ELオリンピアコスから中二日。今シーズン2回めのノースロンドンダービーがやってきた。
12月の前回アウェイ対戦では、モウリーニョのシットディープ&カウンターというウルトラプラグマティックな作戦にまんまとハマり、2-0と完敗。
ポスト・ヴェンゲルの過渡期アーセナルは、トッナムとの戦績も振るわない(※直近6試合でW1 D2 L3。最後にアーセナルが勝ったのは2018年12月)。しかし、いまだ少なくない課題はありつつも、アルテタの下でチームプレイにはあきらかな進歩が観られ、そろそろ潮目が変わってもよさそうな雰囲気はあるっちゃある。たとえ相手がインフォームだとしても。
相手チームが宿敵というだけでなく、フットボールのスタイルという意味でも宿敵のモウリーニョがいる。フットボールというスポーツの明るい未来ためにも、われわれは勝たねばなりません。
今晩のこの試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメンツ「与えてしまっているチャンスが大きなインパクトになっている」
ELからあまりにも時間がないためか、試合前プレスカンファレンスは行われなかった模様。そのかわり?のオフィシャルサイトのインタヴューから。
(グリースでの結果……)
アルテタ:結果にもパフォーマンスにも満足。ゴール以外は。アウェイでああいうタイプのチーム相手に見せたパーソナリティもよかった。試合の支配も。
(トッナムとの前回の試合……)
前回の試合は、スタートはとてもよく、われわれが支配していた。そして彼らは最初にハーフウェイラインを超えたプレイで得点した。彼らにはクオリティがあり、よくオーガナイズされたチーム。カウンターアタックの場面ではいつも大きな脅威になっていて、グレイトな個人スキルとオーガニゼイションがある。マネジャーのアイディアを信じるチームファイツと信念がある。とてもタフな試合になるだろう。
(このフィクスチャで自分がプレイしたときの記憶……)
わたしもいくつかすごい試合でプレイしたね。彼らに勝った美しい試合もある。いちばん重要なやつはたぶんエミレーツの試合。先行されてからの大きなカムバックがあった。あの日のロックなアトモスフィアはいまも憶えているさ。ファンの喜びはエモウショナルだった。
(彼らのストライカーを黙らせておくチャレンジ……)
とても難しい。なぜなら彼らにはクオリティ、精度、相互理解とケミストリのレヴェルがある。ヨーロッパでも最強のひとつかもしれない。彼らは多く(チャンス)を必要としない。自分たちでチャンスをつくる能力があり、チームとしてリンクもできる。だからそれはかなり難しい。だが、当然われわれも彼らを止められるよう準備をしていく。
(守備を改善していく必要性……)
イエスだね。なぜならつくられているチャンス自体はとても少ない一方で、与えているチャンスの量はとても大きなインパクトになっているから。自分たち次第ということが、ポジティヴではある。しかし、 それがより安定した結果を出すためには根絶すべきものだということは理解している。
(このタイトなフィクスチャでシーズンを通して一貫性を保つことの難しさ……)
とても難しい。たどり着くゴールの多さ、状況、コンテキスト。誰にとっても難しいものではあるが。クリスマス以降でわれわれが見つけたものは、パフォーマンスにおける一貫性のレヴェル。パフォーマンスが改善し、結果は試合の大部分の結果になってきている。しかし、あとは試合のなかで大きなエラーズをやらなければ。
(スクワッドのなかのウィニングメンタリティの重要性……)
そのとおり。リーダーシップ、信念を持ちプレイするパッション、96分間どのボールにもファイトすることのレヴェル…… そこからはどう勝つか学ぶことになる。どの試合も違うし、勝ち方を見つけなければならない。毎試合でやるべきいくつかの基本的なことがある。相手・状況・残された時間によってコントロールしなければならないこともある。それがいまのわれわれのプロセスだ。そしてトップチームスとファイトできるよう、かなり進歩しなければならない。
パーティについてアルテタ「リズムをつかむことに関しては少々苦しんでいる」
インタヴュー? 『Evening Standard』より。
アルテタ:(前回のNLDではパーティの復帰を急ぎすぎた?)彼はあの試合でプレイするためのチェックはすべて済んでいたよ。つまりどんなケガにもリスクはあるということだ。それが5日だろうが、1-2週、3週間だろうが。
しかし、彼が地面についてひどく伸ばしてしまったところは特定の場所だったんだ。足がもつれて、また痛みを感じた。試合前にそんなことが起きるとは想定できない。
云うのは簡単さ。「イエス。われらは間違いを犯した」とね。でも彼がつぎの試合でプレイできるとか、ベンチから30分だけプレイするとか、どうやって事前に知ることができるものか。
リズムに関して云えば、彼はこの数週間は少し苦しんでいる。なぜなら彼はこのリーグで要求されるような十分なトレイニングや準備ができていなかったから。
でも彼のクオリティは観られているだろうし、プレゼンスもある。彼がピッチにいるときにはチームに特別なクオリティーズをもたらす。
あとはより多くの試合でプレイすることだと思う。ケミストリとチームメイツとの相互理解をつかんでいく。そしてできるだけフィットしていくこと。
ギャレス・ベイルについてアルテタ「彼は恐ろしく難しいことをやっている」
同記事より。
アルテタ:(ベイルの復活?)あんな時期にレヴェルを上げてくることはとてつもなく難しいことだ。クリエイティヴな選手にとってはより難しいと思う。なぜなら、彼らに課される要求は彼ら自身で試合に勝つことだから。
個人にとって、今日のこのレヴェルのオーガニゼイション、ディーテイル、準備があれば、それはなお恐ろしく難しくなる。
彼のカムバックのしかたは、彼自身にもいいことだと思う。彼は自分がやりたいことを見せているから。だが、クラブ、マネジャー、コーチングスタッフも、彼のベストを引き出そうとしている。おそらくはみんなからもう彼がそうならないと思われていても。思うに、それがそれがいいマネジャーのやることだし、いい選手のやることだ。
復活してたのか。知らんかった。
マストウィンインザシーズン。 COYG。
アーセナルらしくなく怪我人がいないという現在の状況とセレソンやパリなどでフィジオを務めてきたBruno Mazziotti さんが1月にやってきたことは関係あるのでしょうか?
ELでも勝ち上がればトッテナムと当たる可能性は高い(そう簡単には敗退しないだろうから)ので、リーグの順位表がどうあれトッテナムには勝たないと先に進めないと思う。
僕はCFラカ、2列目にウィリアン・ESR・ぺぺあたりを推したい。
間違いなくスペースがないだろうから、入れ替わったりパスで広げたりが得意なメンバーで、なるべくフレッシュとなるとこんな感じ?
カウンターのお化けみたいなこういうチームを倒すのが、本当に強いポゼッションサッカーがやれてるかどうかの指標になると思う。
何にせよ、やっつけよう!