試合について
ファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
マルティネリ、ジェズース、サカ
ジャカ、ジョルジーニョ、オーデガード
KT、ガブリエル、キヴィオール、ホワイト
ラムズデイル
サブは、トロサール(20 マルティネリ)、パーティ(60 ジョルジーニョ)、ネルソン(60 ジャカ)、エンケティア(77 ジェズース)、ESR(77 オーデガード)
この試合の最大の予想外は、早い時間でのマルティネリのケガ。背後からとはいえ、そんなひどいタックルには観えなかったけども。あれも試合にネガティヴな影響を与えたはず。
ネリはあのプレイの前にボールの競り合いでミトマに激突していて(カードが出てもおかしくなかったが出ず)、ここはいかにも報復としてやり返されたような感じで、あそこでカイセドにカードが出なかったのも奇妙ではあった。まあここだけカードが出たら、Same old Arsenal~のチャントがアウェイスタンドに鳴り響いてしまったろうが。
興味深いことに、試合後カイセド自身があるライターのtwに対して、「もし時間が戻せるなら、ぼくはあんなひどいタックルはしなかった」とわざわざtwしていた。
If I could turn back time I wouldn’t have made that bad tackle.🤷🏽♂️
— Moisés Caicedo (@MoisesCaicedo55) May 15, 2023
試合中もあのプレイのあとマルティネリを気にしていたし、やっぱり彼はアーセナル移籍する気マンマンなのかもしれない。
後半のサブについては、ジャカを早めに下げるアルテタには珍しいやりかた。1-0になってから10分後。
ESRとエンケティアが出てきたのは終盤で、そのときはまだ1点を追っていたから、ジェズースとオーデガードというメインメンを下げたのはやや不可解には思えた。エンケティアは、一度ボックス内で見せ場をつくったが、ESRはほとんど試合に入って行けず。最近はずっとそんな感じ。彼はますますチーム内で居場所を失っているように見える。
マッチスタッツ
『BBC Sport』より。
ひどい。タイトルを競っているチームがホームでポゼッション41%。
前半おわり間際に中継で表示されたグラフィック。これもひどい。ボールを持って支配して、コントロールしていたのは、あきらかにアウェイチーム。とくに後半のあの無力感は、まるでバルセロナとの試合を観ている気分だった。どうやったらボールが奪えるかわからなくて途方に暮れる。
Understat.comによるxGは、0.96 vs 2.21。
ブライトンのチャンスはともかく、アーセナルはショッツ14で0.96xGもあってゴールがひとつもないとは。
フットボールはゴールしないと勝てないんだよなあ。
ワールドカップのダメージが小さい、主力の怪我人が殆ど出ない、シティがハーランドに合わせたシステムマイナーチェンジで今イチ、リヴァプールチェルシーは不調、Xptsを大幅に上回る勝ち点ゲット、と、シーズン前半はかなり多岐に渡って恵まれた状況の後押しも有っての快進撃でしたが、終盤で一気に揺り戻しが来ましたね。
前年4位以下からプレミアを制したのはレスターとチェルシーのみで、チェルシーはさらにその前年は優勝でしたから、ずっと5位以下だったアーセナルが優勝すればまさにミラクルアーセナルでしたが…シティ強すぎ!
今シーズンは間違いなく成功だと思っていますが、優勝争いは出来過ぎだとも感じてますね。
来季はターンオーバーし辛いCLとの兼ね合いで、軽視しているファーストチョイス以外の選手も多用せざるを得ないので、アルテタが理想と現実にどう折り合いつけるのか興味深いです。
セリエAじゃないんだから
っていうとこほんま嫌な気分になったわ
ブライトンはハイプレスも洗練されているから、ジンチェンコ不在でそれと付き合うよりはロングボールで相手を押し下げてプレスで追い込むという選択自体はありだと思う。ブライトンのビルドアップは引っかかることも多いわけだし。ただ、問題はロングボール主体のはずなのに、切り替えが早くてボールを回収、そこからすぐにキーパスを通せるウーデゴールが低い位置に降りてしまったこと。ハーランド/デ・ブライネとまではいかないけど、ジェズスは少なくとも相手に万全の状態でキープさせないくらいに迫り合いは上手いのだから、ウーデゴールはそれを拾える位置にいてほしい。あと、繋がらないからといってビルドアップの形を作らなくていいわけじゃない。ビルドアップの形を作るから、相手は前がかりでボールを取りにくるわけで、ティアニーがダラッと広がってしまっているのが気になった。そういう細部のツメが甘いというか、結局なにがしたかったのチグハグな試合だった。アルテタは選手のパフォーマンスのせいにしてはいけない。
アーセナルの今シーズン、決して失敗ではないよ。(当方シティサポですが、フラットに見て)
リヴァプールがレアルにCL決勝で惜しくも負けたシーズンも有ったし、あれはきっとリヴァプールファンには深く深く刻まれたと思うけど、だからこそその後の成功があった気もする。そんな感じで今後のガナの力強い根っことなる、そんなシーズンだったと思う。
12月・1月までずっと「いつかガナ落ちてくるでしょ」 -> 「おいおいおい、本当に行っちゃうよ、取りこぼさないし、強豪同士も競り勝つ力強さよ」って変わってきました。
シティサポとしても、一回抜いたのにシティが例によって取りこぼしして、それをもう一度ガナが抜き返したとき、試合の最終盤で勝点をもぎ取る強さ、テンション、エミレーツとの一体感。
上がるシーズンだったと思う。
勝ち点差が7くらい有る時に、ブライトンと同じ内容で負けても、反省反省!って前向けただろうが、
時期やシチュエーション的にしょぼーんとなるタイミングとゲーム内容でしたね。
ただ、言いたいのは、全然失敗じゃねぇし!強かったし!
という点です。
後は来季もだが、もっとサブをローテートして使っていく必要がアルテタには有るし、好調でもサブメンを入れて調子を維持していく責任もある。
テタさんは今季はリトルチームで走りきったけど、それはマネージャーとしては楽な道だったと思うから、その点は課題だと思う。ペップはその辺うまくやってる。
(シティサポからするとラポルテ出すなよ、Cフィリップスもっと練習で走っとけよ、セルヒオゴメスは紅白戦でもっとプレスを受けて困る練習しておけや、とか思うけど。。)
はっきり行って38試合フルでずっと出ずっぱりでいられる選手はいないし、イングランドでは試合数多いから、
サブをもっと使って信頼値を高めておく必要はあったよね。冨安もサリバも使いすぎて怪我したと思う。
サカやホワイト、マガリャンイスが健康でいてくれることをテタさんは奇跡だと思う必要があるよ。あんなにコキ使って。。