試合結果予想
BBC Sport (Chris Sutton’s prediction) 1-2
Sky Sports (Jones Knows) 1-0
WhoScored.com 0-3
この3者で、今シーズン初のアーセナルの敗け予想をしたのは、やはりSky SportsのMr.逆張り。フースコなんかは、逆にこれまでのグディソン・パークでの結果なぞ考慮もしないみたいな結果予想をしている。
Chris Sutton:ショーン・ダイチが、またミケル・アルテタを相手にやれるか?
さらなる勝利はそりゃでかいだろうが、エヴァトンには大きすぎる要求だ。もし彼らがグディソン・パークでうまくやっていたとしても。
わたしはエヴァトンはゴールできるとは思うし、アーセナルはベストじゃないかもしれない。だがそれでも彼らが勝つ道を見つけるだろう。
Jones Knows:グディソン・パーク要素が働いたとしても、アーセナルの機が熟しているように観える。そこには、素晴らしく古いグラウンドならではの独特の雰囲気がある。それは、この試合がどうなるかの可能性を検討したときにはたしかに要素になる。
日曜の4:30、あるいは月曜夜のグディソン・パークでは、エヴァトンは17試合無敗をやっている。19試合の結果ではエヴァトンは11勝して、そのなかには不利だと思われていた2012のマンUや2019のチェルシー、2021のアーセナルが含まれる。
試合のみどころ
近年のグディソン・パーク要素というのを考慮しなければ、フースコが予想しているように、いまのアーセナルならアウェイであっても3-0くらいの結果予想が妥当に思える。本来PLのトップチームとボトムチームでそれくらいの実力差はあるだろうし、なくてはならない。
だが、実際6年も勝てていない場所というのは、結果に影響を及ぼす大きな要素になりうる。
もちろんこの6年間というのは、アーセナルがCLを逃しつづけていた時期でもあり、チームの低迷期とぴったり重なる部分もある。だが、この2シーズンはどうか。ここでも勝てなかったのはいけない。とくに去年。リーグで2位フィニッシュしたチームがあんなふうに敗けるとは。
あの試合は、ショーン・ダイチのMFに3人のDMを並べるような奇策で、アルテタのチームに戦術的に競り勝ったという印象が強かった。エヴァトン(ダイチ)とアーセナルの試合は単純なフィジカルバトルについてフォーカスされがちだが、今回は戦術的なバトルにも注目すべきだろうと思う。
きっとアルテタは、前回のエヴァトン戦のクリップをMTGルームで選手たちに観せているんじゃないか。
ロングボールには最高のターゲットであるMr.ホールドアッププレイのDCLがフィットしているというので、アーセナルがチームとしてロングボールにどう対処するか。ハイプレス・ハイライン。サリバやガブリエルというアーセナルのDFとの個人同士のバトルも。
それと、今回もアーセナルがボールを支配する時間はかなりあると予想されるが(前回のグディソン・パークではアーセナルの71%ポゼッション)、彼らの守備ブロックをどう崩すか。今シーズンのアーセナルが3-1-6(3-1-3-3)のようにプレイしている(いた)のは、基本的に相手の深いブロック守備に対応するためだと云われていた。今回はどうなるか。
ところで、アーセナルの戦術的な話題としては、最近とある戦術ブログで「アーセナルは意図的にミドフィールドを空けている」という話があり、戦術の話には疎いわしにはそれがとても興味深かった。
たとえばCM(ライス)がCBのポジションに入ったり、RB(パーティ)が中央にインヴァートするかと思いきや右のタッチラインでプレイしていたり。云われてみれば、たしかにそんな感じもあった。あれはなんなのか。この試合でもそういうことをやるのかどうかチェックしたい。
Arsenal were much better than Manchester United a few weeks ago. They were also much bigger.
The average height of United’s outfielders? 5ft 9in.
The average height of Arsenal’s outfielders? Over 6ft.
This is the strongest #AFC team in decades. https://t.co/gxgZcIysda
— Sam Dean (@SamJDean) September 15, 2023
あとは、とはいえ、ここ数年アーセナルが意識的にフィジカリティある選手を補強してきたチームだという観点は当然あり、今回ショーン・ダイチのチームにフィジカルバトルで負けなくなっているかどうかは、試合の最大のみどころのひとつではある。ライスはもちろん、ハヴァーツにも注目したい。それが、もっともてきめんに現れるのがセットピース。彼らのようなチーム相手にヘッダーからゴールをぶち込めれば最高である。
「アーセナルがついにフィジカルバトルを克服」。試合後はそういう見出しがみたいものだ。ぼくがトミヤスのスタートを期待してしまうのもそういう理由からである。
試合のキックオフは日本時間9月18日(月)0:30。日曜の深夜。
楽しみだなあ。
COYG!