂もあるいま、アーセナルのウィリアン獲得について、もろもろをつれづれに考えてみた。

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【マッチレビューその2】19/20 FAカップファイナル アーセナル vs チェルシー(1/Aug/2020)ALWAYS FORWARD【マッチスタッツと論点】

FAカップファイナルのレヴューその2は、コメント集にひきつづき試合内容について。

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【マッチレビューその1】19/20 FAカップファイナル アーセナル vs チェルシー(1/Aug/2020)ALWAYS FORWARD【コメント集】

なんと。勝った! FAカップは歴代最多14度めの優勝。 現在プロセスの途上にあるチーム状況を考えれば、今後につながる非常に価値のある勝利だった。 タイトルはいつだって素晴らしいが、今回はなんという素晴らしいタイトルになったのだろう。 ということでこの記念すべき試合を振り返ってゆこう。まずはコメント集から。 FA Cup final 2020: Arsenal 2-1 Chelsea – Aubameyang double secures victory

Arsenal, FA Cup, Match

【マッチプレビューその2】19/20 FAカップファイナル アーセナル vs チェルシー(1/Aug/2020)ビッグスタートのために【試合展望】

コメント集につづいて、試合を展望しよう。 まずはティームニュースから。

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【マッチプレビューその1】19/20 FAカップファイナル アーセナル vs チェルシー(1/Aug/2020)ビッグスタートのために【コメント集】

今晩FAカップファイナルが行われる。 セミファイナルでまさかアーセナルがシティに勝つとは思わなかったし、そもそもこのグダグダのシーズンにおいて、アーセナルがここまで勝ち進んだことは奇跡のようなものだろう。しかしいずれにせよミケル・アルテタが、ヘッドコーチとしてファースト・シーズンからメイジャータイトルを取れるチャンスがやってくるとは、もっけの幸いとしか云いようがない。 PLを8位で終わるなど、現在もひきつづきチームをめぐる状況は相変わらず厳しいからこそ、ここから再生しようというアルテタとこのチームにとってこのトロフィが与える意味はとてつもなく大きい。 また相手は去年もELファイナルで当たったチェルシーとあって、因縁を感じざるを得ないところ。こちらが(CL出場をかけた)重いプレッシャーを背負い、背水の陣で試合に臨まねばならないという試合前の状況もまた去年と同じ構図だ。 雪辱を果たす好機が思いがけず早くやってきた。この機会を逃すわけにはいかぬ。 この試合を占ってゆこう。とても長くなりそうなので、コメント集から。

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【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs ワトフォード(26/Jul/2020)ワーストシーズンが終了

アーセナルは最後に勝って、8位フィニッシュ。 リーグでその順位は25年ぶりとかだそうで。30年とか25年とかでワーストのチーム。それが今年のアーセナルFCである。 さてこれでEPL19-20シーズンが終わり。38試合が終わってみれば、感慨深いと思ったけれど、そうでもないような。PL全体的にもファイナルデイの番狂わせは起こらず、順当な結果で終わったようである。まったく残念だ。 ワトフォードは、もうわれわれにとってはあまり大きなモチヴェイションもないような試合だったから、どんなふうになるかと思っていたが、アーセナルの今シーズン、あるいはこの2年間の奇妙でいびつな感じをみごとに象徴するような試合になっていたんじゃなかろうか。あんな内容でもなんだかんだ勝っているという。もしスタンドにファンがいたら、試合後の反応はブーイングと拍手と入り混じったものになっていたに違いない。 もう昨日からイングランドでも移籍ウィンドウがオープンしているし、世間的には移籍の話題でもちきり。 タイミングを逸してすでにあまり需要もないかもだが、記録のために一応この試合を振り返っておこう。シーズンレヴューや移籍ウィンドウの展望についてはあらためて書きたいので、ひとまずはこの試合だけ。 Arsenal 3-2 Watford: Hornets relegated from Premier League on final day