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【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs リヴァプール(16/Mar/2022)敗戦もトップチームとの差は縮まっている?

また、こっぴどくフラストレイションのたまる試合でした。

われら的には、トップチーム相手にまたしても見慣れた結果ながら、少なくとも前半までは、こんな終わりになるような試合ではなかったのが、また悔しい。

いいパフォーマンスで敗けたシティ戦で感じたように、もしかしたら、われらはフットボールのクオリティにおいては、これまでよりもトップチームスとのマージンを縮めているのかもしれない。やられっぱなしでなすすべなしではなかったし、場合によってはなんらかの結果を出していた可能性すらある内容だった。

だが、その「場合によって」が大きい。それを高い確率でこちらに引き寄せるには、そこにはまだ越えられないでいる高い壁があり、それが小さなディーテイルだとしても、大きな違いになっている。

マージンが縮んだことによって、そのディーテイルの大きさを逆に実感させられる試合だった。

もちろん、ヤングアーセナルはこの結果にがっかりはしても、悲観しすぎる必要はない。自分たちがいまこうした相手にも実現できている、ポジティヴな部分を目を向けるべきだろう。幸いなことに、まだリーグテーブルでは4位を維持しているし、未消化試合すら持っている。

いまはこのトップチームとの本気試合という経験を糧にし、自分たちの自信を失わないこと。道を失わないこと。それが大事。Trust the process.

試合を振り返ろう。

Liverpool beat Arsenal to close on Man City



アルテタの試合後コメンツ「こうした試合はボックスのなかで決まる」

試合直後のインタヴュー。オフィシャルサイトより。

アルテタ:おそらくは、試合の多くの側面でわれわれのほうがいいチームだった。しかし、決定的な瞬間があったのなら、それを逃してはいけなかった。そして、われわれはそれをしなかった。

それがこの試合で違いになった。

われわれはトライしつづけたし、信じつづけた。彼らが実行したゲイムプランはすごかったよ。勇気とエナジーを示した。あのすごいリヴァプールのチーム相手に、いかに競おうとしていたかを観るのはすばらしかった。しかし、何も得られなかったのだから失望だ。

ああいったチームとの試合に勝ちたいのなら、得点できるときにしなければならない。

試合後のプレスコンファレンス。オフィシャルサイトより。

(われわれがチャンスを逸したことが試合を決めた?……)

まったくだ。

わたしが思うに、この結果はチームのパフォーマンスが正確に反映されていない。ボックスからボックスで、わたしは多くの時間でわれわれのほうがいいチームだったと思うし、計画していたことをすべておこなった。ボーイズのパフォーマンスが見せたのは、彼らが自分たちのやりたいプレイをするという勇気であり、インテンシティであり、試合の理解だった。彼らは今日自分たちのレヴェルをとても上げていたよ。

しかし、残念ながら、こうした試合はボックスのなかで決まる。今日はそこが決定的な差だった。この試合から何も得られなかったのが残念だ。

(あの決定的なエッジがわれわれとリヴァプールの差?……)

今日はそこが違いだった。それ以外はさほど違いがあったとは思わない。われわれは、かなりギャップを縮めていると思う。しかし、まだ十分じゃなかった。なぜなら、われわれもドアを通り抜け、彼らもそうした。そして彼らは2ゴールズ。わたしはあの失点には満足していない。しかし、それもゲイムの一部であり、ああいうチャンスがあるのなら、何かを得るには、それをつかまねばならない。

(アーロン・ラムズデイルはオープニングゴールを喫したことに悔しそうだった……)

そうだろう。だが、それもゲイムの一部だ。彼はチームを救ってくれるときはいつでもすごいし、今日の彼もいくつかいい時間はあった。残念ながら2失点してしまったのは、おそらくわれわれのレヴェルじゃなかったんだろう。

(ドレッシングルームのムードについて……)

彼らは落ち込んでいた。彼らも自分たちがどれだけいいプレイをしていたかわかっていたし、シティにもリヴァプールにも競り合いながら敗けてしまった。結果よりももっといいものがふさわしかったのに、現実はそうならなかった。

シティではボックスのなかのディシプリンが問題だった。退場になってしまったので。しかし、トップチームスとの試合では両方のボックスが違いになる。

かなり難しいのレヴェルのこうした試合で何かを得ることができても、そこにはマネジしトライすることになるディーテイルやマージンがある。今日は、われわれが最初のゴールを取りそうになっていた時間では、たしかにそれをやれていた。

(敗戦から選手たちを立ち直らせる必要がある……)

イエス。敗戦のあとはいつだって傷つくものだし、いまのグッドランを止めたくない。われわれはシーズンの終わりまでそういうふうにはならないように話しているんだ。ここからは、それにどう反応していくかだ。

(ガブリエル・マルティネリのパフォーマンス……)

わたしは、あらためてこのチームがどんなふうにパフォームしたか、試合からどれほど得たのかについては、とても満足している。わたしも理解をしているから。わたしもずっとそこにいて、あのすごいチームと対戦するのがどれほど難しいかわかる。彼らは試合のどの側面も支配するから。

そして、われわれがそれに対してやったこと。どう彼らを露出させたか。いかに問題を起こしたか。いかに支配したか。ボールを持ってプレイする勇気を見せることはまったくかんたんじゃないのだ。信じてほしい。

(タイトなスケジュールについて……)

プレミアリーグに大感謝だね。われわれがチェルシーとマンUとプレイせねばならないときに、またやってくれた。だから、もし彼らがそのチームスにアドヴァンテッジを与えなくちゃならないのなら、わたしは彼らにこう云うよ。そうしてくれて、ほんとうにありがとうございましたと。

(土曜に選手たちはフィットするでしょうか?……)

イエス。100%。土曜の選手のエナジーもなんの心配もいらない。彼らは眠り、よく食べる。でも、プレミアリーグがそんなフィクスチャにしてくれてほんとうにありがとうだよ。とってもとっても助かってる。

(プレミアリーグにこのことを訴える?……)

イエス。絶対やる。だって彼らがやっていることはフェアじゃないから。いつだってSkyやBTとかだよ。だが、唯一気にしているのはアーセナルのことだ。わたしが気にするのはそれだけだし、われわれが唯一気にするものはアーセナル。アーセナルのためには、それはフェアじゃない。

以上

やっぱり試合のパフォーマンスについては、アルテタもかなり手応えを感じていたんだな。コメントににじみて出ている。

TV都合で厳しい日程に

それはともかくスケジュールの件。今回の会見に参加したとあるジャーナリストによると、その件に言及したときのアルテタは珍しくアツくなっていたらしい。「PLにありがとう」とストレイトに皮肉をかましている。

そのひとつは、今週の3連戦。まあ、多くの週で1試合しかプレイしていないチームに、いきなりそんなにギチギチに詰め込まなくても、というフィクスチャではある。レスターからリヴァプールと同様、つぎの土曜のアストン・ヴィラも中二日しか間隔がなく、ランチタイムの分さらに短い。しかもアウェイ。もしこれが日曜の夜だったら、フィットネスのリカヴァリに使える時間が1.5日も違う。この差は、試合に影響するほど大きいのではないか。

それと、おととい発表されていた、チェルシー(A)、マンU(H)、WHU(A)のリスケ。とくに4月20日のチェルシーから4月23日のマンUは、これまた中二日で、マンU戦はランチタイム。

いまのアーセナルのハイプレスをやるインテンスな戦いかたでは、リカヴァリの時間が短いことは、パフォーマンスにそれなりに影響しそうだ。この試合でもラカゼットは交代で退く前は、もう全然走れなくなっていた。

アルテタが云うように、こうしたスケジュール設定がフェアじゃないと思われるのは、この日程調整が競技の都合ではなく、TV放映スケジュールの都合が優先されているから。以前からTV都合のフィクスチャというのは、PLではどのクラブもなんらかの不満を持っていて、よく問題になっている印象がある。

クラブとしてPLに抗議するようだが、成功するかどうか。観てみよう。

セドリックの試合後コメント「ぼくらはポジティヴでいる必要がある」

トミヤスの不在をなんとかカヴァ。2点めは戦犯なんだろうか? オフィシャルサイトより。

セドリック:結局、フットボールでは結果を観る必要がある。

試合のほとんどをぼくらがコントロールしていたし、最初の失点のあとですらぼくらはそれに反応しようとした。そしてもう1点失った。ちょっと不運だった。

これがフットボールだ。ぼくらは、ポジティヴでいる必要がある。自分たちのやることを信じ、アストン・ヴィラへ向けて頭を向ける必要がある。

もちろん、みんながっかりしてる。こんな結果はいやだった。しかし一方では、ぼくらはとてもとてもチームのことを誇らしく感じている。チームが築いているものに。チームがお互いで生み出しているものに。一体感とかはすばらしいものがある。

(つぎのヴィラ戦)自分たちがポジティヴでいつづけることはとても重要だ。土曜にはいいリアクションができる。自分たちのリカヴァリに集中しよう。実質2日間でまたプレイするということ。チームにはとても重要な試合になる。ぼくはチームがポジティヴだし、いいアンサーができると思っている。

セドリックは、なんだかんだファンが思っていた以上のパフォーマンスを見せてくれているんじゃなかろうか。

トミヤスとの比較になるとスタンダードが上がってしまうので、辛口な評価になるのは否めないが、それでも最低限のパフォーマンスだけでなく、ときおり気の利いたプレイも見せてくれる。セインツで戦力外になっていたというほど悪くはない。

今回の2点めについては、サカが右サイドの深い位置でボールを奪われたときに、彼がサカよりもすこし高い位置にいたことで背後に大きなスペイスを空けたと批判もされているようだが、彼は彼でサカがボールを持っていれば、当然つぎの動きを想定していたのだろうから、あのポジショニングを責めるのはちと酷なような気がしないでもない。サカがあんなふうにボールを失うとも思ってなかったろうし。

※追記:セドリックがポルトガルNTに招集された。アーセナルでの活躍があったからでしょうな。

ユルゲン・クロップの試合後コメント「アーセナルに勝てたのは特別」

敗けたときは相手のボスコメントは観たくもないが、今回はタフな試合だったと認めていたので。『Sky Sport』より。

クロップ:(勝利は)とても特別だ。自分たちの状況があり、彼らも状況があった。ファーストハーフはブリリアントではなかったし、そこから試合が正しい方向へ変わっていったのが、とてもよかった。

彼らはちゃんとした脅威だったのだから、油断はできなかった。

わたしがほんとうに興味あることは、自分たちがつぎの試合にどう準備できるかだけ。これをどう乗り越えるか。かなり難しい。アーセナルとカラバオカップで戦ってから、われわれには13試合プレイしたと思う。彼らは7試合だよ。6試合もこちらが多かった。それに文句はないが。そういうのが好きだし。どうなるか観よう。

試合数そんな違うのか。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

8 Comments on “【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs リヴァプール(16/Mar/2022)敗戦もトップチームとの差は縮まっている?

  1. お疲れ様です、、悔しいです。。
    結果は想定内とはいえ、あの内容で 0-2 ってのが何かやりきれない。。
    ジョタのシュートはえぐいとこに飛んだのでラムズデールは責められないですね。ニアを抜かれて本人も相当悔しいでしょう、触ってるし。どちらかと言えば、ジョタに抜けだされたところを悔やみたい。
    中2日でヴィラ戦はキツイですが、今回の悔しさをぶつける感じで頑張って欲しいですね。全力で応援します!COYG!

  2. さらりと「ヴィラに勝ったその後は」は良いですね。
    なんならぺぺとかスミスロウ、サンビ辺りをしっかり試合感戻してもらってさらりと勝ち点3を掻っ攫って欲しいところ。

  3. いつになったらビッグテストに合格出来るのか
    若いチームなので一旦躓くと少し怖い

  4.  セドリックの判断ミスはどちらかと言えば、1点目のような。あそこはロバートソンではなく、絞ってジョタに着くことが定石だったはず。とはいえ、責められるものではなく、なかなか難しいところではあるのですが、意地悪いと思いつつもその細部の判断は冨安と比べてしまいます。2点目はほぼ全員のミス。
     マルティネッリに関しては個人突発(アーノルドの対人の脆さもあるとは思うけれど)や守備貢献は素晴らしいと思う反面、若干の球離れの悪さだったり、無理な判断だったりが、チーム全体の循環を考えたときにどうなんだろうと気になりました。マルティネッリを出すなとか、そういう話ではなく、今回素晴らしかったジャカが頑張ってるとはいえ、ティアニージャカマルティネッリではサカウーデゴールのような無理に作られるスムーズさみたいなのがない。やはりスミス郎を最初から使うというのもありだと思う。マルティネッリは代えないとは思うけど。
     

  5. 失点は2つともスーパーなゴールだったし、90分間を通して互角にチャンスを作った。内容を恥じる必要はないと思う。

    欲を言えばジャカはあまり機能してなかったと思う。この選手は低い位置でリスクを考え出すとあまり良さが出ない。と言って最近の4-1-4-1では明らかに全体のスライドがおかしかったので、アルテタとしてもリバプール相手にジャカをあまり大きく前に張り出すわけには行かなかったんだと思う。

    やっぱりもっと攻撃的にやれるかどうかじゃないかと思う。4-1-4-1の完成度を上げて。1点目のチアゴのパスは、後ろの密度で守るだけでは防げないと思う。またもしジャカがもう数歩先に張れれば、ボールを持った時に相手のCBはもう半歩下がらざるを得ない。どんな怪物CBでも下がりながら足を出すことはできない。

    5ヶ月前とは見違えるように良くなったけど、これでいいって事はないと思う。改善できるのは結果ではなく、常に内容だけ。落胆するのも満足するのも数時間だけにして、前を向いて進んでほしい。

  6. 自分もセドリックは1失点目の方が勿体ない判断ミスだったなぁーと思います。
    というかリバプールとやるときは右FBへの負荷物凄いなと。ボールを狩りに行く場でもあり、ステイの判断も必要だし、ボール落ち着かせる場でもあり。
    ベストのトミヤスならそれでも。。来季に期待ですね!

    ウチもローテーション出来て、サラー/フィルミーノを途中から投入みたいなの出来るようになればなぁー
    日本人贔屓とかじゃなく普通に南野アーセナルいたら交代選手として試合でれそうな気が。

    でもホント欧州最高のチームに「勝てたよなー」ぐらいのテンションで試合見れたのは久しぶりで気分はいいですよ!
    このまま中2日ですが次節キッチリ勝ちたいですね!!

  7. 負けはしましたが、下を向く内容では無かったと思います! 今後に期待を持ちました。
    その中で、個人的にはナイテタさんが仰る意見に賛成です。
    マルティネリの球離れの悪さが気になります。
    もちろん、ここまでの連勝は彼のハードワーク、突破力、貪欲さがチームを引っ張ったのが大きな要因なのは否定しません。
    孤軍奮闘したサンチェスを彷彿とさせます。
    一方で左サイドの連携を考えると、スミスロウの方がスムーズに流れているような・・・
    コンディションや対戦相手を考えながら、上手に併用して欲しいし、
    CFでの起用もアリかなと思います。

    いずれにしろ、次のヴィラ戦はリヴァプール戦以上に大事だと思います。
    良い日曜日になりますように。 COYG!

  8. シーズン前から開幕3連敗にかけて、4位争いを想定できてた人が果たしてどれくらいいるのか。せめてEL権だけでもとか、アルテタアウトを叫ぶ人が多かっただけに現状4位争いのトップにいるというのがすごいですよね。まだまだ成長できるチームなので毎試合楽しみでしかない。次は必勝!COYG!

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