試合について
ファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
マルティネリ、ジェズース、サカ
ハヴァーツ、ライス、オーデガード
ジンチェンコ、ガブリエル、サリバ、ホワイト
ラヤ
サブは、エンケティア(81 ジェズース)、トロサール(82 マルティネリ)、ネルソン(89 サカ)、ESR(89 ハヴァーツ)、キヴィオール(90 ジンチェンコ)
スターティングは順当。
ちなみにこの11人、アーセナルがPLで連続して同じ11人を使ったのは今シーズン初めてだったらしい。現時点でのベスト11。
ベンチには、レウ・ウォルターズと今回はMLSことマイルズ・ルイスケリーが入った。
今回のセレクションに関しては、会見のやりとりにもあるように、チーム内で病気がまん延していたようで、ジョルジーニョもそれでアウト。ライスも前日の夜まで具合が悪く、この試合でのプレイが危ぶまれていたという。
だから、そのような状況で、あんなパフォーマンスということで、ファンのあいだでライスのカリスマはよりいっそう高まっている。
アーセナルは、こうして離脱している選手は決して少なくはないのだけど、不幸中の幸いはレギュラースターターがなんとかサヴァイヴしていること。いまだにベストな11人を選べる。そこは、かなり助かっている。
ただ、それでギリギリのスクワッドという事実を隠せるわけでもない。CMはパーティ、ジョルジーニョ、エルネニーがアウトという事態で、いま仮にライスに問題が出たりすると、この先はポジションのコンヴァートでしか対応できない。サリバが6で覚醒してしまったりして。
つぎのリヴァプールまで時間があいてよかった。パーティが戻ってくるかも。
マッチスタッツ
『BBC Sport』より。
ポゼッションはほぼ互角。だが、ショッツやSoTといった攻撃方面では、ホームチームがアウェイチームを圧倒した。コーナーは10 v 1である。どちらが積極的に攻めたかは一目瞭然。
ブライトンは、最初のショットが63分。81分のビッグチャンス以外、ほとんどなにもできなかったみたいなものだろう。
De Zerbiの下、彼らがPLの49試合で前半ショッツゼロは初めてのことだったらしい。
今回のスタッツデータで、個人的にもっとも興味深く観ているのがパスアキュラシーで、パスの成功率はなんと90% v 90%。こんなことってある? ここはあまり注目されていないみたいだけど、両チームのパス成功率を足して180%というのは、記録的数字なんじゃなかろうか。
奇しくも、ロングボールの成功率(41%)まで同じと来た。
パスが正確なチームでも、よりパスが正確なチームと対戦すれば、自ずと自分たちのパス成功率は下がっていくのがふつうだと思われるが、奇跡的にバランスを保ったかなり珍しい試合だったんじゃないかと思われる。どちらもとてもボールを持ちたいチームで、そこを譲らなかった。
あのハイプレッシングのなかで、バックからボールをつなぎつづけたブライトンもすごいし、アーセナルもあれだけ攻撃にアグレッシヴでチャレンジングでありながらのパスの正確さはお見事。まさにハイレヴェルな、集中力が研ぎ澄まされたパフォーマンスだった。
Understat.comによるxGは、2.77 vs 0.66。
グラフのアーセナルのギザギザっぷりが、90分を通してコンスタントにチャンスをつくりショッツをはなっていたことを示している。
いっぽうのBHAは、ほとんどの時間でゴールに近づいてすらいなかった。
彼らのあの81分のチャンスでゴールが決まってたら発狂してた。でも、そういうのがたまにあるんだよなあ。