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アーセナル19-20シーズン夏の移籍ポリシーについてデイヴィッド・オーンステインの談話

今朝起きたら界隈がざわついていたので何かと思ったらBBC Sportsのジャーナリスト、デイヴィッド・オーンステインが昨日レディオ番組に出演してアーセナルの夏の移籍について語っていたようだ。

アーセナルの情報の確からしさにおいてはTier1の「God」とまで呼ばれるオーンステイン。さすがにファンの注目度は高い。

Radio 5 live – Listen Live – BBC Sounds

Arseblogにフルトランスクリプトがあったので拝借しよう。仕事が早い。Respect。



2019年5月14日、BBC Radio5 Liveでデイヴィッド・オーンステインが語ったこと

オーンステイン:アーセナルにとって最高にスペクタキュラーな夏になるとは思えないね。でもとても重要なやるべきことがあるのはたしかなんだ。

それはすべて彼らの予算次第だ。彼らが来シーズンもELをプレイするようなら、(予算は)40Mパウンズ。もしCLに出場するなら、これはかなり上がることになる。それに新しいアディダスとの取引による収入源もできる。

それがもしELなら、それは3シーズン連続ということになる。ここ数年で彼らはとくにストライカーに大きな投資をしてきており、FFPを破るつもりも毛頭ない。

テクニカル・ディレクター/スポーティング・ディレクター/ディレクター・オブ・フットボールのアポイントをまだ待っている状況だが、彼らのターゲットは明確で交渉も進められている。彼らは経験ある選手とユース選手を探している(のでそれができる人材が求められる)。

プライオリティはセントラル・ディフェンダーだ。Telegraphのジェレミー・ウィルソンが、ヘタフェ/トーゴのセンターハーフ、Djenéへの興味について指摘している。彼の契約は2023年までで13.5Mパウンズの価値と云われている。

その他のプライオリティはボックス・トゥ・ボックスMF。以前にも、1月にPSGのクリストファー・ンクンクに近づいていたが、彼はアーロン・ラムジーのリプレイスだ。エイドリアン・ラビオも以前に彼らがサインしようとした選手で、長期間に渡って興味を持っている。しかし、彼は人間的にも難しい面があり(complex individual)、ピッチ外での問題もある。

つぎのプライオリティとしてはワイドフォワードで、1月にはイヴァン・ペリシッチの獲得に近づいていた。それとヤニック・カラスコにも興味を持っていたね。もしかしたら、ダニー・ウェルベックがチームを去るのでセンターフォワードも。もしCFを連れてくるならエディ・エンケティアはローンに出るだろう。

レフトバックとライトバックの獲得にも興味はあるが、それらもまたセンターハーフとB2BMFのつぎの優先順位となる。

それと若い選手たちを使おうとしていることも忘れてはならない。リース・ネルソンはローンから戻ってくるだろうし、エミール・スミス・ロウ、ジョー・ウィロック、バカヨ・サカといった選手はもっとも評価されたプロスペクトだと考えられている。サカはワイドフォワードで、まだ恐ろしく若い。

以上。

思ったより短いな。たぶんこれ数分のトークだと思うけど、そんなんでもアーセナル界隈は上へ下への大騒ぎ。どんだけ。

オースティンの談話をまとめると。

  • 夏の補強予算は来季CLナシで£40M。CLアリでこれが劇的に増える
  • TD/SDでターゲットとの交渉はつづいている
  • 夏の補強プライオリティはCB、B2B > ウインガー(CF)>LB、RB
  • CBはヘタフェのDjenéに興味
  • 来季の若い選手の起用

といったところか。

このなかで一番注目度が高いのはやはり予算について。

「夏の予算40Mパウンズ」への反応

この金額はこれまであった噂をあらためて裏付けたかたちだ。この今日日PLのミッドテーブルチームにも及ばない補強予算をわれわれはどのように捉えたらよいのだろうか。

ちなみにCLに出場したときの予算についてここでは明確にされていないが、オーニーはツイッターへの質問に対してこのようにも述べている。

(あんた何ヶ月か前には100Mの予算になるって云ってたやんけ! それがなんで40Mになってんねん! ぬか喜び!)

オーンステイン:£100Mにもなりうるって話しをしただけだよ。そこにはサラリーも含まれるし、CLフットボールも必要。それに選手の売却益やアディダスのレヴェニューも含まれる。別に正確な数字までは知らないし裏事情に通じてるわけじゃない。だからわたしが云ったことは関係者とかそこに近いひとから聞いたことをそのままリポートしたものだ。もしCLがないなら、~£40Mの予算(選手セールス含まない)になる。

いやあんた裏事情通じとるやろ?

40Mはそこまで悪い数字じゃない説

一方で、そういう話しが出たからって現時点でそこまで悲観的になる必要なくね?という反応もある。

ひとつは、まだCLへの出場のチャンスを残していること。勝てばいいのだ。予算は確実に上がる。

つぎに、ムスタフィ、エルネニーなどの選手売却によるリターンがいくらかはあること。それに、チェフ、ラムジー、リヒトシュタイナー、ウェルベックの退団で給与はかなり減ると。

それと、補強については何もこの夏にすべてを払う必要もないこと。たとえば、トレイラのフィー(£27M)については5年の分割払いになっているそうだ。

そうして計算すると、去年の夏に獲得した選手、レノ(22.5M)、ソクラティス(14.5M)、ゲンドゥージ(7.2M)、トレイラ(5.4M※分割払い)、これの合計でちょうどオーンステインが去年指摘していた去年の夏の予算£50Mにほとんどぴったりになると。

ほかのクラブがよくやるように、アーセナルも分割払いをお願いすればいいのだ。やったぜ☆

補強プライオリティはこれでいいのか?

ここで指摘されている補強プライオリティについて。

ムスタフィが退団するかどうかはともかく、コシエルニもリタイヤが近づいているしクオリティが足りていないのは明らか。CBがNo.1プライオリティだというのはほとんどのファンにとっても異論ないと思う。それ以外の部分ではどうだろうか。

B2BがCBと同等のプライオリティで、そのつぎにウインガー、そして最後にFB。

個人的にはフルバックのプライオリティが低いのが意外に思えた。

レフトバック問題

RBはベレリンが戻ってくれば、まあ理想的ではないがベレリンがファーストでAMNのバックアップは悪くなさそうな気はする。

しかし、LBはファーストチョイスのコラシナツは守備能力が低く、事実上LBを彼に任せられない(WBでしか使えない)ことがエメリのオプションをかなり限定してしまっているという現実がある。コラシナツは現状ディフェンダーでもウインガーでもないのだから、なんというか非常に使いにくい選手だ。

このまま、LBを放置するようなことがあれば、来シーズンもまた今年と同じようなジレンマに陥ることになるのは見えている。エメリはバック4を好むマネージャーなのだから、LBの補強プライオリティは高くすべきと思うのだがいかがだろう。

ラムジーのリプレイスはどんなプレイヤーか

それと、CBと同等のプライオリティがあるというB2Bの補強について。

オーンステインが云うB2Bはラムジーのリプレイスのことだが、彼が今季エメリにどういう選手として扱われていたかや、エメリ自身がそもそもNo.8を使わないシステムを好むということから考えると、ラムジーのリプレイスはB2B MFというよりはどちらかといえばCAMなんじゃないだろうか。No.10的な。前でハイインテンシティで動けて、クリエイティヴなタスクをこなせるAM。そう考えると、また違った選手の名前が浮かんでくる。

もちろん、今シーズン終盤にラムジーが輝いたのはAMとしてだけでなくNo.8として使われたときだったので、まさにどちらもできるラムジーっぽい選手が理想であることは間違いないだろうが(だったら手放さないでくれ)、エンクンクという選手はそんな選手なんだろうか。

来シーズンのチームをどうセットアップするか、とくにふたりのストライカーをどういう使い方をするかが、ラムジーの後釜選びのカギになりそうな気はしている。それはウインガーについてもそうですな。4-4-2、4-4-2ダイヤモンド、4-2-2-2、3-5-2など2トップシステムを使うことになるなら、システムによって2トップの後ろにどんな選手が必要かは変わってくる。

デイヴィッド・オーンステインの談話については以上。



SD/TDはエドゥと交渉中。本人も認める

現在も交渉中というスポーティング・ディレクター/テクニカル・ディレクターの件。オーンステインは具体的な名前には言及していないが、これも今朝見かけた情報によると、噂になっている元ガナーのエドゥ(エドゥ・ガスパール)本人が、ブラジルのTVでアーセナルの仕事オファーについて認めているとのこと。

エドゥはAFCとのあいだでテクニカル・ディレクターについて交渉があるのを認めた。しかし、コパ・アメリカのあとにネゴシエイションは再開される予定で、いまはコパ・アメリカに集中している。

まあ土壇場でフラれたモンチの件なんかがあるので、ここからまだ何があるかわからないということは肝に銘じておこう。

いずれにせよ、エドゥがアーセナルに就職するにしても、コパ・アメリカのファイナルが7/7なのでそのあとということになるし、今夏の移籍については彼がやることはほとんどないだろう。

エドゥが来て、来シーズン以降、南米方面のスカウトが充実するなら大歓迎である。

ところでアーセナルがTDとして最終的にエドゥを選んだことについては、少し前に非常に示唆的な記事をMediumに書いていたひとがいて、この記事があんまり興味深かったのでこれは後日あらためて紹介したいと思う。

Arsenal: Sven, Structure and the Search for a Technical Director.
https://medium.com/@Tomthegunner/arsenal-sven-structure-and-the-search-for-a-technical-director-2f09fa60e257

彼は先日RedditのエドゥTDに関するサブのなかで、2月にこんな記事を書いたから読んでくれと自分でポストしていた。

カンファレンスでのディック・ロウのスピーチ(クラブ運営のストラクチャモデルなど)の紹介や、AFCのテクニカル・ディレクター候補について見解がまとまっている。そこでのエドゥは何人かの候補のなかでももっともアーセナルのTDにふさわしいという評価だった。

以上

4 Comments on “アーセナル19-20シーズン夏の移籍ポリシーについてデイヴィッド・オーンステインの談話

  1. AMNってCMやってた時はB2Bタイプの選手だったんでしょうか?ベジェリンが復帰したら彼がCMを務めるオプションもできるんじゃないのかなと
    ンクンクは以前PSGの試合見てた時にウイングをしてた気がするので足元もあるタイプなのかもしれません。実際来てからじゃないとわからないですけど
    とりあえず勝ってCL権獲得がマストですね

  2. 補強について熱く語る時期になりましたね。
    コラシは、はまればすごいんでLB補強してこの際ウィングで使ってみたらどうなんでしょう。ホールディングやチェンバーズなどのレンタルバックがどうなるかも気になりますが、風のようなウィングやクレバーなCBは来てほしいですね。
    ベルガンプの兄貴がなんとかしてくれませんかね、あそこの有望な若手2、3人くらい。

  3. CBはドルトムントのディアロがいいんじゃないいかなぁと思います
    あとユンデルもいい選手です

  4. 噂になっているジェネ@ヘタフェですが、元々はCBではなくて、守備力の高いRSBとして頭角を表したようですね。
    映像観る限り、上背はないけど身体能力があるタイプ。

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