なんというフラストレイションだろう。
失点した時間帯は、ひとり減ったこともありもうかなり押し込まれていて、それは時間の問題という雰囲気だったけど、ぼかあ顔面を両手で覆いましたよ。あまりの失望に瞬間的にそういうマンガちっくなアクションが出てしまった。
さすがにレスターは長いこと3位をキープしていただけあってうまかったし、強かった。でも、この試合はわれらが勝つべき試合でした(渡邉一平風断定口調)。
一方で、ホームとはいえ、あれくらいのクオリティのチームを相手に、われわれが互角以上で戦うことなど久しくできていなかったのも事実で、そう考えるとポジティヴな面も多くある。
望んでいた結果が出せなかった失望と未来への希望が入り混じった複雑な気分であるが、少なくともこの結果に絶望はしていない。アルテタが来る前のことを思い出せば、それだけでもすごい進歩である。
試合を振り返りますか。
Arsenal 1-1 Leicester City: Vardy rescues point for visitors after Aubameyang opener
アルテタの試合後コメンツ「試合を殺すべきだった」
試合直後のボスのコメント。『BBC Sports』より。
アルテタ:2ポインツを失った。この試合はわれわれが勝つに値した。しかし、試合を殺すべきチャンスがあったということ。3-0か4-0で試合は終わっていた。10人で長い時間をプレイせねばならなかった。
わたしは(前半の)レッドカードにならなかった事案には困惑した。レフェリーが決断をしたのだし、それから学ばなければならない。また、それは自分たちのせいなのかということも。わたしがここに来てから10人になるのはこれで4度目だ。それをよく考えなければならない。
試合後のプレス会見。AFCオフィシャルサイトより。※箇条書きで
- (たった1ポイントっす……)試合の長い時間で3ポインツがふさわしかった。100%。しかしこんな相手なら試合を殺さねばならなかった。3-4点取っていれば試合は終わっていたのに、それができなかった。その後には10人になってしまった。しかし今日の選手たちのプレイ、このレヴェルの相手を支配したこと、わたしはそのことにはまったく完全にすっごく満足している。この数日間のプレイしてきた試合の量を考えれば簡単ではなかったのだし。
- (勝つチャンスは十分だった?)そのとおり。相手のGKがよかったということもある。そしてエディのあれ。故意かどうかの議論はできるが、いずれにせよレフェリーが決める。10人になるのはこれでわたしが来てから4度目になると思うが、相手に大きなアドヴァンテッジを与えてしまうので、そこは進歩せねばならない。
- (ヴァーディのチャレンジとエンケティアの事案をどう比較)あのタイプの事故をレヴューすれば、標準的な判定だと云える。しかしあれで試合は完全に変わってしまうのだから、全員が平等でなければならない。もしエディのプレイがレッドカードだというなら、ほかの(事故)もレッドカードだ。
- (サカが12コめのアシストを記録。驚き?)ノー。彼はとてもいいし正確。ファイナルサードでとてもクリアなペクチョが描ける。両足もいいのでこれからたくさんゴールもするだろう。彼はいろいろなロールを学んでいるところでその難しさもあるが、状況をとてもよく読んで脅威になっていた。
- (ヨーロピアンフットボールへのレイス)わからない。一試合づつやらねば。この試合をよく振り返って進歩させる。そしてスパーズでは3ポインツ取る。
- (サリバについてと、彼がセントエチエンヌでファイナルをプレイするか)クラブが対処している。あと数日でわかるはず。彼にはここにいてもらいたいが。選手にとっていい合意が得られることを願う。
- (ダニ・セバーヨスについて)またスーパーブだった。彼とグラニトはとてもいい相互理解を生み出している。トランジションではボールを持ち正しい決断をし、大いにバランスと安定を与えている。ともにすごく進化している。守備では、ダニはプレッシングでとても前進している。インターセプションズの数。それを楽しんでる。
- (セバーヨスに長くいてほしい?)彼にはとても満足している。クラブがレアル・マドリッドとうまいことやらねばならない。いまはとてもいいプレイをしているから大満足。ビッグタレントでまだ成長の余地もある。
- (オバメヤンをセンターで使うことも検討?)イエス。今夜の彼にとり残念ながらまったく違う試合になってしまった。いまあるオプションを見なければならないし、多少は多様性を持たねばならない。エディの(バンの)状況次第。
- (左でプレイしてもオーバはゴールデンブートゥを取れる?)わからない。バランスを失わない範囲でチームの火力を上げていかないと。オーバはあのポジションでキャリアを通してたくさんゴールしている。No.9でプレイできることもわかっているが、チームのバランスはいまのほうが少しいい。
- (オーバはあなたのためならどこでも喜んでプレイする?)人間関係の問題ではないと思う。彼がどういう選手かだ。彼はチームプレイヤーで、どこでもプレイできるし、云えば受け入れる。もちろんいつだって好きなポジションでプレイしたいだろうが。
- (エディのレッドカード)彼は落ち込んでいた。謝罪もしたが、その必要はなかった。わたしは彼がどんなボールにも食らいついていくのを知っているし、それはどのチャレンジにも勝とうとする気持ちがあるから。彼には相手が来ているのが見えておらず、明らかに誰かを傷つけようなんて意図はなかった……。これもプロセスの一部だ。彼らはとても若く、こういった状況から学ばなければならない。もう起こらないことを願う。
- (エディのサポートはオーバとラカに頼る?)そうしてもらいたい。みんなが彼をサポートすると思うし、試合に勝てなかったのはいくつかの理由があり、あれだけではない。トップチームを相手に10人でプレイすれば難しくなるのは当然。そこはチームとして築いていかねばならない。
今回のコメンツでは、大きくふたつのことを云っている。
ひとつは、チャンスを決めて前半のうちに試合を終わらせるべきだったこと。得点すべきところでそうできなかったことを悔やんでいる。10人になった時点で2点以上差があれば、逃げ切れたかもしれない。
もうひとつはもちろん、エンケティアのレッドカード。ボスがそれを受け入れて学習機会にすると認めつつ、同時に不当な(不平等な)判定だったのではないかと考えていることはコメントにもにじんでいる。
勝てるチャンスは十分あったと思えるだけに、まったくもってフラストレイテッド。
でもこの憤懣やるかたない気分は、われわれの理想がすごく高くなっているからでもあるのだよね。リーグ3位のチームにも(※4位に後退したが)、われらは十分戦えるクオリティと競争力を示した。もしここでシーズンが始まるならば(選手の消耗などは抜きにして)、いまのアーセナルならトップ4が現実味のある目標になるのではないだろうか。
いまはプロセスを信じるしかない。
キーラン・ティエニーのコメント「エディはそんな選手じゃない」
小学生のような顔をしてBBC SportsとSky SportsのMOTM。I love you KT!
(結果について……)
KT:ぼくらはうまくやったと思う。全力を尽くした。もちろん失点をしてしまったけれど…… あれは残念だった。でもぼくらはファイトを見せたと思う。
(10人になってからどうプレイした……)
フィットネス、集中、決意、自分たちがチームのためにハングリーになること。このところいい試合をやってきたし、できるだけそれを続けたかった。
(ケガのあとどうやって落ち着いていった……)
イエア。ブレイク以降、だいぶよくなって復帰したし、落ち着いた。ロンドンにも少し慣れたし、ブレイクがよかったんだと思う。よりチームの一員になったと感じているし、ボスもぼくにとてもよくしてくれる。もらっているすべてのチャンスに感謝してる。
(退場……)
ぼくは見ていたけど、完全に事故だったように見えた。もちろんレフェリーみたいにスロウモウションでは見てないけどさ。ぼくにはアクシデンタルに見えたし、エディアは(わざと)そんなことをやる選手じゃないよ。
(この結果がCLへの望みに影響する……)
最近の結果は自信にはなっていたと思う……。無敗を続けたい。失点したあとも10人でがんばったのが重要だ。彼らはずっとボールを持ち続けていて、プレッシャーをかけてきた。ぼくらはそれによく対応した。8分もの追加時間もプレッシャーになったけど、うまくやったと思う。
もちろん勝ちたかったけど、敗けなかったこともうれしい。
いやあ、このひとはずっといいね。それこそ、リスタートしてからずっと。ワン・ビサカの半額だよ?
さて、今回はチームや環境への慣れを語っているが「ロンドンに慣れた」というのがなんだかいい。要するに「ロンドンみたいな大都市」にも少しだけ慣れたと云っている。郊外からやってきた彼の純朴さがわかるというものだ。
以前、アーセナルに来てからは自宅とトレイニンググラウンドを往復する毎日で、ふだんあまり外は出歩かないみたいなことも云っていたので、夜の街とスーパーカーが大好きなスターフットボーラーのなかではいっそう素朴さが引き立つ。こういう選手は愛される。
スーパーのビニル袋の一件といい、フットボーラーとしてはもちろん、好感度でもリーグNo.1を目指してほしい。本人にどんな利益があるのかわからないが(笑い)。
エミ・マルティネスのコメント「受け入れがたい」
またまたビッグセイヴィング。好調をつづけるGK。オフィシャルサイトより。
(結果を受け入れる……)
EM:ぶっちゃけ難しいね。前半と後半の開始20分はわれわれが試合をコントロールしていた。10人になってからはいいチーム相手にほんとうに難しくなった。でも正直なところぼくらが勝つ試合だった。
(オーバのGBチャンス……)
オーバはグレイトなストライカーだから(ジェイミー・ヴァーディを)捕まえられることを願うよ。
(悪天候と試合の量について……)
ロンドンだからそれに慣れないと。いつだって雨だよ。ぼくは雨にはかなり慣れてる。
(CLプレイスにたどり着ける?……)
それが超重要だ。ぼくらの目標。今日の目的は勝利でCLをつかみに行くことだった。でも10人になっては厳しい。でもわれわれは自分たち自身を誇りに思う必要がある。どうやって守ったか。日曜は3ポインツを取りたい。
つづいて試合の内容について。
2ポインツを失った。。
まさにそんな試合でしたね。
バーヨスから始まった先制点の流れは美しかったし、シアン・マッシーちゃんも相変わらず美しかった。
だけに悔しい。
一発レッドのシーンだけ抜き出してみれば妥当とは思える。
ただレフの役割として試合をコントロールする立場ならば、交代で入った選手のワンプレー目でレッドは与える影響が大き過ぎる。
決して荒れた展開では無かったし、ムスティの件での報復でも無かった。
軽率なプレーに対して厳しく注意をするに留めるべきだったのではと思えてならない。
直近のバルサの試合でも同じシーンが見られたが、これをスタンダードにして欲しくは無い。
COYG
スロウインめっちゃ思いました。笑
多忙ゆえホントアーセナルの試合しか観てませんが、ダウンフォームであのクォリティはレスター恐れ入りました。
イヤしかし強くなりました。半年でこんなチームになると思わなかった。
この試合見てると、残り無敗は無理じゃないように見える。
レスターの中盤は結構ゆるかったし、他のチームだってどうなるか分からない。
とにかく全ては自分たち次第なんだ、ポジティブな意味でそう思えるのって最高。
そう思えるチームを作ってくれた、アルテタと選手たちに心から感謝。
試合をコロすチャンスは確かにたくさんありましたね。ラカゼットのチャンスがどれか一つでも入っていれば…。
しかしシュマイケルとヴァーディ、この二人はヤバかった。しっかりした核となる選手がいるチームはやっぱり強い。2人ともビッグクラブからの誘いをけってレスターに残っているとゆうことも、選手やファンから絶体的な信頼があるわけで。
今のおれたちのアーセナルで言えば、本来ならエジル、ジャカ、オバメヤン、ラカゼット、ベジェらがそうあるべきですが、契約問題、もめごと、能力などいろいろな問題があってそうもいかない。
これからはサカ、ウィロック、ネルソン、ティアニー、ガビ、ローたちブリティッシュコアやユース世代がチームの核となってほしいですね。この中からワンクラブマンが出てくれてらうれしい。
ほんとに惜しい試合でした ラカゼット決めてほしかったけど、シュマイケルのシュートへの反応が良すぎましたね もうCLは無理だけど、なんとかEL行きの切符をつかんでほしい 次はモウリーニョTOTか 熱い試合が続きますね COYG
それにしてもエジルなにしてんのか 背中痛腰痛って欠場続きですけど試合に出れないほどの怪我ならしょうがないけど、ただ試合に出たくないだけなんじゃないかと思ってしまう 他の選手が日程厳しい中必至こいて勝とうとしてるのにね 今は3バックじゃないと守れないチームがあいてだから出番無いかもしらんが、ワトフォードやアストンビラ相手では必要になるときがあるだろうしアーセナルの力になるように取り組んでほしい 好きな選手なのでアーセナルのひもみたいになるのは勘弁です 頼むぜエジル
シュマイケルとヴァーディはPLベストイレブン級だと再確認しました。ヴァーディなんて、右から上がってくる高速クロスへの飛び出し、あれはどんな相手でも、5回のうち必ず1回はゴールにいれちゃうでしょ、というぐらい。でも、おれたちのサカとティアニーも、無双状態がすごい。怪我は本当にしてほしくない。個人的にはネルソンがもっとみたいです。エディがいないとなると、オーバとラカのCFローテ、左右にサカ、ペペ、ネルソンも十分破壊力がありそう。ノーロンはスペシャルワンにぐぅ、といわせたい。COYG
エディの退場のショックからなかなか立ち直れなく…
や、まぁ最近のエンケティアの出来に満足してないこと多かったんで、悪い癖出てるというか、ラカが優先されても驚かないくらいではいたんで、ただこの試合におけるダメージは…
今後の試合はエンケティアが出る予定だった時間はオーバCFで、ラカ出てる時はオーバLWGということも出来るしやり繰りは出来ると思う。アルテタもオーバCFに言及してるの見れて少しほっとしました。
色々あるはずなんだけど…何も言えない。
サカ、オーバ、ペペの並びとか見れるのだろうか。