アルテタ発言のポインツ
サカは守られているか?
今週のもっとも大きなトピックだっただけに、プレスからの質問もかなり多いのがサカの件。
彼はもうしばらく相手チームのターゲットになっており、ラフなチャレンジに毎試合のようにひどく痛んでいる。そのような状況がありながら、レフェリーからは正当な保護を受けているとは云い難い状況にあり。いつか大怪我をするんじゃないかと、心配されている。
先日のエントリではないが、もっと前の時代なら、サカはとっくに病院送りになっていたかもしれない。
この件が、アーセナル界隈だけでなくメディアでも広く話題になっていたのは、彼はアーセナルの宝というだけでなく、イングランドの宝でもあるからだろう。英国での関心は高い。もっとも若く、もっとも優秀なウィンガーのひとりなのだから。
1 v 1を挑む選手が相手にラフなチャレンジを受けるのは、もちろんサカだけではないが、サカの場合はプレイスタイルとして、ボールを持ったとき背中でいわゆるスクリーンをやりがちであり、そういうプレイスタイルもひどいファウルを受ける理由になっているように思われる。ボールを持っているときに相手と直接接触する機会が多い。
このように話題になって彼に注目が集まれば、レフェリーもより気をつけるだろうし、サカには悪いことではない。アルテタもクラブも、今後も彼の試合中の扱いに不満があれば、どんどん大きな声を出してもらいたいものですね。
選手の契約の件
4日前、モー・エルネニーの契約延長が発表されていた。
A new chapter begins in my journey with Arsenal. I just signed a new contract 😍 Arsenal for me isn’t just a club I joined 7 years ago, which makes me the longest serving player currently ☺️ Arsenal is home, family, happiness, growth, and ambition. My Arsenal family, I love you♥️ pic.twitter.com/yOTw48O2xN
— Mohamed ELNeny (@ElNennY) February 21, 2023
以前から、ケガで長期離脱の彼について、クラブが契約を延長するのではないかと云われていたが、それが結局実現したかたちである。
一部の報道によれば、彼の契約は既存契約に含まれていた1年の延長OPをクラブが行使したのではなく、あらたな契約を結んだということ。そしてそれはサラリーの減額が含まれたものだったという。それでも、モーは喜んでサインしたと。
クラブは彼のようなチームの人気者をキープして、クラブのベストPRもできてハッピー。モーもアーセナルに残れてハッピー。あとは、来シーズンに感動的な復帰をやればめでたしめでたし。以前彼のパパも「彼はアーセナルにずっといることになる」と述べていたように、選手をリタイヤしたあとはアーセナルにコーチとして残るかもしれない。いい話だなあ。
それと、おとといはサカの新契約がブレイクされていた。スクープは『Daily Mail』のSami Mokbel。
🚨 Arsenal have an agreement in principle on a new contract for Bukayo Saka. Long-term deal for 21yo England international attacker not signed + may take some time to complete, but now in place. Fantastic news for #AFC @TheAthleticFC after @SamiMokbel81_DM https://t.co/cCjpgD29Ut
— David Ornstein (@David_Ornstein) February 23, 2023
もちろんまだクラブからは発表はないし、アルテタはそれを訊ねられてもすっとぼけているが、オーンステインの口ぶりだと、もう決まったみたいである。
ちまたでは、新契約における彼の「£200kpw」のサラリーが思っていたよりもだいぶ安いというのが話題だった。実際は、ボーナスを含めるとチームで最高給クラスになるそうである。サンチョに£350kを支払っているというマンUだったら、この2倍だったかもしれないことを考えると、昨今のインフレした相場よりも控えめなサラリーで着地できたのなら、サカのアーセナル愛に感謝せねばならないのかもしれない。
マルティネリ、サカとくれば、当然つぎはサリバ。
サリバの契約交渉の進捗についてはまだ具体的なリポートはないが、昨日公開されていたAFCオフィシャルサイトでの彼の最新インタヴューでも非常にポジティヴなトーンで話していて、いまのところクラブへのコミットメントを心配をする必要はなさそうだ。
今シーズンが始まる前は、ホワイトとポジションがかぶるサリバがここまでコンスタントにプレイするとは思わなかったので、ミケルの判断が絶妙だった。
それと、プレスから質問が出ているジャカも数日前に契約延長について報道があった。これもアルテタはとぼけているが、本人もクラブも前向きというのは当然想像でき、大きな障害もなさそう。
ブレンダン・ロジャースの試合前コメント「アーセナルはふたりのゲイムチェインジャーとサインした」
『Leicester Mercury』より。アーセナルに関する部分だけ。
(アーセナルについて……)
ロジャース:彼らがメンタリティに関してふたりのゲイムチェインジャーとサインして、シーズン当初に感じるものがあった。ティアニーがベンチになったのはジンチェンコがクオリティを観せたおかげだ。ジンチェンコとジェズースがマインドセットを変え、そしてサリーバも入ってきた。彼はとてもよい。
われわれは彼らにゴールを与えるミステイクをやった。彼らにはいいフィーリングもあることだろう。ミケルはすばらしい仕事をしている。
(アーセナルがタイトルを取れる?……)
それはまだ早い。まだ15試合もある。メディアの憶測のおかげでリーグタイトルについて語られるのだろうが、まだまだ長い道のりがある。だが、彼らは間違いなく競うことになるだろう。あと5試合になったら、それも観えてくる。
ティーレマンスとの契約延長をあきらめてないってほんとかな。