マネジメントについて
(マネジメントは「熱中するもの」?……)※「夢中になる all-consuming」今週フランク・ランパードがそういう発言をしたようだ
現時点ではCovidのおかげでそういうふうになっている。わたしはここにいられてとても特権的に感じている。なぜなら自分のやっていることが大好きだし、このクラブをレペゼンすることも愛している。選手たちやスタッフたちと過ごす時間も。しかし、ますます問題を解決することが仕事になっていっている。毎日がショックだし、エナジーの部分では、とても夢中になるものだ。
わたしがここへ来ると何かがドアから訪れると予想する。そして悪いニュースがあっても、できるだけ早くそれに対応しなければならない。なぜならそれはすぐに来るとわかっているから。できるだけ準備をしていようと思うし、朝のムードはこうでないといけないと思う「OK、今日は何が起きるかな。それについてやろう」。
(レジリエンスはいまやマネジャーのカギになる素質……)
まったくだ。どうバウンスバックするか、どう難しいときをやり過ごすか。そして自分たちがいまやっていることをどう確信するか。自分の下した決断をどう判断し、その決断が結局どうなったのか。それは本物のフィーリングなのか、誰かほかのひとのためにやるのか、あるいはほかの意見に従ってやるのか。クラブ、選手、スタッフにとり正しいことだと思っているのか。
ペップ・グアルディオラ
(ペップがマンシティと新契約……)
彼にとってとてもいいことなんじゃないか。だって彼はクラブにそれほど長くいたことはないのだから。だから彼が契約を延長したということは、そこですごく満足しているということなんだろう。彼が自分の居場所を見つけ、高く評価されていると感じ、選手やファン、もちろんオーナーシップとのケミストリもある。
彼の健闘を祈る。キャリアを続けるのにベストな場所だと感じたのだろう。おめでとうだ。
(ペップはマンシティで「片付いていない仕事」について話している件……)
彼と彼の野心、彼がどれほど競争するか知っているものからすれば、「片付いていない仕事」というのは毎年すべてのコンペティションに勝ちたいということなんだろう。間違いない。もしまた国内4冠を取る必要があるなら、彼にはそれができる。間違いなくそれを目指すのだろう。
ヨーロッパはとても大きなもので、彼はクラブをCLで勝たせたい。その途中だということだ。思うに、中期や長期ではそれが達成したいことのひとつだった。
試合数の多さと選手の負担
(われわれは選手に要求しすぎなのでせうか?……)
要求はとても高いし、まだまだ全然終わっていない。この1年でプレイしなきゃいけないたくさんの試合があり、それがフットボールの歴史だ。もちろん、その結果についてわかっているし、わたしの側からPLや放送局に云えることは「選手を守ろう」ということ。
結局、この業界では、われわれが部屋にいてもやることはできる。われわれはずっとそれをやってきているし、個人でトレイニングし、マネジャーと話すことなくやることもできる。ファンがいなくたってやれているくらいだ。
しかし、選手は必要なんだ。彼らを可能な限り守らねばならない。彼らはこの産業全体の主役なんだ。もし選手がフィットできるよう、よりよい機会を与えられるようなルールの調整やちょっとだけの柔軟性があれば。そしてそれはフィジカリーだけでなく、メンタリーにも。だから、お願いだからそれをやってほしいんだ。
(PLは5サブズのルールを再検討すべき?……)
わたしは大賛成。それだけでなくスクワッドの数を増やすことも。現時点で、われわれにはビッグスクワッドがあるし、7-8人を自宅に置いていかねばならない。そして自宅待機ということは、自宅待機ということだ。トレイニンググラウンドから帰宅し、そして家からトレイニンググラウンドに通う。だからこれはメンタリーなことでもある。アウェイのトラヴェリングに加わっていないと、スクワッドやチームメイツと2日間離れていることになる。
スクワッドの数を増やせれば彼らにもとても助けになる。だからぜひそれをやってほしい。簡単な決断と思う。知らんけども。わたしの意見であり、それが変更できることを願うよ。
その他
(クリスマスの前にファンが戻ってくる可能性についてどう思う?……)
そう願うしわたしは楽観的だ。なぜなら、その計画、クラブが安全な環境を生み出そうとがんばってきたすべての手続きと取り組みを見てきたから。われわれにはそれができると思うし、そのプロジェクトを前進させようと決めるならば、とても素晴らしいことだ。だからいつグリーンライトが灯ってもいいように、われわれもファンを迎える準備をしておかないと。
試合前会見は以上。
リーズとの試合についてあまり質問されてない。プレスの皆さんは興味ないのかな?
インターナショナルブレイク中の事案
さて、今回はIB中に起きたいくつかの事案について多く質問されている。
ひとつは、ガボンNT(オバメヤン)が空港に足止めされ、床で眠ることを余儀なくされたという件。オバメヤンがインスタ等でひどい有様を訴えていたので、見た人もいるだろう。ここでガボンはおそらく被害者で、気の毒というほかない。こういうオーガナイズというかマネジメントにおける、アフリカ諸国の進歩のなさという側面でも語られていた。
ガボンのNTのマネジャーが「アーセナルはこの件で怒っている」とメディアに話したことで、今回の質問となっているが、少なくともアルテタはそれほど怒っていないようだ。オバメヤン本人に「普段の自分がいかに恵まれているか考えるように」と話したということで、これは素晴らしい。
それと、セバーヨスとルイスの件。先週金曜にセバーヨスとルイスがトレイニンググラウンドでどつきあった(ルイスがセバーヨスの顔を殴ったんだか引っ掻いただかで流血したという)ことを昨日デイヴィッド・オーンステインが公表。その後セバーヨスが「FAKE」とドナルド・トランプばりに否定したという。
でもまあこれおそらくは全面的にフェイクというわけじゃないんだろう。アルテタもトレイニンググランドはインテンスでいつでも選手同士やりあってると、それ自体はよくあることだと認めている。バーヨスはつい先日もエディ・エンケティアと試合前にどつきあうという前科持ち。あれは映像が残っていたので云い逃れできない。カッとなりやすいタイプか。
こちらもすでに解決したということで、いつまでも引きずらなくてもよいだろう。
ただし、この件についてアルテタは、内部の情報がこうして漏れることについては危機感を感じているようである。当然だろう。オーンステインのクラブ内の情報源は誰か。気になります。
そしてウィリアンは、クラブのルールに反してIB中に許可なく海外渡航(ドゥバイ)をしたという。この件はあまり興味なかったのでぼくは詳しいことはよくわからない。スポンサー絡みだったみたいだが、たしかにアルテタのコメントを見るとそうなのかもしれない。
問題はこのご時世なので再入国に隔離が必要になるとかならないとか。まあもしそれができないのなら、さすがに自粛しただろうし問題はないのだろうが、それにしても入国以外の細かいところで、クラブはケアしなければならないことが増えるはず。スタッフに迷惑をかけるのはよくない。
選手の高負担
「選手への要求」について質問があるが、今シーズンのPLのケガの多さは異様だということで(アーセナルだけ見ているといつもどおりだが)、最近は選手がこなさなければならない試合の数や過密なフィクスチャについての問題があらためてフォーカスされている。リヴァプールなんかは今回サラーまでCovidに感染してまさに死活問題となっているしな。。
これを緩和できる策はいろいろあるのだろうが、この巨大な放映権料が動くフットボールブームのなかで試合数を減らすのは、当事者たちはできればやりたくないことなのだろうと思う。過密フィクスチャのなかでEFLカップ(カラバオカップ)も存在の是非が何度も議論されているが、実際になくなりそうな気配はない。
だから選手の負担を減らすためにも、アルテタも含め支持者が多い「5サブズ」はPLもぜひやったほうがいいだろうし(なぜロックダウンのあとだけで止めてしまったのか?)、またベンチに入れる人数を増やすというのもやってもらいたいものだ。もはやPLはどのクラブも潤沢なスクワッドを持っているし、反対意見が出るようなことでもないだろうに。
アルテタ「エジルがいないのは痛い」
2週間もブレイクがあったので、インタヴュー等いくつかのボスコメンツがあるが、これだけフォロウしておこう。おとといの『beIN Sports』の独占インタヴュー。
“I’m hurt!”
Mikel Arteta has opened up about Mesut Özil’s absence from the Arsenal matchday squad.
More – https://t.co/ta4WS10lAv#beINPL #AFC pic.twitter.com/6FUfVXbTA4
— beIN SPORTS (@beINSPORTS_EN) November 19, 2020
(エジルの不在)
アルテタ:痛い。なぜならわたしのスクワッドでは誰にも参加できないとか競えないというふうにはしたくないから。わたしにはとても悲しい。誰もそれにふさわしくない。
メストは現時点ではスクワッドリストにないので当然参加することはできない。彼にもファンにも、すべてのメディアにもできる限りクリアであろうとしている。なぜなら彼らはその理由を知る権利があり、理解できるひともいれば、できないというひともなかにはいるだろう。
(エジルの復帰可能性)
どの選手にも道は残されている。わたしがここに来てから、何人かの選手がここで始めて、いまどこにいるかを見ている。彼らのキャリアは完全に変わって、それは彼らが正しく勝ち取ったものだ。われわれは彼らにチャンスを与え、彼らはそれを掴んだ。
(レスター、ヴィラの敗戦でファンがプレイメイカーの不在を訴えている)
試合に敗ければ彼の名前が上がってきて、そうでなければ彼の名前は上がってこない。
最後にはわたしは決断をするためにここにいる。わたしの意見では、クラブのためにベストになることだ。そしてそれがわたしのやらなければならないことである。
「できる限りクリアであろうとしている」。はてな?
エジルが1月に復帰する可能性?
ぼくは1月にエジルがPLスクワッドに復帰するんじゃないかと、最近ひそかに思っている。ないか。
彼がチームから外れると判明してから、そういうことはもうないとずっと思っていたが、その後も彼がずっとファーストチームのトレイニングにも参加しているということと考え合わせると、復帰の可能性も少しはあるのではないか。アーセナルはドミニク・ソボスライの1月の獲得に本気だというが、彼を取る可能性よりもエジルを復帰させるほうがよっぽどハードルは低い。
彼が試合から離れてどの程度錆びついているかわからないが、それはアルテタが判断できるだろう。そもそもアルテタはきっと彼を使いたくなかったわけじゃないので(そうじゃなきゃ彼が来てからしばらく使っていた説明がつかない)、クラブから承認されれば喜んで使うんじゃなかろうか。
そしてそれなりに活躍して(いいパフォーマンスと悪いパフォーマンスが半々くらい)、トップレヴェルで競えることを証明し(アーセナルは10位フィニッシュ)、夏には堂々と好きなクラブに去ってゆく。ハッピーエンディング。
なんてこった。
chanさん予想の中盤で考えると、ウィロックがどれだけ高い位置でやれるか?じゃないかと思う。
ラカやFBにボールが入った瞬間にすぐ近くまで走ってれば、やれることの幅が一気に広がると思うんだけども。
ウィロックはかなり走るのでそこは期待できるんだけども、CB~DMFでフィジカル面で優位に立ってないと厳しいと思う。
極論、後ろはガビ・ルイス・ホールディングの3バックでもいいような気もする。
どうせ2CBでもDMFがDFラインに吸収されるのだし。
ホールディングはロングパスはないけど、CBとして珍しいくらい足元が上手い。
今まだ生かせてないだけに伸びしろはすごく大きいと思うし、元より守備はジャカとは比べ物にならない。
可変システムを好むアルテタの趣味ではないかも知れないが、ぜひチャンスをやってほしい。
ケチャドバ、が出やすそうな試合ではあります。5-2ぐらいやるつもりで、リスクを取ってほしいなあ。オーバ・ラカ・ペペの複数得点を期待します。いやそうなってくれ。COYG
いつもボリュームたっぷりな投稿楽しみにしています。
アーセナル界隈ももやもやした日々が続きますが、チェンさんとご家族の皆さまもお身体にはご自愛ください。