コラシナツのケガは肩。どうなるLB
さてコラシナツのケガについては、競り合いでグラウンドに落ちたときに頭をしたたか打ったように見えたが、やったのは「肩」ということで、なんという奇遇かキーラン・ティアニーと同じ。
これを書いている時点で詳しい情報はまだない。アルテタは「悪そう」と云っているので、仮にKTなみの長期離脱となれば、LBは補強プラン再考を免れないかも。
コラシナツはあんな風体でじつはケガがちだし、ロテイションプレイヤーにしてはサラリーが高すぎるということもあり、売却すべきという意見もあるっちゃある。
LBのレギュラーズが不安定ななか、サカの急速な台頭で、アーセナルのLB状況は混沌とし始めている。
サカは本来はフルバックではないとしつつも、LBでかなりうまくいってしまっているという事実。そしてKTはレスター(ロジャース)が欲しがっているという噂がある。
いずれにせよコラシナツは軽症だといいのだが。
仮に重症だと、チェンバースのように、夏に売りたくても売ることができないということになりかねない。もっとも避けたいシナリオだろう。
ゲンドゥージの好リアクション
82分にエジルに変わって入り、ソロでハイプレッシング(笑い)。あれこそまさにヘッドレスチキンプレス。。
あれは完全にアルテタの指示だろうが、残り10分、彼の単独でのしつこいプレッシングはかなりチームを助けた。アレがなければ、もっと簡単に前にボールを運ばれ失点の機会は増えていただろう。彼には大拍手を贈りたかった。
ところで、例のウィンターブレイクのアティチュード問題では、じつは続報があって、昨日デイヴィッド・オーンステインがそれを明かしていた。
Ornstein: England watch Dortmund’s Reyna, Guendouzi trouble,…
彼の『The Athletic』の月曜定例コラムによれば、ゲンドゥージがやりあったのは、伝えられていたようにアルテタ本人やコーチではなく、チームメイツのひとりだということ(※それが誰かは不明)。トレイニング中に口論になったと。
そこでけんか両成敗にならず、ゲンドゥージのほうに非があるとアルテタは判断し叱責。また、エドゥも彼の素行不良っぷり(夜にチームで参加していた音楽イヴェントでシャツを脱いだとかなんだとか)を叱責。アーセナルのバッジにふさわしい振る舞いじゃないと厳しい対応をしたということである。
ただし、その後の彼のリアクションには好印象だということで、ひとまずは一件落着となった模様。なんというか彼の子どもっぷりを示すエピソードだなあと。
でも反省して、ちゃんとチームの役に立とうとがんばっているのだから応援しないはずもなく。今後もがんばってほしい。
「チームのバッジにふさわしくない」という件で、ぼくはFLのエジルへの対応を思い出した(交替時にふてくされてグローヴを蹴飛ばしたのを問題視。FLのラストゲイムに出さず)。そういう毅然とした対応を選手に取れることは、マネージャーの必須条件に思える。とくにアーセナルFCのような誇り高く歴史あるトップクラブで、バッジの価値がどれだけ重いものか。
ちょっとソースを見つけられないのだけど、今回のゲンドゥージへの対応についてもアーセナルボードはアルテタの対応に感心しているのだとか。モラルは大切。
その他試合について
気づいたことなど。
- レノさまさま。レノFC。例のノイアーばりのスイーパーキーパーにはしびれた。アレができるGKはいいGK。
- ムスティは好調を続けている。かつて「売るべき」と語ったイアン・ライトも、「彼はアンコーチャブル」と語ったギャリー・ネヴィルも手のひら返し。ここには教訓があるな。
- ジャカも同じ。つまりわれわれはどんなにひどいパフォーマンスをした選手も口汚く批判してはいけない。仏のこころでフットボールを語れってことだ。うむ。まあすぐ忘れるんですけどね。
- ジャカといえば、Arsenal Playerでロングインタヴューに応えていたり、もう一度キャプテンやりたいというインタヴューが話題になっていた。つぎのELまで時間があるのでそれはこのブログで紹介しよう。
- 今回もAMNやホールディング、マリといった選手がベンチにも入れず。最近はなんだかんだ選手が充実していて、アルテタもチームセレクションがどんどん悩ましいものになっている。重要な試合ばかりでロテイションができないのも痛い。来週のFAカップ(ポーツマス)ではフレッシュな選手が見たいものだ。
- AMNはコラシナツのケガで今後彼の扱われ方に影響はあるだろうか。
- 今回エンケティアがPLでプレイし、おそらくはラカゼットがミッドウィークのELをプレイ。幸いELのつぎはFAカップ、PLとつづくのでこのサイクルをリセットする機会はあるが、それでも今後エンケティアがPLで優先されることになったらラカゼットには厳しい状況だ。
- イウォビの交替時にスタンディングオヴェイション。ありがたや。
- エヴァートンのCMデルフが、ポゼッション時にジャカとまるっきり同じ動きをしていたそうな。DMが落ちてCBのとなりに入るのはトレンドになりつつあるのか?
- ジャカのパートナーにセバーヨスはファーストチョイスの雰囲気が出てきた。今回も効いていた。なによりエジルが活きる。個人的ハイライトは54分のカウンターを止めたタックル。あそこで相手と並走しようとせずに一発を狙うのはリスキーだったが、結果オーライである。声でた。
- セバーヨスと云えば……
“Dani Ceballos! You’re Dani Ceballos!”
🥰 @DaniCeballos46 made this young Gunner’s day! pic.twitter.com/LVVGbyCk58
— Arsenal (@Arsenal) February 23, 2020
バスタブの「♪オーダニセバーヨス」チャントで全世界のお茶の間をチルアウトさせた、あの赤さんが。。
「ダニセバーヨスだ! Youはダニセバーヨス!」
かわいいすぎる。
試合については以上。
コラシナツのケガ、サカの疲労でLBが厳しくなってますね。。。ソアレスが出れればいいのですが、出れないとAMNかジャカかメドレーか、悩ましい所です。
セバジョスやってましたね、タクティカルファウル。とてもスバらしかった。
ムスタフィはほんとに人がかわってしまったのかとゆうパフォーマンス。グリースから明らかに髪の色が変わってましたし。
ジャカも。今までジャカのことは好きになれないと思ってましたが、また謝らなければいけないようです。彼は、ほんとはすごく真面目でマネージャーの言うことを忠実に守ってただけなのかもしれない。アルテタになってから、ほんとに信頼できる男になったと思います。
マリのこと見たいですが、出番は厳しいのかな。ソアレスなんてまだリハビリだし。出番は来るんですかね。
次はヨーロッパ。落とせない試合が続きますね。
ジャカ、ムスティ、エジル。本当にエメリ時代とは全く異なる景色。本当にアルテタの人間性、というかリーダーシップ、というか、ビジョンを感じます。試合後にベインズとがっちり肩を組んでいたのがこれまた印象的でした(彼あいかわらずで、とても35歳とは思えない!)リシャリルソンとカルバートルイン、まじでえげつなかった。そっか、みんな休養十分だったのであんなにシャープな動きね・・・。いよいよ、木曜、月曜、と続くなかでどうローテーションさせるか、注目です。エミマル、ネルソン、マルティネッリ、AMN、マリ、ロブがみたい。
エバートンがウィンターブレイク明けだったとは。そりゃ7日間で3試合目とはフィジカルレベル違うよね。ってかよく勝ったなー。
オリンピアコス戦はサカ休養必須ですね。あんな分かりやすい疲労もなかなかないって感じで、見てて胸が痛みました。
まずムスタフィに謝ります。もう見たくないなんて書いてしまい、申し訳なかった。
今までのインタビューでも批判を受けても真摯にトレーニングしてがんばるって言ってたことをずっとがんばってたと思う。そうでなければ、ユングベリやアルテタに認められるわけないですもんね。
たくさん批判を浴びてるはずなのに、それに負けずにずっとがんばってきたことは本当にすごいと思うし、そのがんばりをパフォーマンスでファンに返すことこそ、本当のプロなんだなと思います。
ジャカもそうですけど、今までのアーセナルは個人のエラーというより、組織の歪みが一部の選手にのしかかってた側面もあると思うので、彼らが気持ちよくプレー出来ているのは本当にいいことだと思います。
プロである以上、スカッドの全員が納得することはあり得ないと思いますが、AMNとかホールディングとか燻っている選手もムスタフィとかエンケティアを見習ってトレーニングでアルテタを悩ませてほしいところですね。
改めてですが、ムスタフィ!応援するから、これからもがんばってくれ!
エンケティアの(フィニッシュ以外の部分での)ポジショニングが大分改善されたように思いました。
今までCFとして起用すると攻撃の早い段階から高い位置で留まることが全体の半分くらいはあった印象ですが、それがクロスなどが期待できる場面になるまではPA内までは上がらないような位置取りが増え、オーバやサカやペペの方が高い位置にいるということも結構あったように思います。受けに下りてくるような頻度も増えたというべきか留まる時間も短くなった。今後も続けて欲しい。偽9番的というべきかゼロトップ的というべきかCFではなく彼特有のポジショニングを取り続けて欲しいです。後は細かいテクニックや精度などが向上していけばと期待。ワンツーとか周りの選手との連携の向上も期待。
エンケティアが中央にいるとよく動くので、その分相手CBの注意が引きつけられオーバに対する対応が甘くなったり対応が相手SB1人にならざるを得ない状況も増えているとも思える場面も(前回言及したエンケティアの全体に与える影響の1つ)。エジルやペペが中央付近の高い位置を取るようになったことも含めて作られることもあるので色々見てて楽しいですね。