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アーセナルU-23の20/21シーズンレヴュー by Jorge Bird

先日、アーセナルU-23の今シーズンが終了したということで、おなじみのユーススペシャリスト、Mr. ジョージ・バードがシーズンをまとめる短いブログ記事を発表していた。

Arsenal U23s season review – Best player, progression and will Bould stay in charge?

来シーズンのアカデミープレイヤーズの台頭を楽しみにしているひとも多いと思うので、この記事をざっくり紹介したい。

※ちなみに短い記事なので、オリジナル記事をそのまま読むのも苦労しないと思う。



ジョージ・バードのU-23シーズンレヴュー

記事を要約する。見出しは訳者による

難しかったシーズン

アーセナルのU-23にとってはおかしなシーズンだった。チームが(PL2から)降格を免れたのは最終試合で、合計で50人以上の選手が起用されたシーズンだった。

今シーズンは夏の移籍ウィンドウのおかげでチャレンジングなシーズンに。Daniel Ballard, Matt Smith and Harry Clarkeといった経験ある選手はローンに出て、Jonathan Dinzeyi and Tim Akinolaといったほかのクラブが放出した選手を迎え入れることに。

Nikolaj Moller, George Lewis and Salah-Eddineといった新たに獲得した選手もいた。

そのため(コーチの)スティーヴ・ボウルドは、若い選手たちのベストを引き出し、新しいチームを適応させることが必要になった。

実際多くは計画どおりにはいかなかった。最初の7試合で勝ちがなく、つぎの5試合を勝ち、そしてまた残り12試合では1勝しかできなかった。

このレヴェルでは結果はさほど重要ではないが、それなりにフラストレイティングなことはあった。たとえば、Dinzeyi and Akinolaといった選手はたいしたインパクトを残せず。

とはいえ、いくつかのポジティヴはあった。

バロガンやアズィーズらポジティヴプレイヤーズ

Folarin Balogunの成長はたしかなプラス。ときどき左ウィングでもプレイし、またキャプテンとしての責任も味わった。契約問題がシーズンに影を落とすこともあったが、それも解決された。来シーズンはファーストチームで彼のリンクアッププレイを磨くことになる。彼は概ね今シーズンのU-23での際立った選手だった。

Miguel Azeezもまたかなり大きく前進した。彼のパス能力は間違いない。そしてこの数ヶ月ではより守備で気づくようになっている。その点ではまだたまにやらかすことはあるが。

ほかによかった選手は、Kido Taylor-Hart。彼は今シーズンからU-23でプレイしたウィンガーだが、シーズン終わりには4ゴールズでもっとも際立った選手のひとりになった。来シーズンもクラブに残ることが望まれる。

Ben Cottrellもシーズン終了のケガをする前は目立っていた。ファーストチームでのデビューもしている。

Nikolaj Mollerは、つねに安定したパフォーマンスというわけではなかったが、7ゴールズは英国フットボールの初年にしては悪くない。

一方でCatalin Cirjanは、期待どおりの成長とはいかなかった。彼は間違いなくすばらしいタレントではあるが、U-23チームを出たり入ったり。また得意のAMではなくアウトワイドでしばしば起用された。来シーズンはもうU-18ではプレイしていられない。U-23のレギュラーになるべき。

LBのJoel LopezもU-23チームでは目立つ存在だったが、まだかなり欠陥がある。もっとも気になるのはポジショニング。ファーストチームで競いたいならローンに出る必要がある。

もうひとりのポジティヴは、GKのArthur Okonkwo。健康問題で前シーズンを棒に振ったあとの今シーズンだった。

Ryan Alebiosuは、RBとしてシーズンを始めたはよかったが、シーズンが進むにつれかすんでいった。

来シーズンのU-23はより力強いものになると予想される。Omari Hutchinson, Charlie Patino, Brooke Norton-Cuffyといった選手たちも出てくる。

スティーヴ・ボウルドのコーチ?

今シーズンはボウルドのコーチ適正についての議論はあった。残念な結果になったし、フレディ・ユングバーグがコーチだったときのほうが、よりダイナミックなスタイルでプレイしていた。

ただ、現時点ではボウルドが解任されることはなさげ。

以上。

今年はU23でプレイする選手が大量にローンに出ていたから、難しいシーズンになることは予想されていたわけだが、PL2を降格ぎりぎりということはやはり結果を出すことにはかなり苦しんだようだ。

20/21シーズンのU-23選手評価まとめ

<ポジティヴ>

  • バロガン
  • アズィーズ
  • テイラー・ハート
  • コトレル
  • モラー(Newズラタン)
  • オコンコ

<ネガティヴ?>

  • ディンゼイ
  • アキノーラ

<がんばれ>

  • サージャン
  • ロペス
  • アレビオス

アカデミーでもよく名前の知られた選手が期待どおりの活躍をしたのは大変によきこと。

ただ、カタリン・サージャンは若干期待はずれなシーズンを送ってしまったということで、それは少し意外だった。彼はソーシャルメディアでは、自らのファーストチーム入りをしきりにアピールしていたが(たしかエイジェントもそんな発言をしたのが話題に)結局ベンチにも入っていない。インターネットではなくピッチでがんばろう。

ミゲル・アズィーズの今後

バロガン以外で来シーズンにファーストチームに加わるかどうか最注目は、MFミゲル・アズィーズか。

彼は今シーズンすでにEL(ダンドーク)でファーストチームデビューをしていて、ファンの期待は高まっているだろう。

CMに関しては、何人か夏のターゲットが伝えられており、来シーズンにそのポジションがどういった選手たちで構成されるか、あるいはどういったシステムでプレイするかも彼の去就に影響しそうだ。

なんにせよほかの若い選手同様、プリシーズンでどこまでアピールするか。そこがポイントになる。

ファーストチームに入らないならすっぱりローンへ出してもらいたいものだ。毎週ある程度のレヴェルでプレイをつづける必要がある。

個人的には、アカデミー選手がファーストチームでプレイすることはいつでも大歓迎なので、アズィーズにはかなりがんばってもらいたい。

なんならチェルシー後の残り2試合ではプレイしてもらいたい。

アルテタは力強くシーズンを終えたいとつねづね述べているので、消化試合もふつうにセバーヨスを使いそうだが、ここはどうか未来を見据えて選手を選んでほしい。

 

大量にローンに出ている選手たちが今後どうなるかなどは、シーズン終了後に移籍ウィンドウについてのエントリでフォロウしよう。

 

おわり



※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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