チームニュース
ジェズースがダウトには驚いた。やっぱり頭を打った影響だろうか。あのあとプレイはつづいたが、あの直後は、うつ伏せに突っ伏してけっこうヤバそうだった。
それともうひとりのダウトが、ジンチェンコ。
ESRとエルネニーはひきつづきアウト。
予想ファースト11
当ブログの予想スターティング。
4-3-3
マルティネリ、ジェズース、サカ
ジャカ、パーティ、オーデガード
KT、ガブリエル、サリバ、ホワイト
ラムズデイル
アルテタのコメントによると、ジェズースはダウトということながら、それはミケルの三味線とみた。先週の問題で、一週間後のこの試合がアウトなら、さすがにもっとシリアスな状態なんじゃないかと。木曜を回避したのはいいとして。
だから、この試合ではしれっと出てくる。もし彼がいないなら大問題だ。エディは木曜にだいぶ消耗しているだろうし、単純にアタッカーの数が足りなくなってしまう。ここで、19才のEdwardsを使うか?
もしジェズース不在なら、エディにPLでスタートする大チャンス。ここでマルティネリをCFで起用するみたいなことがあれば、さすがに彼も失望するだろう。
それと、LBはKTスタートを予想をしてみたが、アルテタはもしかしたらトミヤスとどちらを使うか、けっこう悩むんじゃないかと思う。
KT本人には、リヴァプールでのベンチを「戦術理由」だと説明したということだが、試合後にはトミヤスのLBにもかなり手応えを得ただろうことは想像に難くない。どうなるか観てみよう。
KTのウィング起用なんかもあったらおもしろい。彼の攻撃力を考えると、100%ないとも云えない。と思う。
リーズについて
現在PL8試合消化して、9ポインツの14位。
ただし、ミッドテーブルはチームがかなり僅差で密集しているので(9位から16位まで8チームが3ポインツのなかに)、あまり順位は参考にならないと思ったほうがよさそう。
前任のマルセロ・ビエルサはことし2月に解任されて、現在はアメリカ人のJesse Marschがマネジャーを務める。
ところでウキペを観ていたら、スカウティングスタッフのなかにToshiya Fujitaさんという日本人がいて、おや?とおもったら、あの藤田俊哉氏だった。彼がリーズで働いてたのは知らんかった。
フォーム
PLの直近5試合で勝ちなし(W0 D2 L3)。
PLの8試合では、WDWLDLDLとまったく安定せず。
ただしPLホームでは、WWDDと敗けなしで、悪くない。
トップチームとの対戦では、チェルシー(H)で3-0で勝っている。※相手にレッドカード
チームニュース
Stuart Dallas、Archie Gray、Adam Forshaw、Leo Hjeldeがアウト。
Luis Sinisterraがワンマッチバンから復帰。Junior Firpoもフィット。
キープレイヤーズ
CFでスタートが予想されるRodrigoが、PL7試合でG4 A1となかなかの活躍ぶり。
アーセナル的に注目は、こちらもCMでスタートが予想されるTyler Adamsか。ここまで8試合すべてでプレイしている。
彼はフルバックでもMFでもプレイできるアメリカ人選手として、以前にはアーセナルともリンクされていたのは記憶にあたらしい。結局リーズに移籍している。
それと、リーズと対戦するときはいつもだが、個人的にはGKのIllan Meslierには注目している。彼はとてもいいGK。まだ22才。
プレイスタイル:ハイインテンシティ・ハイスピードのアグレッシヴなスタイルは変わらず。守備ではドリブルに弱点
今回も、r/Gunnersで“Edu’s BBQ”のひとが内容の濃い試合プレヴュー(リーズの分析)をアップしていて、興味深く読んだ。
それによると、リーズのチームのいくつかの特徴はビエルサの時代の傾向から、あまり変わっていないようだ。それと今シーズンのアーセナルにとっては興味深い特徴もある。コンテンツのなかで、気になったところだけピックアップすると。
22-23シーズンのリーズのプレッシングのスタッツも、かなり極端だったりする。
- Highest intensity line (7.66 PPDA)
- Highest number of pressures (151.3 per 90)
- Highest success rate of pressures (49.8%)
- Highest number of defensive duels in the league (76.77)
- Highest tackles per game (23.3)
- Highest number of fouls (13.45 per 90)
リーグのなかでも、めっちゃインテンスに、めっちゃたくさん、そしてめっちゃ上手にプレッシングをやる。すべてリーグでトップ。また、タックルの数もファウルの数もリーグトップで、絵に描いたようなアグレッシヴぶり。
そして、これが彼らのリーグでワーストの「シーケンス」(連続した一連のプレイ)につながっていると。
よくアーセナルでも、ゴールまで何本パスをつないだかみたいなことが試合後に話題になったりするが、あれは基本的にポゼッションを重視して粘り強くパスをつづけて守備の穴を探すスタイルの結果であり、リーズはそのあたりまったく気にしないようだ。
プレッシングによって、できるだけ早くボールを奪ったら、できるだけ手数をかけずゴールにダイレクトにボールを進めようとする。ボールを持ったらまず試合をコントロールしようとする遅攻のチームとは、まるっきり対照的なスタイル。つまりアーセナルとはまったく違うフットボール。
それと、今シーズンのアーセナルのスタイルを考えたときに非常に興味深いのが、彼らがかなりドリブルへの対応に苦労している点。
- Most shots off the dribble in the PL (2.75 per 90)
- Highest number of dribbled pasts in the PL, by 3 (13.3 per 90)
アーセナルは、今シーズンここまでマルティネリがPLでも最多ドリブルを記録していたりするし、ジェズースもそれに遜色ない。もちろん、サカもドリブルを得意としていることは云うまでもない。アーセナルの今シーズンの攻撃における最大の進歩のひとつはあきらかにボールを持っての単独突破であり、ドリブルの強者とドリブルの弱者というポイントはこの試合のみどころになりそうだ。
それと、アーセナル戦という意味では、彼らは重要な場面で相手にスルーボールを許しがちらしい。スルーボールといえば、もちろんオーデガード。彼の華麗なスルーボールが今回も観られるか。
また、とくにトランジションの場面などでゴール前にディフェンスが揃っているにもかかわらず、相手のランナーを放してしまったりするとか。
総合的に、プレスやタックルなどのアグレッシヴなプレイをいなすことができれば、アーセナル(のスタイル)にとっては、比較的与し易い相手かもしれない。