試合について
ファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
マルティネリ、エンケティア、サカ
ジャカ、ジョルジーニョ、オーデガード
ジンチェンコ、ガブリエル、サリバ、トミヤス
ラムズデイル
サブは、トロサール(76 マルティネリ)、ヴィエラ(83 ジャカ)、ホワイト(83 トミヤス)
レギュラーチームからの変更は、ジョルジーニョ。試合直前にケガ(背中?)が発覚したパーティのかわりに入った。それとLBに入ったトミヤス。
パーティなあ。
正直、ジョルジーニョは期待以上によかった。が、パーティがいないとアーセナルは勝てないという説がまた強く裏付けられてしまったような。
これだけ重要な選手にも関わらず、パーティはアーセナルで63%の試合でしかプレイしていないようで(すべてのコンペティション?)、あらためて夏にはNo.6が重要すぎる補強ポイントになると思わされた日だった。
マッチスタッツ
『BBC Sport』より。
今回の注目スタッツはポゼッション。前半のアーセナルのポゼッション60%にもたいそう驚かされたが、フルタイムではさらにアーセナルが時間を伸ばしていた。シティ相手にこの数字は観たことがない。
彼らにとってもこのポゼッション36%は、PL試合としてグアルディオラがシティのマネジャーになってから最低だそうで。シティのチーム自体でも、PLの試合でここまで低いポゼッションは2012まで遡るという。
前半の彼らはとくにハイプレスのインテンシティが弱く、支配的にプレイしようとする意志はあまり感じられなかったので、もしかしたらそれがゲイムプランだったのかも。彼らのゲイムプランは、試合後のグアルディオラが説明しているかもしれないが、調べる元気はない。
Understat.comによるxGは、1.70 v 2.01。
とくに後半に入ってからのアーセナルは真っ平ら。ペナルティのカウントを除くと、アーセナルは28分から83分まで、ゼロチャンスだったらしい。つまりショッツゼロ。90分の合計ではいちおうショッツ10となっているが、試合の序盤と終盤の限られた時間だけしか相手ゴールを脅かしていなかった。まあSoT自体が1なので、脅かしていたというと語弊があるが。
ボールをボックスまで運んでいるのに、ショットまでいかなかったというシーンは何度かあったはず。ジャカとか。よりによってあそこで迷っちゃいけませんねえ。
パスマップ
Arsenal vs Manchester City Pass Networks pic.twitter.com/Tx5nrp6o4R
— Scott Willis (@scottjwillis) February 15, 2023
シティよりアーセナルのほうが、らしいパスマップになってる。
こんばんは。
今日の敗戦は物凄い悔しいものでしたが、同時に敗戦には納得感がありました。
明らかにシティの方が戦術的に試合巧者だったと。
戦前、シティが対等以上の相手にどうアプローチするのか興味があってそこに注目して見ていました。特に我々はこの数年は無慈悲なシティにチンチンにされてきたので、チンチンにできないだろうクオリティのある我ら相手にどうするのか?と。
前半、シティは立ち上がりこそハイプレスをかけてきましたが、時間と共にミドルサードのプレッシングに移行、中央のスペースを消し、ボールはサイドへ。奪ったらショートカウンターという形を繰り返していました。サカはベルナルドシルヴァに質的優位があり、一方左のマルティネッリはウォーカーとの対面に苦しんでいました。
後半、シティはミドルサードのプレスからハイプレスに移行、サカに荒らされていた左サイドをアカンジを入れて修正、それまでの可変システムから4−3−3に固定し、前半狙っていた左サイド(トミ、サリバ)ではなく、より攻略しやすい右サイド(ジンチェンコ、ガビ)をターゲットにしてきました。おそらく前半にハーランドがサリバとバトルしていたのも、後半のガビとの勝負に慣れさせないためと思われます。
結果はまんまとシティの策略にハマり、ミスがらみもあって失点。
自分はこの敗戦を経験や若さで片付けるべきではないと思っています。なぜならペップは勝つためのプランを周到に準備し、その通りに選手が実行して勝利を収めていたから。
確かにアルテタのチームにははっきりとしたコンセプトがあり、相互理解があります。選手のクオリティもある。それは素晴らしい。
ただここから先に進むには選手の経験も勿論ですが、戦術的な深み、柔軟性が絶対に必要です。今回シティにあってアーセナルに無かったもの。
アルテタは試合中の戦術変更や修正が極端に少ないです。あれ?なんか今日怪しいな、と思ったらその通り勝てないことがよくある気がします。
今回のシティとの一戦における勝敗の差はまぎれもなくそこ(戦術的な柔軟性)にあったと思っています。
結構SNSなんかを見ると戦えていた!という意見が多かったです。ただ、自分はそうは思わなかった。まだシティの掌で転がされていただけ、チンチンとまでは言わないけど負けるべくして負けたと思っていたので、そのように思われている方もいるかもしれないと思い、長文駄文ながらコメントさせていただきました。
あと、ジャカとマルティネッリは明らかにコンディションが落ちているので、そこも別の誰かに任せた方がよいような気がします。
シティは試行錯誤のすえ、ジェズスよりもやはりひとりで30点取れるハーランドだとなったわけだけど、アーセナルには別の結論に辿り着いてほしい気もする。たとえ20点取れる選手がいなくともチームで100点取れるチームが見てみたい。
シティは思った以上に狡猾でしたね
とは言え1.2年前の方が強かった気もするのでタイトルレース脱落しないよう勝ち点重ねればチャンスはあるかなと
マルティネリのサブはトロサールいますがジャカは誰が代役やるのか。スミスロウくらいしか思いつかない
オーデガードの顎ペンペンと、ジンチェンコのダッシュ駆け寄り、
ホントに胸アツでした。
冨安、しっかり切り替えて、攻撃面でも守備でも輝いてました。
フリーのギュンドアンに詰めた後、グリーリッシュのシュートブロックへのシーンは凄かった。(決められたけど・・・)
あのチームワークがあれば、まだまだ進化できるはず。
まずはエメリに泣いてもらいましょう。
COYG!
ラム爺さんと意見が似ています。
シティの失点パターンはほぼ、カウンターを含む速攻です。
そもそもサッカーで最も得点効率の高い攻撃が速攻であり、
中でもカウンターが最も有効であるのは普遍的な事実ですので、
格上の相手には速攻の精度と成功率を上げる必要があります。
今季のアーセナルは縦に遅く、速攻での得点が少ないです。
昨季いくつも決まっていた速攻が出来なくなっています。
ホームでシティ相手にボール持って回せたからOKみたいな考えは時代遅れです。
残るAシティ戦やELのアウェー戦など複数失点を前提に考えれば、
回してるんだか回させられてるんだか微妙な手数を掛けた攻撃を減らし、
ボールを持てなくても効率的に得点する必要があります。
もちろんポゼッションによる時間の浪費は、
「いつも複数得点取れてほぼ全て勝てる前提」があるなら有効な手段ですが、
それだけじゃ欧州カップを取れないのはシティが証明しています。
今季PSVやManUアウェーも落としてるわけで、
今後どれだけやれるかは戦術の柔軟性と幅によるでしょう。
これまでは運もあって首位でいたと考えるべきです。