結局仮眠をとったあとは、目覚ましアラームでも起きられず。少し早く起きて朝に観た。
そしてひさしぶりの快勝。アーセナルがPLでシェフUのホーム、ブラモール・レインで勝つのはじつは初めてのことだったらしい。
また、14試合クリンシーツなしもここで止めることに成功した。
つぎのELスラヴィア・プラーグのセカンドレグを前に、理想的な試合だったと云えそうだ。
今回アルテタの戦術にはいろいろな工夫が観られ、つぎの試合を見据えたテストのようでもあった。相手のクオリティも少し似たところはあったし。
多くのチャンスをつくり、きっちりフィニッシュもし、試合に勝つ。ビッグマッチを前に、やるべきことをちゃんとやり、自信を回復できたことは非常に大きかった。
たったひとつの後悔を除けば、まったくもってパーフェクトだったのだが……
試合を振り返ろう。
Martinelli and Lacazette star in Arsenal victory
アルテタの試合後コメント「ラカゼットは高いレヴェルの自信を維持している」
試合直後のインタヴュー。『BBC Sports』とオフィシャルサイトより。
アルテタ:チームのプレイにとても満足している。とてもナイスな得点もあったし、試合をやりたいようなかたちでコントロールした。高いレヴェルでプレイした。スタートからわたしはボーイズがやる気だと感じたものだ。効率的だったよ。
ブカヨ・サカ。われわれに必要な選手だがまたケガをしてしまった。彼は大腿に違和感があった。
ガブリエル・マルティネリは足首をひねってしまったが、彼はタフなボーイだ。
プラーグ戦で、ラカゼットはふたつのビッグチャンスをミスしていたから、彼にはゴールが必要だった。彼はいいプレイをしていた。
これは木曜にとって理想的な準備になった。クリンシートもしばらくなかったから。
(ジャカのレフトバック)もちろんそれにはまだ取り組みが必要だが、グラニトは試合によっては、とてもよいフルバックをやれると感じた。
(サカのNo.10)ブカヨにはポケッツでNo.10としてプレイできる能力、キャパシティ、賢さがある。
われわれはいまプレイできる選手で、今回の相手に準備してきた。いま5-6人のビッグプレイヤーズを失っている。だから、いくつかのポジションズは適応せねばならなかった。正しい選択だったと強く思う。
試合後プレスカンファレンスでのコメント。オフィシャルサイトより。
(勝利について……)
アルテタ:われわれには力強いパフォーマンスが必要だった。クリンシートもずっとキープできていなかったので必要だった。われわれはとても効率的で、賢く、ボールを持って落ち着きがあった。わたしはそのことにとても満足している。献身、相互理解を見せたし、正しいアティチュードがあった。だからとてもハッピーだよ。
(ELでも自信になる……)
勝利はいつだって自信をもたらす。いいスピリッツ、アトモスフィア、エナジーも。木曜に勝ち抜けるためにすべて必要なものだ。
(ラカゼットのファーストゴール……)
典型的アーセナルゴールだね。とてもハイクオリティだと思ったし、ラカのフィニッシュも動きもとてもよかった。いま彼はとてもいいプレイをしている。ゴールを取り、自信に満ちている。彼はそれをつづける必要がある。
(サカのケガ……)
わからない。彼は交代させねばならなかった。大腿に違和感がある。すでに何人もビッグプレイヤーズを欠いているので、もう失いたくない。シリアスじゃないことを祈る。
(最近のケガ問題……)
イエス。アンラッキーだと感じる。サカのケガの度合いはわからない。ダヴィドがアウトで、キーランもアウト。そして今度はマーティン。まだどうなるかわからない。ブカヨについては、この数日でどうなるか緊張感をもって注視していくしかない。
(ESRとオーデガードはフィットする?……)
わからない。イエスだと思いたいが、正直なところわからない。
(マルティネリのパフォーマンス?……)
イエス。うれしい。わたしはキミたちに我慢してほしいとお願いした。なぜなら、チームには19-20才の選手がたくさんいるから。もしほかのPLクラブズと比べてもらえれば、われわれが一番のはずだ。それはふつうのことではない。
ガビは、正しい道で正しく成長している。彼は気持ちのよいアティチュードと才能があり、彼の目の前には未来のすべてがある。われわれはそれをマネジして、正しい量の試合時間と試合数を与えようとしている。彼が成長して今後もよくなっていくために。
(ファンはマルティネリのスタートを望んでいる……)
それは知らん。わたしは何も読みたくない。何かに影響を受けたくないからね。わたしに影響を与えるものは、わたしが毎日観ているものであり、彼がどうか、すべてのスタッフとわれわれの意見がどうか、そして彼をどう成長させたいかだ。
(木曜に彼をベンチに置いておくのは難しいのでは?……)
ほら、キミはいまわたしにプレッシャーを与えている!
(ラカゼットのフォーム……)
彼はいまグレイトなフォームだ。自信レヴェルが高い。それをシーズン終了までキープせねばならない。なぜなら彼がこのランを継続できれば、それはつまりチームがよくやっているということだし、試合に勝てるということだから。
(ラカゼットはシーズン20ゴールズも夢じゃない?……)
そうだ。だが、そのために彼は37-38試合でプレイせねばならないがね! 思うに、ほとんど毎試合プレイしてそういったレヴェルまで達する選手というのは、ペナルティーズも蹴るものだ。もちろんそれをやるからにはクオリティもなきゃ話にならんわけだが。
(ジャカがレフトバックでオファーできるものはなんでせう?……)
今日の彼にはある役割があった。われわれはここで何かをやるつもりだったし、彼にはその役割をこなす正しいクオリティーズがある。彼とのワークは喜びだよ。だってもし彼にセンターフォワードでプレイするように頼んだとしても、彼なら「イエー、イエー、やりますよ。ベストを尽くします」って云うからだよ。
だから彼みたいな選手が欲しがられるんだ。今日の彼はとても力強いパフォーマンスだった。また新たなオプションを与えてくれる。キーランはもしかしたらシーズン終了までアウトかもしれない。だから、そのポジションではオプションズが必要なんだ。彼はそのうちのひとつになれる。
(ストライカーズの後ろをオペレイトする選手について……)
イエス。われわれは自分たちが望むやりかたでチームを進歩させている。今日のチームはいつもと少し違うやりかたでプレイした。相手のプレイもあるし、われわれの選手のことも考慮した。
彼らはよかった。全体のプロセス、ハイプレス、スターティングライン、やりかた。それとわれわれのラインの間もとてもよかったし、ボールを持ったときも。それはファーストプロセスがクリーンだったからだ。
すべてがクリーンなら、つぎのラインへ行ける。そしてストライカーズに正しいタイミングとスペイスでボールをもたせる。それが今日やったことだ。チームとしてとてもいいまとまりがあった。
(ラカゼットのオールラウンドっぷりとリーダーシップは見過ごされていた?……)
わからないが、わたしがこの6-7ヶ月程度で観てきて、彼には大きな変化があった。彼のひとびととの相互作用のさせかた、チームメイツとのコミュニケイションのしかた、それとピッチのうえでのリーダーシップ。フィールドの外でもそう。とてもポジティヴだ。
彼は経験豊富な選手であり、そうしたクオリティーズを進歩させ始めるには十分なほど、ここに長くいる。チームにとってそういうタイプのキャラクターズは必要だ。
(オバメヤンは木曜に復帰する?……)
そう願っている。彼は昨日身体の具合が悪かった。トレインできなかったし、今日はプレイできなかった。だが、願わくば、この明日かあさってにはよくなっていてほしい。また選べるよう準備ができていてほしい。
以上。
この内容、この結果とあって、さすがに口がなめらかである。
マルティネリのコメント「疲れた! でもうれしい!」
ようやく彼が大活躍するところが観られた。ひさしぶりのゴールも。試合後のインタヴュー。こうしたインタヴューで彼が英語で応じるのは初めてだとか。
Here’s a late night treat for you: Gabi’s first post-match interview in English 😊
Well played tonight, @G_Martinelli01 👏 pic.twitter.com/QxG2SnsJ5O
— Arsenal (@Arsenal) April 11, 2021
英語上手! うらやましい!
(結果について?……)
マルティネリ:ちょっと疲れたけど、とてもうれしい。勝って3ポインツ。ゴールもしたのだからなおうれしい。
(今日はスタートしてゴール。パーフェクト?……)
うれしい。ハードワークすればいつだって報われる。
(ラカゼットは今日で50ゴールズ。彼はどれだけいい?)
Pfff… 彼はすごくいいよ。トッププレイヤーというだけでなくひととしても。彼がスクワッドにいてくれてうれしいね。
(キミはなかなかスタートできなかった。この間かなり集中が必要だったのでは?……)
ぼくは毎日トレイニングでワークしているし、準備はできてなきゃいけない。ミケルに必要とされたときには、プレイしてそこで何かを示さなきゃならないから。
(今日は83分プレイ。どんな感じ?……)
Pfff…すごい疲れたけど、すごくうれしいよ。
(ケガはどう? 問題ない?……)
ノー。木曜だってプレイできるさ(にっこり)。
オーバよりラカの方が今のスタイルにフィットしているというのが何とも悩ましいですが、とにかく勝ててよかった。
にしてもアズィーズはあの髪型とモデルみたいな体型のお陰で、U23でも一際目立って見えますよね笑
今シーズンどこかで一回くらい見たいですね〜
マルティネリはもってる選手ですね…
チェルシーのあのランニングでカンテがこけたり、この試合みたいにボールが目の前来たり。
ハードワークできる若者…わお…
1点目の9からの789の流れ・・・。
本当にできる子達なんですよね〜。
シティとリーズの試合は僕も見てたんだけど、後半シティのIH~FBの4人がいずれも「ゴツくて速いプレーメーカー」的な選手だったのには笑った。
ああいうフィジカルとプレー精度を兼ね備えた選手の層が必要なんだと思う。
ウチにはあそこまで徹底したコンセプトで集められた選手が、まだ少ない。
しかしサカのように、意外なところから10番が現れることもある。
ぺぺはハードワークだけでなく、最近は狭いスペースでパス交換も狙ってる。
また10番に頼れなくなったせいか、昨日は後方の選手たちもかなり志の高いパスを出してたと思う。
マルティネリはゲームメイクへの関与はオーバと大差ない(だから戦術的に前進してるわけではない)と思う。
しかし少なくとも「俺によこせ!!」というあの姿勢は、「パスが合わないから出さない。パスを出さないから動かない」という悪循環とは真逆のメンタリティだった。
フィジカルやプレー精度、あるいは戦術の面では、これでは不十分かもしれない。狙ってるタイトルを取るには。
でもこの姿勢が正しく、今いる選手しかいないのなら、これでぶち当たるしかない。
やったろう。
ジャカLBだけど、LBとしての攻撃と守備の両方の役割をこなすには機動力的に無理なので攻撃の時はセバージョスにLBの役割のような感じでいつものCMの役割より攻撃参加させてた感じですよね。ビルドアップ時はLBのようなポジションでファイナルサードは中央寄りだったかもですが。最初の最初はちょっと徹底出来てなかった感じだけど。そしてそれにともなってもしかしたらジャカが普段のCMのような位置にいくこともあったかな。普段のCMの位置も低いからCBのような位置でも割と成立しちゃう戦術というか。ちゃんとは見れてないですが。
サカ中央2列目は前から適正ありと思ってたのでやっとかという感じ。ペペがサイドでいい仕事をしてくれるようになったからこそ選択の余裕ができたとみるべきなのだろうか。
相手の色々な部分の緩さに助けられた印象はありますが結果としては良かったですね。エンケティアもだしてくれたし(笑)
トーマスもいくつかのプレイはさすがのそれでしたし、ラカの受けに下りてくる頻度と精度も良かった(厳密にはその出来が試合によって安定せずその影響が大きい懸念もありますが)、セバージョスも良く走ってた。
サカのケガが大事ないことを願います。