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【マッチレビュー】20/21 FAカップ アーセナル vs ニューカッスル・ユナイテッド(9/Jan/2021)レギュラーメンに救われ4thラウンドへ

0-0からのエクストラタイム2得点で、タイトルホルダーのわれわれは4thラウンドへ。

そしてこれでPL3連勝につづく勝利で4連勝。Four wins in a Rowe.とはうまいこといいますな。おざぶとんをいちまい。

それにしても得点には苦しんだ。あんなに積極的にシュートを放つわれらも久しぶりながら、なかなかゴールは決まらず。かと思えば、わりと危ないシーンもあり、もしかしたら敗けてたかも? でもここで敗けないのが勢いなんだろう。悪くても勝つのが強いチーム。

最近のインフォームな選手からロテイションして、なんとかチーム全体で勢いを共有したかったが、結局はサブスティチュートのレギュラーメンに救われたかたちに。

でもわれわれのトッププライオリティは勝つことである。仕事は完了した。

試合を振り返ろう。

Arsenal 2-0 Newcastle: Emile Smith Rowe and Pierre-Emerick Aubameyang seal extra-time win



アルテタの試合後コメント「VARがあってよかった」

試合直後のインタヴュー。オフィシャルサイト『Sky Sports』より。

アルテタ:我慢が必要な試合だった。相手はよくオーガナイズされたチームで難しかった。こちらにチャンスはあったと思う。早い時間にはとても大きなチャンスもいくつかあった。それを決めないとオープンになってしまう。

ボックスでも決められないとキーモウメントでキーパーのお世話になることに。コーナーキックのあとのカウンターみたいなことが起きる。

(アルテタはFAカップの7試合で全勝)試合ごとに行こう。そしてドロウで誰が来るか見てみよう。勢いをキープできるのはグレイトだ。ボーイズの自信も高く保てる。

(ESRのパフォーマンス)すごくよかった。たくさんのパーソナリティを持ってプレイしていたからね。たくさんリスクをかけた。彼はことを起こすために必要なエリアでプレイしていて、彼にはそれができる才能がある。

(最近のフォーム)クリスタル・パレスまでに5日準備する時間がある。だからこれを継続したいし、試合に勝っていきたい。コンペティションに残ることはいつでも重要なことだ。もう一度このコンペティションで戦いたいんだ。今日はわれわれにはビッグゲイムだったよ。

アルテタがAFCに来て以来FAカップは全勝らしいが、ベレリンもFAカップで敗けたことがないとか。カップ戦でいくつもタイトルを取っているチームならそういう選手も出てくるよな。。

試合後のプレス会見。オフィシャルサイトより。

(セントオフを宣告された選手がウィニングゴールを決めたのは初めて見た?……)

アルテタ:見たことはないよ、初めてだね! わたしは怒ったよ。だってTVモニターでそのアクションを見て、セントオフだとは思わなかったから。VARの導入が決定されたことを神に感謝だね。今日は、それがあるべき使い方をされた。VARがあってとてもよかった。

(エミール・スミフ・ロウのパフォーマンス……)

つまりわれわれが彼を信頼しているということなんだ。彼はとてもよくプレイしている、成長しているし、チームにとってさらに重要になってきている。今日彼が入ってきて見せたものは、彼がプレイするときに持っているパーソナリティだ。われわれは彼にもっと脅威になれるよう、ボックスにもっと入っていくように指示をしていて、そしてチームのためにとても重要なゴールを決めてくれた。

(マルティネリ……)

悔しいね。試合前わたしはオフィスにいたんだが、コーチのひとりが入ってきて、ガビが自分でやってしまったと伝えに来た。足首を捻ってしまったと。それからメディカルルームへ行くと、彼は泣いていたよ。すごく痛そうにしていて、われわれは彼の状態を診なければならなかった。良さそうには見えなかった。

彼は痛そうにしていたから、彼についてはよいニュースを伝えられそうな気がしない。

(いつごろになれば詳しくわかりそう?……)

(明日スキャン)願う。これからどうなるかをすごく知りたいんだ。彼はキャラクターがある選手だし、つぎの試合もプレイしたがるはずだ。彼は気にしないし、痛みもどうにかしてしまうだろう。しかしわからない。

何もシリアスじゃないことを願うが、ひとまずはあまりいいようには見えなかった。

(若い選手たちを信じることができるということ……)

イエス。なぜなら難しいときに彼らがやったようにステップインすることは簡単じゃないから。もちろん、彼らには周囲にシニア選手が必要で、経験があって、チームの中心的役割を担える選手が彼らをサポートする。われわれはグレイトなミクスチャがあると思うよ。

そしてわれわれは彼らに過度なプレッシャーを与えることはできない。ゆっくりと築かねばならない。チームにはタレントがいて、正しいキャラクターがあり、いろいろなポジションでチームを助け、将来を約束する選手たちがいる。

(ウィリアンのフォーム……)

彼はずっと進歩してきたと思う。先日のウェスト・ブロムではサブからいいプレイをしていた。また病気で少し離れてもいた。だから、およそ2週間フットボールからもトレイニングもしていなかったんだ。今日はしばらくぶりの試合だった。

彼はいくつかのよいときもあったし、もっとチームを助けるべきときもあった。そしていくつかの決断は最高ではなかった。だが、われわれは彼をトライしつづけるつもりだ。彼はトレイニングでどれだけ欲しているかを示しているし、試合のなかでもいくつかのハイライトはあった。だから彼には自信をつけさせることだ。われわれは彼という選手を知っているから。

(ウィリアンに自信をつけさせることは難しい……)

チームが勝っているときは簡単になると思う。なぜならプロセスをやる時間があるから。彼はほかの選手と関係を築くことが必要なんだ。今日彼は少しだけ違うポジションでプレイしたというのもある。大丈夫だ。

(トーマス・パーティ……)

状況を評価しているところだ。彼がどれだけトレイニングできているか、ボックスにチェックできているか。彼はまだあと少し足らない。木曜にはスクワッドに入れる可能性があることを願うよ。あと数日彼がどうトレインするか見てみよう。いまはとてもいいよ。

(ニューカッスルについて……)

ニューカッスルがプッシュしてくるだろうことはわかっていた。チームに多く変更を加えれば、まとまりを多少損なうことがあるものだ。

われわれはこの試合を終わらせるに足る十分なチャンスがあったと思うが、相手ボックスでそれができなければ、試合はオープンになる。得点できる状況をひとつふたつをつくらせてしまえば、ゴールキーパーに助けてもらわなきゃならなくなる。ベルントは決定的な瞬間に仕事をしてくれた。

そうしてわれわれはチャンスを掴み、試合に勝った。全体的にわれわれが勝ち抜けにふさわしいを思うよ。

以上。

今回も素晴らしいパフォーマンスを見せたとは云えないウィリアンについて、アルテタがよく擁護しているのが印象的。

「マルティネリは泣いていた」

まさか自損でやってしまうとは。。チームシートに名前も載っていたのでプレイする気満々だったが、ウォームアップ中に。

しかも長期の離脱から復帰したばかりでは泣きたくもなるというものだ。これからというときに、ツキがなさすぎる。

毎度おなじみグーナードクターのRaj氏によれば、その後の様子(直後に両足で立ったり、試合後のギプス姿)を見ても断裂はないだろうということ。彼の見立てによれば、ステイジ1か、せいぜいステイジ2程度。それなら1-2週間、あるいは2-3週間の離脱。シーズンが絶望になるような深刻さではないようである。それでも彼にはショックだろうが。

信じたい。

ESRのコメント「これまでセントオフになったことはない」

1得点で勝利の立役者。まさにヤングガン。スミフ・ロウことESRの試合後インタヴュー。オフィシャルサイトより。

(自身のゴールについて……)

ESR:とてもうれしかった。ちょっと安心もできた。だってセンディングオフになりそうだったんだから。あれは完全にわざとなんかじゃなかった。ゴールを取れたのはうれしい。つぎのラウンドに勝ち抜けたことも。

(センディングオフの件……)

あのときはまじビビったね。ぼくはあんな立場にもなったことがないし、これまでにセントオフになったこともないんだ。だから信じられなかったよ。まったく意図的じゃなかった。だからそうならなくてよかった。

(エクストラタイムで変わったこと……)

マネジャーからはただ続けるように云われたと思う。信じ続けろと。ぼくらはチャンスは来るとわかっていたし、だからエクストラタイムでもほんとにプッシュした。どれだけやったかは見られただろう。

(ニューカッスルは倒すのにどれだけハードだった?……)

とても難しかった。試合がタフになることもわかっていた。強い相手だとね。その強い相手をただ倒すことだった。結局それができた。

(チームのリヴァイヴァルの一端を担っていることをどれだけ楽しんでいる?……)

グレイト。子どものころから、ぼくはずっとこのクラブでプレイしたかった。すべての若い選手にとって、チャンスが与えられるのはいいことだ。このクラブのためにプレイできてとてもうれしい。

(なんとか結果を出している……)

ぼくらがどれだけ団結しているかの証だと思う。ピッチの外でもずっと取り組んでいるし、ピッチ上でそれを示し始めた。グループとしてこれが続けられることにワクワクしているよ。

(このコンペティションでどこまで行けそう……)

ぼくらは勝つためにここにいる。去年みたいに。トロフィをキープしたい。だからつぎの試合へいき、チームとしてプッシュしつづける。

もしVARがなかったら、どんなにあそこで異論が出ようがESRはストレイトレッドで、その後PLでも3試合バン? そうなっていれば、アーセナルのシーズンに影響を及ぼしていた可能性すらある。大げさじゃない。もし彼がいなかったら、このチームはまたつまらないチームに戻ってしまうかもしれない。ビッグデシジョンだった。

この試合は素晴らしい瞬間を収めた写真がたくさんあるが、ぼくのベストはこれ。彼がほんとうにうれしかったんだろうということが表情からもよくわかる。

ジャカのコメント「スミス・ロウはチームにとても重要」

サブから試合を救ったレギュラーメンのひとり、グラニト・ジャカ。試合後にはESRを称賛していた。オフィシャルサイトより。

ジャカ:彼(ESR)はラブリーな漢だね。成長したがっていて、ぼくらのような経験ある選手のことをよく聞く。彼はチームにとってすごく重要だよ。

彼がどれだけたくさんのボールをリカヴァしているか見ただろ。それとフロントの選手のためにどれだけたくさんのキーボールズをプレイしたか。彼はこんなふうに進歩していくために一日ずつやりつづけなきゃいけない。でも彼にはいいメンタリティもあるし、それがとても重要なんだよね。

そうかそうか。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

3 Comments on “【マッチレビュー】20/21 FAカップ アーセナル vs ニューカッスル・ユナイテッド(9/Jan/2021)レギュラーメンに救われ4thラウンドへ

  1. 僕はぺぺは良くなってると思う。
    この試合は守備でポジション修正をサボらなかったし、ボールを持った時もシンプルで、攻守によく走ってたと思う。(ぺぺが上半身を当てるプレーをしてる!)
    屈強なマルティネリはともかく、サカと同レベルのハードワークなら要求してもいい感じがする。

    最後の精度を欠いたのは、慣れないハードワークのせいかも。
    しかし最後の精度だけがあっても、ボールのないところで走らなかったらどの道トップレベルにはなれない。走って失敗するほうが100倍マシだと思うし、とにかく続けることだと思う。

    正直僕はぺぺのハードワークの可能性についてあまり信じてなかったけど、ここ数試合で認識を改めつつある。
    何だやればできるんじゃないか。ってかむしろ最初からやれや。という認識にw

  2. ティアニーは重要すぎるからこそ代えて欲しかったし
    単純にセドリックよりはナイルズだと思うから代えてほしかった
    ナイルズはむしろベジェリンよりも良いくらいなのに何故使われないのか。
    ボランチでも見てみたいし

  3. チェンさんのアルテタとの波長の合いっぷりがすごいですね。個人的にこのタイミングでのウィロックCM起用を当てたのは特に(笑)記事の内容も同じ思いだったりなるほどでコメントせずにそのまま閉じちゃうくらいです(笑)

    私もペペの出来は悪くなかったと思います。最近のサカの貢献や結果には届かないかもしれませんが、近づく傾向は見て取れましたし、試合を通しての姿勢の一貫性がありました。個人的に惜しかったのはフィニッシュの部分でシュートよりオーバへのパスを選択する方がビッグチャンスになりそうな場面が1回あったかと。細かい場面での判断の変更というか余裕やこだわりがもう少し柔軟になれば活躍出来そうな期待を持ちました。なんならペペとしては一番試合を通してのパフォーマンスとしては良かったのでは?

    あとオーバがペナルティーエリアにドリブルを仕掛けて抜けたシーンがあったのが彼にとってポジティブになるんじゃないかと。ああいう仕掛けが有効になると分かればプレイも変わるかもだし今後もトライして欲しい。
    以前から走れてないということは言ってましたしまだ感じますけど、それ以外にもプレイの迷いというか引いた相手にどうプレイしていいか分からない印象を受けてて、あと味方を活かすことやチームプレイのことを意識しようという意図が見えててでもそのプレイに自信がなかったり、最後のパスのところがおざなりになって結果にならない、みたいなになってる部分もある気がするんで、得点もそうだけどあのプレイが今後の復調のきっかけというか、引いた相手に対するプレイの自信やバリエーションに繋がればなと期待したいですね。

    ウィリアンはなんかオーバのパフォーマンスとも被るんですけど、全然走れてなくて自分でもドリブルを仕掛けても抜けないと自覚があるから仕掛けないみたいにも感じます。守備タスクをこなすくらいの体力はあるけど攻撃にかける基本的な体力がコンディション的にない印象。それともアーセナルはパスのチームだという思い込みがプレイに影響…ないな。まぁとにかくドリブルを仕掛けることがチェルシー時代より少なすぎるし切れがないどころじゃないし、あまりに低調なプレイが目立ちますね。まずはコンディションな気がします。

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