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アルテタがエインズリー・メイトランド・ナイルズを使わない理由

本日予定されていたマンシティ戦が、COVID-19のおかげで延期になってしまった。

オリンピアコス(とノッティンガム・フォレスト)のオーナー氏が昨日コロナヴァイラスに感染していたということがわかり、13日前にオリンピアコスと対戦していたアーセナル関係者に感染者が出ている可能性があるとして急遽この試合の延期を決定。クラブは政府の決められた手続きに則り、選手もスタッフも金曜まで自宅待機だとか。

いまのところ、週末のBHA戦は行われる予定のようだが、突然すぎて混乱による心理的影響のほうも心配だ。

さて、そのプレヴューエントリのなかで触れようと思っていた、AMNことエインズリー・メイトランド・ナイルズの現在状況について、この話題が旬なうちにこれだけでも先に書いておこうと思う。

アルテタが来てから、AMNはペッキングオーダーが落ちているどころかベンチにも入らなくなっていることはご存知のとおり。

彼がプレイできるポジション(RB)のコマ不足や、FBやCM、ウインガーでプレイ可能という彼のヴァーサティリティを考えれば、むしろチャンスは増えていいくらいで、彼をまったく起用しないというアルテタの判断はとてもおかしなことのように思えたものだったが、昨日のデイヴィッド・オーンステインのポッドキャストで、その理由が示唆されていたのだった。

Could Liverpool clinch the title in an empty stadium?
https://theathletic.com/podcast/144-the-ornstein-and-chapman-podcast/?episode=55



AMNの状況について語るオースティン

ポッドキャストでオーニーが語ったというくだりはこうだ。

A long time ago Maitland-Niles expressed a desire to not play at right-back as he favours a central midfield position. Arteta isnt receptive to players indicating where they want to play, they would play where they are told to play for the good of the team.

だいぶ前にメイトランド・ナイルズはCMポジションでプレイしたいので、ライトバックではプレイしたくないと表明していたが、アルテタは、選手がどこでプレイしたがっているかを受け入れるタイプではない。チームのために、彼らは云われたポジションでプレイする。

Maitland-Niles has been late for a couple of training sessions & certainly Arteta wouldn’t like that given the discipline & behaviour & respect culture is so important to him. And some people around #Arsenal feel that he could be ‘done for’ at the club.

メイトランド・ナイルズは何度かトレイニングセッションに遅刻し、それはもちろんアルテタの好むところではない。ディシプリン(規律)、振る舞い、リスペクトといったカルチャーが彼にとってはとても重要だから。

アーセナルの周辺にいる人の中には、クラブで彼は「終わった」可能性があると感じているものもいる。

前段は、以前から広く指摘されていたことで、このブログでもそのことについては何度か書いた。

彼が自分のことを「ディフェンダーじゃない」とインタヴューで語っていたのは事実である。

一方でアルテタはそういった選手の姿勢を歓迎しないと。彼の選手たちとの関係性における「問答無用(non-negotiable)」な方針を思い返せば、選手が自分でポジションを選り好みすることは、ボスが決めたやり方に従わないのと同じようなものだし、またチームの利益を第一に考えず、自分のやりたいことを優先する利己的な姿勢に見えるのだろう。全員にチームプレイを求めるアルテタのやり方には沿っていない。

ウナイ・エメリが、AMNのDFじゃない発言の直後に彼をウインガーとしてプレイさせていたことを思い出さずにはいられないが、彼はそういうマネジメントをやっていたから、自分の思うように選手たちをプレイさせられなかったのかもしれない。

アルテタがグアルディオラについて「いつだって選手を自分のやりたいやり方でプレイさせる」と憧れを口にしていたが、それは選手たちを納得させられるだけの強さが根底にあるからで、ボスというものは断固として考えを曲げていはいけないと、アルテタは考えているのだろうと思われる。だから彼は“non-negotiable”を強調しているのだ。

今回ショッキングだったのは後段のほうである。AMNが何度かトレイニングに遅刻しているという件。こりゃほんとうならダメだ。プロの姿勢ではない。彼はアルテタからの扱われ方にふてくされているのだろうか?

ぼくは、AMNが心を入れ替えて(当初ディシプリン問題を示唆されながらカムバックしたセバーヨスのように)そのうち起用されるようになるのではないかと楽観的に思っていたのだけれど、遅刻は致命的に思える。エメリ時代ならともかく、いまはより厳格なアルテタ時代である。

この件が真実であるならば、AMNは夏に売却される可能性が高まったように感じる。

8 Comments on “アルテタがエインズリー・メイトランド・ナイルズを使わない理由

  1. 例え出て行く事になったとしても改心してコミットしてプレイ出来ることを示していってほしい。
    それがAMNの将来のためにもなるだろうし

  2. 本心をマネージャーに伝えることは大事だと思いますが、メディアにぶちまけるのは良くないかなと思います。そうされて気分のいい人はいないはず。

    FBが嫌というのも有りだと思う。アルテタはFBじゃなく、CMやウインガーとして試合に出たいならトレーニングで目を見張る活躍をして、自分を認めさせてみろということを言ってたんだと思いたい。

    にも関わらず遅刻を繰り返してるのであれば、しょうがないですね。彼のことは嫌いじゃないので、別のチームで花開けばよいかなぁと思います。

    ペップですら、イブラなど水の合わない選手もいたので、アルテタにもそういう選手がいてもおかしくはないと思います。どんな名監督でもスカッドの全員を満足させることなんて不可能だと思うので。

  3. AMNのことを前回触れたので、、
    母親のことがだいぶ昔取り沙汰されましたが、今回ナイルズ本人のことで、、
    HG枠が厳しくなりつつありながら若手が台頭し始めてるので、登録枠自体はまだ少し余裕あるでしょうけど、、

    サカがはっきりしないなかAMN と両方流出になったらもう。。
    正直サカもAMN もFB なら

  4. AMNのことを前回触れたので、、
    母親のことがだいぶ昔取り沙汰されましたが、今回ナイルズ本人のことで、、
    HG枠が厳しくなりつつありながら若手が台頭し始めてるので、登録枠自体はまだ少し余裕あるでしょうけど、、

    サカがはっきりしないなかAMN と両方流出になったらもう。。
    正直サカもAMN もFB ならトップリーグで通用するけど他だと、、と思ってるんで、、
    うーんアルテタなこのコンフクリト解消してくれると期待します

  5. 一応、オーニーも「聞いた話で、真実かどうかは分からない」と言っているので、彼が終わったかはまだ分かりませんね。

    まぁ、【アーセナルでプレーできるのならどこででも出るよ】って思う選手もいれば、【アーセナルの〇〇でプレーする事を夢見てきたんだ】って思う選手もいるって事なんですかね。彼は恐らく後者故、それぞれの監督に意思表示(=アピール)をしたけど、少なくともそれが今のアーセナルのニーズと合っていないのは間違いなさそう。クラブが再建中でなければ、本人の望む場所でのプレー機会もあったろうと思います。ただ、クラブとしては彼に譲歩している暇もないし、彼もここで実績を残す事に執着していないのなら、お別れを選ぶのが両者にとって最善だとは思いますね。

  6. こういうのを見るとマスチェラーノのインタビューを思い出しますね。

    「僕は知っていたよ。バルサでボランチをやるのは、ほとんど不可能だということをね。ただ、CBでなかったとしたら、おそらく僕はバルサに残れなかっただろう」
    「本来の僕のポジションではないけれど、今は自分をCBだと感じられる。『再転換されたCB』という表現は、僕にとっては言い訳になってしまうかもしれない。中盤でプレーするときは、自分へのご褒美だと思っているんだ。だから、よりプレーを楽しむことができる」

    まぁバルサとアーセナルは違いますが、現状優秀なアタッカーが揃っている中で彼が出場できるならそのポジションしかないわけで…
    まぁやりたいポジションと適性のあるポジションが違う場合もありますからね。ルーニーも4-4-1-1の後ろ目のポジションで輝いていましたが、本人はセンターフォワードやりたがってましたからねぇ。

  7. サカも事あるごとに「僕はLBじゃない」と言ってるけど、LBとしてのプレーを改善することにも意欲的だ。AMNにも見習ってほしいもんだ。

    ただサカは臨時のLBとしてベストを尽くす一方で「この経験はウイングに戻った時に生きるから」(公式HP)とも言ってる。言い方も態度もAMNよりずっと大人だけど、それは「LBになるためではない」ということで、言ってることはAMNと何も変わらない。

    こんなにFWばかり大量に抱え込んだチームでは、サカもAMNもここで自分が最高の選手になれるとは思わないだろう(僕も思わない)。特にサカはウイングでならすでにトップレベルの選手だが、アーセナルにいる限りは守備の悪い2流のLBに過ぎない。

    アルテタが彼らに規律を要求するのは当然で、これは譲るべきではないと思う。しかし同時に、選手が自分のキャリアを任せたいと思うようなチーム構成にしなければいけないと思う。それはクラブの仕事だ。

    1. 我がクラブの生え抜きでもAMNには同情出来ない。
      ワールドクラスのFWオーバメヤンがサイドで文句も言わず懸命に守備に戻る姿を彼はどんな想いでベンチから眺めているのだろうか。

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