昨日アーセナルのCBガブリエルこと、ガブリエル・マガラエシュ(Gabriel Magalhães)が、クラブとの新契約にサインしたと発表された。長期に渡るクラブへのコミットメントを示した。
Gabriel Magalhaes signs new long-term contract
アーセナルのファンには、うれしい驚きのニュースだ。
現状では彼の残り契約は、そこまで差し迫ったものではなかったので(2025まで)、いまAFCが取り組んでいる選手契約では、もっぱらサカ・マルティネリ・サリバに注目が集まっていたところ。
今回も、ジャーナリストたちのほとんどがこの動きに気づいておらず、藪から棒みたいなお知らせだったようだ。エドゥたちの秘密裏の活動は、だいぶうまくいっている。
ガブリエルがアーセナルFCとの長期契約にサイン!
Here to stay ✍️
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— Arsenal (@Arsenal) October 21, 2022
AFCオフィシャルサイトより。
ガブリエル・マガラエシュが、われわれと長期の新契約にサイン
2020年9月にリールから加入して以来、ガビは、すべてのコンペティションで81試合でプレイし、ファーストチームの極めて重要なひとりになっている。
この24才DFは、印象的なパフォーマンスで成長をつづけており、また偉大なゴール脅威にもなっている。彼は2020年9月のデビューでゴールを決めてから、昨シーズンのPLでは5ゴールしている(※訳注:アーセナルで全9ゴール)。
ブラジルのユース代表であったガビは、2021年11月にはブラジルのシニアスクワッドに初めて招集され、2022ワールドカップの予選においてはサブでプレイの機会はなかった。
ガビは、2017年にティーンエイジャーとしてフランスのリールに移籍するまえ、ブラジルのSanta CatarinaのAvaiでキャリアをスタートした。リールでは、リーグアンのTroyes、クロアチアのDinamo Zagrebでローンを過ごした。2019年2月にリールでデビューを果たすまで、Dinamo Zagrebでは、2017/18シーズンにガブリエルとともに国内のダブルを勝ち取っている。
クラブの全員がガビの新契約を祝福し、彼の今後の貢献を期待している。
クラブのえらいひとたちのコメンツ。
エドゥ:われわれは、ガビとの新契約に合意できたことを大変にうれしく思う。彼は24で、まだ若い選手であり、われわれの未来の一部だ。彼が2020にここに来てからのパフォーマンスはとても力強く、われわれみんなが目撃しているチームのはっきりとした結果にポジティヴなインパクトをもたらしている。
彼はオンでもオフでもとても成長している。彼のピッチでの貢献、それにピッチの外でのコミュニケイション。われわれは、ガビがこれからもクラブの重要な一員として成長をつづけてくれることを期待している。
アルテタ:ガビは、ここへ来てからすごいクオリティを観せている。彼は、非常にワークエシックのある若い選手で、彼の安定した力強いパフォーマンスは、この2シーズンのチームにとって、とても大きなものになっている。
毎日のガビとの取り組みは、喜びだ。彼はクラブの全員とも強い関係を築いている。だから、彼がわれわれと長期契約でコミットしてくれたことを、とてもうれしく思う。
このニュースを伝える『BBC Sports』の、アルテタの追加コメント。
アルテタ:われわれが、セントラルDFを観るとき、パートナーシップを観るとき、ガビは、ウィリアム・サリバをよりよい選手にしていると思うのだ。ウィリーも同じように彼を助けていると思う。
ウィニングチームには、背骨が必要だ。とてもハイレヴェルでプレイできて、クリンシーツをキープできるものたち。われわれは、いまそれがよくやれている。
新契約を喜ぶガブリエル「今日は人生最良の日。アーセナルはぼくのホーム」
本人コメント。AFCオフィシャルサイトより。
ガブリエル:アーセナルとの新契約にサインできてとてもうれしい。こんなビッグクラブと。これはぼくの夢であり、今日は人生最良の日だ。契約を延長できて、マジうれしい。
ステディアムでは、毎試合でサポーターたちがチームの背中を押してくれる。それもぼくがここですごくハッピーな理由。アーセナルはマイホームだ。
これから、ぼくはアーセナルで試合に勝ちたいし、アーセナルでトロフィを取りたい。そして長くここにいる。だって、ここがぼくのホームだから。
New deal. Same passion.
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— Arsenal (@Arsenal) October 21, 2022
やあ、よかったよかった。
ガブリエルの契約条件について
公式には何年までと伝えられていないようだが、『BBC Sports』を始め各メディアが伝えているところによれば、2027年まで。
ここから残り5年だから、彼は実質非売品になった。どうしても彼がほしいクラブは、相応の金を用意していただきたい。
それと、新契約なので当然昇給になっているはずながら、その手のニュースは見かけておらず、いまのところ不明。
ちなみに、ちまたのお給料暴露サイトによると、これまでの彼のサラリーは£50kpw。
彼の現在のチームへの貢献度を考えると、2倍くらいにはなっていてもおかしくない。
アーセナルは、サカに£200kpw~のオファーをしているという説もあるし、マルティネリもサリバも新しい契約では、そうとうな昇給がありそう。
一時、シニア選手の大量退団で下がった給与総額が、ここからかなり増えていきそうな雲行きである。来年は、CLがあるから大丈夫なんだけどな!
ガブリエルがクラブにコミットしてくれて本当によかった
いまチームにいる選手のなかでも、クラブへの愛情や忠誠心というのは、それぞれだろうと思う。
プレイしているとか、していないとか、チーム内での自分の立場もあるし、もっと金がほしいとか、もっと名声がほしいとか、そういったフットボーラーとしての野心もある。
そんななかで、個人的にはガブリエルは、たとえばユヴェントスみたいなメジャーなクラブから熱烈オファーがあったら、けっこう心が揺らいでしまうんじゃないかと思っていた。いや、なんとなくそんな感じがしていたというだけだが。
だから、ここで彼のうれしそうな顔を観るのは、かなりうれしい。契約はあと5年だから、彼がこのあとDFとしてプライムイヤーズを迎えるだろうときまで、まだしばらくはアーセナルに残ることが約束された。
ガブリエルとサリバのCBコンビのこれからも楽しみだ。24才と21才。いまだってすばらしいのに、これからよくなっていくのだから。
よかった。
おまけ
今年のアーセナルの躍進は、あきらかにジェズースやジンチェンコなどの加入がカギだったし、ここ数年しばらくのアーセナルの補強戦略はうまくいっている。ガブリエルもそのひとりだろう。
2020年に彼が22才のとき、リールから買ったときの金額は£23.4で、彼の現在のMVは£34.2m。これは、現在のPLのCBのなかでも11位の金額である。
このPLの高額(高評価)CBリストの顔ぶれを見れば、すでにキャリアのピークを越えた選手もいるし、ここにいるアーセナルの選手たちはもっと上でもおかしくない。いずれそうなるはず。
やっぱり、補強はクラブの命運そのものだなと。そして、これを貼りたくなった。
ウケる。
おわり
彼がアーセナルにきて、3ヶ月くらい連続で Player of the monthをとってましたよね、懐かしい。
あのころからファンフェイバリットな選手だったので、それが伝わったとしたら、嬉しい。
人生最良の日は、僕らファンにとってもだよ、と言いたいよ、ビッグガビ