試合の論点
マンシティ vs アーセナルのトーキングポインツ。あまり語る気分ではないのでざっくりと。
ダヴィド・ルイス問題
個人エラーがコスト・アス・アゲイン。今回も高くついたなあ!
No player has recorded more errors leading to goals in the Premier League in 2020 than David Luiz ???? https://t.co/DSW9DtYZzq
— Goal (@goal) June 17, 2020
2020年にダヴィド・ルイスより多く失点につながるエラーをやった選手はいない。
2011 – The last time that a player was sent off, conceded a penalty & committed an error leading to an opposition goal in the same game after coming on as a substitute within the top 5 Euro leagues, was in March 2011 by Iván Córdoba for Internazionale vs Brescia in Serie A. Rare. https://t.co/BjoVD5mFHj
— OptaJoe (@OptaJoe) June 17, 2020
トップ5リーグの同一試合で、選手がセントオフ&ペナルティ&失点につながるエラーをやった選手は2011年のイヴァン・コルドバ以来。
David Luiz In Away Games vs The Current Top 4 This Season
????️ Gives Away Penalty vs Liverpool
????️ Gives Away Penalty vs Chelsea
???? Sent Off vs Chelsea????️ Gives Away Penalty vs Man City
???? Sent Off vs Man City #AFC #Arsenal pic.twitter.com/DJCzmYlO6h— Premier League Statman ⚽️ (@EPLStatman) June 17, 2020
ビッグチーム相手にやらかしまくり。
David Luiz equals the Premier League record for most penalties conceded in a single season – 4
Monkou 1993-94
Nijholt 1993-94
Lundekvam 1999-00
Sonko 2007-08
Gary Caldwell 2011-12
Fonte 2016-17
Luiz 2019-20— Orbinho (@Orbinho) June 17, 2020
ダヴィド・ルイスは、単一シーズンでペナルティを4つ与えた記録に並ぶ。
おなじみご意見番はダヴィド・ルイスをどう見たか?
ギャリー・ネヴィル:絶句。ここ数年も云うべきことはすべて云ってきたつもり。彼はまったく学ばない。なんて軽率なんだ。
ジェイミー・キャラガー:彼はあまりにもしばしばやらかしすぎる。彼がベンチでも驚きはない。来シーズンにアーセナルにいるとはとても思えない。
彼はストレイトレッドだったからここから3試合はプレイできない。マリの状態もまずそう。ソクラティスはわからない。となるとシニアのCBはムスタフィとホールディングしかいないという。いきなり危機に陥った。
なんだこれ。
メスト・エジル問題
ウナイ・エメリ氏につづいて、ついにアルテタまで「tactical reason」でエジルを外してしまった。アウェイの強敵相手では使いものにならないと。7人から9人にベンチが増えたのに、それでも必要なしと判断。こりゃ驚いたね。
もしかしていま、クラブはエジルになんとか今シーズン限りで退団してもらおうと必死にお願いしてたりして。
でも土下座する価値はあるだろう。ペイカットすら応じていないのだから手強いだろうが……
彼がもっとも輝いていたときを知っているものからすれば非常に残念ながら、エジルのフットボーラーとしての能力は年を経るごとに著しく落ちていて、現時点で彼のチームへの貢献とサラリーはまったくといっていいほど釣り合っていない。

もし彼を来シーズンにチームから取り除けるならば、財政にはかなりの恩恵になる。
アディダスとの契約も延長なく終了(公にウイグル問題に言及したことも理由だと云われる)、個人の「M10」ブランドを推し進めるというような話が先日あったが、その観点からすればこのチームからの排除はPR上の大きなマイナスポイントになりうる。
エメリが去って風向きが変わったと思っていたのなら、本人はきっとショックだろう。
アーセナルが残り契約1年になるエジルに契約延長をオファーしているという話はない。夏になんらかの動きがあるのかないのか。どうなるか見てみよう。
リスタートの様子とアウェイアドヴァンテッジ
突然の中断から、3ヶ月ぶりのコンペティティヴな試合だったわけだが、やはりブランクを感じさせなかったとは云えなさそうである。
毎シーズンの序盤の試合のように、動きがとても悪いとは思わなかったが、エンジン全開というふうにも見えなかった。
観客のいない戸惑いもそうとうにあったのだろうと思われる。あの雰囲気のなかでは緊張感を保ってプレイに集中するのはさぞかし難しかっただろう。アーセナルがひとり減ってからはほとんど練習試合みたいだったし、KDBがペナルティを決めたあと、ニコリともしなかったのも印象的だった。
もし来シーズンもしばらく無観客での試合がつづくのだとしたら、プロスポーツの危機ではないだろうか。TV中継にしても、確実にスポーツ観戦のエンタテインメントとしての魅力は落ちていると思う。アルテタが云っていたステディアムの「パッションとエナジー」がどれだけ重要か、個人的にもようやく理解した気がする。
それと事前に話題になっていた、アウェイアドヴァンテッジについて。
一人少ない状態で長時間プレイしていたので、この試合をもっていまのアーセナルの状態を評価するのはたしかにフェアでない側面もあるが。
今回の試合を観て、ぼくはまったくそのようなものは感じさせないアウェイチームのパフォーマンスだったと思う。観客がいようがいまいが、むしろまったくいままでどおりの消極的アティチュード。
シティのマークが厳しくて、ボールをなかなか前に運べず。バックワードパスがあんなに多い試合もなかったんじゃないか。
ビルドアップの局面で後ろの選手がボールを持ったとき、ゲンドゥージがひとりでポケットにいるのだけど、あれはミエミエな罠で、それもわかっているからGKとCBのふたりは彼にボールを渡すことができない。
結局雑なロングボールを蹴らされてそこでポゼッションは終了。あとはひたすらボールを持たれ攻められつづけるという。
某局のTV中継のHTにこんな分析をやっていたそうで。せっかくオバメヤンが走り込んでいるのにパスがなかなか出ない。
チャンスになりそうなふたつのシーンが出てくるが、たしかにこの場面でいい感じにスルーボールが出ていれば、オバメヤンの走力ならGKとワンオンワンになっていてもおかしくはなかったシーンである。ここにはエジルのようなパッサーはいてほしかった。
これもアウェイでの消極的なマインドの典型的なもののように思える。
ボールを持ってもつねに安全第一で、危険な場所に意欲的なボールを出すよりも、まずパスが失敗しないことを考えてしまう。上がってスペイスでボールを受けるよりも、ボールを奪われたときのリスクを考えて足が止まってしまう。だから前へ行くほどパスを送るオプションに乏しく、ボールが回らない。そんなプレイばかりが見られた。
今回のファイナルサードのパス数は、168 v 29とじつに5倍以上の差がついている。
まさにアーセナルのアウェイ病。
なので、この試合に限っていえば、観客がいないことによるアウェイアドヴァンテッジとなどといったものは、まったくなかったように見えたし、仮にあったとしてもそれをまったく活用できなかった。アウェイではいつもそうだが「自滅」という感じ。われらのアウェイ病にとっては、どうやら敵の観客が問題なんじゃないっぽい。
がっかりだよ。
論点はそんなところ。よかったところ? うーんなんかあったかな。
この試合については以上。
更新お疲れ様です。
おおよそ内容は予想通りだったので、結果についてのあまり悲観は無かったです。
上位互換vs下位互換、1軍vs2軍ぐらいの試合だなーと見てました。
GK含めたビルドアップから前線の守備の仕方まで、そもそも成熟度が違いますし
相手は選手の質もトップレベルの選手なので仕方がないかなと思いました。
ただダヴィドルイスについては、
あれだけ攻めれず、攻められていればリズムも悪くミスも起きると思います。
直接絡んだとはいえ、失点で彼だけフォーカスされるのは違和感を感じました。
今回は怪我で全てが事故った、でいいと思います(ポジティブ)
ルイスの件は言い訳にしか聞こえないですね。
ネヴィルのコメント通り、彼は何も変わってないと思います。
これがルイスの能力でしかない
ルイスの問題だと思うなあ。能力がないっていう話じゃなく、フィットしてない。らしいミスではあるけど。
CBがあんなミスをすれば、シティが相手でなくても確実に失点すると思う。まして2点。それもレッド。それを前提にしてたらシティと1000試合やっても勝ち点は取れないと思う。
それ以外の部分は、僕はよくやってたと思う。特に前半は。
シティの中盤相手に優勢に試合を運ぶチームなんてPLにいくつあるだろう?あれだけボールを動かせれば十分勝機はあったと思う。
実際にシティを破ったチームは、同程度の劣勢からチャンスを作って僅差で勝ったんだから。
まあ今さらルイスを責めても意味がない。次行こう!
攻められない試合を見る日常が帰ってきましたね。
いけるとこまでやってほしいし、未来につながる試合がみたい。
なんでルイスってCBなの?
アンカーやればいいんじゃない?
ブログはずっと読ませて貰っていましたが、コメントご無沙汰しております。
結果は妥当オブ妥当。
淡い期待はしてたけど、現実は奇なし。
ルイスのワントゥーで試合が難しくなったのはそうなんですが、僕は3点目も気になりました。
ムスティがコケたのは致し方なしですが(対10人で疲労もあった中よくやってた!)でも何故すぐ立てなかったか!
素早いリカバリで失点が防げたとは思いませんが、細かいディテールの積み重ねの差が見て取れました。
相手選手にボールが転がったのが不運とはとても思えない。
ゲンちゃんの倒されて笛鳴らないのがWHY?アピールもやめさせないと。
チームの成熟度と括ってしまうのが良いかは分かりませんが、歴然どころの騒ぎじゃないすね。愕然。
投稿お疲れ様です。 エジルの戦術的離脱は初めからカウンター一本に絞っていたからなのかなーと。それにしてもベンチにはいて欲しかった・・・
予想以上のボロッボロ負けで悔しさも感じないレベルです。ブライトン戦からのアルテタに期待したいです!
エジル外しが戦術的理由とデジャヴを感じますが、エメリ氏はフロントと揉めて出せなかったみたいな事言ってたような…
アルテタも同じですかね。真相は闇ですが
どちみちフロントの補強が全く当たって無いのでドンラウールは責任取ってもらいたい
「これだけ攻められればミスをするよね」
とか言う人がずっといるけど、ミスしすぎだろ
攻められても守れるスーパーなCBつれてこなけりゃ勝てないんだよ
プレミア中位で収まるならいいけど、優勝を目指すならね
契約の切れる6/30日までにマリとダヴィドルイスとセバージョスが必要なのか見極める必要があるのでこのスタメンだったんでしょうけど
ジャカ怪我してセバージョス使わないといけなくなるし、マリ怪我するし、ダビドルイス3試合バンやし。。。マジでついてないな
もう若手がいろいろ学んでほしい・・・。エジルは4231以外では使わない、ということなのだろうけど、いやー、中盤ボール回らんね・・・バックパスしかできないっていったい・・・。
アルテタの準備が見えた試合だから尚更悲しくなった。
守備はおそらく
・ハーフスペーフに人を配置した。
4-4のブロックとかじゃなく、あくまでも相手が5レーンに基づいた攻撃なら、守備もそれに準ずる形を作って対抗する
→ゲントゥージが守備で気を配る選手じゃないのでフォアプレス気味に行くのも含めて、今のチーム事情にもマッチして、やりたいことは良かったと思う。
両サイドも一定の守備力ある2人だし。
ただシルバ、デブライネがファイナルサードのハーフスペーフからズレ始めた時にどう修正するつもりだったのかな? まあヒューマンエラーは。。
・攻撃面ではなんも特筆できないけど、基本は左サイドを押し上げる型を継続かな?
ティアニーが中断明けから素晴らしいので、今後慣れてけば。。
ビルドアップはむしろ短い時間ながらダヴィドが一番ボールを動かそうとしてた。
マリはあれぐらい勇気をもってやって欲しかったけど、、
ムスタフィはしっかり身体開いた角度でボールを足元にトラップしないと、、
怪我人+退場でまああとはわからんわな。
結局、もうチームとして成熟度が違いすぎて、、
もしラムジー、コシェルニーが残留してて、、エジルの不良債権化を防いで、Aサンチェスもしっかり現金化してて、ペペなんかに大金を投入せず、、アルテタが望む戦力補強ができてたら、、とか色々考えて悲しくなりました。。
長文駄文失礼しました
とりあえずレノがカッコよすぎたよ!!
結局ゲンドゥージの所に張られた罠を掻い潜るすべがチームとしてなく、思惑通りに勧められた所に個人エラーでいつもの展開という感じでしたね。
時間を掛けたアルテタの戦術浸透度が通常のキャンプとは違うにせよそうでもなかったんだなというのが一番苦しいなと。
結局ずっとカソルラの代わりをこなして欲しいという願いが改善しないんですよね…セントラルMFの。