シェフィールド・ユナイテッドについて
新しいシーズンが始まって以来PLで3連敗中。そして無得点の4失点。テーブルでは18位。ここまでの相手はウォルヴズ(H)、ヴィラ(A)、リーズ(H)。
まあ相手を見ると、じつはわりと調子のいいヴィラやリーズが含まれていたりするので、一度も勝ってないからといって見くびることはできない。われら去年は2試合ホーム・アウェイで勝てていないわけだし。
そういやリーズはこの前のドロウのシティでは彼らよりも多いパス数だったそうで。パスアキュラシは同じ。どんだけ。ペップとミケルの師匠すごい。
シェフUは、最近リヴァプールからRhian Brewsterというストライカーを取った模様。Brewsterとはなにやらビールがうまそうな名前。ゴクリ。
チームニュース
Simon MooreとLys Moussetがアウト。John Eganがリーズのレッドで1試合バンから復帰。
マイケル・コックスによるスカウティング
おなじみ戦術エキスパートのマイコーによるスカウティング。オフィシャルサイトより。
<デインジャーマン>
おそらくPLのなかでどんなチームよりも、ひとりの選手頼りでない、調和の取れたチーム。彼らのアタッキングプレイでは、McGoldrick(FW)があちこちいろんなゾーンに入ってくるのが間違いなく攻撃の中心になる。彼は注意深く観ていなければならない。
<シェフUについて>
クリス・ワイルダーのオーヴァーラッピングCBはよく知られている。しかしそれはプランのひとつに過ぎない。CMがしばしばタッチラインに近づいてオーヴァーローズをクリエイトするし、McGoldrickもそれをよくやる。彼らは思ったよりも1本多くパスをやってくる。フランクで選手がよく入れ替わるのは、クロスを入れるかあるいはカットバックするためのポジションにボールを入れるためだ。
なるほど。注意してみてみよう。
マッチファクツ by Opta
- アーセナルはPL直近3試合でシェフUに勝っていない(W0 D1 L2)。最後に勝ったのは2006年。去年のFAカップでは勝ったが
- シェフUは1971年から10試合アーセナルとのアウェイゲイムで勝っていなかった
- アーセナルは2020年のPLホームゲイムに一度も敗けなし
- アーセナルはホームの72試合で得点できなかったのは3試合のみ
- アルテタが12月にクラブに来てから勝ちポジションから18ポインツを失っている。この期間のトップフライトチームで最多
- シェフUがオープニングから3試合で無得点は史上初
- シェフUはPLで7連敗すれば、クラブの最多記録に並ぶ(1975年以来)
- シェフUのリーグでのトップ6チームとのアウェイ試合で最後の勝利は1994年リヴァプール
試合結果予想
BBC Sports (Lawro’s prediction) 2-0
WhoScored.com 2-0
Arsenal Change Everything (Mr. Chan) 3-1
2-0で勝ちかあ。※今シーズンはSky Sportsで予想がなくなったみたいで、今回からぼくことMr. Chanの予想も入れることにした。願望&カンである。3-1で勝利。
ロウロ:今シーズンのシェフィールド・ユナイテッドにはいまだポインツもゴールズもない。リヴァプールのRhian Brewsterに期待がかかる。そここそ彼らが補強が必要なところだった。
アーセナルが月曜にアンフィールドで敗けたのは知っているが、彼らはとてもコンペティティヴだったと思うし、プレイの目的がはっきりしていた。
彼らのプレイのテンポもよかった。リヴァプールのようなとても強いチームには敗けたが、今回は別のパフォーマンスでポインツを確保しそうだ。
試合のみどころ
『Sky Sports』にまた「アーセナルのメインの問題はショッツ不足」という記事が出ていて。
Mikel Arteta’s Arsenal do not have enough shots and it is a problem
これまでにも幾度となく似たようなトピックの記事を目にしていて、内容は読まなくてもだいたいわかるからちゃんと読んでないけども、掲出されているグラフィックですでに悲惨だった。PL10チームとの比較で、
- オウンハーフでのパス%が最多(54.1%)
- ショッツ数が最少(218)
- xGが最少(28.7)
なのにバカ高いコンヴァージョンレイト(22.3%で1位)のおかげでゴール数(38で5位)はそれほど少なくないという。
ここだけはほんとうにエメリ時代の傾向を引きずっている。もう2020年も10月だが、それでもまだ。
この問題て、強敵と戦っているときは問題が見えにくいのだよね。ボールを持っている時間自体が少ないから、クリエイトできなくても当たり前。
でも、問題はよりボールを持つ展開になる試合のときに、クリエイトができないということ。
今回はどちらかと云えば、問題が見えやすい試合だろう。ボールを持って運ぶことはできても、相手がオーガナイズされていて穴がなく、肝心なエリアに入っていけない。
リヴァプールより優れたハイプレッシングチームはPLにはいないので、あそこであれだけのプレイをしたわれらが、今回ビルドアップのフェイズでそれほど苦しむとは思えない。むしろアグレッシヴにハイプレッシングをやってきたら、それだけ後ろが手薄くなるのだからチャンスだと思ってもよいくらいだ。
この試合の見どころはいわずもがな。ファイナルサードでのクリエイションとシュート。そのためにはポゼッション。ボールを持ったら失わないこと。MFを支配してコントロールして、チャンスをつくること。
課題は解決されないかぎりはずっと同じである。
この試合の注目選手
※今回からAFCの注目選手をひとり試合前に選んでみようかと。
ずばり、ダニ・セバーヨス。スタートしないかもだが、彼のゲイムメイキングにはとっても期待している。彼がプレイした最近の試合ではいくつかの鋭いスルーボールが印象的だった。あれはクリエイションだった。
強敵相手のビッグテスト。去年はPLホーム・アウェイで勝てなかったのだから、彼らの強さはおそらくわれわれがとくによく知っている。
こんなタイミングだからこそ、アワーもパーティもいなくても大丈夫じゃねえかと思わせていただきたいものですな。
キックオフは今晩10/4(日)の22:00。ウホいい時間。早すぎず遅すぎず。
ではCOYG!
更新お疲れ様です!
いつも楽しみに拝見させていただいております。
2人とも来ないかもしれないということで、本当に落ち込んでます。
サッカーのこと忘れようかなと思ったくらいです。
最後に何かサプライズが起こることを願いつつ、あまり期待しすぎずでいこうと思います。
一人選手来れば解決って訳じゃありませんが、KSEも今お金出さない件に説明責任を果たして欲しいもんです。しないだろうけど。
今日の試合あたりからいる人で何とかするのが観れますかね。まだ使われてない人や若手はいるわけで。
しかしコンテだったら今頃恒例行事のフロント罵倒ターンですよ。ただtwitterで
『シティはいつまでもペップじゃねーし、あそこミケルならいつでも門戸を開いてるんだぜ?(意訳)』
と書いてる方がいて、アルテタもそのあたりわかってるからあえて言わないのか?…とゾッとしてます。
昼間リーズとシティの試合を見てて、リーズのハードワークと激しい当たり、緻密なビルドアップに感心した。
同時に、アーセナルは全然このレベルに達してないと思った。
ぺぺは追えるボールを追ってないし、上半身を当てるプレーもやらない。
ジャカは出せるはずのパスを出せる位置にいないし、ホールディングは出せるパスを出そうとしない。
しかし3部でプレーしてたリーズの選手にできることが、ウチの選手たちに絶対できないとは思いたくない。
リーズだって要所の補強はしてるけど、ウチもすでにマリとガブリエルで4000万ユーロ+使ってるわけで。
とりあえずは今いる選手に期待したい。
やれるのにやれてない事が山程あるんだし、少なくともこの試合は補強は関係ないし。
セバージョスは相手のプレスを躱すプレイは見せてくれたりもしてるけど、あくまで相手がプレスで突っ込んできたのを躱すだけで相手陣内で自分から仕掛けて相手の陣形を崩す、マークを引き付けるようなことをほとんど見たことないんで、そういうプレイを見れるといいなぁ。
確かにスミスロウの方がそういうの(少なくとも姿勢)は期待できそうなのでスミスロウ期待の声があるというのはなんかわかる気がしますね。