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【マッチレビュー】20/21EPL レスター・シティ vs アーセナル(28/Feb/2021)ウィリアンとぺぺ

3位のチームに勝った。

フットボールではしばしば内容が結果に反映されないということが起きるけれど、今回は90分を通してぼくの目にはレスターよりもアーセナルのほうが強いチームに見えた。強いチームが勝つ。これは摂理。

今シーズンの初戦では、ホームで優位に試合を進めるも、まんまと相手マネジャーの策にハマった。あんなにフラストレイションの貯まる敗けかたもない。しかしこのリターンレグでは、チームとしてのクオリティを見せ、きっちりと正面から実力でねじ伏せたという印象がある。

ELベンフィカでの逆転につづく逆転勝利。2試合連続で見せた粘りづよさ。そしてこの試合はなんと云っても、ウィリアンとぺぺという最近はレギュラーチームから外れてしまっていた、本来のメインメンが輝いたという事実が大きい。

ついにアーセナルのルネッサンスが始まってしまうのか。

試合を振り返ろう。

Arsenal going in right direction – Arteta



アルテタの試合後コメント「やるべきことをやった。つねにアーセナルであろうとした」

試合直後のインタヴュー。オフィシャルサイトより。

アルテタ:今日選手たちが生み出したものがほんとうに誇らしい。ヨーロッパの試合から時間もなかった。

レスターのレヴェルの相手に対してわれわれが行ったこと。試合開始すぐに1-0になってからのカムバックはすごかった。相手は先行したとき危険になるチームだから。

われわれはけして諦めなかった。相手には何も与えてはならない。それは学んで進歩せねばならないところだ。今日はリーグのなかでもそのような状況でもっとも危険になるチームなのに、また与えてしまった。彼らが2本のパスでカウンターをするとき、守ることは不可能だ。だが、結局はわれわれが正しいリアクションをしたのだと思う。

とてもソリッドに見えた。落ち着いていて、自信があり。われわれはやるべきことをやった。そして勝利にふさわしかったと思う。

試合後プレスカンファレンスでのコメント。オフィシャルサイトより。雑訳版。

(今シーズンでベストの90分だった?)わからぬ。だがチームのパフォーマンスにはたしかにハッピー。キャラクターを示し落ち着きを見せた。ベンフィカからすぐで、あんなに早く失点してしまった。レスターはたぶんあのエリアではベストだから難しくなった。われわれは試合のなかでとてもいい時間があった。とてもソリッドで、試合を支配。概ねこちらが勝利に値したと思う。

(PLのトップ3チームにアウェイで勝つのは2015年ぶり)わたしにとってはそれだけじゃない。トップクオリティチーム相手の戦いかた。自分たち自身のありかたであり、つねにアーセナルであろうとしたこと。相手は関係ない。トップクオリティ相手に勇気を持ってプレイしたこと。誇らしいのは結果よりもやり方だ。

(ウィリアンのパフォーマンス?)とてもよかった。トレイニングでも観ていたもの。彼は自分をリビルディングしている。状況を受け入れなかった。彼はベンフィカの試合もサブから変えた。今日の彼はヤバかった。ラカもそう。ニコも試合のなかでよくなっていきビッグインパクトがあった。グラニトもあんなにプレイしてなおすべてのアクションにハートとパッションを見せた。チーム全員にとり模範。

(今週のふたつの勝利はどうやって?)毎試合違う。今日やったことでつぎのPL試合に連鎖反応が起きるわけでもない。だがチームは明らかに進歩していてわたしの好きな方向性にある。毎度同じことを云うが、安定なのだ。われわれはまだ相手に与えてしまっている。ベンフィカにもやったし今日も。相手はショートトランジションズが危険なチームだったのに。そこは止めねばならぬ。アティチュードの面で観たもの、グループとして生み出したものはすべてわれわれのモデルどおり。望んでいる姿にかなり近づいている。

(ESR?)心配。筋肉。エミールは「もうプレイできないっす……」と云っていたから。ヒップだろう。どれほど悪いかはわからないが、試合後の具合はよかった。

(あんなにたくさんの変更はギャンブルだった?)そう思われるかもしれないが、わたしはみんなのトレインを毎日観ている。だからプレイするにふさわしかった。彼らがプレイするにふさわしいとき、彼らはサポートと評価を感じなければと思う。それを示すにはプレイさせるしかない。フットボールでは何でも起きる。しかし彼らが見せたパフォーマンスレヴェルは偶然じゃない。彼らが準備してきたことであり、毎日やっていることだ。

(ジャカについてとチームのなかでの彼の重要性?)ピッチ上でのキャラクター、すべてのゴールへ向かう決意。その例になるのがおそらく彼だ。彼は誰よりも多くプレイしているが、彼はつづけている。かなり疲労していてさえ。彼はチームを正しく助ける、ダヴィと同じように。彼らのような選手にとって、彼らの年齢で、ベンフィカのすぐあとの試合はタフだったはず。しかしマジなアティチュードを見せていた。チームに入りたい、プレイしたいと。それが彼らの試合へのアプローチなんだ。

(ハーフタイム前のチャンスはどれだけ決定的?)決定的でなければならない。それで2試合敗けたのだから。ウォルヴズとアストン・ヴィラに。「アレでどうやって敗けることができたんだ?」と云われても、われわれは敗けたんだ。なぜなら相手に与えてしまったし、試合を殺せるチャンスがあったのにそれを活かせなかった。PLでは勝敗のマージンは大きくない。しかし自分たちのやっていること、チームの進化のしかた、いま一貫性を持ちつつあると思う。

(マルティネリについてと彼のケガ履歴が念頭にあるか?)彼はワークをつづけなければならない。それで(選手セレクションを)難しくしてくれないと。彼はチームにたくさんをもたらす選手だが、彼には正しい試合を見つけないといけない。彼がベストを出せるような彼との正しいコネクションも。しかし彼のありかたや毎日のトレインを観ていて、彼がチームにとても重要な選手になることは間違いない。だがたくさんのオプションズがあるときに別のクオリティは探しにくい。

(今日は3人の選手がケガで退いた。フィジカルがシーズンに影響する?)起きたことはいたってノーマルだと思う。だから選手の変更が必要。ケガをさせるほど無理をさせていなくても。しかしときにマネジャーに選択の余地はない。十分な選手がいなくても勝つためにまたプレイさせねばならないから。だがこれは狂ってる。試合の数とプレイ時間、プリシーズンなしでのプレイ、ブレイクもない。これでは選手はケガはする。それについては話し合ってきたし、すべてのマネジャーズがシーズンが始まるときに声を上げていた。

アルテタのチームにどんどんなってきているとボス本人が感じられるのなら、とてもいいことだ。

マルティネリについてアルテタは、ファンやメディアからますますプレッシャーをかけられている。アルテタは意外に世論を観ている印象もあるので、もうそろそろ使わざるを得なくなりそうだ。

ジャカのコメント「コンスタントにやっていく必要がある」

ミドフィールドを制圧。グラニト・ジャカの試合後インタヴュー。オフィシャルサイトより。

ジャカ:とてもスロウリーに始めてしまったと思う。ぼくのミステイクから失点してしまった。それでチームに少し火がついたと思う。

遠征もあったELの試合のあとでとても難しくなることはわかっていた。昼12時までに準備するために。それは簡単ではない。だが今日は結局ぼくらが勝ちにふさわしかった。10分のあとはとてもとてもいい試合をした。チームにとってとても重要な3ポインツだった。

彼らにはとてもいいMFがいる。とてもいいチームでもある。彼らはフットボールをプレイしようとした。でも今日はぼくらはたくさんのジュエルズに勝った。たくさんの50-50ボールズを奪った。ゴールズはビューリホーでぼくはとてもハッピー。

試合ごとにやっていかないと。3試合ではなく。4試合でもなく。こんなふうにコンスタントにやっていく必要がある。エナジー、チームスピリットを持って。そうすれば、ぼくはチームが何かできると期待する。

ジャカはすごくよかった。

ブレンダン・ロジャースのコメント「必要最低限でやりくりしている」

HTには、KTとも何やら歓談していたレスターのボスコメント。『Sky Sport』より。

ロジャース:(バーンズのケガ)いいニュースじゃない。手術が必要になるようだ。だから最短でも6週間。軟骨まわりだ。彼は数週間前にも膝をぶつけていて、過敏になっていたところだった。今日の彼はチャレンジだったが、裏目に出てしまった。

そこは治す必要がある。彼は若干苦しんでいた。だから木曜は休ませた。しかし残念なことになった。チームにもどでかい痛手だ。

われわれは必要最低限でやってきた。シーズンを通して選手はグレイトだった。それは完全にフェア。ここまで来れたのは選手たちがブリリアントだったから。しかし影響力ある選手を失えば、変えることはできない。難しくなる。

レスター目線では、たしかにジェイムス・マディソンのようなキープレイヤーがおらず、おまけに試合中にハーヴィ・バーンズまで失っては、大きな戦力ダウンだったのだろう。

「でもそれもフットボール(アーセナルFC談)」

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

9 Comments on “【マッチレビュー】20/21EPL レスター・シティ vs アーセナル(28/Feb/2021)ウィリアンとぺぺ

  1. セドリックのランが欲しかったやつで素晴らしかったッス…T^T

  2. いつもお疲れ様です
    失点シーン、水沼さんはマリが下がりすぎと言ってましたが、僕はエルネニーが行くべきシーンではないかと思いました。エルネニーがマークしてる選手はいなかったので。

    とにかく、不調と言われてる選手が活躍して、勝ったのは気分が良いですね

    1. 何度も大声が出るゲームでした。
      つまりグッドゲーム。
      スミスローはつらいですが、さわって出たあの11番の存在感とフィット感はかなりヤバイ。もうずっといてほしい。てかレアルはなぜうちの2人を使わないのでしょうね。
      レスターは間違いなく強い。たしかにキーマンが数名いなかったですが。
      そこにきっちり勝った。久しぶりに強いアーセナルを見ました。こんな試合をずっとすれば今の順位なんて考えられません。
      一貫性。次もよろしくお願いいたしますm(__)m

  3. 最初の失点以外はナイスゲームでした。

    やっぱりバログンは引き止められなかったですねー。
    正直身体能力考えると、エンケティアよりはプレミア向きだと思ってたんですが…。
    ユースの成績はエンケティアが上ですが、彼は上にあがるとフィジカル面で苦しんでましたし。

  4. レスターはキーマンを欠いていて、イヘアナチョのヘボさに助けられた面は多分にある。
    そしてティーレマンスの得点ではパブロ・マリを心のなかでバンバンに罵った。
    デュエルを避やがるCBなんてクソだ!って。

    でも、ペペがサイドで優位性をもたらし(マンCのマフレズやスターリングのように)、ジャカは試合を通じて素晴らしかった。サカというキーマンを欠いてもチャンスメイク、ビルドアップが出来てよかった。
    セドリックもベジェリンのようにフラフラ上がっていくこともなく、良かった。

    余談だけど、ベジェリンの特に足元もうまくなくてオンザボールで突破できるわけでもないのに
    「ここまで上がっちゃったから、このまま前でパス出てくるの待ってみよっかな。戻るのも大変だしさ」
    的なポジショニングは困りすぎる。周りの味方が。
    たぶんアレがあるからアルテタとギクシャクしているのだろうと妄想する。

  5. 失点後のVARは、NDIDIと接触、と試合会場のスクリーンに表示されてましたよ。ティーレマンスとは接触しておらず、その前にNDIDIと接触したお蔭で、ペペはバランスを崩した、という判定。ウィリアンとペペ、良かったですね。何より、プレスも怠らず、運動量も豊富で1~2枚は引きはがす、という。無論、相手にマディソンがいたら全く別な気がするのですが、ヴァーディ―に仕事をさせなかったこと、これが何よりスバラシイ。交代ではいる選手がこのラインナップだと、レスターから見たら悪夢・・・でしょうね。1週間は浸れそうです。COYG

    1. ありゃ気づかなかった。いや思い出した。たしかにありましたな。

  6. 失点シーンは、誰が悪いかとか別にしてもジャカの判断は悪いと思う。LBが上がった状態で、あんな苦し紛れの雑なパスを出す時点で良くない。

    あれ以外はジャカは良かったけど、伸びしろとしてはもっとやれる気がする。
    ラカやウィリアンを追い越してリターンを受けるチャンスは、3点目のあれ以外にもたくさんあった。
    その多くで、ジャカはまだ止まってボールを受けてる。

    僕はジャカのキックの質はウーデゴーアに匹敵すると思うけど、ウーデゴーアと違って足技がないので自力でマークをはがせない。そういう尖った選手が前を向いてパスを出そうとするなら、引いてきた前の選手を追い越してリターンを受けるしかないと思う。

    今まで4年間ジャカはそういうプレーを全くしてないから、これが最初の成功体験かも。チーム事情があったにせよ、ほとんど犯罪的な才能の浪費だと思う。
    僕はジャカのキックの価値をウーデゴーアやESRと同じくらい高いと思ってるので、まだこれでは満足できない。もっとやれる余地があるし、まだスタートラインに立ったばかりだと思う。

  7. ウィリアンはコンディション的にまだ万全でない印象。あって6~7割くらいな。ドリブルのいいシーンもありましたけどまだ体力的に足りてない感じ。守備は最低限の仕事を優先的にしている分攻撃に割く体力がなくて常には攻撃で力を出せてない感じ。それでも以前より少しは戻ってきた感じはしますね。その兆候があるだけでもよかったかと。

    ペペが活躍できた要因は色々あるように感じます。相手SBのクオリティ、高い位置でボールを奪うことが多くショートカウンター的な場面を作り出せた、オーデガードがこの試合はペペの近くでプレイする意識をしていたという印象。
    オーデガードのこれまでの個人的な印象はボールを持った時のクオリティは高いですが、ボールを受ける、リンクアップの為のポジショニングをあまりしない感じ。あまり動き回らない。それが徐々に良くなってきているのかシティ戦の時に比べるとペペとの距離を近く取ろうという意図があったように感じました。
    そしてペペの守備の意識は素晴らしかったように感じます。高い位置でボールを奪えると自分の得意なシチュエーションに持っていける(スペースがある状態になりやすい)というのを実感してからでしょうけど、最近ではプレスの意識が一番高いし効果的になっているように思います。
    でもこの試合は全員がプレスを適切にほぼ試合を通してやれていたと思います。チームワークというか一丸というかそういう意味でいい勝利でしたね。
    押し込まれることも少なく奪いたい場所でボールを奪えた。それが攻撃にもいい影響を与えた印象。プレスをかける瞬間は体力使うけど上手くボールを奪えることが続いたら楽、なんならプレスに楽しみや意義を実感している、ペペやウィリアンにもそんな表情を見れたような気も、というくらいプレスが機能していた気がします。

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