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【マッチプレビュー】20/21EPL アーセナル vs ニューカッスル・ユナイテッド(18/Jan/2021)勝たなきゃいけません

MD19。これがほんとのシーズン前半の最後の試合。

ひきつづきCovidな状況に翻弄されたフットボール世界で、アーセナルにとっては記録的なバッドフォームなどいろいろなできごとのあったシーズン前半ながら、現時点ではなかなかにいいフォームを取り戻していると云えよう。

もちろん、まだこのチームは自信を回復している最中で、ここ数試合を見る限りでは、一貫性あるパフォーマンスを取り戻したと安心するにはまだ早そうだ。つい3日前には、そこまでの連勝を非常に残念なかたちでストップしたばかりでもある。

今回はFAカップでも戦いなんとか倒したニューカッスルをふたたびエミレーツに迎える。彼らとてこの短期間に2度同じ相手にやられたくはないはず。この試合に対する相手のアプローチを想像すれば、今回もまたアーセナルの課題であるクリエイティヴィティが問われる展開になることは大いにありうる。アーセナル的な意味で、非常にタフな試合になるに違いない。

この試合をプレヴューしてまいろう。



アルテタの試合前コメント「選手たちと一体になればエナジーになる。そうでなければ難しい」

この会見はクリスタル・パレスの試合後プレス会見とつづけて行われたようだ(※木曜夜)。おそらくは多忙が理由だろうが、そんな早く話してもどうせ試合までに別のインタヴューに応えなきゃならないのだから、あとにまとめて行ったほうが合理的だろうに。。と、ブログ者は思わずにいられないずら。。

オフィシャルサイトより。

(リチャード・ガーリックをディレクターオブフットボールに任命する件……)

アルテタ:われわれはシーズンの最初にハス(ファーミー)を失っていた。彼はとても重要な役割があったんだ。わたしとテクニカル・ダイレクターのエドゥ、それにボード、ヴィナイともとても重要なリンクがあった。

われわれには経験が豊富でこの仕事をとてもよく知っている人間が必要だった。イングリッシュ、それにインターナショナルフットボールとのつながりもあるような。それと、このビジネスをわれわれの欲するやり方で実行できると信じられる人間、アイディアやクオリティをもたらす人間を。

わたしはとてもワクワクしているよ。彼には会った。彼はわれわれが望んでいた確かな候補者であり、いまはこのプロセスを尊重せねばならない。彼はいまはプレミアリーグにいて、彼を引き入れられたらまた会うだろう。

(ガーリックの指名でプレッシャーがやわらぐ?……)

プレッシャーではない。それは貢献であり、ある分野においてわれわれより優れいている人物をチームに引き入れるということだ。それでよくなっていくだろう。

われわれはハスをリプレイスせねばならなかったし、ハスはファーストチームとの仕事だけでなく、アカデミーにおいてもとても重要な役割だった。ヨーロッパ中で他の相手とたくさんのアドミニストレイションワークをやってきた。だから彼の後任は必要だったことに間違いはない。数ヶ月探していて、それをやれるベストな人物はリチャードだと、われわれ全員で決めた。

(パブロ・マリーについて……)

彼は(水曜の)トレイニング中にやってしまったふくらはぎのケガ。数試合は離脱することになりそうだ。彼もまたわれわれが失ってしまうひとりになってしまうが、ガビ(マガリャエス)はCovidから戻ってきたし、それはいいニュースで、トーマスもまた戻ってきた。ポジティヴなことに目を向けよう。

(トーマス・パーティはスタートする準備ができている……)

彼は正しいステップを踏んでいるよ。もちろんこの4ヶ月はまともにフットボールをプレイしていないが。彼がやってしまったケガは以前とまったく同じ箇所で、スパーズでやってしまった。いま彼は競うことができるとわれわれは安心している。25-30分プレイもしたし。よくやっていた。彼も違和感はなかったし、つぎのステップを見ていくことになるだろう。

(クリンシートが4連続……)

とてもポジティヴ。それが毎試合で勝つときの基礎になるから。それが前進するためのグレイトな機会を与えてくれる。(CPFC戦)われわれはファイナルサードのクオリティを欠き、それはパレスのようなチーム相手には必要なものだった。ロイはすごくオーガナイズされたチームをつくるマネジャーで、もう何年もビッグチームス相手に成功してきた。トランジションやセットピースでもまじな脅威になるね。われわれが相手に対して欠いていたよ。

(バッドランのスティーヴ・ブルースには同情する……)

まったくだ。そうした席に座っていれば、苦しめられるものだし、同業者には大いに共感される。われわれはみんなそれがどういうものか知っているし、どれだけ苦しいかも。ブルースはトップガイだし、とてもいいマネジャーでもある。

(難しい期間をどう教訓にする……)

まず、クラブからのサポートが必要。それは間違いない。そして、ファンやサポーターに、自分たちが何を築こうとしているのか理解されていると感じることも必要。

そのうえで、わたしにとってもっとも重要なことは、選手たちとフィーリングを共有すること。選手たちが一緒にボードに乗っていると感じられれば、ほんとに自分と一緒にやろうとしていてくれれば、自分の側にいると感じられれば、それが大きなエナジーになる。

選手がそれを失っていて、自分の側にいないと感じられるようなら、おそらくはそれは難しくなる。

(信念をつらぬくことの必要性……)

イエス。わたしに云わせれば、それ以上。ものごとは見とおすことが少し難しくなることもありうる。だが、見えるようにならなきゃならない。起きたことすべてを分析する。そして適応もする。

スタックしていてはいけない。ときには適応しなきゃいけないし、動くために変更もしなきゃいけない。道を見つけるために少し揺さぶらなきゃいけない。

試合のマージンは、とてもロウスコアリングになり、勝つか勝てないか、非常にタイトなマージンになっている。

以上

デイヴィッド・オーンステインがリポートしていたリチャード・ガーリックのDoF指名について、アルテタが認めている。話しぶりからすると、この時点ではまだ彼はAFCに来ているわけではないようだ。

ちなみにハス・ファーミーもガーリックも基本的には弁護士(lawyer)だそうで、DoFということだが、一般的に云うDoFの仕事をするのかどうかは不明。

あと「ガーリック」という名前が早くもファンにいじられていた。。

エジルの移籍について質問もないのは、単純にこの会見の時期的な問題だろう。エジルの移籍はほぼ決まっているので、この試合の後のプレス会見では当然アルテタの反応は大きな注目になる。

スクワッドのロテイションについてアルテタ「選手を守る責任がある」

プレス会見でのコメントか、あるいはその後のインタヴューか不明ながら。『Evening standard』

Arteta faces Arsenal balancing act amid fears of injuries, burnout

アルテタ:(ケガ人や燃え尽きる選手)それについてはずっと取り組んできている。しかし、現実ではフィクスチャがそういう感じだし、われわれにはプリシーズンもなかった。それは何度も何度も話してきたことだが、それこそがわれわれが5サブズを希望する理由のひとつなんだ。

それは完全にそうだった。しかしこれはつまり結果であり、これからもっともっと起きるだろう。そう思う。もっと多くのクラブにも。

勝っているとき、チームのなかに入りたい。誰かがうまくやっていれば、その選手を外したくない。なぜならこう問われるからだよ。「なぜ彼を外したのか?」

選手たちもプレイを続けたいと思う。彼らは大きな画では見ることができないからね。しかしわれわれの責任は彼らを守ること。パレスではキーランに大きなリスクをかけることだってできたが、それは正しいものではなかったはずなんだ。だってそうなればもっと大きな時間でさらされた可能性があるから。

これはいまのアーセナルではなかなか核心的な問題だ。

ベストチームを使うとベストリザルトを得るベストポッシビリティがある一方で、それを続ければ選手は消耗し、ケガをするリスクが高まり、使われない選手の不満も募っていく。

もちろん、どんなチームにもある問題だが、いまのアーセナルのようにクオリティやフォームで格差があると、さらに難しい。

それと、いまのアーセナルだとベストプレイヤーズがヤング、そうでもないプレイヤーズがシニアという構図も難しさに拍車をかける。どんなコーチだって、ウィリアンよりサカを優先せねばならないような状況はツラいはずである。

マルティネリを称賛するパブロ・マリー「彼には何か違うタレントがある」

ちょうどケガをしてしまっているマリーがマルティネリについて語っているインタヴューがあるのでご紹介。『ESPN Brasil』

Auge físico, Martinelli diferenciado e recuperação do Arsenal: veja entrevista exclusiva com Pablo Marí

マリ:とても難しい年だった。でもなんだかんだそれも楽しめた期間だった。いつだって学びがあるものだよ。そしてぼくは毎日のハードワークでそれを学び、ご褒美ももらった。

ぼくがもらったご褒美はとてもフィジカリーによくなれたこと。ぼくのフットボールキャリアではベストなときだと思うね。フィジカルトレイナーとスタッフのみんなに感謝だ。6ヶ月もぼくを助けてくれた。

(中略)

(マルティネリについて)フットボーラーとしての彼について話すなら、彼は何か違うものを持っている。ぼくらが見てきたものとは違うタレントだと思う。

ぼくらはケガをしていてほとんど毎日一緒にワークをしていたから、彼のことをよく知ることができた。だからわかるんだけど、彼はとてもいいだけじゃなく、ひととしてもワンダフォーだね。

彼はとてもプロフェッショナルなボーイで、ワークが好きで、ハードワークが好きで、いつも誰かのことを考えている。とても謙虚なやつさ。

ワンダフォー。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

2 Comments on “【マッチプレビュー】20/21EPL アーセナル vs ニューカッスル・ユナイテッド(18/Jan/2021)勝たなきゃいけません

  1. クリエイティビティについては現状のクオリティが低いんで、まだチームとしての上積みが残ってる段階だと思う。
    パスの精度の高い選手が正しいタイミングで正しい場所に顔を出すとか、そのためのバランスをキープするとか、その時点でまだ不安定だし。

    CBの質(ルイスの場合は2CB適性)の問題で全体のバランスをキープできないとすごく残念だ。
    まあケガやCOVIDだけは仕方ないんだけども、僕はガブリエル・マリ・ホールディングの3人の能力を高く買ってて、そこはやれるはずと思ってるので。

  2. エジルがエミレーツで、サヨナラする機会が有れば良いなと思います。(T_T)

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