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【マッチレビュー】18/19EPL アーセナル vs レスター(22/Oct/18)エメリボール炸裂の巻【試合の論点】

ホームでのレスター戦、苦しんだ前半をヘて今季のトレンドである後半の圧倒的な巻き返しと終わってみれば快勝で、公式戦10連勝はアーセナルにとっては2007年以来という記録的な連勝となった。

結果はもちろん、内容もわれわれファンが観たかったパフォーマンスそのもので、今回ばかりは語らねばならないことが多すぎてちょっと困る。

コメント集につづいて、試合をレヴューしつつ気になったところを中心にざっくり語ってまいろう。



アーセナル vs レスターの論点。

まずはゴールシーンから

何度観ても癒やされますなあ。これはエメリボール。

エジルのゴールへのパスに目を奪われがちだけど、ボックス内でぶっ潰れて一瞬DFの集中を切らせたミッキーの隠れたアシストも見逃せない。

ハーフスペースを攻略するベレリンのランとエジルのセクスィーなスルーボール。シビれるわ~。

Arsenal are in the goove. レノ→ジャカ→トレイラとつないでチェンジ・オブ・ペイスのヴァーティカル・パスからの。イウォビのダミー、スルーしてボックス内に走り込んだエジルへラカゼットの極めて利他的で優しいパスにも注目したい。

はあ。美しい。あたしため息がでちゃう。

レスターのアーセナル対策とアーセナルの対アーセナル・カウンター

レスターの対アーセナル戦術

序盤から、レスターの前からどんどん行く積極策はかなりうまくハマった。

ベレリンのオウンゴールと記録されたが、あの流れのなかでは単にアンラッキーともいい切れない失点で、ボックス内でのホールディングのハンボー見逃しや、レノのファインセイヴがなければ前半だけでもう1-2点くらいは取られていてもおかしくはなかった。

アーセナルはレスターのハイプレスにだいぶ手こずり、ホームでありながら前半自分たちのペイスがなかなかつかめず、前半終わり頃にエジルが美しいゴールへのパスを決めるまではかなり苦労したといえる。

DAZNの中継で解説の清水英斗さんが指摘していたように、レスターはアーセナル対策をかなりしてきたようで、バック3(3-4-1-2)は今季のレスターでは珍しいフォーメーションだったらしい。

  • アーセナルのバックからのビルドアップを阻む人数をかけたハイプレスからショートカウンター
  • 自陣ゴール前ではCBとFBの間へのスルーボールを出すスペースを3CBで消し、アーセナルの得意な攻撃を無効化
  • 自陣にブロックを敷いて固く守りボールを奪えばヴァーディとイエナッチョのふたりがつねにカウンターでアーセナルのハイラインの裏を狙う

意図はわかりやすかったが、これがかなり効いた。

アーセナルはボールを持ってもずっと攻めあぐねたし、ひとたびボールを失えばカウンターでチャンスもつくられた。

アーセナルのビルドアップは、LBに慣れないリヒトシュタイナーがいる左サイドにボールを追いやられることが多かったのも、レスターの策だったかもしれない。

右はチルウェルに対応するためベレリンが引きずられ、左はビルドアップに苦労するというシステム上の不安定さがあった。

また、序盤でイウォビがなかなかボールに触れない時間が続いたのは、何度かエジルとイウォビのポジションが重なってしまうシーンが見られたように、今季2回目のセンターでスタートしたエジルが前後左右でかなり自由に動き回った影響を感じた。エジルの動きはもちろん悪いものではなかったが、エジルのしばらく見なかった積極的なボールへの関与にコンビネイションには多少の時間を要したと思う。

こうして、おそらくは前半はレスターの思い通りの試合展開になった。

しかし、レスターは前半だけで消耗してしまったのか、後半はハイプレスのインテンシティががっくり下がってしまい、そこにアーセナルがつけ入るスキが生まれた。

こういう試合展開だったら、レスターはもっと早くヘッドレス・チキン・プレスができるシンジ・オカザキを投入しておけばよかったかもしれない。

アーセナルの逆襲

この連勝で大いに称賛されているが、この試合でも引き続きエメリがサブスティテューションによるシステム変更で試合の流れをぐっと引き寄せる冴えを見せた。

61分にミキタリアン、あまり左サイドで効いていなかったリヒトシュタイナーを下げると、オバメヤンとゲンドゥージを投入。ジャカをLBに配置するという驚きのポジショニングを敢行。

この時間帯ではすでにレスターはかなり押し込まれる展開で、アーセナルにとってはさらにプッシュするチャンスとなったが、交代の2分後とそしてその3分後にはオバメヤンが立て続けに得点。何人もの選手が絡み、チームプレイで取ったビューティフルゴールということで、たった数分間の大逆転劇に最高潮に盛り上がるエミレイツステディアム、意気消沈するレスター。試合を決めてしまった。

あまり語られないが、この時間に入ってのゲンドゥージのピッチ中心から右へ左へと放たれる正確なロングレンジパスもとても印象的に思えた。彼のパスレンジと長短/強弱のメリハリはどう見てもエルネニーのそれよりも上のレヴェルにあるように見える。レスターのモチヴェイションをくじくには十分だったろう。

またLBに入ったジャカもこの時間帯では攻め上がることはほとんどせず、センターのディープライイング・プレイメイカーの役をゲンドゥージに譲って以降、左利きの彼は左サイドでポゼッションに無難に貢献した。

オバメヤンの投入から、右サイドにまわったイウォビはベレリンとのコンビネイションで右サイドを制圧、前半とは逆にチルウェルを抑えることに成功。

後半のアーセナルはほとんどやることなすことが成功し、なんとヴァーディの便意まで誘発。ピッチから強制退場させ相手チームを10人にするという離れ業まで披露した。

エメリしゅごい。。

メスト・エジルのAFCでのベストゲイム

ほとんどのひとがそう思ったと信じているが、この試合はエジルが13/14シーズンにアーセナルに加入してから彼のベストのパフォーマンスだったと思う。

  • 80 – タッチ
  • 93% – 62/67本 パス成功率
  • 86% – 31/36本 ファイナルサードへのパス成功率
  • 4 – チャンスクリエイト(オープンプレイから3、ビッグチャンス2、アシスト1)
  • 1.3 – xA
  • 1 – シュート、1SoT、ゴール1

今季、彼の右サイドでのワークレイトの低さからするとこの試合のパフォーマンスはこれまでとは雲泥の差があり、見違えたとしかいえない。

つねにスペースに入り込みつねにボールに触りパスでリズムをつくるさまは、まさに試合を指揮した(オーケストレイト)という表現がぴったりのマエストロぶりだった。

自分でも相当の手応えがあったのだろう、普段は途中交代には不満げな様子を見せる彼も今回ばかりは途中交代で笑顔が見られた。あの交代はもちろん功労者へセレブレイションのためのものだったろう。

好調の原因はいくつか考えられるが、もちろん真っ先に考えられるのはNo.10ポジションである。

彼はエメリ・アーセナルになってからなかなか自分がもっとも得意とするポジションで使ってもらえず、少なからずストレスをためていたはずだ。

ラムジーのセンター&エジルの右サイドというコンビで、エジルは辛抱強くシステムへの適応を探ったはずだが、結局それはうまくいかなかった。

そして、エジルはNo.10で起用されるとエメリの期待以上のパフォーマンスを見せたということに。

あともうひとつ好調の原因を指摘するとすれば、やはりナショナルティームからの引退だろう。

彼がDFBとのトラブルでNTからのリタイヤを表明して以来、アーセナルはその恩恵を受けるはずだといわれながら、なかなか目に見えるかたちでは効果を感じることはできなかった。

しかし、今回のビッグパフォーマンスはNTデューティから解放されて、その分体力的にも精神的にも消耗せずに済んでいることの影響がないということはないだろう。今後も期待していいのかもしれない。

今回キャプテンに指名されたこともパフォーマンスが向上した原因だと思いたい。

こういってはいい方が悪いかもしれないが、彼が悪いとき、アーセナルにおいてはずっとまるでチームの部外者のように振る舞っているように見えた。

チームメイトのパスミスにあからさまに落胆の様子を見せたり、自分が交代と見るや不満げな様子を隠さない。わりとわがまま放題で、彼のボディ・ランゲージが長らく批判されてきたゆえんでもある。

それがチームのキャプテンとしてプレイしチームを牽引。最高のパフォーマンスを見せた。若い選手を始めチームメイトたちが口々にキャプテンを称賛し、それがまた本人の自信となり返ってくる。こんな好循環はあるだろうか。

エジルはアーセナル一のビッグプレイヤーであり、彼はプレイでチームを引っ張っていかねばならなかった。それがある意味、ついに実現したというのだから、これが興奮しないでいられようか!

今後、彼にとっては、このパフォーマンスを継続していけるかどうかが課題になるが、このポジティヴなヴァイブスが充満したチームならきっと続けていくことができるとぼくは信じている。天高くどこまでもいってほしい。

なお、エジルはこの試合の得点で、プレミアリーグにおけるドイツ人ゴールスコアラーのベスト・ワンになったそうな(ていうか4位にロベルト・フース?)。やべえ。

イウォビはなぜ覚醒したのか。エメリのインストラクション

この試合ならエジルを誰よりも最初に語らざるを得ないが、もちろんぼくはイウォビについて語りたくてしょうがない。

この試合でも彼はとても効いていた。効いていたっていうより、もう効きまくりである。

あんまり毎回股抜きをやるんで、一部では「イウォビーニョ」とか「ナツメグ・プリンス」ともいわれはじめた。

彼の最近の成長っぷりに驚いたり満足しているファンは多いと思うが、なぜ彼は突然成長を始めたように見えるのだろうか。

ぼくはイウォビの成長がエジルと好対照のように感じていて、要するに、自由を与えて輝く選手と正しい指示を与えられて輝く選手がいるということ。あるいは、イウォビは22才と若く、選手としてまだ「適切な指示」が必要なフェーズにいるといってもいいかもしれない。

イウォビはエメリから正しいインストラクションを受けて、プレイに迷いがなくなったことが最近のパフォーマンスに大きく影響しているとぼくは感じている。

もちろんイウォビのタレントはヴェンゲル時代から疑いはなくて、だからこそ彼はアカデミーの厳しい競争を勝ち抜いて現在の立場を築いているわけだが、そのようなヤングプロスペクトとして将来大成する可能性は感じさせながら、ヴェンゲル時代は伸び悩んでいたとも思う。

ぼくは、このブログでも何度か書いたと思うけれど、とくに彼のファイナルサードでの判断力や決断力にずっと疑問を感じていた。

ボールを持って危険なエリアに侵入するまではいいが、どうしてもパスを出すタイミングや場所を間違えてチャンスをふいにしてしまう。何度彼のそういったプレイで(悪い意味の)ため息をついたことか。

ぼくはその原因は彼がレギュラーでプレイできずにおり、いわゆる試合勘の欠如からくるものだと思っていた。だから、カップ戦要員としてチームにいるよりは、毎週プレイできるクラブにローン移籍するべきだと思っていた。

しかし、彼はエメリのチームで絶対のレギュラーではないものの、あきらかにプレイ精度が改善し、出来不出来のムラがなく、成長曲線に乗り始めたように見える。

それはつまり、エメリの指示が明快だからではないだろうか。ポジショニングやパス、動きの目的や意図をはっきりと理解している。だからつぎのプレイを迷わずに即座に行動に移ることができる。その結果、プレイの選択を間違わない。

上のツイートのナツメグのシーンでも、左サイドを駆け上がりふたりのマークをいなしてボールをキープするまではこれまで通りだが、その後すぐにショートパスを出していることに注目したい。以前の彼なら相手を抜いたことに満足して(調子に乗り)ボールを出さず、結果再度囲まれてボールを奪われたりしていただろう。そういう傾向のある選手だった。

エメリはスクワッドにかなり詳細に動きの指示を出すというが、それはヴェンゲル時代にはなかったものだ。だってヴェンゲルさんは、選手のクリエイティビティを尊重するといって指示なしで個々のインスピレイション任せで自由にやらせたのだから。この伝説がどれくらい真実かはわからないけど、彼のチームを見ていればホントっぽい感じはする。

近年ではエジルやサンチェスのようにヴェンゲルの下で大いに自由を謳歌した選手もいるが、やはりチームには正しいインストラクションが必要だった。アーセナルに必要なのはズバリそれだったといってもいいくらいだ。

ヴェンゲル時代には自由すぎてプレイに迷いがあった。しかしエメリの指示で彼は自分のやるべきことを完璧に理解できるようになった。それが彼の進化を助けている。

シーズン序盤ながら、いまのところ、エメリのコーチングにおける最大の受益者は彼ということになりそうだ。

オバメヤンのワークレイト

残り30分で投入されてまた2得点。バケモンか。

フースコでも今季のPLでサブ選手で最高のレイティングを叩き出している(3位も)。

Redditのとあるスレッドでも指摘されていたように、彼は人並み外れたペイスばかりが取り沙汰されがちだが、彼の最大のストロングポイントはポジショニングでこの試合でも十分発揮されていた。それはアウェアネス(嗅覚)であり、年齢で衰える類のスキルではないと。

すでに29才ということで、長期の貢献は望めないかもしれないがラカゼット共々、ここまで移籍金以上の活躍をしてもらっている。

オバメヤンは57分間のプレイで4得点。これを続ければ今シーズン180ゴール取れる。

この論法嫌いじゃない。

長くなりすぎたのであとはひとことで。

その他の選手たちについて

ラカゼット

この試合のラカゼットもほんとうに良かった。彼には珍しくことごとくゴールには嫌われてしまったがそんな日もあるだろう。

ラカゼットとオバメヤンというふたりの最高級FWをチームにかかえていることはエメリの頭痛のタネになってしまっているが、本人たちの仲がよいことにだいぶ救われてもいる。

レノ

不安だったショットストップも期待以上だし、配球も落ち着いていて正確。バックからビルドアップする、まさにそのために取ったGKだ。

このパフォーマンスならチェクが戻ってもファーストGKは譲らないだろう。チェフには気の毒だがそれが健全である。

ムスタフィとベレリン

彼らもイウォビと同様、エメリの下で成長を続けているといわれている。

あなたはどう思いますか。

今季PLでベレリン(4)よりアシストしているのはシティのメンディ(5)だけ。フルバックの選手のなかでかな?

トレイラ

この試合、エジルを始めオバメヤンやイウォビなんかが目立っていいプレイをしていたから、あんまりトレイラのことがいわれないけどすげえいい試合してたよなあと思っていて。

中盤でかなりボール奪ってたし、正確なパスも相変わらずだしと思っていたら。

ボールリカヴァリーを13回やってたらしい。バケモンか(リプライズ)。

トレイラみたいな選手のすごさに気づけるフットボールリテラシーが自分にあってほんとによかったなあとおれは思います。

「プロジェクト84」について

急に思い出した。

誰もおぼえてないと思うけど、トップ6に全敗してもいいからそれ以外で全部勝たせてお願い悪魔! っていうプロジェクトを個人的にやってるんだった。手前味噌でゴメン。

ぼくがエメリ・アーセナルのトップ4フィニッシュを信じるようになった理由と「プロジェクト84」

このレスター戦の勝利でまた一歩プロジェクトの完遂に近づいてんだよね。

 ポッシブル21ポインツで21ポインツをゲット。

84ポインツまでじつに1/4だから、もう25%を消化したことに。これいけんじゃね?

プロジェクトのハッシュタグは #project8x4 だよ。

以上。

まだ書き残した/書き足りない気がしてならないが、きりがないね。

つぎの試合はもうすぐ、木曜(日本時間金曜深夜25:55)のEL、スポルティングCP、アウェイマッチ。

今日ポルトガルに経つそうで。厳しいスケっすなあ。

PS
先日ロンチされた「FM19beta」をプレイ始めていて、それについてなにか書こうと思っているけど時間がない。。



※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

5 Comments on “【マッチレビュー】18/19EPL アーセナル vs レスター(22/Oct/18)エメリボール炸裂の巻【試合の論点】

  1. ワールドカップで初めてエジルを見たとき、カウンターでピッチを泳ぐように疾走するのを観てなんてエレガントなんだと感動しました。今回の試合でその時の衝撃を思い出しました。
    レノやトレイラの活躍は凄く嬉しいですし、チームの屋台骨が強化されたと思います。
    最近気になっているのは、評価が落ちていたムスタヒとホールディングです。危ない場面もありますが、昨シーズンに比べるとかなり安定しており、年上だけどおっちょこちょいでイケイケのムスタヒと若いけど落ち着いたホールディングのコンビは意外と!?良いコンビなのではと感じています。
    いずれにせよ、完璧な試合でなくても選手の気持ちが感じ取れる試合を見せてもらえれば満足です。

  2. ELの途中出場は流してたので、エジルがまともにトップ下で出場したのは初ですかね。

    オバがサイド起用でもイキイキとプレーしてましたね。これは2列目の選出と、ジャカのSBが関係してるのかなと思いました。
    今季ラムジーがトップ下(ほぼトップ)になったことで、3列目だった頃とは違って走り込む前のスタート位置がそもそも高く、さらにエジルが中に寄ることで、オバが中央へ入り込む余地が無かったように見えました。
    さらにナチョは高い位置をとるので、いよいよオバの行き場が無くなっちゃうのではないかと。

    特にエジルとラムジーの同時起用は攻撃をカオスに、守備を薄くさせていたと思うので、この先は好転していくのではないかと期待してます。

  3. 異様なまでにセカンドハーフ強いですね!
    解説の方も言ってましたけど、今季PLでファーストハーフのスコアだと7分1敗(シティ戦)。
    ベンゲル体制後期ではセカンドハーフ、特に終了間際にやられるイメージがあったので、エメリのゲームマネジメントが優れているんでしょうか。上位との対戦が本当に楽しみです!!

    全選手の高パフォーマンスの中でも、僕はベレリンのプレイに目を奪われました。
    失点には絡んでしまいましたが、攻撃ではとてつもない武器になっていると。
    勝手なイメージですが、エジルとベレリンってプレイビジョンが合わないのかなと(ベレリンがいつも怒られてるイメージ)思っていたのですが、成長してるんですね。
    今後も大いに期待です!!

  4. xGのグラフは面白いですね。エジルの得点がいかに難しいものか、オーバメヤンの得点が(シュートに限り)いかに簡単だったか、最後のラカゼットのシュートミスがいかに優しいにもかかわらず外してしまったか、が容易に見て取れますね。

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