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ハダースフィールド戦でのイウォビへの批判が話題に

土曜のハダースフィールド戦、アーセナルは苦しい戦いを強いられながらなんとかアウェイで3ポインツをゲット。

試合内容は誰が見てもあまり褒められたものではなく、このブログ含めて選手への批判的な論調は少なからずあった。

そんななか、イウォビの交代時にステディアムの一部のファンから心無いことばがなげかけられたという事案があったそうで、試合後にはこのことを発端に、昨今のファンベイスの不寛容さが大きな議論になっていた。

このブログを読んでくれているひとたちはご存知のように、ぼくもアーセナルに関してはわりと沸点が低い人間なのでよくマネージャーや選手を罵倒している。

最近は、あとから自分でブログを見返して反省することも多いので近視眼的な批判はしないよう心がけているが、ここで批判されているような人種についてそれほど他人事のようにも思えず、自戒を込めてあえてこの話題を取り上げてみようと思った次第。



「イウォビやメイトランド・ナイルズへの批判は間違っている」by AFCチーフカメラマン

アーセナルのチーフフォトグラファーであるスチュアート・マクファーレンのツイート。

マクファーレン:ソーシャルメディアにおけるエインズリー・メイトランド・ナイルズへの批判はまったく恥ずべきことだ。彼はことあるごとに本職ではないポジションでプレイしているヤングプレイヤーで、彼はそれについて不平を述べたこともなければ、いつもチームのために全力を尽くしている。ヤングプレイヤーたちをもっとサポートするようにしないか!

そして触れたくもないアレックス・イウォビへの暴言だ。昨日サブスティテュートのときにひとりのバカから聞いたものは信じられなかったよ。情けないったらありゃしない。彼は得点したしチームのために走ったというのに台無しだ。

どうも、ひとりのファンが交代するイウォビに暴言を吐いたというんだな。たぶん、カメラマンにも聞こえるくらい大きな声ではっきり何かを云ったんだろう。人種的なアレじゃないとは思う。だとしたらもっと大きな問題になっているだろうし。

ぼくはこのことが珍しいことなのかどうかはわからない。ステディアムでは日常的にありそうなことでもあるようにも思う。とくにプレミアリーグは、終始ファンが歌ってたり太鼓を叩いていたりするようなことはなくて、スタンドにいる個人のかけ声が中継でも聞こえてしまうくらいだから(ぼくはこの英国のフットボール雰囲気が世界で一番好き)。

でも今回これが大きな議論に発展しているのは、おそらく最近のソーシャルメディアやブログ、Redditなどのファンベイスにおけるチームへの不寛容さにそもそも不満を抱いていたひとが多数いたということではないだろうか。

一種のエンタメとして確立している?AFTVなんかはとくにそうで、ファンたちの怒り狂った様子自体がコンテンツになっているみたいなところがあって、グーナーのあいだでも批判的に見ているひとが多いのは知っている。

Arseblogでコラムを書いているティム・スティルマン。試合後のツイート。

スティルマン:今日日、アーセナルのクラウド(客)はハードワークしてるよ。今日アウェイエンドからの一番のノイズはアレックス・イウォビが交代するときの野次だった。たくさんのひとがそこにはいたけど、まるで怒りを発散させるためにミスを待っているみたいだった。ぶっちゃけどっと疲れが出た。

Clive:このツイートにぼくは悲しくなった。キミがどれだけ試合を愛してるか知っているしね。ぼくは何年か前にここへ来たのが試合に行くことが減った理由だけど、ぼくらのファンにはたいそうがっかりさせられてる。どう整理していいのかわからないんだ。昨日イウォビがトンネルに消えていく後ろ姿を見て、ぼくらはいったい何をやってるんだ?って思わされたよ。

スティルマン:キミの云うように、たくさんのファンがまた別のユースプレイヤーが見たいと云うんだ。でも、われわれにそんな環境があるのか微妙に思うよ。だって、2つ3つ怪しい試合をやっただけでマヴロパノスなんかもうクラウドに刺されそうになっているんだから。

※Cliveはアーセナルのポッドキャスト(https://www.arsenalvisionpodcast.com/)をやっている。

そもそもファンはチームが苦しいときに彼らをサポートしているのか問題。

エメリもホームではとくにファンのサポートを熱烈に感じているとことあるごとにコメントしているし、いいときはいい。問題は悪いときだろう。悪い成績でファンが傷ついているとき、チームもまた傷ついている。

そういうときこそチームをサポートすべきだとイアン・ライトが語っていた。

「イウォビへの批判はフェアじゃない」by イアン・ライト

ライト:昨日わたしはMOTDでアレックス・イウォビについて、彼がいかによくプレイしたか分析をやった。

みんなこんなふうに云うかもしれない「ハダースフィールド相手になにやってんだ……」。でも、彼はトライしつづけたんだ。

アレックスはまるでアーロン・ラムジーみたいだよ。どれだけ彼らががんばってチームのために前に行こうとしたか。

彼にはサポートが必要だ。そんなベストプレイヤーだった彼に野次を飛ばすなんて。

いや、彼にはまだ大いに進歩の余地があることは認めるよ。でも彼は若い選手なんだ。アカデミーをブレイクスルーしてきた若い選手なんだ。あの日称賛されているべき選手なんだ。彼はチームのなかのロンドン子なんだ。彼が受けている批判、いまでは日常的なものだが、それはほんとうにフェアじゃない。成長しようとトライしている選手に対してまったくアンフェアだ。

もちろん彼はボールを相手に渡してしまった。でもみんなまるで彼を批判したいがためにミスを待ち構えているみたいじゃないか。

ゲット・ビハインド・ヒム! 彼は若い、そしてアーセナルの選手なんだ。アーセナルでブレイクすることがどれだけ難しいことかキミらは知っているのか?

キミたちはここへ来て彼を非難することを楽しみにしている―――。いったいわれわれはどうなってしまったんだ?!

アーセナルのファンに何が起きているんだ?! とくにアウェイファン、彼らはハードコアなファンだ。どうして若い、一所懸命にがんばっているロンドン子に我慢ができない? なんなんだ?

なあみんな、われわれは一度リセットしてまたボーイズたちをサポートしないか。とくにアレックスのような選手は。彼こそいまそれが誰よりも必要なんだ。彼をサポートしよう。批判はやめよう。それはほんとうに、ほんとうに恥ずべきことだ。彼にはほんとうに気の毒に思う。

イアン・ライトがアーセナルのファンベイスがますます不寛容になっていると感じているのだとしたら、それは深刻かもしれない。

でも、実際のところはどうなんだろう?

じつはみんなが以前より不寛容になっているわけじゃなくて、単にソーシャルメディアが発達して誰もが自分の声を発信することができるようになって、ひとりひとりの胸の内がそのままリアルタイムに、ダイレクトに世界に表出しているということなのではないだろうか。ダダ漏れ的な(※死語)。

いまではそれが巨大な力になって選手たちにプレッシャーを与えている。とくに彼らはソーシャルメディア大好きだし。

先日アーセナル・レイディースのレジェンド、アレックス・スコットがツイッターを休んでみたというツイートが話題になった。

スコット:昨日ツイッターから距離を置いてみたけど、わたしのやっていることをサポートしてくれるみんなからのツイートを見て、これこそが笑顔の理由だし、ポジティヴでいられる理由だし、つづけるべきことをつづけていける理由だって云わなきゃならないね。ヘイターはヘイトを云う。でもそれはわたしが好きなことをやることを止めらるわけじゃない。

このツイートの背景をぼくは詳しくは知らないのだけど、彼女のような存在自体を快く思わないひと(おもに男性)が数多くいることは想像できる。

実際にツイートしているように、女性フットボーラーでいまではTVパンディットもやっているような彼女は、日常的にヘイトを受けているのだろう。

彼女のケイスとアーセナルの現役選手ではまた状況が異なるだろうが、たとえば、イウォビやムスタフィ、リヒトシュタイナーのツイッターにファンから罵詈雑言が殺到していることも想像に難くない。そしてそれは現実に起きている。直近ではハダースフィールド戦後のムスタフィの100試合出場を祝う本人とAFCのツイートには、多くの批判的なメンションが見られた。

こういったソーシャルメディアでのしぐさや考え方が、現実の人間の振る舞いに影響をしている部分もあるんだろうか。

たとえば、SNSを使えば使うほど我慢ができなくなるとか??

そこまで行くとフットボールブログの話しじゃなくなるな。

ということで、ぼくはこの議論を見ていて、自分のブログでもツイッターでも、冷静にやっていかなければとあらためて思ったんだ。そして、ファンとして苦しいときこそ彼らをサポートしていかねばと。簡単じゃないけどね。

以上



6 Comments on “ハダースフィールド戦でのイウォビへの批判が話題に

  1. 選手に対して暴言吐く人って結構SNSでもいますよね。あと文句を言いたいがためだけに私生活とかの粗探しして人格否定したりする人。いや、そこサッカーと関係ないだろう、と。
    こういうのって見ていて哀れになってくる…。
    ちなみにAMNは真ん中じゃなくサイドとして使われ続けるのであれば、バルセロナのセメドみたいな選手になってほしいですね!ドリブル失敗してもいいじゃない(よくはないけど)無難なバックパスしか出せない選手よりよっぽど相手の脅威になれる。若手の未来に幸あれ。

  2. ファン個人のブログでの批評・批判と、選手自身のツイッターへの批判・暴言は分けて考えた方が良いかと思います。

    若いプレイヤーの幾つかのミスは、将来への投資と考えて大目に見てあげましょうよ。
    ボールを無駄にこねくり回すラムジー。クソみたいなクロスを上げるベジェリン。
    今となっては楽しい思い出。
    数年は子鹿が立ち上がるのを見るように、温かく見守りましょう。

  3. 1年目はEL優勝!(決勝、ラムジー惜別弾)
    補強資金100億!
    2年目CL GL敗退からEL連覇!(イウォビ、ネルソン覚醒!newベジェリン髪を切る!)
    3年目CL優勝!(決勝まで10試合無失点!決勝でホールディング先制弾!レノ退場!同点にされるも、角度のないところGK股抜きスミスロウ決勝弾!)

    アーセナルってやっぱ最高だな!

    こうなると思ってるので楽観視しています。当たったら誰かなんかください。

    1. 2年目。大爆笑! でも意外とあり得る。
      でも、ベジェリンは切らない・・・

    2. や、そこは3年めもCL→EL落ちからの優勝では。キャリアでEL三連覇を2度やるという前人未到。。

  4. 今はエジルへの恋しさが影響してしまう状況にあるのかなとも思います。エジルを観たいという気持ちや、なぜエジルが今のような扱いになっているのかがまだスッキリしていないという事が、イウォビや代わりに出場している選手達への批判を増長させてしまう。それも監督としてコントロールすべき要素だと思うし、ファンはやっぱりしっかりとした説明が欲しいところです。

    エメリにエジルを完全な戦力外扱いにする権限があるとは正直思えないし、結果が欲しい初年度にこれだけのけが人に悩まされている中で、わざわざ貴重な戦力を自ら放棄するとも思えない。もう、フロントの指示か個人的な関係の破たん、このどちらかしかないと思うんです。後者であればエジル次第で変わる事もあるのではと思うのですが。

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