試合について
ファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
マルティネリ、エンケティア、サカ
ジャカ、パーティ、オーデガード
ジンチェンコ、ガブリエル、サリバ、ホワイト
ラムズデイル
サブは、KT(79 マルティネリ)、トミヤス(86 ジンチェンコ)、ESR(90 エンケティア)、ヴィエラ(90 オーデガード)
この11人は、エンケティアを除いてはチームのベストの11人。
ジェズースの代役だと思われているエンケティアだって、ジェズースに見劣りがないといえば云いすぎだろうが、PLのチームのCFとして決して恥ずかしいプレイはしていない。タッチは改善の余地あるかも。
アーセナルが、こうしてシーズンの重要試合をベストなチームでプレイできるというのが大きい。だいたい、つねに誰かキープレイヤーがケガをしているというのが、ずっとアーセナルのふつうだったのだから。
今回もまた後ろ向きなサブは、試合を観ながら、やっぱりという感じはした。
あの2-0で試合が進むなか、1点でも失えば、雰囲気ががらりと変わるだろうことがわかりきっている緊張感で、アルテタが頼りにできるサブはベンチにはほとんどいなかった。
ただ、最後の数分はもう守りきればよかったはずで、ESR、ヴィエラ、あとはマルキーニョスなどフレッシュな足をもっと早くに入れてもよかったようには思う。
前回ここで戦犯になってしまったロブホは、この試合でプレイしたかっただろうに。
マッチスタッツ
『BBC Sports』より。
全体的に、前半はアーセナルが優勢、2-0でリードされた後半はカムバックを期してプッシュしたToTが優勢のような試合の趨勢だった。
Understat.comによるxGは、1.71 v 2.04。結果的には、両者がつくったチャンスに大きな差はついていない。
13分のサカの右足ゴールは、ロリのOGになったため、xGはカウントされていない。というか、あれはボールがゴールに直接向かっていなかったからOGなのか。
2点めのオーデガードのゴールは、xGは0.05。5%確率のショット。ああいうゴールが決まり始めると強いチームという気がする。
24分パーティのミドルレンジのアレも。ポストを直撃。アレはもし決まっていれば、間違いなく歴史として永遠に語り継がれるNLDゴールになっていたな。
このふたりは、なんだかミドルレンジのショットがだんだん精度が増しているように感じる。パーティは毎回のように1-2本くらい狙うし、以前より宇宙開発でもない。オーデガードはあのゴールの前にも伏線になるようなショットがあった。ジャカより正確なんじゃ…、おっと誰か来たようだ。
<以下追記>
In the two north London derbies this season, Arsenal scored two goals from the same area of the pitch — edge of the box, central, with so much space. They could have scored four or five from there in total. It was a major problem for Spurs in both matches pic.twitter.com/Fr1qne2gt3
— Sam Dean (@SamJDean) January 16, 2023
ふたつのNLDでほとんど同じエリアからアーセナルがゴールしているという。ToTの問題として指摘されているが、アーセナルファンとしてはパーティやオーデーガードの進歩と思いたいところ。
パスマップ
この試合は、チームがいつもに増して攻撃で右サイドを意識して使おうとしていたような印象があった。右サイドのディフェンスの裏をOTTで狙ったり。サカのゴール(※記録は相手OG)もそうして生まれた。
サカの位置がだいぶ高いところを観るに、やっぱり意識的だったのかもしれない。左でビルドアップして、空いている右に展開、サカが1 v 1あるいは1 v 2で勝負みたいな。
逆にマルティネリのほうは、サカとタッチ数はそれほど変わらないが、いつもやや窮屈で、彼にボールが渡ってから攻撃のスウィッチが入るというような感じはあまりなかった。