タイトルは冗談。
そういえば、今日ちらっと見かけたtweetで、モドリッチとベイルは、ふたりそれぞれクラブで27と18のトロフィを取っているそうで。トトナムではなぜかゼロ。なんでだろう~(古い)。
さて昨日、アーセナルはドゥバイスーパーカップの2試合めをプレイし、ACミランに2-1勝利。試合後のペナルティ戦でも勝利して8ポインツでタイトルを獲得。今年最初のトロフィを得たのだった。めでたし。これは、さっそくDVDをつくらねばなりませんな。
ざっと試合を振り返ろう。
※試合は、もうArsenal Playerにアップされているぞい。
アルテタの試合後コメント「若い選手たちがキャンプ成功のカギだった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:とてもよかった。とくに彼らの心理的リアクション。選手たちは、みんなドゥバイでやる気マンマンだった。グラニトももう来ていたし、しきりにプレイしたがっていた。とてもよかったよ。
これは夏にもEUROやワールドカップなどで起きることだ。選手たちをいつも違う状況に置かれるので、われわれはそれに適応せねばならない。そのことはわかっていたので、計画しようとしていた。残りの選手たちもすぐに合流できることを願う。
(10日間のキャンプ終了。多くの若い選手たちも参加)この勝利は、キャンプの締めくくりとしてよかった。わたしが思うに選手たちはすごくよかった。すごく役立ったので、若い選手たちにも感謝を述べたい。
U-18、U-16、そしてU-21がレヴェルを維持し、われわれに要求されるスタンダードを維持する。われわれはとてもとても強いチームに対し、よく競っていたと思う。
(ミランは)リヨンというまたかなり違う相手とのプレイは、グレイトなテストになった。たくさんの質問を投げかけられた。
試合に関しては、全体的にこちらが勝つにふさわしい試合だったと思う。とても力強いパフォーマンスだった。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(最後までやりとげた若い選手たちに自信をもった?……)
アルテタ:選手を育てたいのなら、彼らをいろいろなコンテキストに放り込むことだ。そして今日は、彼らがいかに若かろうと、どう競えるのか理解するのに完璧なコンテストだった。われわれは、選手たちを育成するために、こうしたシナリオに選手たちを置かねばならない。
(ベン・ホワイトが復帰……)
とても喜ばしい。みんなで彼をサポートして、彼が必要としていた愛情を示した。彼がなぜキャンプを去らねばならなかったのか理由がわかっているし、われわれは彼が戻ってきてとてもうれしい。彼はとてもいいシェイプだ。
(トーマス・パーティも復帰……)
彼は(WCで)たくさんプレイしていて、もちろんあんなふうに敗退してがっかりしていた。だが、それは参加したどの国にも起きること。リセットのために数日かけて、あとはチームに集中していく。
よかったことは、みんなが復帰への意欲をかなり観せたこと。そしてできるだけ早く準備万端になりたがっている。このふたりが復帰して、いくらかプレイできたことはグレイト。
(残りの選手たちはいつごろ戻るとお考え?……)
あと数日かかるはず。グラニトはもうここに来ている。週末の試合には加わりたいし、トレイニングもしている。だから、チームを離れている選手はそれほどいない。そこはポジティヴだ。
(この遠征についての評価?……)
われわれはスタンダーズを上げる必要がある。われわれは、いまとてもうまくやっていることについて議論していて、そしてわれわれのパフォーミングは偶然ではない。しかし、トップにチャレンジしたいのなら、われわれはある部分を進歩させねばならない。
われわれはラッキーなのは、ここにたくさんのキッズを連れてきたが、彼らがやったことはスタンダーズの維持だけでなく、それを向上させたこと。だから、わたしは彼らにありがとうを云いたい。なぜなら、彼らはこのキャンプがうまくいったカギだったから。トレイニングがうまくいき、試合では競うことができた。
(ベン・ホワイトとはまだ話していない?……)
ワールドカップへ行った選手たち全員とずっと話しはしていたよ。わたしだけではなく、スタッフも全員。誰かサポートが必要なときにはそれを与えられるように。
(モロッコのマネジャーWalid Regraguiが、去年ミケル・アルテタの戦術セミナーに参加していたとか……)
彼がもたらしているインパクト、彼を完全に称賛できる。彼がやっていることはすばらしい。彼が伝達していることはグレイト。アフリカのチームがあのステイジにいるというのは、ワールドフットボールに対して非常にポジティヴなことだ。彼らは、ワールドカップにおける選ばれし4チームのうちのひとつ。
(ベンのキャラクターを疑う言説について……)
それはわれわれにはコントロールできない。だが、わたしはベンがどういう人間かを知っている。彼に必要なものはなにか、彼のキャラクターとはどういうものか。いまはもう彼がクラブにいてくれて、みんなハッピーだ。
(トロフィ獲得は重要だった?……)
それはつまり、みんなで同じ目標を得ようとしたということ。ワールドカップでは大いに気がそれたから、われわれは再度集中せねばならない。ワールドカップは巨大なコンペティションでそれは尊重せねばならないが、クラブのレヴェルでは、まだこのシーズンもやることがやまほどある。
(ワールドカップで目をひいた選手はいる?……)
多少はいる。あとナショナルチームも少し。彼らがやっていたたくさんのことがとても興味深かった。それが示していたのは、このゲイムがこれからどこへ行くのかだ。どう進化していくのか。選手のほうは、わたしの秘密!
(移籍ウィンドウの計画について……)
われわれは計画しているし、可能性にアクティヴになる。チームを強化できる選手を見つけることができたら、トライする。
以上
モロッコのマネジャー氏がミケルのセミナーに参加していたというのは、これ。
This is Morocco manager Walid Regragui, attending a tactics seminar by Mikel Arteta, who displayed his ideas in the FA Cup final vs Man City.
This is a person with a willingness to learn & progress. Just 1 year on, he finds himself in the World Cup semi-final. He worked so hard. pic.twitter.com/ez4QxfnfR6
— EuroFoot (@eurofootcom) December 13, 2022
まさかモロッコもワールドカップでここまでやるとは思わなかったが(※今日フランスとセミファイナル)、思いのほか注目されているおかげで、こんなものまで発掘されてしまったみたいな。
去年のこのミケルの戦術セミナーというのは、オープンになってたんだろうか。話題になってなきゃおかしいネタと思うけども。ぼか全然知らなかった。
こうして、ミケル戦術スクールの学徒たちが、今後も出てくるのかもしれない。それもアツい。日本のコーチでも参加したいひといっぱいいるだろな。
さて、複数の記者から質問があるベンジャミン・ホワイト。パーティとともに、彼は復帰してスタートからプレイした。とくにブランクを感じさせず、なかなかのパフォーマンスだったと思う。
彼について「キャラクターを疑う言説」というのは、彼がイングランドチームのアシスタントコーチ(Steve Holland)とやりあったり、チームメイツともうまくいってなかった(それもチームを離れた理由)みたいな噂のことだと思う。
それと、彼はこのキャンプに合流するまえ(私的理由でイングランドNTを離れたあと)ガールフレンドとバカンスに行っていたという噂もあって、それもかもしれない。
真相はわからないが、ミケルが問題ないというのだから、問題ないのだろう。
グラニトとチェンコ。楽しそう。
トミヤスは、空港でジャカに首根っこ掴まれてドゥバイに連行されたという説もあったけど、結局日本に一度帰国したようですな。週末のユヴェントスには間に合うのだろか。
リース・ネルソンの試合後コメント「あれはぼくのゴール」
LWでスタートしてG1。今回もまたスタンドがどよめくような単独突破も観せた。試合後のインタヴュー。AFCオフィシャルサイトより。
ネルソン:(マーティンがゴールを主張するかも?)彼の足にちょっと当たったかもね。でもあれはぼくのゴールさ。オンターゲットだったし。ぼくがゴールして、スコアボードにも載って、それでよし。
ぼくらは勝ちを毎試合で習慣にしたい。もちろんこれはただのフレンドリーだけど、真剣勝負だと思ってプレイした。
ドゥバイのような暑い場所に来ると、違う状況でプレイすることになる。プレッシャーの下で、ACミランのようなチームと夢観ていた試合をプレイした。もしそれがフレンドリーだったとしても、そこにはそれでも期待するものがある。今日はみんなにとってすばらしい機会だった。
(キャンプについて)すばらしかった。ミケルが、チームの士気を高く維持していて、すごくたくさんのことをやってきた。アクティヴィティーズ、チームボンディング、トレイニングも。ぼくらはとてもハードにトレイニングした。でももっとも重要なことは、選手たちのダウンタイムとみんなの交流だったりした。
若い選手たちが経験を積むのを観るのはいつでもいいことだ。ぼくもよく彼らに話しかけたし、できるだけいっしょのテーブルにつこうとした。彼らを励ましたり。アーセナルアカデミーはたくさんのいい選手を輩出しているのはすばらしい。
でも、あのゴールはオーデガードの技ありだったと思う。シュートの妨げになっていた彼の瞬時のジャンプがなければそのままぶつかってた。松木安太郎なら1点のうち0.3点くらいキャプテンにあげちゃうかも。
ベンジャミンがもどってくれて安心です。
ワールドカップ中にケガでもないのにチームから離れるって、ふつうじゃないので、もしかしてこのまま?みたいな不安があったので。