ミッドウィークの試合ということもあってかつてない空席が目立つスタジアム。しかしながら、ホームで6発大勝。クリンシート。BATEはいうほど弱くなかったしがんばったと思うが、アーセナルの2軍クオリティがそれをことごとく上回った。消化試合ということであまり評価してはいけない試合だとは思う。思うけど、珍しいゴールもいくつかあったりでまあふつうにうれしい。
17/18UEL アーセナル vs BATEボリソフ スターティング
消化試合は驚きの布陣に。。
Oh. なんと4バック。これは珍しい。4バックスタートはいつぶりだろうか。マンU戦の怒涛のラッシュというかカミカゼアタックで味をしめたのかもしれない。アーセナルの4バックは実質2バック。攻撃は分厚い。
そして3トップ+No.10というこれまた攻撃偏重のアタッカー陣。3CBではNo.10系の選手は前線の3人に組み込まれていることを考えると、攻めて勝つというボスのメッセージは明らか。その分エルネニーとコクランが中盤のかなり広いエリアをカバーしなければならないが、構うもんか。それもアーセナルらしい。
17/18UEL アーセナル vs BATEボリソフの論点
#スーパージャック
ジャック・ウィルシャーが大活躍。90分走り続けた。チャンスメイカーというかゲームメイカーというかストライカー? 中盤を支配した。もうエジルなんていらないんや! おれたちにはジャックがいるんだから!
ボス「ジャックは良かったよ。W杯? 当たり前じゃないか。バロンドールだって獲れるだろう」
これでチャンスを得られるようなら彼ももうシーズン中にアイススケートなんて馬鹿げた遊びは行わないだろう。しかしこのパフォーマンスはジャックにとっては自分の価値を示すいい機会になったともいえる。1月に売られたら悲しいぞ。
珍しいゴールスコアラーたち
ドビュッシー、ウォルコット、ウィルシャー、ジルー、そしてエルネニー(6点のうち1点はOG)。みんなで得点を分かち合うというアーセナルらしさよ。
2014年以来だというドビュッシーのゴールももちろん珍しいけど、ジャックやエルネニーのようなふだんは得点に縁のない選手たちがビューティフルゴールを決めたのがうれしい。
いざシュートとなるとなぜかいつも吹かしてしまう彼らには、シュートはゴールへのパスなんだということがこれで理解してもらえただろうか?
ヴェンゲル監督アーセナルで700勝を達成
Congratulations, boss#AFCvBATE pic.twitter.com/DheJHTLiPJ
— Arsenal FC (@Arsenal) 2017年12月7日
偉業。経験だけは誰にも負けない。そんなボスである。
ヤンガンズ
この試合でスタートしたのは、左WBのメイトランド・ナイルズのみ。怪我人が少なすぎるせいでいつもUELではスタートしていたネルソンやウィロックが押し出された格好だ。
ナイルズはとてもよかった。後半、とくに終盤は息切れしてしまったけれど、彼は左サイドで違いをつくっていた。パスセンスやスルーボールを呼び込むオフの動きなど非凡なものがある。さすがに現時点でコラシナツやモンレアルより優れているとはいえなくても、近い将来にはファーストチームで見ることができそう。
ヤングガナーといえば、印象的だったのは交代でエンケティアとネルソン、ウィロックが入ったこと。彼らは時間も時間だったし大した見せ場もなく終えたが、ちょうど彼らがピッチに入ったあとにベンチに座っていたアクポンやJRAらがカメラに抜かれていて、彼らの心情を思うとちょっと同情したくなった。自分よりもっと若い選手たちに追い抜かれていく彼らを目の当たりにして、競争世界の厳しさを知った。
UEFAヨーロッパリーグ、32クラブ組み合わせは?
これで今季のUCL、UELともにグループステージの全日程を終了。UCLの脱落組も合わせて決勝トーナメントの出場クラブが決定した。32、16、8、4、2とあと5クラブに勝てば優勝。
以下UEL公式ツイートより、シードクラブと無シードクラブそれぞれの出場クラブ。やっぱりアトレチコ来ちゃったな。UEL3連覇の謎記録を持つセビーリャがいない。
⚽️ #UELdraw seeds:
AC Milan
Arsenal
Atalanta
Athletic Club
Atlético*
Braga
CSKA
Dynamo Kyiv
Lazio
Leipzig*
Lokomotiv Moskva
Plzeň
Salzburg
Sporting CP*
Villarreal
Zenit pic.twitter.com/AYTi1QYmOV— UEFA Europa League (@EuropaLeague) 2017年12月7日
#UELdraw, UNSEEDED:
AEK Athens
Astana
Celtic*
Crvena zvezda
Dortmund*
FCSB
København
Ludogorets
Lyon
Marseille
Napoli*
Nice
Östersund
Partizan
Real Sociedad
Spartak Moskva* pic.twitter.com/kpTiXm4W9T— UEFA Europa League (@EuropaLeague) 2017年12月7日
アーセナル公式によると、アーセナルが対戦する可能性があるクラブは以下となる。
Napoli
Celtic
Borussia Dortmund
FC Astana
Partizan Belgrade
Ludogorets
AEK Athens
Lyon
FC Copenhagen
Steaua
Marseille
Ostersunds
Nice
Real Sociedad
ハズレはナポリやBVBあたり。それ以外はELっぽい顔ぶれ。勝てんじゃね?