サカへのひどいファウルはなぜレッドカードにならないのか

アルテタが、目の前で見ていたTAAのサカへのファウルにはてっきり何かいうのかと思ったら。「それも試合の一部」とだけ。

先日のスパーズではレフェリーのダブスタ判定に苦言を呈していたくらいだから、思うところもあっただろうに。

自分のストレスを発散するためだけに無駄だとわかっていても文句を云う大人が少なくないなかで、この青年マネージャーはまったく大人びている。こういうところはさすがミケルである。

いや、ふつうにこれレッドカードだろ。。VARでチェックするときとしないときにどういう基準や区別があるのかがわからない。まさかその場の雰囲気でやっているのか。相手の痛がり具合にも影響されるのか。だったらネイマールが優勝じゃないか。そんな運用は絶対におかしい。

誤解されがちだが、VARの仕組み自体が問題なんじゃない。その恣意的な使い方に問題があるのだ。まずVARでチェックするかどうかの基準があいまいすぎる。

ヴェンゲルさん（FIFA）に早くなんとかしてもらいたい。

ラカゼットのコメント「ゴールはトッナムのときよりうれしい」

4試合で3ゴール。突然のケチャドバ。ゴールだけでなく、ファーストDFとしてプレッシングを主導し、局面ではポストプレイも効果的。ここへきて格段にフォームを上げているラカ。でももうシーズンが終わりますがな。。

キャプテンの試合後のコメント。

（パフォーマンスと結果について……）

ラカゼット：ぼくはハッピー。だって試合に勝ったから。最初はみんな少し恐れがあって、責任を取りたくないみたいな、でもその後にはプレイをトライするようになって、リヴァプール相手でもね。

（リヴァプールにミステイクをさせた……）

コーチといつも取り組んでいること。相手へのプレッシャーの与え方をアドヴァイスしてくれるんだ。ときにそれが効く。そうならないときもあるが、今日はうまくいって得点できたのだからうれしい。

（トッナムのスクリーマーよりもうれしいゴール……）

イエス。結局あの1点で試合にカムバックしたし、もちろんぼくはとてもうれしいね。

（リース・ネルソンについて……）

彼はビッグタレントだね。見えないところではすごい努力してる。ぼくは彼を信頼している。毎回のトレイニングセッションでもたくさんやっているし、今日はスタートのチャンスを得た。彼はそれに値する選手なんだからぼくもとてもうれしいよ。

（土曜日に向けて自信がついた……）

今日70分つづけたように、土曜のシティでも自信をキープできれば。一発勝負だからわからないけど…… 自分たちにはたくさんのクオリティがあるし、ビッグプレイヤーズがいるビッグチームだ。でも試合をやるまでは何が起きるかわからない。

ラカゼットの復調を見ていて、ストライカーにとってセルフコンフィデンスってやっぱりとても重要だなとあらためて思う。

明らかに彼は、得点できないことでさらに得点できなくなってくという悪循環にハマっていたが、そのサイクルを脱することができたのならそれはほんとうに喜ばしいことだ。そしてそれは彼が自分のちからで掴み取ったものなのだから、それもまた彼の経験値としてたまっていくのだろう。彼にはさらなる活躍を期待したい。

リース・ネルソンのコメント「ハイプレスは準備していたこと」

久々のスタートで超貴重な2点目。そしてそれがPLでの初ゴール。巡ってきたチャンスをしっかり掴み取った20才。

ネルソン：素晴らしかった。なんだか、これがぼくらがずっとやってきたことでもあり、やりたいことでもある、みたいに感じる。

ぼくらは試合に勝ちたいからトレイニングするし、ぼくらはずっとそれをやってきた。スタートできたこともうれしいし、結果を出したし得点できたこともうれしい。

ハイプレスで行くことは決めていて、それが効いた。ラカがハイプレスで寄せていって、そこからゴールになった。それはぼくらが用意していたことで、ほしい結果が得られた。

（FAカップセミに向けて）気分は高まっていくと思う。FAカップを取ることはぼくらの目標でもあるし、ここ数年で何回もやっている。ぼくらが燃えるやつなんだ。

このひとはそのうちサンチョみたいになりますからね。楽しみだ。

ユルゲン・クロップのコメント「彼らだって人間だ」

勝ったので相手のボスコメントも。『BBC Sports』より。

クロップ：これに学ばないとね。100％。失点の前からスロッピーな場面があって、でもそれはいいんだ。そこから学ぶのだし。アーセナルがそこを突いたのは大したもんだよ。

ポジティヴだったものをネガティヴにはできない。それにふさわしければポインツを取るのだし、どれだけやれるか見ていこう。ボーイズたちは際立ったシーズンをプレイしてきて、それについては誰にも否定はできない。

いくつか失望したり腹立たしいことはあるが、試合はよかったよ。アティチュードもよかった。しかし一息ついてしまったのが敗因だ。それもフットボール。彼らも人間だっと驚いたひとはいるかい？ わたしは驚いていないよ。彼らだって完璧じゃない。ときどきはやるさ。

余裕しゃくしゃくなのがむかつくなあ（笑い）。

というか、こうして終わってみれば、まあ根本的に彼らとわれらで試合に向けてのモチヴェイションの差は明らかだったなと。クロップの余裕のコメントにもそれは現れている。PLで試合に敗けたというのに、まるで悔しいとも感じていないみたいに淡々としている。

考えてみれば彼らは現時点でタイトルを取っていて、このあとどんな結果だろうがトップのポジションも脅かされることがないことはすでに確定済。シティのシーズンポインツの記録を更新したいという願いはあっただろうが（※この敗戦でそれもなくなった）、逆に云えばその程度でしかなかった。

とあるパンディットが、試合中にロブホとやりあったサディオ・マネが微笑んでいたことを咎めていたが、つまりそういうことだろう。タイトルが決まってからの彼らのフォームを見ても、モチヴェイション（目標）を失ったのは明白に見える。

まあそれでもわれらはうれしいわけですがね。

クロップといえば、この試合でカメラに何度か抜かれた顔芸が話題になっていたり、一番ウケたのはやはり1点差でインジャリタイムに入ってから、タッチを出たボールを取ってTAAに雑に放り投げたシーン。1秒を争うような場面でTAAはボールを追いかけるはめに。。隠れグーナーではないかと疑われる始末。ウケるｗ

VVDのコメント「自分のせい」。だそう。

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