EL Bodo/Glimtのアウェイマッチは、アーセナルが1-0で勝利。アウェイではなぜかキープできるクリンシート。
人工芝への慣れやオーガナイズされたチームとの対戦はなかなかタフで、アーセナルは予想外にかなり強いチームでスタートしたものの、本来の実力を発揮したという感じはなく。試合の重要性からしても、アーセナルのチームからは、今シーズンずっと観せているようなエナジーはあまり感じなかった。
試合後のファンの反応でも「退屈」という声を多く見かけたように、正直、観ていてもさほど楽しい試合というわけではなかった。Bodo/GlimtじゃなくBored/Glimt。なんつって。週末にフルマッチを観ようと楽しみにしてるひとがいたら悪いが、がんばって90分観なくてもいい試合かもしれない。
それでも、このいろんな意味で苦しかった試合で、ケガ人も出さず、3ポインツを持って帰ることができたのはかなりポジティヴ。
これでアーセナルはELは全勝、グループのトップを守った。
試合を振り返ろう。
Saka scores as Arsenal near Europa League knockouts
アルテタの試合後コメント「ターナーは進歩している」
試合直後のボスインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:とてもタフな場所だった。彼らはここで直近14のヨーロピアン試合で勝っていた。それは偶然ではない。われわれもそれを今夜目撃した。
試合のなかでは、こちらがいい時間もあった。苦しんだのは、とくにセカンドハーフ。継続性を見いだせず、いくつかの場面では失点を免れたのはラッキーだった。
(人工芝)それは問題じゃない。
3日ごとに試合に勝たねばならないと云った。雪でも雨でも人工芝でも。勝つ道を見つけねばならない。今日は、また勝つ道を見つけることができことにはとても満足している。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプト。
(Bodo/Glimtのヨーロッパでの記録を終わらせたこと……)
アルテタ:ここでヨーロッパ14連勝していたチームに勝てたことは、とてもうれしい。彼らはそれに十分値するチームだった。そんなことをできるヨーロッパのチームも多くない。われわれは15番めにここに来て、そして勝った。この数日もこのチャレンジについては話していたことで、それを成し遂げることができた。
(今夜のパフォーマンス全体について……)
セカンドハーフは、たくさん進歩すべきところがあった。それはわかっている。そこにあまり深入りするつもりもないが、わたしには、それがどうして起きたのかもわかっている。
だが、選手たちがやろうとしたことは大いに称賛できる。クオリティの面、支配、どうプレイしようとしたか。もちろん、今日よりももっとよくなるべきところがたくさんある。だが、これも勝利。前へ進もう。つぎはリーズだ。
(ターナーの配球の進歩……)
彼は進歩している。よくなっている。われわれの要求は、ほかのマネジャーたちが彼に要求してきたものとは違う。ファーストハーフの彼はセカンドハーフよりももっとよかった。
わたしの意見としては、われわれはもっとコントロールできるし、彼はゴール前ではすごかった。状況を読み、とくに中央のDFの裏の守備。スペイスのコントロールが必要なとき、1 on 1状況での落ち着き。とてもよかった。
(PLでもターナーをスタートさせられる?……)
イエス。
(今夜の対戦相手としてのBodo/Glimtについて……)
とてもタフだった。前にも述べたように、エミレーツで問題を起こせるチームはとてもいいチームだ。とくにデュエルで敗け、相手のやることを許すようになれば。とくにレフトバックがかなりイージーに前へプレイし、プレスもあまりにもイージーにかわされた。一度あそこのコントロールを失えば、ビッグトラブルに陥る。おそらく、そこがファーストハーフとセカンドハーフの違いだ。
もちろん、コンディションやピッチなどほかの要素も観えたが、それはわれわれにはあまりにも速かった。だがいい訳はできない。
(オーデガードは本人がスタートを志願した?……)
口では自分をプレイさせてほしいとは云わなかったが、彼のこの数日での準備を見れば、間違いなくここでのプレイを望んでいた。これは全員が貢献するものだ。だから、たくさんの選手を使った。たとえばリース、彼は3ヶ月半プレイしていなかった。彼がやろうとしていたこと。どの選手も、ベンチから出てきた選手も、いいパフォームをしようがしまいが、アティチュードと勝利への意志はトップだった。
(来週のPSVは、そのあとのフィクスチャを考えるとセレクション面ではミックスすることになる……)
ヨーロッパでは、そこへ行くチャンスがあるのなら、それを取らないと。なぜなら、たくさんの予想できないことが起きるから。リーズのあとに、その試合の準備をする。そして勝つ。
(人工芝のピッチだったので、一部の選手をプレイさせることには不安があった?……)
それはあるが、われわれにはスクワッドがある。16人の選手がいた。だから、11人を90分プレイさせたくはなかった。このあともあるから。もしここで誰かがケガをする可能性があれば、どうやってリスクを回避するか話すべきであり、あるいはほかの選手を使うか。結局は、選手がプレイせねばならない。
(勝つために、望んでいたよりも力を入れなければならなかった?……)
とても難しくなるだろうことはわかっていたこと。何度も云うが、ここは彼らが14連勝している場所だ。だから、今日われわれは違うレヴェルでプレイせねばならなかった。チームセレクションも同様。なぜなら、ほかの選手たちにはいくらか問題があって、彼らはスタートできなかったから。
以上
アルテタが、Bodo/Glimtのレフトバックについて言及している。Brice Wembangomo(25)。たしかに目立ってた。年齢的にはすでにアーセナルが狙うレンジではなくなっているが、彼は、ドイツとかイタリアとか、そのうちもっといいリーグへ行きそうだ。名前をおぼえておこう。
ブカヨ・サカの試合後コメント「ヘイルエンドでも人工芝でよくプレイした」
G1。相手ディフェンダーは、あのサカのカットインサイドからの1-2を許しちゃいけなかった。PLのチームならかならず警戒している。試合後インタヴュー。AFCオフィシャルサイトより。
サカ:(ピッチに慣れるのに時間がかかった)イェア。そうだった。地面全体がすべって、(ボールが)すごく速い。でもそれはいい訳にはできない。ぼくらの多くはそれで育ってきたんだから。ぼくもヘイルエンドでは、よく人工芝でプレイした。だから、いい訳はできないんだ。ただ自分たちのゲイムをプレイするだけ。
ここはとても難しいところだった。そして3ポインツを持って帰る。ここからは日曜に集中だ。
サカといえば、右足で盛大に宇宙開発をやってたなあと思ったら、ゴール裏のオフィスにいた関係者?にボールが直撃していたという。これも珍しいシーンでは。彼もまさかボールが飛んでくると思わなかったんだろう、びっくりする表情がおもしろい。
— J. ☔️ (@juIianafc) October 13, 2022
無敗優勝よりも前からアーセナルの大ファンである古参です。
このブログにも、長く親しんできました。
ただ、今回の記事に、どうしても見過ごせない表現がありました。
【Bored/Glimt】……
あまりにもひどい。
この試合が退屈だったのは、むしろ見せ場が少な過ぎたアーセナルの問題だと思います。
それを、相手チームの名称の一部をモジってこのような表現に変えるなど、ただの侮辱です。
そんな意図は無かったのかもしれませんが、これは意図の有無の問題ではありません。
さらに言えば、正しい表記は【Bodø/Glimt】です。
固有名詞の表記を間違うのも、やはり侮辱です。
たとえばこれがスパーズに対するものであれば、両チームの強烈なライバル関係から、こういった揶揄?もまだ分からなくはありません(それでも個人的には控えるべきだと思いますが)。
しかし、まったくそうではないチームに対し、あまりにもリスペクトに欠ける表現ではありませんか?
同感です。チームの名前を弄ってネタにするのは、ほんの冗談でもよろしくないと思いますね。
それなら全てのOdegaard表記に文句言っておいでー!Ødegaardじゃないと侮辱になるんでしょう?
メンバーを落とせなかったのは、グループリーグを1位通過と2位通過でだいぶ違うからかなと。2位通過だと、CLの3位とプレーオフ(ホーム&アウェー)を戦うことになって、試合数も増えることもあるのかなと思いました。
ELのレギュレーションは昨シーズンから変更になってるようですね。