こんにちは。
いまアーセナルは、ヨーロッパの5メジャーリーグでも最高の勝率だとか。こんな日が来るとは(これ毎回書いてるな)。
さて、今回はPLサウサンプトン(A)。またELから中二日のアウェイ。
今シーズンのアーセナルはまだ1敗しかしておらず、現在も8連勝中とひきつづき絶好調を維持している。
だが、先週のリーズ(A)もそうだったように、こういうミッドテーブルとの試合がけっこう危ないという気がする。相手が思ったより良くて、いつもどおりのプレイができなくなるという。疲労か油断か?
日曜の試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「(サウサンプトンに)苦い経験がある」
金曜に行われたボスの試合前プレス会見。AFCオフィシャルサイトより。
(サウサンプトンとプレイするにはいいタイミング?……)
アルテタ:わからない。どうだろう。わたしはドレッシングルームにはいないし、選手たちの考えもわからない。われわれは、彼らとのとてもタフな試合を経験しているし、わたしはまた難しい試合になると思う。
(今シーズンのエミレーツステディアムの雰囲気について……)
わたしが思うに、チームといっしょにもっとよくなっていこうという、意志や喜びをもたらしてくれている。みんながハッピーに観えるのだとしたら、みんながわれわれがやっていることに共感し、クラブのトップからボトムまでがつながっているということだと思う。それこそが、まさにわれわれが欲するものだ。
そして、われわれは今後も彼らがサポートをつづけてくれるような、正しい理由を彼らにもたらす必要がある。彼らがいまそうであるように、ワクワクできるものを。
(今シーズンの選手たちへの負荷をマネジすること……)
それはたくさんの要素がある。選手がどうパフォーミングしているか、ケガ、ワールドカップでどうなるか。いまわれわれが答えることのできない疑問がたくさんある。
いまやっていることについては、それを継続できるような正しいリソースを持とうと計画しているが、キミが云うように、今回の(シーズン中の)ワールドカップのようなものは、二度とないのだ。われわれ全員がそれを経験せねばならないし、正しいものを出せるよう、ベストを尽くさねばならない。
(レフトバックのデプスについて……)
われわれがほしいのは、全員の競争だ。全員をハッピーにさせておくのは不可能だと考える。なぜなら、誰かがプレイすれば、誰かがハッピーじゃなくなるから。
わたしは、3人(ジンチェンコ、KT、トミヤス)が非常によくプレイしていると思うし、それこそが望むものだ。ほかの試合では、ほかのことが必要になるし、どの試合にも適応していく。
(クリスチャーノ・ロナウドのあの振る舞いについて……)
クラブ次第だろう。わたしは知らない。わたしが面倒を観るのは自分のクラブだけ。そこはかなり考えてるよ!
(ブカヨ・サカのフィットネス……)
彼は大丈夫だと思う。彼は(PSVの)試合の最後でちょっと苦しんでいたが、日曜は問題ないと願う。
(ガブリエル・マルティネリのフィットネス……)
彼は昨日は来ていた。彼にはタフな週だった。あまり具合がよくなかった。しかし、試合前にはもうよくなっていて、だからあそこで彼を少しプレイさせた。
(オレクサンドル・ジンチェンコのフィットネス……)
彼は(復帰に)近づいていると思う。彼はどんどんよくなっている。彼のケガはシーズンの始めにあったもののセットバックで、残念だった。だが、アレックスの様子を見れば、もうすぐ復帰するだろう。
(ジンチェンコが日曜にプレイする?……)
それは云えない。彼はいつも候補には入っている。
(グラニト・ジャカの復活で、あなたが果たした役割は?……)
彼をサポートしようとしたのは、クラブの全員だと思う。みんなが彼を助けようとして、導こうとして、励まそうとした。そしてときどきは、彼を落ち着けた。
彼はビッグキャラクターを持つ選手だ。彼がやることすべてにとても情熱的。同時に、とても正直で謙虚な漢でもある。わたしは、彼が受けている称賛はふさわしいと思う。
(あなたがクラブに来たとき、ジャカは退団間近だったので?……)
そう思う。少なくとも彼の頭のなかでその考えはあった。われわれは、ただ彼を説得しようとしただけ。
(どう云って説得した?……)
それは彼がもう話していると思う。わたしは私的な会話については話したくない。たしか、彼はプレスですでに何が起きたのかをはっきりさせていたはず。そっちを観てほしい。
(スクワッドローテイション?……)
われわれはスクワッドをロテイトするが、3日ごとに11人まるごと変えることはできない。それはクレイジーだし、そんな人数もいない。
この4-5週間のわれわれには、15-16人のアウトフィールド選手がいたから、選手たちはプレイせねばならなくなる。もしフレッシュな選手がほしいなら、(若い選手が)キャリアの初期にだってスタートしなければならなくなる。
(スティーヴン・ジェラードがアストン・ヴィラで解任された件……)
わたしはとても悲しい。彼はわたしの憧れの選手で、選手としてもひととしても、とてもリスペクトしているひとだ。マネジャーとしても、レンジャーズではかなりよくやっていた。
彼はヴィラでも最初はすごくよかった。だが、この仕事はこういうものだ。残念ながら。わたしのほうからもサポートするよ。なぜなら、彼には難しいときだろうから。
(ジェラードはまたPLでマネジャーをやると思う?……)
そう思う。イエス。
(昨シーズンのサウサンプトン戦の因縁がある?……)
あんな試合結果になってしまったという、苦い経験はたしかにある。われわれは、彼のチームのどこが危険かわかっている。
(ワールドカップ中の計画は?……)
計画している。決まりそうになっているいくつかのオプションもある。それも、何人の選手が選ばれるかによる。
(カタールの近所に陣取るので?……)
可能性はある。
(なぜアーセナルはサウサンプトンに苦しんでしまう?……)
試合の準備に一日しかないのは難しい。彼らの何試合かは観ているが、まだすべての準備を終えることはできていない。明日もトレイニングセッションがあるし、彼らもいろいろなプレイのやりかたを持っているから。
われわれは、彼らがどうやってくるかはわかっている。しかし、彼らがどう試合を始めるつもりかまではわかっていない。
(ここまでのシーズンについて……)
とてもポジティヴ。勝率はめっさ高いし。われわれのパフォーミングもとてもよく、いたいポジションにもいる。
(テーブルのトップにいるということは、現時点でわれわれがこの国でベストチーム?……)
それが意味するのは、われわれがいまそこにいるということだ。しかし、長い長いシーズンがある。5月になってもそこにいられるようでなければならない。
(マーティン・オーデガードがノルウェイで賞を取った……)
イェア。とてもうれしい。彼は、われわれがBodoとプレイするためにノルウェイにいたときに、賞を受けた。彼もすごく驚いていたよ。彼はそれを大きな称賛だと受け取るべきだろう。大きなアウォードだ。彼もとても喜んでいると思うし、われわれ全員も彼を誇らしく思う。
(それはつまり彼が、Erling Haalandよりも優秀という……)
マーティンがいてくれてよかった!
(AMNのサウサンプトンへのローン……)
もちろん、彼はこの試合でプレイできない。そして、彼はあまり多くプレイもできていない。だが、できれば彼もプレイして、勢いを得てもらいたい。われわれは彼をプレイさせるためにローンしたのだから。
(エインズリーのアーセナルでの将来はある?……)
彼の将来はいま目の前にあるものだ。彼にとってもっとも重要なことは、そこへ入っていくこと。場所を奪って、できるレヴェルでパフォームすること。
(エインズリーがベストに戻るために彼に必要なこと?……)
それは、いまの彼のマネジャーが答えることだろう。いま彼はわれわれといないのだから。彼は目の前のことに集中すべきで、それが彼の将来にとってもっとも重要なことだ。
以上。長い。
タイミング的にガブリエルの契約に関する質問はなかったようだ。試合後にはその質問もあるだろう。
質問のなかにある、ワールドカップ中の過ごし方については、すでに各種報道があって、ドゥバイでキャンプして、そこでリヨンなどとフレンドリーマッチを行ったりするするらしい。ラカゼットと対戦することになったりして。彼はいまけっこう好調なんだよね。中継があるかはわからないが、ワールドカップ期間中も意外に退屈しないかもしれない。
オーデガードが“Kniksens Hederspris”を受賞
これはノルウェイのFAによる「生涯功労賞」のような賞らしい。23才にして。さすが国民的ヒーロー。
EL Bodo戦は、彼が2015年にレアル・マドリッドに移籍して以来(7年ぶり?)、初めてクラブとしてノルウェイに戻った試合で、そこで受賞したと。彼もうれしかったろう。
コメンツもろもろ。Arseblogより。
Cato Haug(ノルウェイPLのチェアマン):フットボール世界のリーディング選手のひとりである、マーティン・オーデガードは、われわれのロールモデルです。
世界でもっともタフなリーグで、世界中の老若男女が憧れるような、このような選手がいることを、われわれ全員が誇りに思っています。
MØ:びっくりしました。思ってもみなかったです。ちょっとシュール。こんな賞をもらえるとは、なんて光栄なのでしょう。
ぼくはたくさん経験してきました。早くに出てきて、それも昨日のことみたいです。時間がたつのが早い。浮き沈みもありましたが、ここまでやってこれたんだという感じがします。
おめでとうキャプテン!