このチームはロテイションすると一貫性を保てない。今回もまたそのことを証明してしまった。
今年のFAカップはラウンド4で敗退である。競争力のあるPLクラブが相手とはいえ、チャンピオンがこんなところで敗けるとは、がっかりすぎる。
この試合の前後には、エジルの退団発表、マーティン・オーデガードの獲得決定報道、新GKマット・ライアンのローン獲得などなど、移籍ニュースに事欠かず、この試合を振り返るにはすっかりタイミングを逸しているが(いつものことか)それでも一応ざっくりと振り返っておこう。
Saints knock holders Arsenal out of cup
アルテタの試合後コメント「失点の仕方にがっかり」
試合後のプレスカンファレンス。オフィシャルサイトより。要約しよう。
(不満はある?)ない。がっかりはしてる。今日で夢も終わり。失点のしかたにもがっかり。選手はがんばったが。こちらもチャンスをつくったが決められなかった。
(セインツのゴールでもっとも気に入らないのは?)状況の始まり方。手痛い代償。
(オバメヤンは火曜は?)わからない。彼は問題を解決する必要がある。われわれは彼をサポートする。いま彼のプライオリティはそっちだから時間がかかる。
(マーティン・オディガードとのサインが近づいている?)しらんがな。今日は試合だったし、ゆうべからなんのニュースもない。今日電話があるかもしれないので、すべての取引について見ていく。
(最強の11人でプレイしなかったことを後悔している?)とても強いラインアップだった。選手を信じているし。よくやった。でもそれもいい訳にならん。セカンドハーフはよくなった。選手は今日プレイするにふさわしかった。
(ファーストハーフでは何人かは十分じゃなかった?)いいや。相手にコントロールされたのはエラーのせい。ビッグチャンスもつくらせなかった。利用すべきエリアもセキュアにすべき状況もわかっていた。進歩する必要がある。
(ガブリエルのフォーム?)ここ数ヶ月はちゃんとプレイしてない。サウサンプトンを褒めるべき。
(ファンはウィリアンとぺぺからもっと期待できる?)わからん。ファンは求める資格がある。彼らもベストを尽くそうとしている。やろうとしてたし意志もあった。意思決定・ファイナルパス・ファイナルボール・チャンス。つまりエンドプロダクト。フットボールではもっとも難しいものだ。
(バックアッププレイヤーズは十分?)いまいるスクワッドにも選手にも文句はない。失望しているのは敗けた方と失点の仕方。それと相手ボックスでチャンスがあったときにターゲットを捉えられなかったこと。個人を責めたくない。彼らを進歩させるためにわれわれはここにいる。
(オディガードはスミフ・ロウの成長のさまたげに?)自分たちの選手以外については話せない。選手をどう成長させるか、そのために何が必要か、われわれにはクリアなアイディアがある。われわれの決断はすべて彼らの発展を促すものである。
(ぺぺとウィリアン?)わたしはポジティヴに考えたい。彼らはもうすぐ彼らの本来のレヴェルに達する。毎日のトレイニングではそうしている。ネガティヴなことは考えない。
以上。
失点の起点になったのは、右サイド深い場所でのエルネニーなんだよなあ。彼はけっこうああいったプレイをやりがちな印象がある。
さてここでもやはりベストな11人と、バックアップの選手たちのクオリティの差についてツッコまれている。当然そこが問題だと思われますわなあ。
あとはもちろんウィリアンとぺぺ。ウィリアンはほんとうにニューメストになってしまうのか。非常にまずい状況だ。
試合について
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。
4-2-3-1
エンケティア
マルティネリ、ウィリアン、ぺぺ
ジャカ、エルネニー
セドリック、ガビ、ホールディング、ベレリン
レノ
ロテイションは想像できたが、終わってみればやはり後悔するような人選になってしまった。
驚きの抜擢はセドリックのLB。彼は両サイドのフルバックでプレイできる選手ということで、KTを休ませたいのならオプションズのひとつではあるのだろうが、あまりいい印象はなかった。彼自身もプラン外にされたチームには思うところもあったろうに。個人的には、むしろAMNにLBで挽回のチャンスを与えてほしかった。彼への信頼が揺らいでいないことを示すにはいい機会だった。
サブは、パーティ(57 エルネニー)、サカ(58 マルティネリ)、ラカゼット(72 ベレリン)。
オバメヤンは「パーソナルマター」でスクワッドに加わらなかったようで、その詳細は明かされていない。
今日日、家族がCovid感染したくらいでは大事件でもないだろうから、アルテタの口ぶりなどからすると、もっとシリアスな何かなのかもしれない。火曜のPLセインツにも間に合わないというのなら、解決に確実に数日は要しているはず。心配だ。
この試合、GKアレックス・ルナーソンと新加入のGKマット・ライアンが両方ベンチに入っていた。なんでだよ。。
マッチスタッツ
『BBC Sports』より。
お互いに11本づつのショッツがあるが、前後半では、セインツが8-3、アーセナルが3-8。後半に選手が変わってアーセナルがだいぶパフォーマンスが上がっていったことがわかる数字になっている。
Scott WillisによるxGは、0.6 v 1.2。
Southampton (0.6) 1 – 0 (1.2) Arsenal pic.twitter.com/KwwDpgUnNL
— Scott Willis (@oh_that_crab) January 23, 2021
ぺぺはハーフスペースで受ければ輝けるのに、ホールディング、ベジェリン、エルネニーではプレッシングしてくる相手だと当然そこにボールを入れられないので、サイドに追いやられてて可哀想でした。あれではサカでも厳しい
ベジェリンのオーバーラップも少なかったし
ただ前半のFKはインパクトあったと思います。
マルティネリが空振りして大チャンスを逃してしまいましたが、囮、スペースへのランニング、ぺぺのキック全てが適切だった
オーデガードが決まると、ウイリアンの居場所が更に無くなりますね。
でも、まさかあの神童がアーセナルにやってくるとは・・・
金欠クラブには、手が出せない案件だと思っていたのに。
エルネニーの全盛期は一瞬でしたね。
彼の出番も劇的に減ると思います。
明日の深夜のリターンマッチ。かまして欲しいです!
COYG!
そして、サヨナラ、メスト。7年半、ありがとう。
今後の課題はこの層の薄さですね〜。
でも少し前の誰が出ても上手くいかない状態からは進歩してるので、また若手ガナが出てきてくれることを期待してます。(期待しすぎ)
エジルはアーセナルへの想いを綴ったメッセージを残してくれてるので、まだ見てない人は是非。
色々あったけど、僕はエジルの魔法を見れて幸せでした。
オーデガード…期待したくなっちゃいますが、試合勘とか考えるとあまりプレッシャーかけてもよろしくないなと思っちゃってます。
デニススアレス2世になる可能性も無きにしも非ず位の心持ちで見ます。
AMNとの比較で言うと、僕はソアレスのほうがLB適性がありそうな気がした。
クロスはほとんど右足だったし精度にも欠けたけど、右足のキックで一山超えられるタイミングはよく見てて、狙いは悪くなかったと思う。
クロスの精度は終盤RBに戻ってからも悪かったし(w)、もう少しLBで見てみたい気がする。
ウィリアンは調子も悪いけど、チームでの役割も試行錯誤。なのであまり悪いことは言いたくない。
とにかく続けていくこと、特にチームとしての取り組みを続けることかなあと思う。
このチームに来てからもウイング→トップ下とかなり役割が違ってきてる。
まだ解決策が見つかってないからという理由で、取り組みそのものを否定するのはファンとして無作法だと思う。
やる気を疑おうがどうしようが、結局最後までカネを払う義務は生じるんだから。エジ(以下略)。。。w
おれたちのFA カップだし、最後はまぁ勝つでしょうと思ってたら負けましたね。
相手のキャプテンかなりよかったと思います。コーナーから直接決められそうになってましたし。プレミアのすべてのクラブにはこうした違いを魅せる選手が2,3人はいる印象ですね。だから簡単には勝てない。
監督だってどのチームにもくせものばかりで、だからやっぱり簡単には勝てない。
これでプレミアとEL の二つにしぼられましたね。
全ての試合をガチメンでやってもいいでしょう。
とにかく、一つずつ勝ちを積み重ねてほしい。
COYG
個人的にもセドソアのLSBはそこまで違和感なかったです。
疲れ?なのかキック精度がドイヒーでしたが、、、
ナイルズ君はやはり偽RSBが輝ける場所ですかね。
あ、でもアルテタ来たばっかの時に覚醒してたのって偽LSBでしたっけ??
あと、僕の観測できる範囲でもウィリアン獲得には好意的な意見は少なかったです。
オーデガードには期待しかないっす。
前半良くなかったですね・・・。エルネニー本当に存在感無かったなあ。失点の起点でベジェリンと、あれ何を言い争いしていたんですかね(そんなことしている場合ではなかろうに・・・。)今のアーセナルだと、ティアニー、パーテイ、サカ、ESRとラカが頭抜けた感じですね。この試合で、エンケティア、ガビ―、ウィリアン、ペペが1点でもとってくれていたら、また世界観がかわっただろうに。与えられたチャンスは死ぬ気で全力だしてほしかったなあ。火曜は一軍登場ですね。左はリースを使ってほしいなあ・・・ESRがサカとリースを従えるやつ。オーバがいないときにウィングのポジションとってしまう勢いで。COYG
LSBセドリックRSBベレリンにして次の試合のRSBどうするのかは気になりましたね。AMN使うのならあれだけどローテーションになってないというか。
前の試合のセドリックの出来から、KTを休ませたいけど出来るだけクオリティを維持しようとしたのかな。でも見立てが甘かったような気もしますね。AMNもだけどLSBの準備、練習はさせてたのだろうか。
両CBの出来も悪く、ガブリエルはデビュー戦から何度かやってる課題が失点に繋がってしまいましたね。自分の後ろを通すグラウンダーパスの処理がマズイのが前から何度かあるので。
LSBサカはKTの攻撃部分を補うという意味はあるかもしれないけど、パレス戦もそうでしたけどラカやESRとの距離が離れたり、アタッカーとしての能力・役割としてのサカの貢献部分を捨てる事にもなってる気がするんであまりいい選択ではない気がしてます。他のアタッカーがサカと同等の貢献をしてくれたら問題ないんですが。。
エンケティアもやはり成長を見せてくれないといけない。とはいってもエンケティアの課題を上手くピンポイントで指導出来てるように見えないのがなぁ…というか使い方か。少し改善している部分もあるようにも見えるけどまだまだ。