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ミケル・アルテタ全快と翻訳ブログ

自動翻訳とブログ

さて。アルテタの件はちょっと置いておいて。

今回のぼくが訳した文の雰囲気がいつもと違うと気づいた方いらっしゃいますか。貴殿はこのブログの読者さまですね? いつも来てくれてありがとう。

そう、今回じつは例の話題になっていた翻訳サーヴィスをまるごと使ってみた。「DeepL」。読みやすくするためにいくつか改行を入れたくらいで、あとはまったく手を加えていない。翻訳作業がコピペのみ。ちょっぱやでござったぞい。

エキサイト先生からGoogle、みらい翻訳など、ぼくもこれまでいろいろなネットの自動翻訳サーヴィスを使ってきたが、とくにこのブログで利用するにあたっては満足できる実用性があるとは云えなかった。

だがこのDeepLはちょっとした革命かもしれない。英→日しか試していないが、ここまでナチュラルに訳せるのなら、もう毎回頭を悩ませて翻訳作業をする必要がなくなってしまうと思えるほど。翻訳された文章だけ読んだら機械が書いた日本語だとわからないのでは。

もちろん各所で拙い部分はある。「自己破産」はself-isolatedの誤訳だろうし(なぜ?)、wifeを「嫁」だとか「奥様」と訳しているがこの場合ふさわしいのは「妻」だろう。最後の質問で後ろのほう意味がわからない部分は、文脈から意訳するなら「いつもと違った意味で記憶される誕生日になった」(It’s one that you’ll remember for very different reasons…)といったところか。

ほかにも怪しいっぽいところはあるが、全体的にほとんど問題なさげである。見たことがないレヴェルの精度と自然さ。仕事で翻訳をやっているひとがこれを利用すると、かなり時間が節約できそう。

将来的にたとえばAPIなんかでこれが簡単にWEBサイトに実装できるようになったりすると、いきなりマルチリンガルなサイトが実現してしまうという。Arsenal.comも日本語サイトを復活させる必要がなくなってしまったよ。。

外国語から日本語への機械翻訳はかなり難しいはずで、これまでどんどん進化していると云われるGoogle翻訳ですら、まだ意味不明瞭なことが多く実用に耐えなかった。だからフランス・スペイン・イタリア・ドイツ語なんかは英語にGoogle翻訳して読んだりしていたくらい。こんなふうにそのままブログ記事にできるなんて。しかも無料で(※量でカウントされるのかしばらく使っていると、コピペのなかにサイトクレジットが入ってくる)。これは日本人にとってかなり大きな恩恵があると思う。

こういう時代はいつか必ず来るとは思っていたけれど、また急に来たなあという印象。

で、今後こういったサーヴィスがもっとカジュアルに普及すれば、このブログのような日本語で翻訳記事を書いているブログにも影響があるだろうなと。少なくとも日本語に翻訳しただけの記事の需要は減っていく。今回のアルテタのインタヴューなんて、アーセナルのファンは全員Arsenal.comをチェックしているのだから、そこで日本語で読めるようになれば、わざわざそのために個人ブログを訪れないわけで。

もちろんそうなるにはまだ時間がかかるだろうが、この精度なら今後爆発的に普及する可能性もあるんじゃないかと思える。とくに日本/日本向けで大きな需要がありそう。

これはぼくがブログを書くうえでの持論だから、以前からここで何度か書いているかもしれないが、これまでよりももっと自分の意見や考察といったものに比重を置いた、オリジナルなブログにしてきたいとあらためて思う。

今回初めて自動翻訳だけで翻訳を完結させたエントリをひとつ書いてその重要性を痛感した。

 

おわる



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3 Comments on “ミケル・アルテタ全快と翻訳ブログ

  1. 僕はチェンさんの翻訳、言葉遣いが1番好きでこのブログを定期的に読み始めました。

    今後も変わらず更新していただければと思います。
    楽しみにしています!!

  2. しかしこの自動翻訳、かなり違和感なく翻訳できてますな。
    僕もchanさんの訳は味があって好きだけど、翻訳の負担はけっこう重いと思うので自動翻訳もアリかも。

    僕は話題の切り口とか、話題の土台になるデータを提供してくれるとこが好きでこのブログを読んでます。限りある時間の中でのアマチュア(イヤ広告で僕の薄給を超えてるかも知れんがw)ジャーナリズムだからこそできる事も多いと思います。僕のような1ファンが思ったことを話せるのもこういう場所があってこそ。ツールの発達がこのブログの発展に繋がるならそれに越したことはないかなと。

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