19-20UELグループステイジは残るところあと2試合。
アーセナルは今回ホームにフランクファートを迎える。勝てば、最終試合を待たずにグループステイジをトップでパスすることが確定。引き分けなら、最終的に2位の可能性は残すもののノックアウトステイジに進むことは確定。万が一敗けると、スタンダール・リエージュの結果によっては、最終試合で3位に転落しグループステイジを脱落する可能性が出てくる。最後のスタンダールとのアウェイマッチに巨大なプレッシャーがかかることに。
PLからのCL出場の可能性は絶望的な状況で、さらにELも脱落したら今シーズンがほんとうに終わってしまう。
PLがひどくてもELは楽勝だと思っていた時代がもはや懐かしい。
チームはひどいフォームをつづけているが、ここで悪い流れを断ち切って、目標を達成しなければならない。大変に重要な試合だ。
エメリの試合前コメント「サポーターにサポートをしてもらいたい」
試合前プレスカンファレンスより。今回はムスタフィが同席している。要約にて。
- (自信を得るためにも明日の試合は重要……)明日はふたつの目標がある。まず1位を確定すること。つぎに勝って自信を得ること
- (自分の将来に関する憶測)わたしの未来は今日と明日にある
- (自分の仕事への保証)わたしの仕事は明日の試合に準備すること。明日の試合でベストパフォーマンスを出すことしか考えていない。ホームでサポーターにエナジーを伝えたい。ゲイムプランとトレイニンググラウンドでやってきたことを見せたい。それしか考えていない
- (憶測のなかで試合に集中することの難しさ)前回の試合ががっかりだったことはわかっている。でもいまは明日の試合のことだけだ
- いいパフォーマンスでサポーターとつながりたい。カムバックするチャンス。リアクションを見せたい
- もうここでわれわれを恐れなくなっているチームがあることもわかっているが、明日はサポーターにチームを助けてもらいたい
- (あなたの戦術を選手たちは信じているか?)イエス。もちろん。それを見せている
- (コーチとしていまが一番キツいときか?)いつでも難しい。とてもいい仕事だがとてもキツい。勝っていればみんなから支持があると感じるが、この数試合のように勝てなければ疑われることになる。わたしは自分たち、選手、このグループを信じている
- もっとも重要なことは自分のワークとキャパシティを示すこと
- サポーターとつながることもとても重要。チームの自信は自分たちのホームでサポーターとどう感じられるかにかかっている
- われわれを恐れないチームと戦う。これが変化を必要としている最初のことだ。力強く一体感を持たねば
- 変えるための最初のやり方はもっとコンパクトになること。最後の試合では戦術的な問題があったのでもっとうまくやる必要がある
- (いま孤立を感じている?)わたしのキャリアのなかでは成功したときもあったし、うまくいかないときもあった。そういうときもわたしは自分の仕事や選手に集中する必要がある。結果については疑いがあることもわかっているが、わたしの目標はそれを変えて、サポーターとつながること。選手もサポーターとつながる必要があるし、サポーターは選手を助ける必要がある
- わたしは彼らをサポートする。選手たちは毎日よくやっているが、何人かの選手は自信が100%でない。それを取り戻す。ホームでそれができる
- (ジャカについて)彼はグループにいるし、明日プレイする可能性もある。サポーターにはチームをサポートしてもらうことを望む。ジャカの復帰はチームにとって重要になる
- (サポーターとのつながりを失っている?)彼らは怒っている。そして失望している。しかしわたしたちも同じだ。明日はそれを変えるとても大きなチャンスだ。わたしの望みでもある。エミレーツでサポーターとビッグアトモスフィアをつくること。それが重要だ。わたしよりももっとチームがそれを必要としている
以上。
よっぽどサポーターとつながりたいようである。はしょった部分もあるが、何度も何度も口にしている。
そしてジャカの復帰示唆。このタイミングでジャカが出てくるとしばらくブーイングになってしまいそうだが。。
今回の会見で注目したのは「アーセナルを恐れなくなっているチームがある」というくだり。それは確かにそうなんだよね。今回のフランクファートなんかはとくにそうだろうし、PLではどんなチームもアーセナル相手に積極的にプレイしてくる。
先日のサウサンプトンの試合後にツイッターで指摘されていたが、エメリがバック3(バック5)を選択しているときに、普段はバック3のセインツが4-3-3という前のめりなシステムで挑んできたという事実。7試合でゼロ勝のチームが。ホームだったのだから余計にショッキングだった。チームセレクションや戦術ですでに負けているという。
週末のノリッチは簡単な試合にならないと予想できるのも、きっとそういうことがあるからだ。相手はもうアーセナルを恐れない。勝てる相手として挑んでくる。
ムスタフィのコメント「つぎのステップにはオープン」
同じくプレスカンファレンスより。なんかエメリよりも喋っているような。要約にて。
- (ELのパフォーマンスについて)最初はフランクファートとのアウェイで難しいと思った。おそらくはグループ最強の相手に対してゲイムプランを遂行してうまくやったと思う。最初の3ポインツが大きかった。そのあとリエージュとホームでいい試合をして、ヴィトーリアは最後まで諦めずにカムバックした
- (フランクファートについて)フランクファートにはアイデンティティがある。何をしようとしているかわかる。選手たちは何をすべきか、どう動くかを知っている。とてもよくオーガナイズされたチームを相手にするのはいつも難しい。個人のクオリティもある
- (6試合で勝ちがない)フットボールはゲームだ。選べるなら当然毎回勝ちたい。しかし相手もまたフットボールをしていて勝ちたがっている。しかしアーセナルの選手なら毎回勝ちたいのは当然だ。勝てなかったときいつものようにこのトレイニンググラウンドに戻ってくる。猛烈にやるのは結局これが仕事だからだ。毎日ファイトしてワークして進歩しなければならない。この6試合でも毎試合のあとトレイニンググラウンドでワークして分析してよくなろうとしてきた。それがやり続けなければならないことだ
- (マネージャーにかなりプレッシャーが高まっていること)ぼくらはクラブのためにプレイしているということ。アーセナルでプレイしているなら、勝つためにすべてを出さねばならない。チームなのだからお互いのためにプレイする。ドレッシングルームのみんなもコーチングスタッフもみんな同じ釜の飯だ。コーチがプレッシャーを受けているというのなら、選手もそう。ぼくらは団結してベストを出すためにお互いファイトする。コーチはチームをまとめようとするし、ぼくらは選手としてピッチでトレイニングで毎日やっていることを発揮する
- (1月に去るつもりか、それとも夏までは残るか?)ぼくはまだここにいる。アーセナルの選手でまだ1年半の契約もある。いつも云ってきたようにもし何かいいものがあればつぎのステップを踏みたい。それにオープン。でもいまは個人の事情は置いとくべきでチームに集中する。自分の将来のことはいまは考えていない。これはぼくだけじゃない。ドレッシングルームではこの状況を抜け出そうとみんなが完全に集中している
- (フランクファートはどうプレイしてくるか)フランクファートのコーチはとてもいいアイデンティティを持っている。ランダムなものがない。とてもコーディネイトされている。彼らのプレイを知っていたとしても、DFとしていつも予想はできない。攻撃が強いので90分の集中が必要
「相手のコーチにはアイデンティティがあり、チームはとてもよくオーガナイズされている」
エメリの隣でよくそんな発言ができたものである。
ジャカが使えるかどうか、ものすごく微妙かなと。
ホームで、今の状況で、ガラガラのスタンド。どんな雰囲気になるのか想像もつかない。
エメリ目線で言うなら、若手を大幅に使うのが有効なように思う。
彼らは何よりも試合に出てのし上がりたいはずで、今のチーム状況とかエメリがどうとか関係ないはずだから。
マルティネリ・サカ・ネルソン・ESRあたりが躍動してくれると、久々にいいゲームになるかも。
安倍政権は国政選挙常勝軍団だから、引き合いに出したらあかん笑
まぁ何てことだ。僕は何を今まで読んでいたんだ。
ここまで明らかにしてもらうまで全く気づかなかった。
とても不明を恥じています。
あのギャグによってそれほどに読者の心が整われたということです。
なんかムスタフィの方がエメリより監督らしいコメントしてるような・・・。
ELな全てを注いでほしい。
2ヶ月(まともに)勝ってないなんて、毎試合早起きする真面目な極東のグーナー達には辛い。
しびれを切らしてMikel ArtetaでFIFAの監督キャリアをスタートしてしまった。
真面目にELしか望みありませんからねぇ…
エメリ氏最後の置き土産はグループリーグ突破でお願いしたい
タレントはいるので優良コーチならでEL優勝の目はあると思うので