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【マッチレビュー】18/19FAカップ ブラックプール vs アーセナル(5/Jan/2019)ウィロック輝く

オーナーへの抗議でこの試合をボイコットしたというブラックプールのファンたち。

アーセナルのサポーターは5000人ほどステディアムを訪れたようだが、それでもスタンドはガラガラ。少し奇妙なアウェイマッチとなった。

守備面では相変わらずの脆弱さも見せながらも、結果はヤングスターたちの活躍もあり快勝。アウェイでクリンシートは久しぶり。

Blackpool 0-3 Arsenal: Joe Willock, Alex Iwobi goals hand visitors easy FA Cup win



アーセナルのファースト11

たぶん、4-2-3-1ではなく、ウィロックが3CMのひとりの4-3-3だった。

ウィロックとラムジーが上がり目にポジションを取ってエルネニーがアンカーの4-1-4-1みたいだったかもしれない。

しかし久しぶりに思いっきり予想が外れたわ。だってボスはブラックプールをリスペクトするって云ったじゃないですか。

それがどうだい。レギュラーは半分もいない。

そういえば、この試合コシエルニが出場する予定だったみたいで、試合前のウォームアップで負傷したらしい。大丈夫か。

そこで急遽ジェンコがRBに入り、ジェンコの代わりにベンチにESRが入ったという。スミスロウはベンチ入るくらい復帰してたんだな。それはいいニュース。

おそらくエメリはAMNとコラシナツをそれぞれWBに使ったバック3で始めるつもりだったんだろう。

そのフォーメイションの変更で出場できたのがウィロックだったのかもしれないと考えると、まさにケガの功名であった。

マッチスタッツ

わりと互角。ブラックプールは決して弱くはなかった。

アーセナルの勝ちはxGから見ても順当とはいえ、ブラックプールは1点くらい取っていてもおかしくはなかった。

ボスの試合後のみことば

試合後のプレス会見より。

(チームホテルの外で起きた事故で準備ができなかった……)

エメリ:グッドイーブニング。別に問題はなかったが、クラブとサポーターのあいだで問題があるというのは知っていた。でもわたしたちには彼らクラブやサポーターに対してリスペクトがある。彼らにもこのコンペティションにもリスペクトして準備した。90分間競争力のあるチームと戦ったし、どちらにとってもビッグマッチだったと思う。

(チームバスの上にひとが乗ってきたこと……)

それについて云うことはあまりないね。リスペクトをして、それを解決したいとは思ったけれど。

※これらしい。

(エミレイツFAカップに初挑戦……)

今日の選手たちをとても誇らしく思っている。この状況や空気に適応したからね。選手全員が大きなコミットメントといい集中を90分見せた。競争力、少しづつ、ポジショニング、それとクオリティ。でももっとも重要なのはリスペクトと彼らのゲイムプランへの対応だった。ロングボールとセカンドアクション、デュエル。彼らがそれに対応したことにはとても満足している。

(ジョー・ウィロックの成長……)

どの選手にもこのコミットメントを求めたい。それとチームが必要なときに助けることができるような準備。たとえば今日のような試合に出るチャンスがある。今回は経験ある選手とともにウィロック、エンケティア、エインズリーのような若い選手たちをミックスした。いいコンビネイションだったと思う。彼らはチャンスがあればチームとともに成長していることを見せることができる。

もっとも重要なことはパッションだ。ハードワークと集中も。だから今日のウィロックとエディにはとても満足している。エディは3回得点のチャンスがあったが、重要なことはそれらのチャンスをつくりだしたことだ。ウィロックが得点したことは彼らにとってもよかった。

(コシエルニの件……)

イエス(背中に問題がある)。そこまで悪くないことを願うよ。彼は1週間休んで、つぎのウェストハム戦について考える。つぎの試合では使えるといいのだが。

この試合前に背中の痛みを感じたんだ。わたしたちは彼はこの試合でプレイしないほうがいいだろうと決めた。現在われわれはCBに問題を抱えている。だから違う選手をそこで使うことを考えている。今日はリヒトシュタイナーで、今日はソクラティスとともにとてもいいコミットメントと集中があった。

(デニス・スアレスはアーセナル加入に近づいている……)

さあ知らないね。

(スアレスは欲しい選手なのか……)

クラブはチームの助けになる選手を連れてくる可能性について動いていると思うよ。もし移籍市場でCBを見つけられればいいけどそう簡単なことではない。なぜならわれわれにはマヴロパノスも復帰してくるからね。もし重要な選手を獲得できる可能性があるなら、そうするだろう。

左か右のウイング、そのポジションで助けてくれる選手がひとりはいるかもしれない。クオリティを与えてくれる選手しか取らないよ。

(スアレスはウインガーなのかセントラルの選手なのか……)

わたしがいたセヴィーリャ時代の彼は左か右のウイングでプレイしていたね。

(ラムジーの状況……)

ラムジーについてわたしにとってベストなことは、彼の今日のコミットメントと彼のパフォーマンスだ。どの選手についても、どうプレイしたか、どうともに取り組んだかについてとても誇らしく思っている。今日の適応には満足している。

(ラムジーの状況でなにか進展は……)

わたしは試合のことを考えている。試合への準備とサポーターたちのこと。このコンペティションの始まりにいること。選手たちが見せてくれた経験とメンタリティは誇るべきものだ。彼の状況だって? 知らないよ。

スアレスはどうも昨日あたりから出ている報道ではまた移籍金が上がっていて(20Mユーロ)、決まるまではまだ二転三転ありそうな気がしないでもない。

買い取りオプション付きの半年ローンというのがアーセナルにとっては一番リスクが低いはずだけど、それだとすぐにでも売りたいというバルサのほうにメリットがあまりないのかも。

ラムジーについての質問はいい加減諦めたらどうだろうか。毎回ボスに同じことを云わせている。もうおれでも答えられるよ。

ジョー・ウィロックのコメント「ハットトリックだと思った」

2得点とあわやハットトリックの活躍。試合直後のコメント。

(納得の勝利。今日は特別な日になったか……)

ウィロック:イエア。みんなにとってもぼくにとっても特別な日だね。勝ててつぎのラウンドに進めるのがうれしいし、2得点もうれしい。よかったよ。

(勝利へのカギは……)

よく深くまで行ったし、もろいところも弱いところも見せることがなかった。それがなければ、ハイボールや接触にも対処できなかった。ぼくらは自分たちが彼らのやり方のどの面にも対処することができることを示した。ぼくらのクオリティは最後までつづいたよ。

(2得点の気分……)

信じられないね。夢がかなったみたいだ。子どもの頃からずっと観てきたカップ戦だし、ぼくの得点でつぎのラウンドに進めるなんて信じられないよ。

(2点目を決めたボールはマッチボールとして家に持って帰りたかった……)

そうだね。でもそれがフットボールだよ。もう切り替えてつぎの機会のことを考えているんだ。ちょっとだけがっかりだけど、勝ったことが本当にうれしい。

(チームでチャンスを掴むこと……)

ぼくはただトレイニングでもハードワークするだけさ。毎日くれるボスのアドヴァイスを聞いてね。プレイするときは大きなインパクトを残したい。それがぼくの目標だよ。

もういっちょウィロックのコメント。

(試合を楽しんだ……)

ウィロック:そうだね。ぼくにはいい夜だった。チームにもね。試合に深く入って行ったし、セカンドハーフはファーストハーフほど簡単じゃななかった。よくやったよ。

(ハットトリックだと思った……)

イエス。ハットトリックだと思った。でもラインズマンに奪われたよ。そういうことも起きるのがフットボールだけどね!

(マネージャーに印象を残せたか……)

イエス。毎日トレイニングで準備しているし、世界のベストプレイヤーたちと競っている。それはぼくができる最高のことで、チームに入っていける確信を持とうとがんばってる。

いいね。

イウォビのコメント「マネージャーはこれから選手起用に悩むはず」

この試合にはブラックプールのマーク・ボラとマーク・ハワードを含めて6人のアーセナル・アカデミー産の選手がいたそうで。

もちろんイウォビもそのひとり。

(試合について……)

イウォビ:難しい試合になるだろうことはわかっていたんだ。エミレイツと違って大きなピッチだしね! 全体がタイトでコンパクトだった。でもなんとかやれたし、試合に集中してうまくやれた。

(ペイスのある攻撃がたくさん……)

ジョーやエディみたいなヤングスターズが入ってきていいプレイをすることはいいことだと思う。バカヨ・サカまでプレイした。チームにはかなりペイスがあった。ぼくらがポジションを争っていて今日みたいに3点も取るなら、マネージャーにとっては誰を選ぶか悩むことになる。うれしい悲鳴だろうね。

(試合を終わらせた……)

ぼくたちはできるだけゴールを取れるようトライしなければならない。難しいのはわかっていた、ブラックプールはいいチームだから。彼らはよく戦ったし、空中戦では彼らに分があった。それに対応しなければならないことはわかっていた。

今回のイウォビはいいイウォビだったなあ。イウォビってた。いつもいいイウォビだといいんだけど。

試合の論点

公式の#EMIRATESFACUP: THREE THINGS WE NOTICEDからお題を借りて。

バック4に戻しクリンシート。しかしリヒトシュタイナー……

過去6試合でクリンシートがなかったということで、久々のそれがバック4が理由だったとは云えるだろうか。

冒頭にも書いたようにたぶんエメリはこの試合もコシエルニを入れたバック3を使うはずだったと思う。

ウォームアップ中のコシエルニのけがで直前に変更を強いられたが、結果的にはバック4で失点0で終えることができた。

が、3部リーグのチームにアウェイとはいえシュート11本(SoTが4)を打たれており、xGからすると1失点くらいはしていてもまったくおかしくはなかった。

この結果でアーセナルの守備陣が大きな自信を得たとはぼくには思えない。

とくにリヒトシュタイナーのパフォーマンスは深刻に思えるほど低レヴェルだった。

ラムジーが中盤深くに落ちてCBを助ける時間帯も少なからずあったが、基本的には彼は前に行きたがる選手で彼が2CMで入るとCBがより危険にさらされやすかった。

たしかにそういった理由もあるかもしれない。が、それにしても、リヒトシュタイナーのパフォーマンスはちょっと悲惨だった。

彼はCBとしては守りも拙いし、前半はやけにボールを持って前に出ていくシーンが見られたが、あれはどちらかといえばブラックプールのほうが彼にボールをわざと持たせたと見るほうが納得がいくように思えた。それくらい彼がボールを持って前に行ってもまるで脅威がなかった。

彼をCBで使うなら3CBにするしかないとコーチ陣もあらためて認識したのではないだろうか。

リヒトシュタイナーはビッグクラブでの経験が長く若い選手のメンターとしては貴重な存在だが、いまではWBでもFBでもチームの足を引っ張るレヴェルのパフォーマンスしか見せられず、残念ながら彼はもう旬を過ぎただけじゃなく、このレヴェルでプレイするのが難しくなってきているように見える。

ウィロックの活躍とエンケティアのフラストレイション

ウィロックは、昨シーズンはU-23の12試合でたった1点しか取れなかったが、今シーズンはファーストチームの3試合でもう3得点とのこと。

Checkatrade Trophy(U-21)の2試合でも3得点しているというから、ちょっとしたブレイク状態である。

この試合では攻撃だけでなく守備でも貢献。試合でトップの17デュエルに勝利、4タックル勝利は試合トップタイ。

アーセナルのファンからしてみれば、彼は昨シーズンのエンケティアやネルソンらの活躍に隠れて、ユース選手の序列的にも彼らより一歩下の印象があったが、ここへ来てメキメキと頭角を現してきた。

とくになかなかチャンスを活かすことができないエンケティアとは好対照で、少ないチャンスをしっかりものにしている。

エンケティアはぼくは個人的にこの試合で得点して自信をつけてほしかった選手だが、またしても失敗してしまった。

どうも彼のプレイには自信レヴェルの低下が見られるように思う。

昨シーズンまでの彼なら、今回の試合のようなチャンスは確実に決めてしまっていたのに、あともう一歩が足りない。

ウェルベックの離脱で今頃はもっとも恩恵を受けているはずだった彼が、一向にブレイクできないのを見るのは苦しい。

一番悔しいのは本人だろうが、どうかプレッシャーに負けず、チャンスを与えられているあいだにそれを掴んでほしい。

スミス・ロウもスクワッドに復帰しており、ヤングスターたちのますます熾烈な競争がこれからもつづいていく。

この試合も含めて今季のウィロックの印象的なパフォーマンスは、長いスパンでのアーセナルの計画にも少なからず影響を与えるかもしれない。

当たり前ながら、自前のアカデミー選手が育ってシニアで使えるようになるのがアーセナルのようなクラブにとってはいつだって理想的なのだから。

その他選手について

この試合でぼくがとくによかったと思う選手は、ジェンキンソンとAMN、それとイウォビ。3人はとてもよかった。

とくにジェンコは、このレヴェルの相手ならFBで十分脅威になれる。

彼は最後のブリコアで、ファン代表でとにかくアーセナルファンの夢が詰まっている特別な存在だ(いいパフォーマンスを見せている限り)。

いつまでアーセナルでプレイするのかはわからないが、これからもいいパフォーマンスを期待したい。

「カール・ジェンコはグーナー!」サポーターの声援に応えて胸のバッジにキスをするジェンコ。なにこれ感動的。

試合については以上。

アーセナルの冬の移籍市場について

現在、冬の移籍市場まっさかりだが、アーセナルに浮ついた話しはいまのところナシ。いやあるけどみんなガセだろ。

デニス・スアレスの20Mユーロで高いとか安いとかそれよりCBはよとか大騒ぎしているくらいである。

ユナイテッドもシティも今回のウインドウで補強の意志はないというし、トップ6クラブで大きな補強をやりそうなのはチェルシーくらいか。

デニス・スアレスはまあいいとして、とにもかくにもアーセナルはCBである。新たにコシエルニが離脱したし、ムスタフィもケガがちだ。

マヴロパノスが戻ってくるから……なんて寝言を云ってたら問題はいつまでも解決されない。

また誰も予想していなかった補強があるのだろうか。

以上

つぎの試合は、土曜のウェストハム(A)。ミッドウィークの試合がないのは久しぶり。

アーセナルの移籍関連のエントリは、またこのブログでアップするのでたまにチェックしに来てください。

あと毎日のアーセナルニュースはtwitter(@NewArsenalShirt)でフォローしてるのでよかったらそちらもご覧あれ。

ではまた会う日まで。COYG



2 Comments on “【マッチレビュー】18/19FAカップ ブラックプール vs アーセナル(5/Jan/2019)ウィロック輝く

  1. 人数はいるけどリーグでは使えない、もしくは怪我のポジションを補強できないって本当にお金ないのね
    来期のCLを見据えるとEL優勝、又は4位以内が絶対だけど
    チェルシーがどちらでも壁になりそう
    プーマからアディダスに変更で来期は使えるお金が増えたとしてもCLは取っておきたいなあ

  2. ジェンコ先輩の活躍は嬉しいですね。
    気の利いたプレーは苦手でもフィジカルを活かした激しい守備と何度も繰り返す上下動でクロスを上げる、こういう古き良きサイドバックの特性があると思うので、是非この調子で頑張ってほしい。
    何よりグーナーの代表という夢の詰まった選手ですから。

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