リーグ・アン、ナントから今月PLカーディフ・シティに移籍したストライカーのエミリアーノ・サラ。
搭乗した飛行機が失踪するという痛ましい事故からすでに捜索は打ち切られているが、今後も有志が資金を募って私的に捜索がつづけられるという。
同じ時期にチャイナクラブからのオファーを断ってカーディフを選んだのは、本人のPLでプレイしたいというたっての希望だったというのだから悲しい。
アーセナルにとっては今回のカーディフ戦は、ホームでしかも相性のいい相手ということで、厳しいシーズンのなかで比較的精神的余裕をもって戦える数少ない試合ながら、プレイに集中することが難しい試合とも云えそうだ。
ボスの試合前コメント
またいろいろぶっちゃけてしまったプレスカンファレンスより。
(ローラン・コシエルニとソクラティスを失いました……)
エメリ:グッドアフタヌーン。彼らは明日は出られないが、いいニュースはある。たとえばローラン・コシエルニはアゴを骨折してはいなかった。それとソクラティスはそう大きなケガではなかった。どれくらいの離脱になるかはわからないが、たぶん2-3週間といったところだろう。
(いまディノス・マヴロパノスのチャンス……)
彼はこの一ヶ月わたしたちと一緒に取り組んできたし、U-23でプレイも問題なかった。明日のスクワッドには入るしプレイする可能性もある。
(イヴァン・ペリシッチについてと彼にアプローチしているのか……)
補強についてはクラブが取り組んでいるところだ。どんな選手についてなのかはわたしはよく知らない。ただ可能性があるのは右か左のウイングでプレイできる選手だ。
(ペリシッチはアーセナル加入を望んでいる……)
ここに来たい選手がいるというのは、いいニュースだと思うよ。
(デニス・スアレス……)
同じだ。この移籍市場は簡単じゃない。クラブは補強に取り組んでいるとしか云えない。可能性だ。それがもし成るならチームにはいいことだ。
(新しいサインに自信は……)
わからない。なぜならこの移籍ウインドウは簡単じゃないから。クラブはできるだけやってくれていると思う。
(もし補強ナシだったらがっかり……)
いいや。2ヶ月前からそれについて話しているが、簡単じゃないということはわかっているから。
(ディフェンダーの状況と補強について……)
だから同じだって。わたしはなにも云えないし、状況によるということ。簡単じゃないというのは、要するにいまいるスクワッドの選手よりもいい選手じゃなきゃならないんだ。それが難しさだよ。もし誰か補強できるとしたら、われわれが彼がチームを助けられる選手だと太鼓判を押す選手になる。
(チームでディフェンスのカヴァーはできている……)
スクワッドのなかにはセンターバックでプレイできる十分な数の選手がいる。問題はそこにたくさんのけが人を抱えているということだ。選手はいる。ほかの選手たちがよくプレイしているのに、もし誰かを補強するとしたら、そのときは問題を抱えることになったときだ。
(カーディフ戦についてとエモーション……)
わたしたち全員の気持ちはナントとカーディフとともにある。そして選手とパイロットの家族や友人とも。明日わたしたちはそれを思い起こすことになるだろう。そしてそのあとには試合を戦うことになる。エミリアーノ・サラとパイロットに寄り添いながら。
(今週末には何人の選手とのサインを望む……)
ゼロかあるいはふたり。ゼロと2のあいだだ。もしわれわれが望むようなチームを助けてくれる選手ではないのであれば、来ないほうがマシだ。ふたりというのは、ふたつの違ったポジションの選手を探しているという意味だ。
(スクワッドのレヴェルに満足……)
わたしは選手たちを信頼する。スクワッドを信頼する。わたしたちが現在集中すべきことは明快だ。まずPLに集中する。そしてELでも大きなモチヴェイションでプレイするだろう。タイトルがCLへの道になるから。しかしまずPLが最優先で明日もヴェリヴェリ重要な試合になる。
(絶対に勝たなければならない試合なのか……)
われわれはチェルシーでも同じ状況で、彼らに勝った。わたしたちはドレッシングルームでPLの試合の重要性についていつも話している。チェルシーに勝っても明日勝てないのでは意味がない。わたしたちはカーディフに大きなリスペクトを持っている。彼らはとてもコンペティティヴなチームだから。彼らは前回レスターにも勝っている。
明日われわれは自分たちをインポーズしなければならないし、適応を示さなければならない。彼らには大きなモチヴェイションもあると思う。たくさんのデュエルを仕掛けてくるだろう。チェルシー戦のような3ポインツのために集中していく必要がある。
(ディフェンスはまだ問題……)
われわれのチャレンジはどの試合、どの日でも、守備と攻撃のいいバランスを見出すことだ。われわれはたくさんの得点をしている。それはいいスタッツだ。しかし失点は望んでいない。我慢して取り組む必要がある。明日は勝ちたいし、たくさん得点できればなおよい。
もしこちらが攻撃でたくさんプッシュした結果1点くらい失点しても、そういうことは問題ない。しかし試合ごとに取り組んでいるし、わたしたちのなかではクリンシートが重要だ。まずは勝つことが最優先だ。
(夏にチームを引き継いでからの問題……)
この取り組みは始まったばかりだ。わたしはクラブにすべてを把握する必要があり、時間はかかると云っている。いまでは選手たち、チーム、クラブについてより理解を深めている。自分たちのやり方で勝っていく必要があるが、同時にときには我慢も必要になる。いまはより進歩してきている。
わたしは選手たちを成長させることができると思う。そして未来に向けてなにが必要かを見つけていくことができると思う。クラブ、選手とともにだ。
われわれは最初の目標であるCL出場に向けてとても要求している。しかしチームはとても力強くなったし、時間を持った相手に対してもプレイできるとわかっている。わたしは自分たちを信じているし、パッションを持ってプレイしていく必要があるとわかっている。
(メスト・エジルについて……)
わたしは自分にも要求を高くしているし、選手たちにも進歩を促している。いいパフォーマンスをする。わたしにはそれがまず第一だ。つぎにエジル、チェフ、ラカゼット、オバメヤンそしてゲンドゥージのような選手。なぜならわたしたちは進歩することができる。わたしはメストのベストパフォーマンスを毎日見たい。そしてプレイするときにはベストクオリティとコミットメントをもってほしい。
(退団する選手……)
選手が退団する可能性はとても低いね。誰が退団する可能性があるのか挙げることは難しい。
カーディフについての質問や回答がほとんどないことでも、この試合のフットボール的な位置づけがわかるよね。負けたりしてな。
補強については、このタイミングで0~2人とコメント。補強なしの可能性もあることを認めてしまった。
たしかにシーズン途中である冬の移籍市場自体が難しいことは間違いないが、アーセナルに解決せねばならない問題が山積していることを考えると、補強ゼロなんてことはあってはならないことだ。
あさってのデッドラインデイに一気にふたり決まるみたいな展開になるんだろうか。
※末日には、移籍エントリをアップする予定。
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チームニュース
FAカップのマンU戦でコシエルニとソクラティスがケガをしてしまった。
コシエルニは顔の骨折を免れたということで、おそらく離脱は数試合か。
ソクラティスはエメリは2-3週間とコメントしているが、1ヶ月(2月末の復帰)と報道しているところも多い。
ミキタリアン、ベレリン、ホールディング、ウェルベックがひきつづきアウト。
予想ファースト11
当ブログの予想スターティング。
4-3-1-2(ダイヤモンド4-4-2)あるいは4-2-2-2
オバメヤン、ラカゼット
ラムジー
イウォビ、ジャカ、トレイラ
コラシナツ、マヴロパノス、ムスタフィ、AMN
レノ
押し込む時間が長いのでボールを失ったら、即座にプレッシャー(カウンタープレス)をやりたい。前でのプレスが効かなかったのはマンUでの敗因のひとつだったろう。
注目のセンターバックでムスタフィとコンビを組むのはマヴロパノスを予想した。自陣に押し込んで広大なスペイスを開けることを考えると、もちろんモンレアルもありえる。
エメリは毎試合ごとにフォーメイションと選手を入れ替えるから予想がほんと難しい。
カーディフ・シティについて
ラムジーの古巣。アーセナルの選手としてカーディフと戦うのはこれが最期か。
ぼくが名前を知ってるような有名選手はとくにいない。
チームは現在18位と降格圏にいる。
ニール・ウォーノックのコメント
ウォーノック:トラウマティックな一週間で、まだあたまのなかがぐるぐるしているみたいだ。
眠ることなんてできないね。わたしは40年間フットボールのマネジメントをやっているが、キャリアのなかでもっとも困難な一週間だった。
おそらく誰よりわたしがダメイジを受けているのは、彼と会ってこの6-8週間彼と話していたからだ。
前回対戦について
【マッチレビュー】18/19EPL カーディフ vs アーセナル(2/Sep/18)Boom! Auba-Lacaだが……
一応アウェイで勝ったけど……という内容だったようだ。完全忘れてる。
試合結果予想
BBC Sports (Lawro’s prediction) N/A
SKY Sports (Paul Merson) 3-0
WhoScored.com 3-1
まあこんな感じだろう。マンU戦のアーセナルをけちょんけちょんにけなしてファンからまた大ブーイングのマーソンのコメント。
ポール・マーソン(Sky Sports):アーセナルは弱者に強い! 彼らはこの手の試合には何の問題もない。FAカップの敗戦から簡単にバウンスバックするだろう。
彼らはディフェンスに問題を抱えており、そのうえけが人も出ている。だから彼らがクリンシートをキープできるかは疑問がある。でも3-0だ。
試合のみどころ
FAカップはいいところなく敗退してしまったが、唯一ポジティヴなことはカップ戦のタスクがまたひとつ減ったということ。これで否が応でも最重要のPLとELに集中することになる。
ファンにはマンUのダメイジは小さくないと思うが(ぼくもです)、PLはPL。前回はあのチェルシー戦だったのだ。
今回はもちろんFAカップのことは忘れてPLで勝利の道に戻ること。そしてできればクリンシート。
みどころは、危機的な状況のディフェンスをどうするか。人選・システム。
アタッカーの皆さんには早い段階で得点していただいて、チームを楽にしてあげてもらいたい。
キックオフは日本時間明日1/30(水曜)早朝4:45。またこの時間か。。COYG
まずはサラ選手が生きていることをお祈りします。cast away のチャックのように…