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COVID-19パンデミックによる英国フットボールクラブの財政的損失

フットボールファイナンスの解説でおなじみの@SwissRamble氏が、昨日表題のようなテーマで連続Tweetsをしていた。 このブログでも先日コロナヴァイラスによるPL中止の現実味という記事を書いたところだけど、財政的な事情がそこにどう関わってくるのかについてはあまり触れていなかった。いろんな決断のなかには当然お金が絡んでくるよねという。 今回は、英国フットボールにこれから訪れる財政への影響についてSR先生のTweetsからざっくり書いてみたい。

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StatDNAのファウンダー、ジェイソン・ローゼンフェルトがアーセナルFCからFIFAに転職へ

つい先ほど、ジャーナリストのデイヴィッド・オーンステインから驚きのニュースが。。 Significant news out of Arsenal – Jaeson Rosenfeld (StatDNA founder, major influence at #AFC over last 10 years & very highly rated) is leaving club to take up a role under former Gunners manager Arsene Wenger at FIFA. With @gunnerblog for @TheAthleticUK: https://t.co/egrVAmkLZq — David Ornstein (@David_Ornstein) March 19, 2020 アーセナルFCのインハウスデータアナリティクスファームである「StatDNA」のファウンダー、ジェイソン・ローゼンフェルト(Jaeson Rosenfeld)がAFCからFIFAへ転職、一足先にFIFAに行っていたアーセン・ヴェンゲルにジョインすることがわかったという。 StatDNAといえば、アーセナルのファン界隈ではもっぱら悪いリクルートの元凶のように見られていたように思われるが、オーンステイン(とジェイムス・ニコラス)の記事によれば、社内的にはそうでもなかったようで。

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EPL中止の現実味とCL/ELスポッツとアーセナル

EPLおよび各国ヨーロッピアンフットボールリーグの再開が予定されている期日まで、およそ残り2週間(※PLは4/3まで)。な、長い。。 現在ヨーロッパではCOVID-19は事態が収まるどころか、毎日ますます感染者/死亡者を増やしており、まさにアウトブレイク。もともと懐疑的に見られていた再開の期日は、まさに絵に描いた餅の様相を呈しつつある。 もしこのまま中断となれば今シーズンの結果はどうなるのか、それともまさかのシーズン無効(null & void)になるのか。そして来シーズンのCL/EL出場はどうなるのか。アーセナルはどうなるのか。 つれづれに書いてみる。

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アーセナルはダニ・セバーヨスを買うべきか?

3-4日ブログを書かなかっただけで、すっかりご無沙汰な気分。 ヨーロッパで猛威を振るうCOVID-19の影響で、PLも先週末に4/3までの延期が発表された。それでなんだか気が抜けてしまって、しばらくブログをサボっておった次第。ゲームしたり映画観たり酒飲んだりしておりました(※いつもどおりだった)。 このままだとこのブログも忘れられてしまいそうなので、また少しづつ書いていきたい。 If the 2019/20 season is cut short, which Arsenal loan stars are likely to join permanently? Arseblogでおなじみのティム・スティルマンが「来シーズンもアーセナルに残るローン選手は誰だ?」という記事を書いていて、それを読んでいたらぼくもその件について何か書いてみたくなった。 とくにダニ・セバーヨス。 彼はぼくの個人的な「推し」でもあるが、いまのチームのなかで考えたとき、クラブ財政を考えたとき、彼とパーマネントで契約することは正しい判断なのかどうか。

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ミケル・アルテタにCOVID-19陽性発覚のインパクト。どうなる19-20プレミアリーグ

いやあ朝から驚いたの驚かないのって、おれたちのビッグボスことミケル・アルテタがコロナヴァイラスに感染していたという。 このおかげでアーセナルはてんやわんや。アーセナルだけじゃなくPLもてんやわんや。 これからの数ヶ月、いったいどうなるんだろう。

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【ブレイキング】EPL含む英国での全フットボール試合が無観客での開催に

『The Times』がブレイキングしているところによれば(※記事は要課金)、UK政府はCOVID-19の蔓延を防ぐため、イングランド国内で行われるすべてのフットボール試合を無観客で行うことを計画している。 実施の要件はコロナヴァイラスの感染者数が「500」に達したときということであるが、すでに英国では460人出ているそうで。早ければもう今日から実施と。 おそらくは週末のPLも影響を受けることだろう。この件についてPLからは、明日(※現地)正式に発表される見込みという。 EXCLUSIVE: All football matches in England will be played behind closed doors under government plans to combat #coronavirus that could be triggered as early as today. Full details from @mhardysport https://t.co/RrI9c7Aqqw — Times Sport (@TimesSport) March 12, 2020 TIMES SPORT: Revealed: Football’s crisis plan #TomorrowsPapersToday ⚽️⚽️⚽️ pic.twitter.com/wlhlv8s8gz — Helen Miller (@MsHelicat) March 11, 2020 ほかにいまわかっていることは、シーズンチケットホルダーファンズの皆さんには、その試合のライヴストリームがもれなく提供される予定だとか(払い戻しはないのかな?)。 詳しいことがわかればまた。 イタリアがあんなことになっていて、ついに有名選手(ダニエレ・ルガーニ)にまで感染者が出てしまったので、いずれこうなることも予想できてはいたが。。 アーセナルFCへの影響。痛い収入減 さて、われらアーセナルFCも当然この影響を受けるが、なかでも痛いのは見込んでいた収入が入ってこなくなることだろう。エミレーツステディアムが無観客になればそれだけ収入が減ることになる。 現在(18/19)アーセナルはマッチデイ収入が年間で£100M程度(正確には£109M)となっているが、シーズンの残りが10試合ということはまだおよそ1/4を残しているので、その部分がごっそりなくなると、だいたい£25~27Mくらいの収入減が予想される。 ほかのクラブもホーム試合の収入が減るのは同じだが、われらが全体収益の少なくない部分をキャパ6万人のマッチデイ収入に頼っていることは知られているとおり(全体のおよそ25% ※ソース)。 早すぎるステイジでのEL敗退も大きなショックだったが、COVID-19による収入減もクラブ財政にとってはさらなる打撃になりそうだ。 もし来シーズンのCLがなければ、夏には補強はおろか、いまのラグジュアリなチームを維持することも難しいかもしれない。 ファンは最悪の事態も想定しておいたほうがいいかも。今後起きるシナリオとしてはそれがもっともありそうなのだし。。 なんてこった。   おわり

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アルテタがエインズリー・メイトランド・ナイルズを使わない理由

本日予定されていたマンシティ戦が、COVID-19のおかげで延期になってしまった。 オリンピアコス(とノッティンガム・フォレスト)のオーナー氏が昨日コロナヴァイラスに感染していたということがわかり、13日前にオリンピアコスと対戦していたアーセナル関係者に感染者が出ている可能性があるとして急遽この試合の延期を決定。クラブは政府の決められた手続きに則り、選手もスタッフも金曜まで自宅待機だとか。 いまのところ、週末のBHA戦は行われる予定のようだが、突然すぎて混乱による心理的影響のほうも心配だ。 さて、そのプレヴューエントリのなかで触れようと思っていた、AMNことエインズリー・メイトランド・ナイルズの現在状況について、この話題が旬なうちにこれだけでも先に書いておこうと思う。 アルテタが来てから、AMNはペッキングオーダーが落ちているどころかベンチにも入らなくなっていることはご存知のとおり。 彼がプレイできるポジション(RB)のコマ不足や、FBやCM、ウインガーでプレイ可能という彼のヴァーサティリティを考えれば、むしろチャンスは増えていいくらいで、彼をまったく起用しないというアルテタの判断はとてもおかしなことのように思えたものだったが、昨日のデイヴィッド・オーンステインのポッドキャストで、その理由が示唆されていたのだった。 Could Liverpool clinch the title in an empty stadium? https://theathletic.com/podcast/144-the-ornstein-and-chapman-podcast/?episode=55

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【延期決定】【マッチプレビュー】19/20 EPL マンチェスター・シティ vs アーセナル(11/Mar/2020)【COVID-19】

※この試合は急遽延期が決定(オリンピアコスめ)。。このエントリは途中まで書いたのでせっかくだからアップするよ。 The Premier League have postponed our match with Manchester City on Wednesday night as a precautionary measure.https://t.co/qTX1QiXjZv — Arsenal (@Arsenal) March 11, 2020 =====ここから===== シティとのアウェイマッチは、シーズン38試合のなかでももっともタフな試合のひとつだ。それゆえに、なんらかの結果を出せれば得るものは大きい。 来シーズンのCLをまだ完全にあきらめていないわれら。今後を占ううえでは、結果はもちろんながら、パフォーマンスと内容が問われる試合になるはず。極論すれば、ここでは「敗け方」も重要になりうる。必ずつぎにつながる試合にしなければならない。 自身のメンターが率いるビッグチーム相手に、彼らを知り尽くした元片腕、新米マネージャーのアルテタがどう挑むか。 チームのセットアップ、局面での読み合い、試合中の調整と、ヘッドコーチ同士の戦術でもみどころの多い、興味深い試合になりそうである。 Manchester City vs Arsenal preview

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【試合前記者会見】19/20EPL マンチェスター・シティ vs アーセナル(11/Mar/2020)シティと初対戦、トレイラ、セドリック、COVID-19の影響……

来るビッグマッチ。 ペップ&ミケルの師弟対決ということで、こんな忙しないミッドウィークのタイミングでなければ、世間的にも試合前はもっともっと注目されていただろう一戦である。ちょっちもったいない。 今回は昨日行われた、われらがボス、ミケル・アルテタのプリマッチプレスカンファレンスの様子をお伝えしよう。 Arteta on facing City and picking Lacazette

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【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs ウェスト・ハム(7/Mar/2020)ホームで辛勝。だが重要な3ポインツ【マッチスタッツと論点】

コメント集につづき、スタッツと試合内容について。

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【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs ウェスト・ハム(7/Mar/2020)ホームで辛勝。だが重要な3ポインツ【コメント集】

ホームでのロンドンダービー、CL出場をかけた厳しい競争のなかでポインツを落とせば心理的大打撃は避けられなかった。重要な3ポインツ。しかし思いの外、苦戦。 マストウィンな試合でちゃんと結果を出した勝負強さはポジティヴながら、またしてもGKに救われるような、残り10試合が心配になるようなパフォーマンスを披露してしまった。 アーセナルにとっては珍しくVARに救われた試合ということで、そこは記憶に残ることになったが、内容は凡戦そのもの。そして、アルテタが来てからもこのレヴェルの相手に苦戦するのはこれが初めてではない。 この3ポインツ&クリンシート&PL3連勝は、たしかにチームの自信を深めるきっかけにはなりうるだろう。しかし、ひとつ間違えれば簡単に崩れ去る危うさも同時に感じているに違いない。 いまこそ自分たち自身を信じる力が試されている。だが、同時にこのチームは何かがうまくいっていないというちぐはぐさ。そんなことをあらためて感じさせる試合であった。 Arsenal 1-0 West Ham: Alexandre Lacazette gives Gunners victory まずはコメント集から。追ってマッチスタッツと論点を。

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【マッチプレビュー】19/20 EPL アーセナル vs ウェスト・ハム(7/Mar/2020)奇跡を起こすための第一歩

19/20シーズン終了まで、残り11試合。 先日も検討してみたように、今シーズンのPLでトップ5フィニッシュできるポインツの最低ラインを「60ポインツ」と、例年よりもかなり低めに仮定しても、今後アーセナルに必要なポインツは23ポインツ。11試合のなかで最低でも6勝が必要というタフすぎる戦いに(しかも敗けなしという条件)。 相変わらずライヴァルチームも不安定なため、毎週順位が入れ替わるような目が離せない状況がしばらくつづくだろうが、いまはとにかく、われわれのこれまでのフォームを劇的に改善させることに集中しなければならない。 まずは勝ちが見込める試合では確実に3ポインツ取ること。ホームでのウェスト・ハムは、この11試合のなかでも明らかにそのような試合に分類される。マストウィンである。 Arsenal vs West Ham LIVE!