ルートン・タウンについて
“luton town logo”で検索すると、いろんなロゴが出てくるな…… いかにもストーリーがありそうなロゴマーク。カンカン帽。「ころがりしカンカン帽を追うごとくふるさとの道駈けて帰らん」寺山修司。
さて、ルートン・タウン。アーセナルからはサンビ・ロコンガがローン中。最近めっきり噂を聞かず。Ross Barkley(30)もいる。
EST 1885ということは、日本だと明治時代。長い歴史はあれど、このような小さなクラブが世界最高リーグまで上り詰めるとは、やっぱりすごいストーリーである。たしか、彼らのノンリーグ時代からずっと在籍している選手もいるとかで、それも今シーズン当初はかなり話題になっていた。
PLでは現在17位と、降格圏を免れている。が、14試合でまだ2勝しかしていない。PL残留が最大のターゲット。
キャパ1万の超狭小ステディアムはフットボール博物館
冒頭にも書いたように、彼らのホームスタジアムKenilworth Roadの客席数は、およそ1万。大宮にあるNack5スタジアムが1.5万(今回は大宮がよく出てくるな笑)だから、とんでもなく小さい。PLの基準とかないんだっけ?
ここのオープンが1905年ということで、もう100年以上利用していることに。さながらフットボール博物館。オールドスクールにもほどがある。
ただ、さすがにイングランドのトップリーグのクラブとしてはキャパ的にも無理がありすぎるため、Power Court Stadiumという場所にホーム移転が決まっていて、現在は建設中。23k人収容。
10月のThe Athleticの記事「Premier League stadium rankings」のスタジアムランキングでKenilworth Roadは19位。体験・雰囲気・場所・意匠などの評価基準のなかでは、アトモスフィアが8位。何もかもが近いので観客のノイズがすごいとのこと。
フォーム
PLの直近6試合は、DLDLWL。
PLのアウェイは3連敗中。ここまでアウェイ9試合では7敗。
彼らが今シーズンに勝ったPLの2試合は、エヴァトン(1-2 A)とパレス(2-1 H)。
チームニュース
Tom Lockyer、Teden Mengi、Alfie Doughty、Dan Potts、Mads Andersen、Reece Burke、Cauley Woodrow、Marvelous Nakambaがアウト。
ケガ人が多い。
アーセナルからローン中のAlbert Sambi Lokongaもアウト。
Head to head
Orbinhoによると、アーセナルはKenilworth Roadの10試合で勝ったことがないそうである(W0 D6 L4)。
Arsenal have won none, drawn six and lost four of the last 10 trips to Kenilworth Road in all competitions.#LUTARS
— Orbinho (@Orbinho) December 4, 2023
アーセナルが最後に彼らとプレイしたのが1991年で、いまのアーセナルのスクワッドではジョルジーニョとセドリック以外まだ誰も生まれていなかったそうな。ジョルジーニョが生後6日。ミケルは9才。
Rob Edwardsの試合前コメント「アルテタと対戦できるのは特権」
ミケルとも親しいというルートンボスの会見コメント。『Sky Sports』より。
エドワーズ:われわれはボールなしでもうまくやらなければならないし、週末よりもっとアグレッシヴにならないと。世界でもベストチームのひとつと対戦するのだ。
(アーセナルについて)彼らは際立っていると思う。新しいGKとライスがくわわり、いくらか戦術的な調整もある。だが、彼らを観れば、非常によくオーガナイズされているし、ちょっとのチャンスしか与えてもらえないだろう。去年よりもっと強くなっている。
彼らはまたライスのようなトッププレイヤーを買って、あらゆる面で強い。彼らは試合をコントロールできるし、セットピースでも強く、クイックで技術力も高い。
難しい試合だが、ほかのチームと同じように彼らにもスペイスがあるだろうから、そこを利用する必要がある。
(アルテタについて)彼はすごいマネジャー。彼といっしょに成長していこうとしているクラブで、はっきりとした進歩がある。彼らは素晴らしく強いチームを築いているので、トロフィにもチャレンジするはず。
わたしも彼がやっていることにはすごく感心している。彼と対戦できるのはとても特権だ。
べた褒めである。憎めなくなってきた。