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【マッチレビュー】23/24 EPL アーセナル vs フラム(26/Aug/2023)10人相手に痛恨のドロウ。このチームはなにかがおかしい?

ホームで開始1分の失点。ボールを持ちファイト。忍耐。違いを生んだ後半のサブ。ついに逆転。歓喜。そして、残り10分をきって相手が10人に。安堵。だがセットピースから失点。終了。

アーセナルはPL3試合めにして、痛恨のドロウ。今シーズン初めてポインツを失った。

もちろんああいう試合内容だったから、100%ネガティヴではないけれど、とくに失点が多すぎるホーム試合でのフォーム、サブ登場まで勢いに乗るのに苦しんだスターティングの停滞感を観るに「このチームはなにかがおかしい」。

試合を振り返ろう。

Arsenal 2-2 Fulham: Joao Palhinha scores late equaliser as hosts’ perfect start to Premier League season ended



アルテタの試合後コメント「それでも昨シーズンの10倍はよかった」

試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。

アルテタ:われわれが試合に勝てなかったということを受け入れるのがほんとうに難しい。もちろん、最初にゴールを与えてしまい自分たち自身を難しくしてしまったということはあるが、その後チームは期待通りの反応をした。

われわれが徹頭徹尾、試合を支配し、どれだけビッグチャンス、どれだけ状況をつくりだしたか思い出せないくらい。われわれは、相手にまったく何もさせなかったし、試合に戻っていき2点めも取った。そこで試合を終わらせなければならない。

セットプレイのとき、命がけでボックスを死守せねばならない。もしそれをしないのなら、相手にチャンスを与えることになる。だが、そのほかについては、試合に勝つためにほかに何をせねばならなかったのかはわからない。

どんなスポーツでも、多くのポインツがあれば勝つものだ。だが、これがフットボールであり、マージンは小さい。今日は両ボックスが勝負を決めた。とても失望している。

スタートからフィニッシュまですべてがとてもポジティヴ。2失点を除いては。われわれがつくったチャンスからすれば、6-7ゴールしていなければならない。

ファビオは素晴らしかった。あれが今シーズン彼のPLでの初プレイであり、彼のボールを求めるさまにはとても感心した。彼はポジティヴで、決断、姿勢をすぐに見せた。彼はとてもよかった。

試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。

(フラストレイティングな試合になってしまった……)

アルテタ:もちろん、最初の1分にミステイクから相手にゴールを与えてしまったこと。それで試合はとても難しくなった。その後ファーストハーフですらすぐにリアクションがあり、多くの状況やチャンスをつくった。われわれは何もやられなかった。完璧に試合を支配した。

だが、そこでゴールできずにいたので、セカンドハーフにはいくらか変更を行った。そのダイナミックな変更で、われわれはよりよい関係性が生まれた。わたしは、サブがとても大きな違いをもたらしたと思うし、グレイトなインパクトだった。彼らがチームにもたらした決意と自信がわたしは大好きだ。

2-1になって、そこからは命をかけてボックスを守る必要があり、リードしたあとに失点はしてはいけない。なぜなら、われわれは6-7点は入れているべきだったから。しらんけど。

(ホームであんなに早く失点……)

エラーはフットボールの一部で、どこでそれをやり、いかに相手がそれを活かすか、そこが違いになる。われわれは、去年ここでのフラム戦でも大きなやつをやって、Mitrovicにゴールを与えた。あれもフットボール。

(昨シーズンも似たような結果だったことが念頭にあった?……)

わたしにはなかったし、チームがああいうプレイをしたということは、それもなかったのだろう。

ほかのスポーツでは、勝つためにどれほどの違いがあればいいのか、わたしもわからないが、これがフットボールであり、われわれはドロウで、ふたつのとてもとてもプアなゴールを喫した。それが、PLでなにか与えれば罰せられるという理由なのだ。そしてそれが今日のわれわれだった。

(昨シーズンのようにフルイドになるには時間がかかる?……)

今シーズンと昨シーズンのフラム戦をくらべるとしたら、われわれは昨シーズンよりも10倍はいい。すくなくとも10倍だ。われわれは、昨シーズンよりももっとよくなっている。昨シーズンは最後に2-1で勝った。今日は2-2ドロウ。

(ジンチェンコをプレイさせたかった?……)

それは違う。アレックスは4.5ヶ月離脱していた。

(ヴィエラのインパクトと、ジェズースはまだ早いと思う?……)

われわれがつぎつぎにチャンスをつくっていたので、わたしは(GJを入れる)必要性を感じなかった。最後に彼を入れようと決めたのは、彼は手術のあと数日しかトレイニングセッションを行っていなかったから。だが、わたしはサブにはとても満足している。

ファビオについてもとてもうれしい。なぜなら彼は今シーズンここまでプレイしておらず、そういう選手が決意と前向きさをチームにもたらすのを観ることができた。なかなかないものだから、とてもよかった。彼にとってもよかったと思う。

(ハヴァーツのパフォーマンスについて……)

彼が後ろ向きにプレイしたとき、彼はターンすることができたかもしれない。だが、それは一部であり、全員に要求しているのは前向きにプレイすることで、ファイナルサードでインパクトを起こすこと。なぜなら、勝たねばならなかったのだから。だが勝てなかった。

(ハヴァーツがサポーターたちの信頼を勝ち取れると思う?……)

イエス。そう思う。わたしが思うに、彼はすでにとてもいいことをやっているし、今日は彼にとってはタフな時間もあった。彼は何度かかなりいいエリアに侵入しているのに、ボールが来なかったりした。彼はたくさんの状況があった。

今シーズンの彼はもう多くのゴールを取っているべきだったろうし、欠いているものはそれだ。

(エンケティアのパフォーマンス……)

グレイト。彼はいま本物の脅威になっているように観える。彼は調子がいいし、自信に満ちていると思う。それは、わたしがセカンドハーフに彼を入れると伝えてすぐに観られた。目のなかに炎があり、ゴールを狙っていた。彼のフィニッシュのアクションはトップだ。

(エンケティアを外すのは難しかった?……)

すべての選手が外すのは難しい。ベンチを観れば、まだプレイしていない選手がたくさんいる。しかし、この2週間でまったく違うシナリオになるだろうし、われわれはそこに備えている。

(われわれがロンドンクラブに無敗をつづけている件……)

今日はどうでもいい。わたしは、チームがあれだけやって試合に勝てなかったことにがっかりしている。われわれが3ポインツじゃないなんて、すごいことだ。しかし、わたしは自分たち自身のことも観る必要があるとも思う。そこにはポジティヴもある。なぜなら、今日はふたつのチープな失点をしてしまったり、ボックスではもっとうまくやるべきだったというだけだから。

以上

エディ・エンケティアの試合後コメント「ぼくはいまチームにかなり貢献している」

G1。ゴールだけでなく、ほかにもDFを背負ったホールアッププレイやライン間での仕事など、9として理想的パフォーマンスを披露した。AFCオフィシャルサイトより。

エンケティア:ぼくらは部分部分はよかったから、もっとうまくやれたはず。ふたつのスロッピーなゴールを与えてしまった。あれはこのレヴェルではやってはいけいない。

結果にもがっかりしている。勝ちたかったし、ファンのサポートもプッシュもあったから。ぼくらはリードを奪ったのだから、フットボールではこうしたことも起きると学ばねばならない。来週は力強く戻るし、できれば3ポインツを取りたい。

プレイしていない選手はみんながっかりしているが、ぼくはいいフォームだし、チームを助けられていると思う。こうしたことは起きるが、マネジャーの決断を尊重する必要がある。そして、チームが必要としたときのために準備しておく。

ぼくは今日ハーフタイムで呼ばれて、チームを助けることができたが、3ポインツ取れなかったのががっかり。

(ゴールについて)ぼくはただDFのあいだのポジションを気にしていて、ちょっとのスペイスがあったから備えていた。ファビオには、ああいうタイプのボールを出すクオリティがあるから、彼のグレイトなクロスになって、ぼくもいいフィニッシュができた。

(チームへの貢献)個人として、ぼくはいまチームにかなり貢献している。どの試合でもゴールに向かっている。ぼくはもっとやろうとしているし、進歩しようとしている。このチームともっと試合に勝ちたい。このまま進歩をつづけていき、今日のミステイクから学び、来週には強くなって戻ってくる。

(来週のマンU)ぼくらは一週間ハードにやっていこうと決意した。エミレーツではファンも応援しに戻ってくれるだろうから、来週ぼくらは正しいことをして、3ポインツを取る。

トロサールにスターティングスポットを譲ってベンチからインパクト。こんな試合でも、エディには格好のショウケイスになったのは皮肉だった。ことばの端々に自信が感じられる。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

8 Comments on “【マッチレビュー】23/24 EPL アーセナル vs フラム(26/Aug/2023)10人相手に痛恨のドロウ。このチームはなにかがおかしい?

  1. オンザボールの面で確かにハヴァーツは連携に苦しんではいるけれども、ライスとトーマスのポジショニングでの連携の方がより深刻な気がします。コンダクターの役割をウーデゴールとハヴァーツが多少肩代わりしなくてはいけないせいで全体が後ろに重くなり、ファイナルサードに達するまでがノロい。左右への揺さぶりもスムーズではない。という問題は開幕節からあったのだから、アルテタがそれを未だにイマイチ把握してなさそうなことにはそこまで楽観的ではいられないと思う。右可変を左可変にすれば今ある問題はすべて解決ということではないはず。

  2. 強豪には流石に3-6-1ではなく、コミュニティシールドのアンカーパーティ、インサイドライスでしょう。
    ビッグガビもスタメンでお願いします。

  3. ライスをジャカの位置にするだけでいい気がするんだけどなー

  4. 皆さん感じてる事は一緒で昨シーズンのシステムにしないと両翼が活きないですねぇ
    ハヴァーツは時間かかりますなこれは。かかっても適応できるかも不明。ビエイラと一緒
    思いっきり変えるのではなく昨シーズンからの上積みのが強いと思います

  5. ナイテタさんが仰ってる事に100%同意です。ライスとトーマスのところは本当に早急に調整が必要だと思います。
    そもそも、ライス個人をアンカーとして見ても、昨年トーマスがやっていた時と比べて、まだまだ準備不足だと考えてます。
    オンザボールの時に時々鋭い縦パスがあるのはメリットですが、それは相手が完全に戻っている状態で、サイドに揺さぶりを十分に掛ける事が出来ている状態でこそ一番効果が得られる事だと思います。

    ハヴァーツは今のチーム状態だとスケープゴートになりやすいので、あまり悪く言いたくは無いのですが、フラム戦に関しては正直コンディションがよさそうには見えませんでした。前を向いてプレイさせてあげたらもっと輝く選手だと思うので、そのためにもビルドアップのところでもっとスピーディーになると良いのですが、、。

    ビッグガビは移籍が内定してるのでしょうか、、?正直今の一番の不安はそこです。

  6. マルティネッリのパフォーマンスがイマイチかなと思います。ワンパターンというか正直すぎると言うか。

  7. ビッグガビも、ロウも、パーティも、ネルソンも、トミーも
    来年の今ごろは、いないんじゃないかと不安になってきましたよ。

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