PLタイトルを狙うわれらが、まさかここで敗けるとは。しかも、絶不調のエヴァトンにもたらした勝利は、まるで去年の再現みたいである。
これでアーセナルは、FAカップのシティにつづいて2連敗。PLでは今シーズンの2敗め。
アーセナルのファンとして、今シーズンはまったく敗けることに慣れていないので、不覚にも大きなダメジを受けてしまった。メンタルヘルス。
試合を振り返らねばいけませんか。わかりました。そうしましょう。
Everton stun Arsenal in Dyche’s first game as boss
アルテタの試合後コメント「選手たちのことがもっと好きになった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:われわれは、この試合を分析する必要がある。分析することは重要だし、鏡を観ることも重要だ。そして月曜には、戦う準備ができた状態でトレイニンググラウンドに戻る。ブレントフォードとの試合はタフになるから。
いまが選手たちを愛すときだ。昨日よりももっと、先月よりももっと。なぜなら、彼らはそれに完璧に値するから。彼らに寄り添って、土曜のために準備をしていく。
現実は、試合に勝つためにはわれわれはもっとやらねばならなかった。たくさんの状況があり、たくさんのセットピースを守らねばならなかった。このチームを相手にそれをやるのはとても難しい。
こちらのポゼッションに関しては、われわれは何度も彼らをこじ開けて、ファイナルサードへ侵入していった。フィニッシュが十分ではなかった。
彼らは、(セットピースに)毎日取り組んでいて、非常にうまい。ああいう状況はバーンリーで経験済みだったし、阻止せねばならなかった。あのチームが相手なら、われわれも守備の基礎をしっかりしておかねばならないし、そこが足りなかった。
われわれは、それに反応する時間がたくさんあって、残り15分はとくにいくつかの状況もつくったが、感情的にわれわれは試合を十分マネジしていなかった。30-40秒ごとに試合を止めるようなフリーキックを何度も与え、こちらは試合へ入っていけなかった。
結局、つまりは残り20分で何をするか?ということ。われわれが今シーズン勝ちつづけている試合でやっているようなことを、欠いていたのだと思う。これから、それに取り組んでいくよ。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(今日の選手たちはベストではなかった?……)
アルテタ:わたしはエヴァトンがとてもよかったと思う。彼らがターンアラウンドしたことに、まずはおめでとうを云わないと。彼らが試合に勝った理由は、とても効率的だったからだ。こちらからすれば、もちろんほしかった結果が得られなかったことに失望はしている。だが、そこにはわれわれのパフォーマンスは反映されていない。
とくにふたつのフェイズで。ひとつは、彼らは非常にダイレクトだった。そして、われわれはその手の試合のコントロールに苦しんだこと。本来の自分たちに戻って、やりたいプレイをやれなかった。そして、あのオープンな状況の多さ。われわれはファイナルサードでチャンスをつくったとき、それを決める必要がある。
(観客のインパクト……)
彼らにあったエナジーはこちらではどうしようもない。確かなことは、今日のエナジーはあるべくしてあったのだ。われわれにできることは、こちらをできるだけ静かにさせておこうとする試合のなかで、こちらにできることはなにか。こちらが状況をつくり、相手にフラストレイションを与えることもできた。
われわれにそれができそうな時間もあったし、相手にチャンスを与えてしまう時間もあった。
(最後に選手たちが感情的な落ち着きを観せていたこと……)
ノーだ。こちらが変更した最後の12-15分はとくに、相手にたくさんフリーキックを与えるようになったし、たくさんの急いだ判断があって、あれはまったく相手の思うツボだった。試合を遅くさせ、すべてを騒がしくし、ラストラインにボールを放り込む。プレイを断絶させ、彼らはあまりプレイしない。われわれは、それをよくマネジしていなかった。
(プレッシャーが影響した?……)
そうは思わない。われわれは今シーズンすでにこのような試合をいくつもプレイしてきたから。だが、相手を称賛するよ。あれこそ、彼らが毎日トレインしていることであり、それには適応せねばならない。とくに守備では、基礎を行う必要がある。
コントロールするため、プレイする権利を得るためには、とてもうまくやらねばならない。われわれがそうした時間もあり、それが十分ではなかったときもあり。
(つぎの試合ではチームに何を望む?……)
わたしがこのチームに知ってもらいたいのは、わたしがどれほど彼らを愛しているかということ。わたしは彼らのことがもっと大好きになっている。3時間前、1週間前、3ヶ月前よりも。
選手たちが、試合に勝ったりパフォーミングしているとき、そばにいるのはとても簡単なんだ。それは、わたしが選手やスタッフをより好きになるときだ。われわれは団結しているんだと。
この旅は、困難かつチャレンジングなものになる。途中にはもっと大きな石が置かれているはずで、われわれはそれを乗り越えねばならない。
ここからの一週間は、土曜に向けていい準備をしていく。完璧になれるよう、正しい感情レヴェルとスピリットで。
(どうやって連敗を脱していく?……)
試合に勝つのにふさわしくなれるよう、ピッチでトライできることはたくさんある。
(今シーズン、たった2回めの敗戦にチームはどう反応できる?……)
それをやるベストなやりかたは、自分たちが誰か理解すること。そこへ行くまでになぜそれを行っているのか。そこからは、基礎を正しく行っていく。やりたいプレイをする。個人と集団で改善していく。そうして、試合に勝つ権利を得ていく。
(今日は「新マネジャー効果」が違いをつくったと思う?……)
ショーンとエヴァトンのチームを称賛しないと。なぜなら、それはそういう側面もあるというだけで、もういっぽうは実行するのだから。今日の彼らはとてもうまくやったと思う。
以上
この試合後には、アルテタの「以前より彼らのことがもっと好きになった」という独特の発言が注目されていた。
思うに、これはアルテタ流のマンマネジメントだなと。
もちろんこの試合結果はチームにとって悔しいものだったが、こういうときに、どういうことばを当事者である選手たちにかければいいかを考えるに、いまのチームが置かれているフェイズや精神状況を総合的に考えて、そこに至ったのだろうと。
ここで表明すべきは怒りや失望ではないし、試合の評価ですらないかもしれない。とにかく、ここで示すべきは揺るぎない信頼と一体感。『Football Manager』のやりすぎである(やってない)。
エディ・エンケティアの試合後コメント「彼らを称賛しなければならない」
ショッツ2。不発。ストライカーの試合後インタヴュー。AFCオフィシャルサイトより。
エンケティア:難しい試合だった。彼らはすごくタフにしてきた。個人的に、今日のぼくらは要求されるスタンダードになかった。もっとよくならねばならないし、必ずつぎの試合ではバウンスバックする。
相手を褒めないと。彼らにはゲイムプランがあり、それをうまく実行した。ぼくらは、自分たちの能力のベストを出せず、ときどきスロッピーでもあった。
長いシーズンでこうした試合はあるし、いつでもすべてうまくいくわけでもないことは、みんなわかってる。
(ファンについて)みんながっかりしているはず。毎試合で勝ちたい。とくにアウェイでファンがきてくれたときには。彼らに3ポインツをあげたかったけど、それができなかった。彼らのサポートはずっと素晴らしいと思う。ここまで来るのは楽じゃないから、みんな彼らには感謝してる。土曜には彼らに3ポインツをあげられるといい。
これからバウンスバックする。週末にはいい結果が得られるはずだ。
あれでウーデゴールを戦犯というのは流石にかわいそうなんじゃ。。まぁ、スタメンをもう一度精査するいいきっかけになればと思います。
ウーデゴールは狙われてましたね。ちょっとボールを持ち過ぎかな?と感じました。逆にヴィエイラにいい兆しがのが個人的には収穫かと思います
大事なのは互いのゴール前で決定的な仕事ができるかどうかですから、
確かにウデゴは良くなかったですね。
失点シーンの守備は真面目に守る気が見えず、紙フィジカルでお粗末でした。