Centre back situation is interesting. Holding can’t get on the bench for some games, Mari yet to play, Saliba to come back from loan and Chambers to return next season as well. Will surely have to be some departures in the summer even if there aren’t any new CBs signed.
— Jeorge Bird (@jeorgebird) February 24, 2020
ジョージ・バード(AFCユースエキスパート):CBの状況は興味深い。ホールディングは最近ベンチにも入れていないし、マリはまだプレイできていない。サリバがローンから戻り、来シーズンはチェンバースも戻ってくる。夏にもし新しいCBとのサインがなくても、このうち何人かは確実に去ることになるだろう。
去年末にアルテタがAFCのヘッドコーチに就任して以来、各ポジションでいままでの悪評を覆し“redemption”する選手が続出している。
なかでも、シュコドラン・ムスタフィとダヴィド・ルイスというふたりのセンターハーフのレデンプションぶりはみごとで、「これまではいったいなんだったんだ?」というくらいパフォーマンスが進歩している。
その理由はひとつではないはずだが、たしかなことはアルテタがいまのチームのなかで、選手の長所と短所のそれぞれを伸ばしたりカヴァできるストラクチャをつくっているということ。
アルテタはエジルについて「彼に合ったストラクチャが必要だ」とつねづね語っているが、それはエジルだけじゃないしCBだけでもない。おそらくはチーム全体をそのように最適化しようとしている。ジャカやサカのポジショニングはもっともわかりやすい例だ。
ということで、例年どおりアーセナルにとりCBがもっとも補強が必要なポジションであるということは、これまで誰も疑っていなかったわけだが、ムスティとルイスのここ数試合でのまぐれではなさそうな好調ぶり、そして現状のCBのラインナップを見るに、この夏の移籍市場でどう動くかがとても悩ましくなってきたのではないだろうか。このままいけば、極論「CB補強なし」の可能性が見えてきたと云っても云いすぎではないと思うがどうだろう。
既存CBの整理、新しいCBの補強。来シーズンのCBをどうするか。どうできるのか。オプションを考えてみたい。
現在のアーセナルのCBは8人
まずは現在のラインナップから。数がたくさんいる。以下、シャツNo順。※()内は年齢
- ソクラティス(31)
- ホールディング(24)
- ムスタフィ(27)
- チェインバース(25)
- マリー(26)(フラメンゴからローン)
- ダヴィド・ルイス(32)
- マヴロパノス(22)(ニュルンベルクにローン)
- サリバ(18)(ASSEにローン)
(※余談ながら、David Luizだけなぜにいつもフルネイムか問題。どうもそれが「フルネイム」ではないかららしい。David Luiz Moreira Marinhoが彼のフルネイム。ブラジリアンあるある。以上)
ローンを含めてじつに8人。このうちクラブに在籍中のCBは6人。
アーセナルは現在ほぼ2CBでプレイしていることを考えると、4人あまる計算である。
もちろんいまもチェンバースが長期離脱中でいつも全員がフィットしているわけではないし、日程によってはロテイションも必要になるので、CBが6人いることは悪くはないとしよう。が、8人はさすがに多い。これだとシーズンでほとんどプレイしない選手だって出てくる。
アーセナルでは選手給与も財政を圧迫している原因のひとつということで、それがリスク回避のためだったとしても、必要以上に選手を抱えることは望ましくはない。これはクラブにとってだけでなく、プレイできない選手本人にとっても不幸である。
20-21シーズンに向け誰を売り、誰を残すか?
ざっと検討してみよう。
年齢問題? ソクラティスとルイス
現在のアーセナルのCBは基本的には20代なかばの選手が中心で、以前の偏った状況に比べると健全なエイジプロファイルになりつつある(コシエルニが去っただけか?)。
このなかで年齢的にアスリートとしてのピークを過ぎていることが明白なのは、ソクラティスとルイス。ふたりとも30オーヴァーで、ソクラティスは6月に32才、ルイスはこの4月には33才になる。
このふたりは夏には契約が残り1年になるが(2021年6月まで)、いまのところ契約延長の話が出ているとは聞かない。
プレイ状況としては、ダヴィド・ルイスがレギュラーでプレイしており、またソクラティスのほうはここ数試合でムスタフィにポジションを奪われている状況がある。
どちらも獲得した時点でキャリアの終わりが見えている年齢であったため、アーセナルにとっては短期的なソリューションだったと思われるが、クラブ在籍中あるいはアルテタが来てから状況が変わったのはおそらくルイスのほうだろう。
David Luiz is playing a different role for Arsenal under Mikel Arteta
先月の記事だが、これをネタに何か書こうと思ってつい時間がたってしまった。アルテタの下で大いに進歩しているダヴィド・ルイスについて『Sky Sports』が特集している。

CBからファイナルサードへのパスやロングボールなど、アルテタのプレイスタイルにとってルイスの能力は相当に貴重なものであることは、アルテタが彼を重用していることからもよくわかる。先日もエヴァートンで鋭いスルーボールからオバメヤンのゴールをアシストしたばかり。
このまま行けば、ルイスには夏に新契約がオファーされるだろうことは想像に難くない。あるいは年齢的に、契約が切れる来年に契約延長もあるかもしれない。
一方でソクラティスは、ムスタフィにポジションを奪われつつある状況で、また一説によればアルテタがソクラティスのパス能力に不満を持っているともいう。バックからのプレイを志向するマネージャーからすれば、CBのパス能力は決定的な要素になりうる。とくにどのチームもハイプレッシングをやってくるPLではなおさらだ。
ソクラティスのプロファイルは決してパスの苦手なCBのものではないが、ルイスのように特別にそれが上手という印象はない。
彼がこれまで見せてきたガッツやファイティングスピリットはチームにとって大変に重要だった。だが、来シーズンを考えるに、残念ながら彼がレギュラーでプレイするとは思えない。
ルイスはキープ(契約を1年延長?)、ソクラティスは売却、がもっともありそうな選択だと思われる。
いつもながら素晴らしい考察でめちゃめちゃ面白いエントリでした!
まさにムスティが残りのシーズンでどこまで評価を得ることができるかで大きく変わりそうですね。
半端な扱いで残すとも思えないので、それなりの額でSELLか(エバートン辺り?)、ルイスに取って代わってバックラインのリーダーか。
アルテタが新CBをあえて獲らず、ムスティ残しならそれはそれで大いに期待もしたいところ。
個人的にはムスティが確変→継続→天国モードでアームバンド巻く所までを見届けたい。
COYG
更新ご苦労様です。
実に興味深いテーマです。個人的に感慨深いのはこのテーマですらポジティブな空気を感じることです。どうにもならずクラブも恐らくは選手本人も望んだはずの『別れ』が出来ず結果的に今季も残留したあのムスタフィが・・・
それでもムスタフィに対するアルテタの本心はまだ分かりません。私はアルテタが現メンバーから消去法でムスタフィを選んでいる可能性を否定できません。だからこそ以前にパブロ・マリがフィットした後にこそムスタフィの本当の評価が分かると書かせて頂きました。シーズン終盤の連戦に向けてパブロ・マリの起用頻度は増えるはずです。そうでなければ彼を冬に獲得した意味がありませんから。その時期に誰が大事な試合でルイスのパートナーを務めるかでしょう。
ホールディングとマブロパノスに関しては完全に同意です。彼等はまだまだこれからの選手です。現時点でアーセナルが彼等にレギュラーポジションを与える可能性はほぼないでしょう。ならば将来を見据えて彼等には出場機会が与えられる環境を用意すべきだと思います。レンタル移籍させるべきです。
ソクラティスとチェンバースに対しても同意ですね。前者は恐らく来季アーセナルには在籍していないでしょう。後者は少なくても来季を通じてリハビリのシーズンだと割り切ることすら必要だと思います。
サリバは期待の若手というレベルではなさそうですね。数年後とてつもない選手に化けているかもしれません。
私は来夏のCBに関してはアーセナルが来季も欧州カップ戦を戦うか否か全てだと思っています。来季も欧州に挑むなら管理人さんの予想に賛同です。しかしながら・・・そうでなければムスタフィと契約更新して残しマリも買い取った上でサリバがムスタフィを凌駕するのを待つということになるような気がしています。
アーセナルがプレミアに専念するならオーバメヤンもラガゼットも放出せざるを得ないでしょう。であるならば限られた予算は攻撃陣と中盤の刷新に使われるはずで高額のCBまでは獲得できません。そう!私自身もびっくりですが現時点のムスタフィを放出してまで獲得する選手の獲得には高額の資金が必要でしょうからね。
新CBにはフィジカルモンスタータイプが欲しいですね。アルビオルとクリバリ、ピケとウムティティのように、テクニカルなCBとフィジカルなCBの組み合わせはとてもいいと思います。ウパメカーノとかとれたらいいですね。
CBは経験がモノを言うポジションなので、ローンを活用しながら世代交代していけると理想的ですね。
本人次第でもありますが、ルイスはコーチ兼任の2年契約とか良いと思うのですよね
多くのトロフィーを勝ち取った経験と、コミュニケーション能力の高さ 南米勢の兄貴分という立ち位置も、SDエドゥによる南米選手のピックアップ増加に効きそうだと考えます コーチ業も引き受けてくれるのであれば、ローテ要因としても置きやすいかと 引退後のルイスを今のうちに確保しておくのも良いのでは
彼の後釜にはロブが適役だと思うのですが、早くフィットしてくれるといいですねぇ
来夏はSBとCMの補強にお金を使って欲しいので、ムスティ残留希望ですw
ウパメカーノを獲れる金銭的な余裕があれば最高ですがねぇ
ラムジー戻ってこないかなぁ。。。(適切な金額で)
とても興味深かったです。
ムスタフィはパフォーマンスが上がったからこそ売られるかもしれない、というのは考えていませんでした。
靭帯の大ケガをした選手は、パフォーマンスが戻るまでには、離脱していた期間と同じくらい必要なこともあると聞きます。
そう考えると、おっしゃる通りでホールディングは少しでも試合になれていく環境が必要でしょう。
あとマヴロパノスが、先週末の試合で負傷退場したようで心配です。
主さんの予想のようになればいいなぁまる。新CBが誰になるかなりそうなのか興味。ウパメカノなら…
相当な新CBでないならサリバ最初から使っていいとも思うかな。くらいサリバにも期待してます。
向こう10年安泰と思われたホールディングの重傷。 ムスタフィの絶不調 & 買い手の無さ。
マヴロパノスの力不足。 チェンバースの重傷。
ルイスのパニックバイ。 ソクラティスの衰え。
それから考えれば、もの凄く贅沢な悩み。
ムスタフィは高く売れるといいですね。
欧州カップの登録規定から来シーズンにサリバが加入でHG外の選手を一人売却しないといかんですよね
これまでの選手起用やビルドアップのことを考えるとソクラティスということになるんでしょうね
もしもう一人獲得するなら、マリがダビドルイスの代わりの選手になれるかなのか
もしなれるとしたら年齢的なことを考えるとダビドルイスよりムスタフィに期待したいです。賃金でいうとダビドルイスのほうが高いですしね
ソクラテスはロングフィードがないので、マリがフィットするようなら出番が急激に減るかも。
個人的にはムスタフィを売るべきだとは思わない。スイーパータイプが他にいないし、このリーグであのタイプを育てるのには時間がかかる。
CBよりも、むしろ中に絞ってこれるフィジカルの強いFBがいないのが問題だと思う。アーセナルはボールを支配するスタイルなので、攻守にスペースを制する必要があると思う。ピッチの横幅をカバーするには最低3人必要で、CBにはどうしても左右のFBの助け(攻撃面でも)が要る。ペジェリンが中に絞ってプレーしてるようではいかにも苦しい。KTでもギリギリくらいだと思う
リバプールは2CBだけで守ってるとよく言われる。しかし彼らはスタイルとして「ガン上がりのハイプレスorきちんと引いてセット」の2択なので、FBがタッチライン際のプレーに特化できてるだけだと思う。それを可能にしてるのは、ボールを簡単に手放してでも攻撃を速く完結させる戦術であり、ハードワークに特化した3人の中盤だと思う。アーセナルとはスタイルも、選手構成も違う。
僕はアーセナルに必要なのはVダイクではなく、カイル・ウォーカーだと思う。
ホールディングのローンはあり得なさそうな気が。
マリ次第でムスタフィは売却でいいと思う。
パフォーマンスがやっと上向いたけど今までのこと考えれば
エラーが多発する時期もくるだろうし、延長すべきとは思わない。
消去法だけどDルイスの単年契約延長でその間に新戦力探し、サリバ、ホールディングのフィットって感じかなあ
フロントの今までの発言だと高齢プレイヤーの単年契約延長はしないのかわからんけど。
でも上の方が書いてるけど、でもDルイス、週給さすがに高いんだよなあ。。
かと言ってベテランのCBを獲得して短期的なソリューションにって、、かなり怖いもんなあ
パフォーマンスレベルとコストの両面を考慮し、パパとムスティは売却が既定路線でしょう。で、特に売却が難しくなっていたムスティを起用することで市場価値を高めるというのは理に適っているように思います。
現スカッドのCBを見ても、ルイスのスーパーなビルドアップ力を除いて、可もなく不可もない選手が多いですし、アルテタの下で更に上のレベルを目指すなら、そこのグレードアップは必須でしょう。
来季加入のサリバと新CBでCB2枚、中盤底、No.10、左ウィングが来夏の補強ポイントになるのではと見てます。