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【マッチプレビュー】23/24 UCL FCポルト vs アーセナル(21/Feb/2024)14年ぶりのチャレンジ

お待たせしました。

CLラウンドオブ16。アーセナルはポルトガルのFCポルトと対戦。今回はEstadio do Dragaoでのファーストレグとなる。

これは楽しみな試合だ。アーセナルはもちろん現在絶好調でPL4連勝中の3位、丁々発止のタイトル争いを繰り広げる最中。いっぽうのポルトも国内リーグでは現在3位ながら、リーグのホーム試合では今シーズン11試合で1敗しかしていないチーム。UCLの常連としても知られる。

CLでの対戦といえば、奇しくもアーセナルが最後にクウォーターファイナルに進んだCL2009-10のラスト16の相手が彼らだったという。これはいい予感?

ポルトといえば、ファビオ・ヴィエラがいたクラブでもあり、ちょうどこの試合でケガから復帰する彼にとっては感慨深い試合になる。

また、ハヴァーツとジョルジーニョにとってここは、チェルシーが20-21CLファイナルをプレイした場所でもあり、ハヴァーツはそのときゴールも決めている。

今日の試合をプレヴューしてゆこう。



アルテタの試合前コメント 「完全なる信念がある」

昨日の夜に行われたミケル・アルテタのプリマッチプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。

(ポルトの強みについてと、ファビオ・ヴィエラの成長……)

アルテタ:わたしはポルトにはとても感心している。マネジャーも彼らの歴史もよく知っている。このコンペティションでは豊富な経験があり、プレイの多くのフェイズでクオリティがある。だから、ヨーロピアンコンペティションではつねに強いのだ。

だから、明日戦うのはとてもタフなチームだ。それと同時にわれわれもとても興奮している。ここにいるのは7年ぶりであり、明日の試合に向けてはエナジー満タンでワクワクしている。

ファビオに関しては、わたしは彼にはとても満足している。だが、彼にはタフな期間でもあった。とくに最後のケガ。ケガをする前の彼には勢いもあったし、パフォーマンスもあったから。それが昨シーズンと同じように彼のリズムを乱していった。しかし、彼は素晴らしいタレントだ。われわれは彼のベストを引き出すつもり。

(Diogo Costaのフォームについて……)

わたしは彼らの選手を評価はしない。しかし、彼はとてもいいのはたしかだ。彼は何年も安定してそのレヴェルにいる。

(ポルトガルのフットボールについて思うこと……)

まずとても情熱的。そこを知る必要がある。グレイトなコーチ、グレイトなアカデミー、間違いなくヨーロッパのベストのひとつであり、だから多くのタレントを生み出しているのは偶然ではない。彼らが多くのリーグでいかに成功しているか。

それは彼らの文化を物語っているし、どうやって彼らが育つのか物語っている。わたしはその大ファンだ。

(このチームがコンペティションのどこまで行けると思う?……)

われわれがここにいる権利を得たことはグレイトなことだ。このテーブルでこのような試合ができるのは7年ぶりで、つぎのステイジへ行けたのは14年も前。

それがチャレンジだ。それがわれわれの目の前にあるものであり、とても興奮するものであり、完全に信じてそれに向かっていく。それは間違いない。

(ペップ・グアルディオラが云うようにR16のファーストレグを過小評価しないことが重要……)

われわれもそれがいかにトリッキーかわかっている。2-3ヶ月このコンペティションから遠ざかっていて、いまこのとてもむずかしいステイジに直面している。すべてのチームがとてもとてもタフ。試合のために準備する時間は少なく、もうボールは転がっている。

とても準備万端である必要がある。なぜなら、どのチームもとても準備されているしとても危険だから。

(このステディアムにおけるカイ・ハヴァーツの記録……)

それは、ここ数日で話していたことだ。おそらくは、彼のキャリアでももっとも大きなハイライトであり、彼にとってもすごいときだった。ジョルジもそうだね。

彼のパフォーマンスについては、この3ヶ月そうだったようにファンタスティックなゴールも決めているし、もしかしたらかつて彼がやってきたことより大きくなっているかもしれない。われわれは、彼には非常に満足している。

(ファビオ・ヴィエラに助言を求める?……)

彼もこの試合に来たかったから、これまでとてもプッシュしてきた。インサイダーがいるということだ。そこでの経験があり、その文化とクラブを生きているから、多くの情報をもたらす。

ヨーロッパでは試合のコンテキストを理解することは非常に重要で、相手がどんなタイプなのか、どんな雰囲気に直面するのか、彼はわれわれにとても重要な情報をもたらすことができる。

(R16の勝ち抜けに対する心理的なブロックがあった?……)

そうだね、Messiとかいうひととも2回ほど対戦してブロックになったし、バイエルン・ミュニックともね(笑い)。

このコンペティションとはそういうものだよ。個人のクオリティもある。

極めて重要なのは、ときにそれがディーテイルの問題になるから。そこで勝ち抜けるか、脱落するか。だから、とても準備がされていなければならないし、チャンスがあるなら選手にはベストでいてもらわなければならない。明日はかならずそれが必要になる。

(このコンペティションでの記録について選手たちに話している?……)

いいえ。それに関することはなにも。彼らは、われわれが7年間このコンペティションにいなかったことは当然知っている。何人かはそのときもここにいたし、どういうものか知っている。そして、彼らは過去に起きたことは(これからとは)無関係だということも知っている。

われわれのチャレンジと野心は、勝ち抜けること、勝ち抜けるにふさわしいパフォーマンスを出すことだ。

(ここまでのCLで学んでいることは?……)

この仕事では毎日のように学んでいる。経験がないのなら、だれかの経験を使おうと努力する。自分の腹のなかで感じていることを再確認する。なぜなら、それがとても重要だから。

いい準備をして、ハードにワークし、正しい選択をするのに必要なすべての詳細をやってきたと確認する。そして、その後にはチームがどう感じているかを感じ、チームが信じていることを感じる。それが試合に勝つためには必要なことなのだ。国内のコンペティションでプレイしているほかのビッグマッチと何も変わらない。

(CLを勝つことがあなたができる最上のこと?……)

間違いなく、それはそのひとつではあるだろう。それが最上かどうかはわからないが、6月1日にロンドンでそのカップを掲げる気分はきっと最高だろう。

それはそこにあるし、念頭にもある。それは夢だ。しかし、その前に多くの稼がねばならない権利がある。明日、われわれの前には大きな障害がある。とても楽しみにしている。

(これはこのチームがどれほどよいか証明するチャンス?……)

それはそのとおり。われわれには経験はないから。それが現実だ。95%の選手は、このコンペティションでプレイしたことはない。彼らはラスト16でプレイしたことは一度もない。わたしもない。だが、われわれには大いに熱意とエナジーがある。自分たちがそこにいるにふさわしいと証明しようという意志がある。

それがわれわれの渇望であり、情熱である。それをもって明日の試合をプレイする。

(選手には自己満足を警告している?……)

このような経験をしたことがない選手もいないのはたしかで、そして対戦する相手は、このコンペティションとゆかりが深いクラブ。だから、そういうことではまったくない。

以上

 

今回は、ビッグガビが会見に同席していた。この流れならヴィエラがふさわしかったように思うけど。。ブラジルもポルトガル語文化圏てことか。

Hayters TVからサマリーは以下。

  • Arteta and Arsenal players: He’s encouraged us. We’re facing a really good team.
  • Porto team: I know a few players but it will be a difficult match with high quality players. We are focusing on ourselves.
  • Brazilian Porto players: Evanilson is a player I’ve met a few times but haven’t followed frequently. He’s a great player.
  • Challenge for UCL and Prem?: Of course. We are in a crucendo. We are focusing on tomorrow’s match. The champions league is a different experience.
  • How big is this game for you?: Me personally it’s a dream to play in the champions league.
  • Difference in Odegaard since his Madrid days?: Odegaard is a brilliant player. He has been helping us a lot and he is a very important player for us and Norway.
  • Relationahip with the fans: I was really happy [on Saturday]. The fans are always there helping us.
  • Pepe: He’s a player with a beautiful history in football. Excited to play him.
  • What are you expecting from Porto: We have increased our shape. We are fit. I’m focus on ourselves, not what Porto will do.

わしはガブリエルの話す英語が聞きたかったんじゃが、英語でやりとりしてくれず残念。彼も、クラブに来たときほとんど英語ができず、それがいまはリーダーグループのひとりにまでなっているということは、そうとう上達しているはずで、確認したかった。

カイ・ハヴァーツの試合前コメント「ポケットでプレイするのが自分に似合う」

『The Standard』のインタヴュー。

ハヴァーツ:ぼくは、このポケットでのポジションが自分にすごく合ってると思う。でも、どこでプレイしようが全力を出すけどね。何度も云っているように、ぼくはどこでだって快適にやれるんだ。ピッチのうえにいるのが好きだし、ぼくはひとつのポジションだけでプレイする選手じゃない。

スウィッチするのも好きだし、フレキシブルになるのも好きだ。そこは自分の強みのひとつだと思っている。でも、ぼくはどこでだってすべてを出す。そこがいちばん大事なところ。

(CLファイナルのおもいで)ぼくにはつねにナイスな思い出がある。またそこでプレイできるのが楽しみだ。そこにはよい思い出があるし、このあともずっとこころのなかにありつづけるだろう。

マーティン・オーデガードの試合前コメント「(不調のとき)ゴールが欠けていた」

『The Standard』のインタヴュー。

オーデガード:もちろんCLは大きい。ぼくらも興奮しているよ。

ぼくらは、どの試合にもただ集中したい。毎試合で進歩していきたい。そしてそれがどうなるか。いまぼくらは調子がいい。この勢いを使って、築いていかなくちゃいけない。

(ゴール)それこそが、ブレイク前の数週間でぼくらが欠いていたものだったのだと思う。ぼくらはかなりクリエイトしたけど、ゴールが取れてなかったから。

でも、この数試合のなかで、ぼくらはゴール前ではずっとブリリアントだった。たくさんの選手がボックスに入り、ボックスでたくさんの状況をつくる。だから、そうだね、ずっとブリリアントだ。

前回の試合(※PLバーンリー)はグレイトなパフォーマンスだった。またいいプレイができた。ぼくらは、これを継続していく必要がある。まだ長い道があり、多くの進歩できる部分もある。

これはマインドセットだと思う。つづけて前進していきたいし、進歩をつづけていきたい。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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