試合について
ファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
マルティネリ、ジェズース、サカ
ジャカ、パーティ、オーデガード
ジンチェンコ、ガブリエル、サリバ、ホワイト
ラムズデイル
サブは、トミヤス(74 ホワイト)、ESR(74 オーデガード)、エンケティア(75 マルティネリ)、KT(88 サカ)、サンビ・ロコンガ(88 ジャカ)
3試合連続で同じ11人でスタート。それと、今回はサブを5人つかった。初めて?
ベンチには、ファビオ・ヴィエラが入った。ファンのヴィエラチャントもありつつ今回は出番なし。
それと今回は、ニースにローン移籍目前という思われるニコラ・ぺぺがベンチから外れたため、ヴィエラが入ってもサンビ・ロコンガとエルネニーはベンチをキープできたが、いっぽうでセドリックは外れてしまった。彼ががっかりしている姿が目に浮かぶ。今回はゴールセレブレイションにたくさん加わりたかっただろうに。
<トミヤスはスタートに戻れるか?>
ぼくは、トミヤスがこの試合でスターティングに戻るんじゃないかと期待したが、それはなかった。
結局サリバがあまりにも優秀すぎて、RCBから外せず、そうなるとRBをホワイトとトミヤスでどちらを優先するかだが、アルテタは現状うまくいっているホワイトを優先した。トミヤスのフィットネスのこともすこしは影響があるのかもしれない。
こうしてみると、カップ戦が始まるまで、なんとなくこのメンバーでしばらくはレギュラーが固まってしまいそうに観える。
トミヤスは、こういうとき優先されなくても、あまり不平不満を見せないタイプに思える。これがベンジャミンなら露骨にイヤな顔をしそうだ。いやきっとするだろ。トミヤスは、アルテタにとって「いいひと」になってしまうのは避けてほしいと思う。必要ならエゴも出すべき。
マッチスタッツ
『BBC Sports』より。
この試合も、前後半でふたつの異なるハーフがあるとみるべき試合だったろう。
ポゼッションは全体では42% v 58%だが、前半のアーセナルのポゼッションは73%。これがただ単に、ボールを持たされた結果というわけではないのは、試合内容からしてもわかる。
前半のボーンマスのショッツはなんとゼロ。SoTどころではない。すくなくとも前半はアウェイチームが完全に試合を支配した。
後半は、ボーンマスが戦術変更などで息を吹き返したという側面もあるし、アーセナルは前半の2点をリードした圧倒的パフォーマンスで、後半にギアを落とした(落ちた)という側面もある。ここまでの2試合にくらべて、今回はエナジーを相手に奪われたという感じはあまりしなかった。そういうのはどんなチームでもあるし、ある程度はしかたない。
しかし、それなりにプッシュされたなかでも、あのようにさらにゴールを決められたのだから、そういうところはやはりこのチームの成長なんだろう。
Understat.comのxGは、1.71 v 0.21。
ボーンマスが残り15分まで、ほとんどゴールに迫れず。いっぽうでアーセナルは、始まってすぐから90分を通してずっと攻撃をしていた。
パスマップ
Scott Willisより。
昨シーズンのおわりごろに、PLチームスのパスマップの比較が話題になっていて、そのとき、なかでもマンシティのシェイプの美しさ(均等なバランス)が際立っていたが、今年のアーセナルはそれに近づきつつあるように思える。
今回も2-3-5や3-2-5が観えるパスマップになっている。
もちろんそれはアーセナルにとっては攻撃のかたちだが、それがこうしてパスマップに見えているということは、いかに長いあいだそのシェイプでプレイ(攻撃)していたかということだろう。
今回とくにポジティヴに思えるのは、ジャカとオーデガードのふたりの8の存在感が増していること。攻撃の中心的存在になる必要があるポジションのふたりが、実際にそのようにプレイできているのは理想的な状況。
オーデガードは、今シーズンは(昨シーズンも?)やや静かなスタートになっているが、今回は期待以上のG2。スタッツ的にも、よりチームプレイにからむようになってきた。
ブレイク前夜だと信じたい。
やっと届いたオーデガードのユニを着て観戦したら大活躍で感激!
でもスミスロウも同じくらい好きで、彼をもっと観たいという気持ちもあり…。
何にせよ、今のベストフォームを続けていただき、トーマスの控えをなんとか今夏に用意して欲しい。